【本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 1話 アニメ感想】本があれば生きていける!マインとなって転生した活字オタク本須麗乃は本探しの旅へ!本どころか文字も存在しない?

内容をカンタンに説明すると…

  • 香月美夜先生による作品。小説投稿サイト「小説家になろう」で2013年9月から連載投稿され、2017年3月に全5部677話で完結した。
  • 本好きの現代人が死後に生まれ変わった中世ヨーロッパ風のファンタジー世界で、現代知識を駆使して本作りを目指していく。
  • 今回は…本が大好きな女子大生・本須麗乃は本に埋もれて亡くなり、気がつくと別の世界で、病弱な少女・マインとして転生していた。本があれば、どんな環境でも耐えられると思ったマイン。さっそく本がないか家中を探し回るが、どこにも本が見つからない。そこは識字率が低く、本がとても高価な世界だった。

【本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 1話】本のない世界【アニメ感想】

本って何?それはどういうこと?

<マインになる前、私は本須麗乃として別の時代を生きていた。
私は本が好きだった。人類の知識が詰め込まれたあらゆる本を心から愛し、本に囲まれて生きることに幸せを感じていた。それなのに…>

地震で崩れてきた本の下敷きになって…。

(死ぬ間際、私は祈った。神様…生まれ変わっても本が沢山読めますように)

そして暗闇…。

(あつい…苦しい…誰か助けて…)

宙を掴む手。小さな少女がベッドで寝ています。

「ここどこ?これ私の手?私間違いなく死んだよね?それとも死ぬ間際に変な夢でも見てるとか?」

夢じゃないことに気づく。
部屋に入ってきた女性。

(誰だろ、髪が緑色。何?言葉がわからない)

その時

(誰かの記憶が頭に流れ込んで来る)

「マイン?」

(言葉がわかる…)

「マイン大丈夫?気分はどう?」

「…母さん…」

<この瞬間、本須麗乃はマインになった>

転生完了です。

(そして私は悟った。図書館に就職が決まったことを一緒に喜んでくれたお母さんにはもう二度と会えないんだと)

「本さえあればどんな環境にも我慢できる。我慢する」

「マイン、もう起きて大丈夫なの?」

(姉のトゥーリか…)

「ねぇ、トゥーリ本持ってきて。本が読みたいの」
「本って、何?」

夕食の手伝いに行ったトゥーリ。

マインはその間に行動を開始する。

生きがいが見つからない

「今のうちに本を探すんだ」

ホコリの多い部屋や物置
確認できる場所は全て探した。

(家中探したのにどこにも本がない。どうして?)

「もしかしてこの世界の本って…高い?」

(私の知る歴史でも印刷機で大量生産できるようになるまで本は非常に高価なものだった。
上流階級でなければ本を読む機会なんてなかったはず。)

「しょうがない…でも文字はあるよね」

(本がなくても新聞やカレンダーなら…)

なかった……。

買い物から帰ってきた母と姉。

「どうしたのマイン?」
「どこか痛いの?」

「本が無いんだよ~~~。本がほしい。本が読みたい。
それだけなのに。誰に言えばわかってくれるの?」

マインは泣いていました。

そして3日が過ぎ…。

お母さんと市場へ買い物に行くことに。

外に出てみて集合住宅の5階であることを知る。
城壁手前の集合住宅の数が密集しすぎ。

(領主様が居るお城があって城壁に囲まれてるってことはここは一応都会ってことだよね?なのに…)

やはりどこにも文字はなく…。しかし値札の数字を見つけたマイン。喜びも束の間、解体される鶏を見てしまい気分が悪くなってしまいます。

このままでは母が買い物を続行できない。マインは近くの店の店主に声をかけます。

「おばさん、ここで待たせてください。ちょっと具合が悪くて…。迷惑かけないように
じっとしてます」

「あら、小さいのにしっかりしたお嬢さんだね。いいよ、早く買い物終わらせておいで」
「心配なら店の中に入っておると良い。奥の方に入っておればさらっていくやつもおらんだろ」

「おとなしく待ってるから」
「ありがとうございます。すぐに戻ります」

マインには市場は刺激が強すぎるんですね

お貴族様

ここは質屋さんでしょうか。

店主が座ってる近くに厳重に閉じ込められたものが…!

「おじさん!あれはなに!」
「これは本じゃよ。お嬢さんは本を見るのは初めてか?」

「はい」

ようやくですね。

「ねぇおじさん、本を売ってるお店ってどこにあるか知ってる?」
「店?店など無いよ」

「本があるのに本屋がない?」
「本は一冊、一冊書き写すもんだからな。高すぎてそうそう売り物になどならないんじゃよ。
これも借金が返せなくなったお貴族様の質種でまだ売り物じゃない。
こんな高いものを買いたいと思うのはお貴族様くらいじゃな」

(お貴族様め…!)

こうなったら…土下座!!!!!!!

「お願いします、あの本に触らせてください!買えないのはわかりきってるから
触るだけでいいんです。インクの匂いだけでも満喫したいんです!」

「………よくわからんがお嬢さんに触らせるのは危険じゃな」

ですよね…。焦り方が半端ないですもんね。

「待ってください、ちょっと中をパラパラっと見るだけで…」

「駄目じゃ」

帰宅。

(この街には本屋というものは存在しなかった。もしかしたらこの世界に本屋がないのかもしれない。
本屋が存在しないのに本が手に入るわけがない。ならどうする?)

「自分で作るしかないでしょ!」

マインは思わず叫んでいました。

(こうなったら手段は選ばない。絶対に本を手に入れてやる!負けるもんか!)

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自分の好きな職業に就ける直前で死んでしまうとは…
ショックすぎるんですがマインとなった彼女も強い…。
どこまでも活字を追いかけていくんですね。
この環境からどうやってのし上がっていくのか楽しみです。

それにしてもたくましい…。
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