内容をカンタンに説明すると…
- 依頼が増えた霊とか相談所。何でも屋とばかりに謎の依頼も来るように。依頼をこなしていくうちに霊と人間のことについて悩むモブ。
- モブの苦悩を見て思考をめぐらせる霊幻新隆。ただそこで霊として家族で暮らしたいと願う者たちを排除することはできないというモブの気持ちを汲み取る。
- 今回は…上客の依頼で霊能力者が多数集められた。依頼内容は娘の悪霊を退治してほしいということだった。娘に憑いている悪霊の正体は何十年も前に死んだ霊能力者の最上啓示。彼の力は凄まじすぎてモブにもかなわないことがわかり…。
【モブサイコ100Ⅱ 4話】中身~悪霊~【アニメ感想】
金持ちの依頼
「よく集まって下さいました先生方。私は皆さんが本物の霊能力者であることに疑いを持っておりません」
すごい豪邸です。どっかの財閥の方か?
「私の娘、浅桐みのり14歳です。マジックミラーなので向こうからは見えません」
依頼は娘について。
「最初は私も信じてなかったんですよ…霊など。しかしいくら心理カウンセラーや精神治療の権威にあたってみた所でまるで効果はない。彼女の中には悪霊が入ってしまったのです。先生方にはそれを退治していただきたい。
金に糸目はつけません!救ってくれた者には特別な報酬を用意する!」
お父さんも必死です。顔の表情がやばい娘さん。
(精神的疾患を初対面の素人がケアするのは厳しい…ここで俺ができるのはあくまで霊能者としてだけ)
じゃんけんで霊幻がトップバッターに。霊幻にみのりは父親の仕打ちを淡々と告げ(ほんとかどうかわからないが)そのせいで部屋の外では完全に父親悪者扱いになってました。
「ちょっと反抗期もあったかもしれないけどここまでするなんて異常よ!」
「私は正常だ!馬鹿げてる!悪魔が娘に嘘を言わせてるんだ!」
「私…ずっとこのまま出られないのかな…ねぇ…霊能者さん。これ外してくれない?痛くてしょうがないの」
「お父さんに聞いてみるよ」
そう言って霊幻は部屋を後に。部屋の外で繰り広げられてた父親非難に対し、
「お前ら依頼人に何言ってんだ。ありゃタチが悪いぞ。間違いなくクロだ。子供と会話してる気がしなかった。あの子に騙された奴は帰った方がいい。まんまと取り込まれるぜ。一人称がコロコロ変わったりパパと言ったりお父さんと言ったり。それと俺はただ話をしただけなのに彼女は俺を霊能者と言った。
つまりこっちの会話が筒抜け…」
スゴい観察力の霊幻…。その時部屋のガラスが粉々に。
「化けの皮が剥がれるのが早かったな」
「見破られたのならもういい。私をこの娘から追い出してみろ!」
マジでやばいのに取り憑かれてたんですね娘さん。
声がMAOさんから石田彰さんに変わってしまいましたよ。これはもう強キャラ…。
エクボ因縁の正体判明
「誰か娘を助けてやってくれ!とにかくあの悪魔を追い出してくれれば報酬は惜しまん!」
お父さん本当に必死です。いろんな除霊あるんですね~…思わず笑ってしまうような内容のものも。
「どうしたエクボ?えらく怯えてんな」
「まだ間に合う…この案件から手を引け!」
「お前らも名前ぐらいは知ってるだろ!最上啓示!」
「知らない」
モブ即答。
「最上…この商売を始めるときに参考にした一人だ。とっくに死んでたけど」
霊幻は知ってたようです。
「40年前の話だ…最上啓示。霊視・口寄せなどの能力を生かし人々を救う善良な霊能力者として各種メディアから引っ張りだこだった。
だが国民が見ていたのはあくまでタレントの最上啓示だ。奴はある時を境にぱったりと表舞台から姿を消した。
最上には裏の顔があった。独自の呪術による暗殺だ!生者と死者。それぞれの最後に関わる日常が当たり前になることで奴は壊れていった」
そんなときまだまだ力を持ってたエクボが彼に除霊されそうになったそうで。最上は悪霊を自分に取り込んでいて死して完全体になろうとしていたのです。
「復讐だ。自分だけは安全だと思ってる連中にわからせてやる。恨みとはどういうものかを。それは他人を利用することのリスクだ。お前はその糧になる」
悪霊を吸い込みすぎたせいでエクボの全ては吸い取れずエクボはぎりぎり生き延びたということですね。
「ありゃ本人だよ!世紀の霊能力者最上啓示!その成れの果てだ」
ジャンケンの順番はちゃんと守る霊能者達律儀。
「みのり。もうやめなさい。パパが一緒にいてやるから」
お父さん本当に…(涙)直後にその娘によって腹に穴開けられてしまいました…。
いや実際には最上に、ですね。
「人が死ぬなんて聞いてないぞ!」
一斉に逃げ出す霊能力者達。逃がさんとする最上
「とんでもない有様だな…モブ。肩は温まってるか?」
「はい…全然温まってないけどやるしかないのはわかります」
宿主の体をも痛めつけようとする最上。
「モブより強いってのか…?」
「はい…」
「奴はなっていたんだ…望み通り最強の悪霊に!まぁ…死んで成仏できなかったら改めてよろしくな」
絶望のエクボ。
助けるために
「そっか…みのりさんの中に入って内側から悪霊を追い出せば…」
「アホか!生身の人間がどうやって他人の中に入るんだよ!」
「幽体離脱だよ」
「成程な…だがその間お前の肉体は無防備になるぜ。それに幽体になった所で侵入を拒絶してくるぞ~」
「でもやるしかないんだ。エクボ。少しの間憑依して僕の体を守ってくれないかな?」
エクボ信用されてますね…。霊幻はモブを見ながら
(ちょっと変わったかこいつ?いや…自分を変えようとしてるのか?)
無事にモブの目論見は成功。
精神世界での対峙。
「ようこそ。自我は残っているのか?侵入に失敗していたら幽体ごと消滅していたぞ」
「ここから出て行ってください」
「対話をしにきたんじゃないだろう?」
「はい。でもあまりに人間っぽいので」
「ここは精神世界だからな。姿形も思考が反映される」
「私は最上啓示。元霊能者だ。勝負しようじゃないか」
バトル開始、最上は通常の服装に対しモブは裸体なんですよね…。
「ところで少年よ…霊能力や超能力がどこから湧いて出るか知ってるか…?感情だよ…全ては感情が生むものだ」
踏み潰され粉々になるモブ。
「君はもう超能力を使えない。さっきも君のイメージする力を計ってみたんだ。
大したものだ。多くの感情が波打ってる。しかし自ら利用される側に落ち着いている。
まだわからないのか?罠に嵌ったことが。私はわざと君を受け入れたんだ。
ではここで問題だ。幸せに暮らしている人間と苦しみに踠いてる人間、どちらの方が強い感情が育つと思う?
正解は後者。より強いのは負の感情だ。ストレスを抱え込んでる者ほど内に秘めたエネルギーは濃い。
その点を踏まえれば君は今よりもっと強く変わることができる。
世界の見方を少し変えるだけでな。協力してやろうか?」
布団で目覚めたモブ。夢であり夢でない?
《影山茂夫。ここでは普通の中学生だ。君の記憶を少し操作し超能力も使えなくしてある
視点が違えば世界は別物だ。その上で超能力の使えない君を観察させてもらおう》
この

霊幻先生のいつもの調子だからのほほんと構えていたら…ええ??なんか急に石田彰氏に変わったしすごく強い悪霊が……。
いつも面白いのですがあまりの怖さに画面に釘付けでした。
テレビから消えた霊能力者、闇を抱え過ぎですね。
今までモブが圧倒的だったのでそれを上回るものとどう戦っていくのか
次回が楽しみでもあり恐くもあり…。いやほんと怖いなぁ…。