前回のあらすじ

内容をカンタンに説明すると…
- 呼び込みのディランの婚約者を捜して、ワトソンとメアリは見るからに怪しげな団体・VTYで潜入調査を開始する。そこ見たのは詐欺行為と薬物テロ計画の存在だった!
- テロ計画は未然に阻止され、事件は一応の終息を迎えた。しかし主犯の一色が服毒自殺を図り死亡。シャーロックは事件の背後に蠢く違和感の存在を拭いきれない様子で…?
- とあるキャバ嬢が殺人容疑で逮捕された。彼女は探偵長屋のミッシェルの娘だと言う。何を思ったか真犯人捜索に協力する意思を見せたシャーロック。ミッシェルは娘の無実を証明すべく奮闘する!
【歌舞伎町シャーロック 16話 アニメ感想】ミッシェルとあほぼん
ミッシェルの異変

「いつもありがとうございます!」
「いやいや、私があげたいだけだから…」
ミッシェルはとあるキャバ嬢に入れ込んでいました。
と言ってもいやらしい雰囲気は無い。まるで娘を見守っているような…
「あれってミッシェルさん!?」
なぜここにワトソンとシャーロックが居るのかも謎ですが!
「死因は感電、どの被害者も口から甘い匂い…奇妙」
あ、事件の捜査ですね。
「味が薄いなぁ…。ここのところスリなんかの子悪党が殺される事件が立て続けに起きている…」
「きも!!」
北海道フェアの珍味に謎のサプリ?を振りかけて食すシャーロックです。キャバ嬢もドン引きだよ!
「ミッシェルさん。あんまりガチにならないほうが良いですよ~。あの人、エリカちゃんの本命彼氏なんです」
「ぶふっ!彼!?」
「お前地味だから稼ぎが悪いよな~」
「うん。ごめんね~」
彼氏ことタカシのク〇男臭半端ないけど大丈夫でしょうか(;´Д`)
ハリー・エバンズ「あんあんあ~い!あんあんあ~い!あんあんあんあんあんあんあ~い!」
ワトソン「あ、あの人!ウエストでも有名な金持ちだよ!」
花江さんまた変な役してる(笑)

「おばあちゃまの教えにはこうある!目立たない者にも敬意をはらいなさい、とね!だからこの店で一番地味な君を指名したんだ!」
「あ、ありがとうございます…」
ハリーはエリカを指名します。理由が超失礼なんですが!!
「ぼくちんは亡くなったおばあちゃまが本当に大好きでね。おばあちゃまの教えに従って生きてるんだ!この指輪だっておばあちゃまからもらったんだ~!世界に二つとない貴重なものだよ!」
嘘みたいにどデカい宝石をはめ込んだ指輪です。手より大きい!
タカシはそれを見てにやりと笑います。
「ウエストの大地主、ハリー・エバンズさんですよ!」
「あほぼんって呼んでますけど」
あほなボンボンの略かな?
「今日は帰るわ…」
今日のミッシェルの目的はもう達成されたのでした。
「? あんたら何でここに」
「ミッシェルさん…そんなに落ち込まないでください!世の中には素敵な女性がいっぱいいます!」
「!? 何言ってんだ!」
「良いんです!良いんです!飲み明かしましょう!話は聞きますから!」
店を出るたミッシェルをワトソンとシャーロックが待ち構えていました。
親切が空回りしておせっかいになってるワトソン(笑)彼のこういうとこ好きです(笑)
そのキャバ嬢は…
「ちょっとミッシェル大変よ!見てこれ!」
ハドソン夫人が見せてきたのは殺人事件のニュースです。殺害されたのはタカシで、エリカが殺人容疑で逮捕されたといいます。
「何!??」
「この子、あんたの…」
ミッシェルはパイプキャットを飛び出していきました。
「その事件!私の担当じゃないんですよ!それに部外者に情報を漏らすわけにはっ!」
「部外者だと!?あの子は!エリカは私の一人娘なんだー!!」
ミッシェルはそう言ってレストレイド警部を締め上げます。
やっぱり娘さんだった。
「おい。その話、詳しく聞かせろ」
シャーロックが食いついてきました。
「あれはもう15年も前になりますか。私はイースト署のデカだった」

「あの頃は結婚していて5歳になる娘が居ました。本当にかわいかった…。それがギャンブルにはまり込んで、借金の棒引きと引き換えに捜査情報を漏らしたりし初めましてね。そんなやくざとの付き合いのせいで恨みを買って、ある時、家族が狙われたんです」
犯人は返り討ちにしましたが、幼いエリカに傷を負わせてしまいます。
数年ぶりにキャバ嬢を見かけて娘だと気づけたのは、その時にできた傷があったから…。
「警察は懲戒免職。妻は娘を連れて出ていきました。もう二度と娘には関わらない。そう決めていたんだが…。私に父親を名乗る資格はない。でもあの子の無実は証明してやりたいんです…!」
「殺された男の死体を見せろ」
「?」
「エリカちゃんだったんですねぇ!あんなに大きくなってぇぇぇ!!」
レストレイド警部落ち着いて(笑)
「事件に興味がわいただけだ。お前を助けるわけじゃない」
「…気色悪い」
シャーロックの言葉は半分嘘で半分本当だったのか?照れ隠しなのか?
ミッシェルもそれに気づいたようです。
エリカのために、レストレイド警部も一肌脱いでくれました。
「”風呂から上がったら血の付いた包丁が落ちていて思わず拾った。リビングではタカシが死んでおり、呆然としていたところに警察がやって来た”」
エリカの供述です。
警察が駆けつけたタイミングがどうにも…。真犯人が通報したのでしょうか?
「担当刑事はエリカちゃんが地上のもつれから彼を殺した線が濃厚だとみているようです」

「犯人はあほぼんだよ。まずはコイツを見ておくれ。スタンガンの後さね。おそらくブスリといかれる前にバチバチっとやられたんだろうよ」
タカシの検死を終えたシャーロックは言いました。
「そしてその時——。こいつはね、あほぼんの指輪だよ。あれを握っているところに電気が通ったせいでこんなやけどを負っちまったのさ」
タカシの手のひらには、悪趣味な指輪の金属痕が残っていました。
「案外あっさり蹴りが付いた!」「とはならないのが辛い所さね。奴はウエストの有力者だ。警察もおいそれと踏み込めねぇ…」「じゃあもうあほぼんから指輪を盗んでこねぇと」「そうさね。それに奴には効かなきゃならないことが…。おい?」
ふとシャーロックはミッシェルが居ないことに気づきます。
「先輩なら行っちゃいましたよ?」
「あのバカ!」
考えるより先に体が動いていました。娘の無実を証明するために!!
ハドソン「これ!モリアーティが居る刑務所じゃない!?心配だわ…!」
またも物騒なニュースが…。脱獄した凶悪犯罪者は11名。中にはアルバートの姿も!!
「おい助手。いつまで寝ているつもりだ」
シャーロックがワトソンを起こしに来ました。起こし方雑(笑)
お仕置きよ!
深夜。ミッシェルはハリーの屋敷に忍び込みます。
「大方デカいドーベルマンでも飼ってるんだろうが、こいつで気をそらした隙に……ぎぃやぁぁあぁぁぁぁッ!!?」
番犬に急所を噛みつかれて終わった…!と思いきやそこに居たのは柴犬!あら可愛い~*´▽`*)
その後も数々のトラップを潜り抜け、さながらルパン三世のようです(笑)
「あとはここだけ」
ついに目的の部屋を発見!中央部には悪趣味な指輪がありました。しかし最後、赤外線センサーが張り巡らされた道を進まねばなりません。
(いつもそうだ…。ああしていればよかった。こうしなければよかった。もっと遊んでやればよかった。ちゃんと傍に居てやれば…。だから今度だけは。いや、今回こそは。)待ってろエリカ!!…ああああ!しまった!」
「あんあんあい!あんあんあい!あんあんあんあんあんあんあ~い!」
ハリーが現れた!登場の仕方腹立つな(笑)
「そこまでだよ~!君もこれで立派な悪党だね~!最初からバレバレだったよ!決定的な証拠を押さえるために泳がせてただけ!ぼくちん賢い!」
「あのタカシって男をやったのアンタなんだろう!?」
「うんその通り!おばあちゃまの教えで一番大切な物はね。悪党は懲らしめなければならない!」
おばあちゃま七箇条。素敵な事ばかり書いてあるのに解釈違いでこうも変わるか。
ちなみに7番目は「筋肉は裏切らない」です!!
「教えに従ってお仕置きしたんだよ」
昨晩、ホワイトローズを出たところでタカシに声を掛けられたハリーはしかしイカサマポーカーでおばあちゃまの指輪を奪われてしまいます。
その後、札束を手にタカシの自宅を訪問。指輪を買い戻すふりをして…
「お・し・お・き・完了☆」
どっかで見たことあるポーズだ!
「さて、きみも僕ちんの家に忍び込んで指輪を盗むなんて相当な悪党だよね~?お仕置きしちゃおう!よし、やるよ!天国で見ててねおばあちゃま!」
縄で縛られ身動きのとれないミッシェルに、スタンガンを持ったハリーが迫ります。その時でした。
「ちゃんと見てるよハリー坊や。立派になったねぇ。おばあちゃまは嬉しいよ」
「おばあちゃま!?」
「死んでるんじゃなかったの!?」
蘇ったおばあちゃまは少し背が高くなっています。あっ…(
「お前がちゃんと私の教えを守っているか心配でね。そういえば坊や、昨日はなんでお仕置きの仕方を変えたんだい」
「! あんた…」
ミッシェルはおばあちゃまの正体に気づきます。
「ごめんなさい。そうなんだ、実は」
お仕置きをした後もタカシは死んでいませんでした。おばあちゃまの教えに取りつかれたハリーは胸部を包丁で刺します。
『こんなことしたら、めっ、だよ!分かればよろしい!反省できたいい子にはこれをあげましょう。おばあちゃまはね、僕ちんを叱った後いつも飴ちゃんをくれたんだよ。今度こそお仕置き完了☆』
狂気ですね…。
おばあちゃま「やはりな…。最近、歌舞伎町でスリなんかのお仕置きをしているのも坊やかい?被害者たちの口の中には溶け残った飴。死因は強力なスタンガンによる感電死。お前がタカシにしたお仕置きを同じだ。最も奴は握った指輪から電流が逃げたせいで死にきれなかったようだがね」
ハリー「うん!僕がやった!あいつらみんな僕ちんの指輪を狙ってきた悪党なんだ!それが目的だも~ん!ウエストじゃなかなか悪党に出会えなかったんだもん!」
ミッシェル「つまりアンタは指輪を餌にして悪党を引き付けては殺して回ってたって事」
どっちも悪党ですよ!
「おばあちゃま、褒めて褒めて!」
「お前は本当に自慢の孫だよ。ご褒美に頭をパンパン…じゃなくてポンポンしてあげよう。さぁおいで」
「わ~い!」
おばあちゃまは孫に往復ビンタします。呆然とするハリーから奪い取ったスタンガン。その電圧を緩めて彼を気絶させました。

「お・し・お・き・完了☆」
絵面がキツイ(笑)
ミッシェル「あれっ、ちょっ!ほどいて!もしもし!?」
仕事を終えたシャーロックは一人帰っていきました。
やっぱり残る違和感。奴が帰ってきた!
「いや~、君があんな人助けをするなんて!僕も役に立ててよかったよ」
ワトソンのナイスアシストでシャーロックはおばあちゃまになりきれたのでした。
「事件に興味があっただけだ」
「はいはい」
シャーロックは最近の事件に何かのつながりを感じている?
ハリーは逮捕されたにも関らず無実を訴えます。
ワトソン「彼、ちょっと変わってるけどいい人だって評判だったんだよ。慈善活動にも熱心で刑務所にもしょっしゅう慰問に行ったりしてたんだって」
何者かにマインドコントロールされている?
刑務所の慰問は脱獄事件と何か関係があるのかな?
ワトソン「そういえばいいのかな。エリカさん、自分を助けるためにミッシェルさんが頑張ったこと、知らないままなんだよね…」

シャーロック「良いも悪いもない。それがあいつの願いだ」
その雄姿を見た柴犬は分かっていたのかもしれない!新しい家族ができました!
「私、セバスチャンモランは引き続き皆様の生活を支え続けてまいります!」
選挙も2週間後に控え過熱するなか。
「ごめんなさいね、まだ営業時間前なのよ」
「酷いなぁ。俺の事忘れちゃったの?」
「あぁちょっと、アンタ!?」
パイプキャットに現れた謎の男はハドソン夫人が止めるのも気にせず店の中に入っていきます。

「僕、ジェームズ・モリアーティって言います。みんな、ただいま」
モリアーティも脱獄してたのか~~!!

まさか脱獄して帰ってくるとは思いませんでした(笑)ひとまずお帰りなさい!彼が刑務所内で得た情報とシャーロックの推理を合わせれば新しい事実が見えてくるか?アルバートの脱獄も協調されていたのが不穏だな…。
12話でミッシェルが言っていた「娘が殺された無念」「無念を晴らしたことの何が親不孝なんだ」は彼自身にも娘が居るフラグだったんですね。
過去の過ちは正せなくても、今の自分にできる事をして娘を助けようと奮闘する姿は確かに父でした。自分の苦労をひけらかさないのも格好良かった。
しかし今回の事件も後味が悪いと言うか。個性的なキャラは元からだろうけどハリーがなぜあそこまで豹変したのか気になります。