「オレは貴様たちを戦士に鍛え上げる」ジャマルやカイラたち子供兵にそう告げた男の言葉は時を経ず現実のものとなった。ザーヒルの教えのもとエグゾフレームの真の使い方を学んだ少年少女たちは戦場となった都市を自由時代に機動。「戦士」となった少年たちはザーヒルを真似てドクロのエンブレムを自らの機体に描くようになる。
2020.02.05
世界の紛争地域に置いてエグゾフレームは当たり前のように使われるようになっていた。銃よりも安く手に入り誰でも簡単に操縦できる。そんな特性の一番の犠牲になったのは幼い少年少女達だった。行き場のない子どもたちにエグゾフレームを与え、捨て駒にする…そんな光景が世界中の戦場で繰り広げられていた。
2020.01.29
2017年、エグゾフレームの驚異が日に日に高まる一方で世界各国は有効な対策を打ち出せずにいた。その空白を埋めるかのように台頭してきたのがエグゾフレームによって武装した現代の傭兵、民間軍事会社(PMC)だった。
2020.01.22
2016年、各地の武装勢力やテロリストがエグゾフレームの利用を始め各国政府もその軍事的可能性に気づきつつあったがザンクトガレン協定の存在が、正規軍での採用を阻んでいた。その例外がインド陸軍だった。陸上自衛隊所属の三谷島黎と名乗る男が視察のための交換将校として訪れる。
2020.01.15
エグゾフレームと石灰岩による「通商」を開始してから約1年。先進諸国は自国の産業保護などを目的としてその利用を規制する協定を批准したのに対し、発展途上国においてはその低廉性と汎用性から急速な勢いで普及していた。
2020.01.08
2014年、突如、月周回軌道上に現れた異星人・ペドラーは、地球人類に「通商」を呼びかける。1,000キログラムの石灰岩と引き換えに彼らが提供したのは、意識制御型汎用作業ロボット・エグゾフレームだった。
2020.01.02