前回のあらすじ
内容をカンタンに説明すると…
- スイード王国に到着したアルティメットマジシャンズはその圧倒的な力を持って次々と魔人を討伐していく。中でもシンの実力が凄まじく、ローレンスは驚愕するばかりだった。
- 事態を重く見たゼストはミリアを投入する。さらに騒ぎを嗅ぎつけたシュトロームまでもがスイード王国上空に現れて…!?
- 今回は…魔人が撤退しスイード王国の戦いは終わった。シュトロームの意図が掴めない中、オーグは各国連合による共同戦線を提案。一度行った場所にしか開けない移動魔法のゲートの必要性を実感したシンは旅に出ることを決意して…!?
【賢者の孫 12話 アニメ感想】そして、世界へ…
戦いの行方
「簡単逃げられると思うなよ」
撤退を始める魔人たち。シンはそれを妨害します。
「はあああああああああっ!!!」
強烈なビームで魔人たちを跡形もなく消し去りました。
相変わらず異次元の強さだ( ̄▽ ̄;)
一方、ミリアと交戦中のアルティメットマジシャンズは、これまでの魔神とは比べ物にならないその強さに追い詰められます。
「よくもやってくれたな!!」
シン、ナイスタイミングで到着です!!仲間を傷つけられ、起こっています。
(こいつがシン=ウォルフォード…!そろそろ引き時かしら)
ローレンスの加勢を得てミリアは爆発魔法を発動。辺り一帯に衝撃が走るほどの攻撃。
シンやオーグの防御魔法により死者は出ませんでしたが…。
「みんな、良かった。無事だった。ごめん、魔人を逃がしてしまった…」
「ううん。私こそ」
「シン、あの女の魔人は…」
「かなりの強さだった」
「しかし、この襲撃に何の意味が?シュトロームの意図が読めん」
「少なくとも奴の姿はなかった。もしいたらこの程度で済んじゃいないよ」
上空に居るんだよなぁ…( ̄▽ ̄;)
戦いは幕を閉じました。
シュトロームが参戦していないにも関わらず、スイード王国は甚大な被害を被った、とシンは思います。
しかしローレンス達もまたアルティメットマジシャンズの、特にシンの実力を見誤っていた、と悔います。
「勇んで攻め入り返り討ち。尻尾を巻いて撤退とは、滑稽ですねぇ」
撤退する仲間の姿を見下ろしながらそう言うシュトローム。
「帝国を滅ぼししばらく退屈でいたが。シン=ウォルフォード君。君がいると少しはそれを忘れられそうだね」
復讐のためではなく娯楽のために戦いを始めようとしているのでしょうか…。
自分に出来ることを
場所は変わって救護場を訪れたシンとオーグ。
シシリーは奥の部屋で瀕死のけが人を治療していました。
「ごめんなさい…私ではもう。手の施しようが」
「そんな!」
「治癒魔法も万能ではないんです…!」
悔し涙をにじませるシシリー。突如服を脱ぎ始めます。
「この服には自動治癒魔法が付与されています…これを着せれば!!」
「シシリー!」
「シン君!?」
「いくら付与された魔法でもこの傷は直せない」
「そんな…!この人は、もう…」
「大丈夫。彼は俺が助けるよ」
シンはけが人に寄り添います。
(本当によく生きている。シシリーの治癒魔法が功を奏したか。全体にじゃない。一つ一つ…)
シシリーとは比べ物にならない高度な治癒魔法を扱っていることが見て取れます。
(シン、お前は一体どれほどの…やはり叶わんな)
物陰からその様子を見ていたオーグも思わずそんな感想を抱く程。
実戦もチートなのに治癒までチートって…( ̄▽ ̄;)
シンの治療によりけが人は一命を取り留めました。というかおそらく、ほぼ回復しました。
「シシリー?」
「シン君はやっぱりすごいです。私にはとても真似できません」
「そんなことは」
シンに頼って助けられてばかりの自分が情けない、と言うシシリー。
シンの魔法を見せられれば「自分は無力だ」と錯覚するのも無理ないです。
「あの人が助かったのはシシリーのおかげだし」
シシリーの治癒魔法がなければシンが到着する前にけが人は死んでいました。
「何人ものけが人を治療したじゃないか」
「でも!!」
「ほら、見て」
気づけばシシリーの前に回復したけが人たちが集まっていました。みんなは命の恩人を「聖女」と呼び感謝を口にします。動揺するシシリーかわいい(笑)
「この人たちを助けたのは紛れもなく君だよ。よく頑張ったね」
次の段階へ
スイード国王に今回の事件内容を報告するオーグ。
しかし未だ腑に落ちない点がありました。
「帝国を陥落させたシュトロームがなぜ意味もなく魔人を送り込んできたのか。この襲撃は揺動かと思いましたがほかで何か起きたという報告もありません。彼はかつてシュトロームを追い詰めたことがあります。やつにとってシンは脅威であるはず。今回も我々アールスハイド、シンの介入を予測できなかったとは考えにくい。正直、意図が読めないのです。魔人達の中で何が起こっているのか」
ゼストはシュトロームの新たな目的を作るため
ローレンスは賢者の孫の実力を見定めるため
ミリアは魔人の撤退を遂行するため
でいいのかな?
全容を把握できないシンたちとしては警戒を緩めるわけにはいきません。
そこでオーグは各国連合による共同戦線を提案。もちろんアールスハイド王国も参加します。
「確かに、一国で抱えるには大きすぎる問題…。分かりました。協議しましょう」
「ありがとうございます。近日中に各国首脳会議を考えています。決まり次第ご連絡します」
ちゃんと考えてたオーグ!既に賢王の片鱗が!
「オーグ。俺、後悔してることがあるんだ。もしゲートができてれば、もっと犠牲は少なくて済んだんじゃないかって」
多くの視聴者が思ったであろうそこにツッコミます。
しかし、ゲートは一度行った場所にしか開けません。
シン「頼みがある」
オーグ「偶然だな。私もお前に頼みたいと思っていたことがある」
「一緒に世界を旅しよう!!」
そうきたか――(゚∀゚)――!!
そしてアールスハイド王国に帰還したアルティメットマジシャンズ。
国王に報告を終えたオーグは、その立場から交渉の席に着きやすいとして「他国との交渉役」を名乗り出ます。国王も了承しました。
「分かっておる。この旅にはお前も行かねばならぬじゃろう」
「世界を見ておいで」
「ありがとう!」
シンもマーリンとメリダの許可を得ます。
「でしたら私たちもご一緒しますわ」
「です!」
なぜかエリーとメイも同行することに(笑)
「では父上。アルティメットマジシャンズ、行って参ります!」
まさかの旅立ち展開!ワクワクしますね!
「だから忠告したじゃないですか。シン=ウォルフォードくんには手を出さないほうがいいと」
「とんだ醜態を晒してしまいました…」
「いいえ、十分楽しめましたよ。欲を言えばもう少し盛り上がってほいかったですけどねぇ」
「!!!」
場所は帝国。
穏やかなシュトロームですがその笑顔は蠢く何かを感じさせます。
思わず脂汗をかくゼスト、ローレンス、メリダ。
(主の新たな目的となりうる存在に感謝すべきか、それとも手を打つべきか。どちらにせよあの規格外の強さ、無視できんな)
「ところでミリアさん。例の実験はどうです?」
「ま、まだはっきりとは。もう少し検証する必要があるかと」
「そうですか。また報告を待っていますよ」
ミリアは下腹部を押さえます。
(そう、その結果で我々の未来が決まるのですから)
旅が始まる!!
アルティメットマジシャンズは王国を旅立ちます!
「行ってきます!」
浮遊魔法で見た目も豪華に出発!!
エリーだけは浮遊魔法が使えないので、オーグに文字通りお姫様抱っこしてもらってます。
「…アウグスト様、シンさんと出会われてから楽しそうですわね」
「エリー!また妙な疑いを」
┌(┌^o^)┐!?
「違います。最初からシンさんはシシリーさんにしか興味がないことは分かっていますわ」
「そう、なのか?ではなぜいつも」
「いつも一緒にいるシンさんが羨ましくて。ちょっとおふたりを困らせて差し上げようかと…」
「ごめんなさい」
エリーかわいいよーッッッ!!!!(* ̄ii ̄)
これには思わずオーグも赤面。貴重だ!
「シン君!」
「うん!さぁ、行こう!」
イチャコラカップル2組を先頭に、アルティメットマジシャンズの旅が始まります!
そしてシンが居なくなった賢者邸では。
「行ってしまったのぅ…」
「騒がしいのが急にいなくなったせいで落ち着かないねぇ」
「そうじゃのぅ。考えてみればこうしてお主と二人きりになるのも久しぶりじゃのぅ」
「よしてくれ気持ち悪い。でもまぁ、確かにそうだねぇ」
「…」
「…」
なんだかよさげな雰囲気だぞ!!復縁を切り出してもおかしくない…
と思ったその時でした。
「全く!寄り道なんてしてるから!宿お手配ができてないってどういうことよ!?」
「しょうがないだろ~、この人数だし!」
「初日から無理してもしょうがあるまい」
移動魔法のゲートが開き、シンたちがゾロゾロと入ってきます。
帰ってきた(笑)
シシリー「マーリンおじい様、メリダおばあ様、夜分に失礼します」
シン「てなわけでみんな停めていい?」
メリダ「あんた達!!しっかりおし―――――ッッッ!!!!」
改めて痛感するゲートの便利さ…。旅に出るのも必然でした。
今のところシュトロームがシンと戦う理由は無い気もするのですが、単に暇つぶしのために争いを撒き散らすのだとすれば…。完全に堕ちたな。
そして腹を押さえていたミリア。あの反応から察するに魔人化した個体が子供を産めるのか、みたいな実験をやってるのかと思ったけどどうなんでしょうね?
旅の行方が気になる!シンたちの戦いはこれからだ!2期待ってます!!