内容をカンタンに説明すると…
- ロッド・レイスをどうやって倒すか。住民を囮にした総攻撃が始まった。いつものエルヴィンの博打的な作戦は成功するのか。
- ヒストリアは自らの決着をつけるため前線へ。自分の父を倒した姿を世に知らしめたヒストリアは無事に市民の信頼を得たようだった。
- 今回は…死にかけているケニー・アッカーマンを見つけたリヴァイ。ウーリ・レイスとの過去が語られる。ヒストリアは戴冠式を済ませ、正式に女王となった。
【進撃の巨人 Season3 47話】友人【アニメ感想】
ケニーの過去
「ケニー・アッカーマンを発見しました!」
リヴァイの元に知らせが。
ケニー・アッカーマンの過去がクローズアップ。
ロッドの弟、跡継ぎになったウーリと対峙するケニー。
「察するに彼はアッカーマン家の末裔…ではなかろうか。であれば…私に刃を向ける理由は彼自身にある」
「あぁぁクソッ!!許してくれよぉ~!あんたホンモンの王様なんだろぉ~!」
ケニーの命乞いです。巨人化したウーリは強かった。
(圧倒的な強者を前にした俺は脆かった。なんせ文字通り握り潰されるのは初めてだし暴力がすべてだった俺はその支えを失っちまったんだ)
恐怖の前ではそんなのどうでもよくなりますよね。
「我々がアッカーマン一族にもたらした迫害の歴史を考えれば君の恨みはもっともだ…だが私は今…死ぬわけにはいかないんだ。どうか許してくれ。こんな小さな壁の中にさえ楽園を築けなかった愚かな私を…」
(あれほどの力を持った王が下賤を相手に首を垂れやがる。巨人にも度肝を抜かれたがそれ以上に自分の中の何かが大きく揺らいだのを感じた)
(俺はその場で「力になりたい」と伝えウーリは頷いた)
妹に会いに来たケニー。ベッドの上で息絶えていました。近くにはガリガリにやせ細った男の子が。
「おいおい勘弁してくれよ。わからねぇのか?名前は?」
「リヴァイ。ただのリヴァイ」
「俺はケニー…ただのケニーだ。クシェルとは知り合いだった…よろしくな」
知り合いと伝えたケニー。
(こいつを見殺しにできるほど人を捨ててねぇが親に代われるほどできた人間じゃねぇ。俺が教えられることは多くねぇが…まずはナイフの握り方)
(要はこの地下街で生き延びる術を教えたまでだ)
ウーリと対等に話をするケニー。
『ケニー…この世界はそう遠くない未来必ず滅ぶ。そのわずかな人類の黄昏に私は楽園を築き上げたいのだ』
(ロッドの娘も人々の愛がどうしたとか平和がどうのこうのとか似たようなことをほざいている。どうしてお前はそんな暇なことを言ってられる?お前に力があって余裕があるからか?)
宮仕えになったケニーは団長を任されることに。
『俺はケニー・アッカーマン。切り裂きケニーとかいうダセェ呼ばれ方もしたな。おめぇらみてぇな憲兵のエリートの喉を飽きるほど掻っ切ったりしてきた罰なんだが…』
『構いません。壁が破壊されて2年…巨人の相手は諦めて人間と残された領土を巡り争い合う。それが我々の存在意義ですね?』
あの金髪の美女隊員さんですね!
(神にも等しい力だ。それを手にした奴はみんな慈悲深くなっちまうらしい…こんなクソ野郎でもそうなっちまうのか?知りてぇ…一体どんな気分なんだ?そこから一体どんな景色が見える?なぁ…?ウーリ)
ケニーはウーリを知りたかったんですね。別に王になりたいわけじゃなくて、ウーリと対等な景色が見たかったんですね。
突如知る事実
「俺は…死にたくねぇし力が欲しかった…でも…そうか…今なら奴のやったこと…わかる気がする…俺が…見てきた奴等…みんなそうだった…酒だったり女だったり神様だったりもする…一族…王様…夢…子供…力、みんな何かに酔っ払ってねぇとやってられなかったんだな…みんな…何かの奴隷だった…あいつでさえも…お前は何だ…?英雄か…!」
リヴァイに問うケニー。
「ケニー!知っていることをすべて話せ!初代王はなぜ人類の存続を望まない!?」
「知らねぇよ…だが…俺らアッカーマンが…対立した理由は…それだ…」
「俺の姓もアッカーマンらしいな?あんた本当は…母さんの何だ?」
「ハッ…馬鹿が…ただの…兄貴だ…」
ケニーが叔父さんだった事をここで初めて知るリヴァイ。
ケニーはロッドからくすねた巨人化注射セットをリヴァイに託して死んでいきました。
戴冠式では女王のローブを纏ったヒストリアがいました。
「あんな小さな体で我々を巨人から救ったのか…」
「影の王である父親の暴走を自らの手で鎮められたのだ!」
「ヒストリア女王ー!」
『私が巨人にとどめを刺したことにしてください!そうすればこの壁の求心力となって情勢は固まるはずです!』
民衆の心への掴みはバッチリです。
女王も一人の少女
ミカサにけしかけられていたことを実行に移すヒストリア。リヴァイにパンチを食らわそうというものです。皆も煽って楽しそう。
女王パンチ!!が炸裂しました。弱いパンチですが。
「あははは!どうだー!私は女王様だぞー!?文句があれば…」
「ふふ…お前ら。ありがとうな」
リヴァイのデレが珍しいんですがそれ以前にこのシチュエーションで言われるとリヴァイさんがただのドMなんですが。
獣の巨人、ついに中身が出てきました。
あれ?エレンのお父さんに似てませんか??????
記憶が消せないところにも秘密がありそうですよね。
死ぬ間際で親族だったことを明かされるリヴァイの表情が印象的でした。
そしてヒストリア達に対する「ありがとう」も。確実に何かが雪解けているような気がします。
ヒストリア、見事に女王っぽくて素敵でした!
彼女の親族はもうひとりもいないってことですよね…。