前回のあらすじ

内容をカンタンに説明すると…
- 夏休みを利用して草摩の別荘へやって来た透たちは海を満喫する!透の両親について触れる燈路。人には土足で踏み入ってはいけない領域があると諭す杞紗。直後から透の様子がおかしくなってしまう。
- 透の元気がない事に唯一気付く夾。紫呉を訪ねた鈴の目的とは?帽子の男の子の正体は由希だった。
- 燈路の母親の妊娠が分かり、お祝いにスイカ割り大会をした透たち。紫呉も遅れて合流するが、しかし慊人も別荘の離れにやって来ていた。
【フルーツバスケット 2期 7話 アニメ感想】スイカ割り大会を始めるのよーっ
燈路くんおめでとう!
「母さん妊娠したんだって」
「えっ!?」
「おめでとう燈路ちゃん!名前考えないとね!」
「きっと燈路さんに似た可愛らしい赤ちゃんがお産まれになりますよ!」
※燈路の子供ではない
ともあれおめでとうございます!
「紫呉のおじちゃんいつ来たの?」
「ついさっきですよ」
気付けば居る。
「というかむしろ水着萌え?冗談だってばー」
燈路は杞紗の手を引いてその場を立ち去るのでした。紫呉おじちゃんに近づけたくない(笑)
「時に透くん、みんなは?」
「買い物に出かけていますよ」
「ふーん。じゃあ本当に、二人きりになっちゃったんだね。せっかくだから…この隙にデートでもしちゃいます?」
「え!?」
「な~んて言ってみたりしちゃってね」

「だめだよ先生、大人なんだから我慢しなくちゃ」
買い物組帰ってきました。
由希と夾の圧が(笑)
「でも絶対、物の怪憑きの子供は生まれないからママを悲しませたりなんかしないね!」
「十二支はもう全員生まれてきてるから、俺たちが生きてる間は大丈夫」
何だか切ない…。
燈路の母は、自分の子が物の怪憑きでも気にしなかったそうですが。
ふと十二支の親の事が気になった透。
「すいか割り大会を始めるのよー!燈路のママに赤ちゃんが出来たことを祝してー!」
「なんかショボイ祝い方」
「ていうかこんな祝い方されても嬉しくないって誰か気付いてくれない?」
せっかくなので!(;´∀`)
潑春「スイカを割ったようなアニキになれ」
燈路「意味わかんないんだけど…」
手刀で(笑)
「私も頑張ってお祝いに割って見せます!」
「!?」
「これでも一度やったことがありますし、あの時も本当に楽しかったですよ!特にお母…」
『あんたって本当、お母さんお母さんだよね』
「お、おか…おかっぴきが!!」
「「おかっぴき?」」
急な江戸感(笑)
(もしや私は今まで無神経なほどお母さんのことを口にしていたのでは?皆さんのご両親の事を何も知らないでいながら私は皆さんの事をたくさん傷つけてしまったのでは!?)
内心大混乱の透。
燈路「やっぱ言った事気にしてるし…」
夾「……」

透「とにかくもです!燈路さんの子供を祝して――!」
夾「馬鹿!やめろ!」
透「ていやーっ!」
撃沈しました。
天然組の暴走と燈路のツッコミがさく裂。楽しいスイカ割りでした。
楽しい思い出
(毎日のように慊人がすべてを否定しに来る。真っ暗な部屋で真っ暗な話を聞く)

(暗い部屋で思い描いていたもの。欲しかったもの)
それは由希が今まさに見ている光景だったのかもしれません。。
お昼寝組にブランケットをかける透ちゃんが聖母にしか見えない。
そこへやって来たのは夾でした。
「お前、やっぱり燈路に何か言われただろう。そういうの気になる」
気 に な る
透は思い切って、夾の両親の事を聞いてみました。
「実の父親とは絶縁状態みたいなもんだ。何年も顔を合わせてない。母親はじ…。事故で死んだ。昔の話だ」
本当の事、自殺とは言えなかった…。自分より透を気遣ってしまう。
「なるほどな、なんとなくわかった下らねぇ。今更何気にしてんだ。お前と俺らの母親とは関係ないだろう。そういうこと気にされる方が俺はムカつく」
「え、あぁっ…」
「母親とすいか割りしたことあるのか」
「は、はい。小さいころ。私はなかなか当てられなくて、お母さんは植木鉢を壊してしまって、怒られてしまったので部屋の中で再会したら今度はお母さん、お父さんを破壊してしまって」
おっちょこちょいとかいうレベルじゃない(笑)
「最後はスイカを割って食べて。楽し……」
「楽しかった?」

「――はいっ!楽しかったです!」
透が楽しそうだと夾も心から嬉しそうにしちゃってもう(ア”ァ”ァ”_:(´ཀ`」 ∠):_←
「いい加減人に迷惑をかける生き方を改めろ」
「ワァオ!はーさん~~」
はとりが来ていました。という事は…(;´Д`)
「慊人にいらんことを吹き込んでおいて。悪ふざけもほどほどにしないと開けるぞ腹」
「何のこと~~(棒)。で、来たの?」
「だから俺がいる」
「お気にのはーさん連れてきたのね」
「俺だけじゃない」
一方、散歩をしていた由希の前に紅野が現れます。
「どうしてここに…」
紅野の視線の先には慊人が。予期せぬ再会に由希は…。
「お前、もう少し由希や夾、本田君のことも考えてやれ。無理やりかき乱そうとするのはよせ、歪みを生むぞ」
「これ以上僕ら、歪む物なんてないだろう?ならいっそかき乱してもらわなきゃ、望む物は得られない」
ブラックな紫呉さん良いですね!
彼が望む物とは何なのでしょうか。
仲間外れは…
慊人「やぁ由希、相変わらずひとりぼっちなの?寂しい子だね」
闘うための試練でした。
紫呉「じゃあ行ってくるね。それほど遅くならないと思うから」
慊人が離れの別荘に来たので十二支のみんなは挨拶へ向かいます。夾は猫なのでいつも通り不参加。
「…わざと水差しに来たとしか思えねーな。そういう奴だ、昔から。あいつは人をあざ笑って楽しんでるんだ」
「………。がっ、がおー!」
「がお!?」
透ちゃん、雰囲気を変えようと…!
「だからと言って私まで沈んでしまってはいけませんよね!」
「よく分からんが落ち着け」
「何かおつくりしましょう、皆さんがお戻りになるころにはお腹が空いているかもですし!夾くんは何か食べたいものありますか?」
「…パンケーキ」
可愛いの大渋滞()

「杞紗、大丈夫?」
「うん…。慊人さん、お姉ちゃんに酷い事、ぶったり、しないよね?それがとても不安なの…」
離れへの道中、杞紗が心配していたのは透の事でした。自分と同じ怖い思い、辛い気持ちになってほしくない。
手をつなぐ二人からは互いへの思いやりを感じます。
紅葉「沈んじゃってる。そうだよね。前触れもなく来たものね。由希も大丈夫かな…」
潑春「自分の心配しろ。お前、慊人に好かれちゃいないんだから」
視聴者「みんな自分の心配をして!!」
「あ~あ。早く終わらせて帰りたいな。早く…帰りたいな」
温かい透のところに。
「しかし紅野君を連れて来たってのは謎だよね。今まで僕らとさえ合わせようとしなかったくせに」
「そばに置いておかないと不安なのかもしれない」
紅野のポジションも特殊なんですかね。慊人が信頼するお気に入りの一人なのは間違いなさそうだけど。
「こんにちは慊人さん、みんなとあいさつに来ましたよ」
紫呉とはとりは先に慊人のもとへ。
慊人は紅野を下がらせます。

「僕さっき、由希に会ったよ。一人ぼっちで歩いていたから話し相手になってあげた」
「優しくしてあげたんですね」
あくまで肯定する紫呉。
由希がもう一人ぼっちでないことを知らないのは慊人だけです。
「当たり前だろう、僕はいつだって由希を想ってるんだから。優しく諭してあげたよ。勘違いするのもいい加減にしたら?って。なんだかひどくショックを受けた顔をしてたから、今頃どこかでしくしく泣いてるんじゃない?それってすごく由希らしいよね…。はっ。はは、あはははははははは!あいつって本当馬鹿!だからさっさと僕のところに帰ってくればいいのに。せっかく僕が必要としてやってるのに。あんなつまらない奴をさ!」
歪んだ愛情。
彼がこうなった理由も気になります…
「確かにその通りですが。そろそろ皆のところへも行って差し上げたらいかがです?」
「あぁ、そうだね。行ってやるか」
「勝手に帰るなよ」と念を押された紫呉ですが。いつも勝手に帰るのか…。
「えーと、怒ってる?」
「いや…。何もできずにいる俺よりはやり方はどうあれ変えようとしてるお前の方がマシかもしれない…」
「何それちょっと!?羽鳥はこんな時僕をピシッと説教するべきだろ!君のそういう態度が一番堪えるって知ってるくせに~~!」
「しらん」
「まぁ、はーさんは優しすぎるだけだよ。そして僕は腹黒いだけ。由希はいつまでも閉じ込められていたままの子供じゃないさ。さて…、一番勘違いしてるお馬鹿さんは誰だろうね?」
慊人は紅葉たちが待つ部屋へ。
「来てくれてありがとう。すっごくうれしいよ。いらっしゃい。みんな。大好き」
愛しさの意味は
(慊人さん、4月にお会いしたきりでしたが、あの時の由希くんは本当に怯えきっていたのです。由希くん、もしやもう会いに行かれたのでしょうか)
帰りが遅いみんなを心配して外へ出た透。由希の事も気になる。
「本田さん?どうしたの、そんなところで」
「由希くん、よかったです会えたです!」
「え…?あ、もしかして迷子?」
由希の事を一番心配していたのですが。
「考え事しながら散歩してたらこんな時間になっちゃった。帰ろうか」
「はい……。(慊人さんにはお会いしてらっしゃらないのでしょうか?)」
由希は慊人が予想した様子でも、透が心配した様子でもありませんでした。
「綺麗ですねー!」
「うん」
綺麗な流れ星。
「本当は、分かっていたのかもしれない。頭の隅で。ふたを開けたらどうなるのか。どうしなくちゃいけないのか、どうしていくべきなのか。それはとても単純な事で、単純だからこそ難しいのかもしれない」
「ありがとう、いつも俺の話を聞いてくれて。ありがとう。俺の弱さをいつも、受け止めてくれて」

(遠い日の思い出を忘れないでいてくれてありがとう。迷子の君を救えたこと、とてもうれしかった。つまらない人間だと教え込まれてきたけどあの日は、あの時は、あの瞬間だけは。必要としてもらえた。それがどれほど嬉しかったかなんて、分からないだろう、知らないだろう。いつだって救われていたのは俺の方だって事、いつだって優しさを、温もりを、嬉しさを分けてくれた。惜しむことなく降り続ける。だから俺は負けない進んでいく、前へ。信じていける。きっと)
あの時の思い出と透の存在が暗闇を生きてきた由希の心を照らしてくれた。
「けれど……」
「どうしてそんな、悲しそうになさるのですか…?」
「それは…君が――。(あの空のようだから)」
透の額に口づけする由希。

(悲しいくらい。君が愛おしいから)

優しさ、愛おしさ、切なさ、愛に溢れた神回でした!特殊EDの余韻が凄いですね(´;ω;`)
由希の「愛しいから」発言で思考停止に追いやられた視聴者も多いはず←
恋愛感情なのか、透がくれる無限の愛に対する親愛なのか。
額へのキスや悲しそうな様子から察するに後者寄りかなと思いましたが、透とお母さんを重ねていたのかもしれない?複雑ですね(語彙力の限界
少なくとも別荘に来た十二支のみんなは透の事が大好きだし、特別な愛情を抱いていると思います。
これまで生意気だった燈路の毒気も少し収まってきてツッコミポジを確立するなど新たな成長も(笑)
慊人のもとを訪れた十二支ですが温度差というかすれ違いが酷かった…。紅葉なんて「早く終わらせて帰りたい」と言ってましたし(;´∀`)
紫呉はこれをどうにかしたいと思っているのかな?
ていうか別荘編になってから夾さんの優しさが爆発してるし傷心透へのフォローが完璧だし。あの二人が醸す雰囲気が好きだ!!