前回のあらすじ

内容をカンタンに説明すると…
- 紫の王国に到着したエコヲとミュウは働きながらジミの情報収集を開始。ジミを知る殿下に会うため、「無敗の女帝」と呼ばれるプレイヤー・ウェンディ―&リサと対決。リベンジマッチで勝利を収める。
- 殿下が明かす10年前の詳細。当時リバチェスタで行われた《フェス》はプロジェクトフリーダムとしてミミナシを殲滅する計画で、それを成功させるためにミミナシ共存派を騙して協力を仰いだという。「僕らは間違っていた。でも遅かった。作戦は動き始めていた。彼を裏切り作戦は失敗した」。ジミはミミナシ共存派のひとりで、ミュウの兄だった。
- 音酔いしたエコヲの体に異変が!?助けを求めてたどり着いたのは目的地・ノームの国だった。かつて人とミミナシが共存していた国で唯一の生き残り・ロズはエコヲのミミナシ化を指摘する。エコヲを助けるべくプレイヤーを辞めると宣言したミュウ。しかしノイバウテン三姉妹の強襲により事態は急展開を迎える!
【LISTENERS リスナーズ 6話 アニメ感想】グッバイ・ブルー・スカイ
エコヲに異変!

「パパ、国中のミミナシが暴れだして!どうしたら…」
「我々は世界に騙された。奴らはミミナシとの共存など望んでいない」
フェスが失敗したその瞬間。
「ロズ、私はいい、お前は逃げるんだ、この国はもう」
「大丈夫だよ!約束したもん、もうちょっとしたらジミが帰ってきて助けてくれるよ!そうしたら全部元通りに」
しかし、ミミナシに襲われたパパはロズの目の前で息絶えるのでした。
「そうだねパパ。壁を作らなきゃ――」
敵を退けるための。
「うわ~何あれ何あれ!あの青いの全部水!?どうなってんの~!」
「落ち着いて!」
「全速前進!飛ばせ~~~!」
初めての海に大はしゃぎのミュウ。
「参ったな。場所は合ってるはずなんだけど」
肝心の島、ノームの国が見つかりません。
「島に続く道すらない…」
「扉だ!あれが島の入り口だよ!」
「? 見当たらないけど……」
ミュウにしか見えてない?
「扉があったとしても肝心の島がないんじゃ意味不明じゃない…」
「もういい!私だけ泳いで――」
言葉を遮るように倒れたエコヲ。
「何!?気を引こうったってそんなの――」

「う、うそ、ちょっと!エコヲ!?死んだりしないよね?!ちょっと!」
これは本当にヤバイやつでは!?
「私のせい?私が乱暴に走ったりしたから??だ、だれか、誰か!」
反応するコアパーツ。すると海の向こう側も呼応するように光ります。
ピラミッド型の何かが動き、島とそれに続く道が現れました。
「絶対助けてあげるから…!」
助けを求めて道を進むミュウ。
人とミミナシの国
「おかしいでしょ、さっきまで昼だったのに。人の気配はない…けど…誰かいる?」
到着した島は別の世界のようでした。
「誰か助けてください、薬とお医者さんを!」
「この子、君の仲間?」
冒頭の少女ロズが少し成長した姿で現れます。
「典型的な音酔いだね」
音酔い?
「プレイヤーのパートナーは良く発症するんだ。結構進行してるみたいだけど…。短い期間で無理させたんでしょう?」
「多分」
「症状を緩和する薬もあるけど、放っておけば収まるよ」
「放っておけばって、でもこんなに苦しんでるのに!」
「そりゃ苦しむさ。だってこの子、人じゃなくなろうとしてるんだから。この子ミミナシになるんだよ」
なん…だと…!?

「プレイヤーの力を間近で浴びた人間は激し高揚感を覚えると同時に精神も揺さぶられる、続ければ精神が肉体から剥離を起こしちゃうんだ。乖離をしようとする精神は肉体にも影響を及ぼし始める。初めはめまい、頭痛、四肢のしびれ。この子、もう楽になるよ。看取ってあげなよ。プレイヤーが最後に沈めるミミナシはパートナーだ、なんて言葉もあるし。その子も本望じゃないかな?」
さっきから凄い事言ってるけど処理が追い付かないんでちょっと待って(;´Д`)本望じゃないよ!
「どうにかならないの、薬があるって言ってたでしょ!」
「ミミナシ化を抑制する薬はあるよ」
「だったらそれを!」
「なんでその必要があるの?別にミミナシになったっていいじゃない。それともこの子が人じゃなくなったら君の敵にでもなるの?」
ロズはミュウを射るような目をしていました。
「ミミナシになんてならなくて済むならそれが一番でしょう!」
「君は勘違いしているんだ。ここは君みたいな輩が足を踏み入れていい場所じゃない。世界からつまはじきにされ忌み嫌われたミミナシが集う空っぽの国、ザ・ウォール」
「あなた一体…?!」
「わたしはこの国の守護者ロズ。この子たちを否定する君たちプレイヤーの他の身なんて聞く道理なんかない。外じゃ知らないけどここじゃ君が一番の外敵だ」
気付けばミミナシに囲まれていました。絶体絶命!?
「看取る気がないなら出て行って。その子はこの国が引き受ける。決して外の騒音に乱されない無情の安寧を約束するよ」
「…こいつは、私の我儘に付き合ってここまでついてきてくれた。文句も言うし喧嘩もするけど置いていけるわけない」
「ふーん?でもプレイヤーの君のいう事は聞かないよ」

「だったら私、ここでプレイヤーを辞める!だからエコヲを助けて」
即答でした。
ジミのこと
「あれ…ここは…」
「エコヲ!!良かった…!」
ようやく目を覚ましました。
「あり得ないよ!ジミも居ないし、君はプレイヤーを辞めるって!?」
「じゃないと薬くれないっていうし…」
「――なんてばかなんだよ君は!音酔いなんかで僕がミミナシになるわけないだろう!」
「でも…。えっ!?そうなの!?」
「理由は分からないけど君はまた騙されたんだよ」
え、あれ嘘だったの?(;´∀`)
ミュウ「なんなのアイツ…なんなのあいつ!?あったまキタ!一発ぶっとばして…」
暴力で解決するスタンス
「僕が取り返してくる。あそこにいる子がそういうタイプなら僕の方がうまくさばけるよ。いざってときは僕もガツンとやってやるさ。任せなって~」
「…何よアイツ。格好つけちゃって」
エコヲにうまく言いくるめられたような気がする。
「へぇ、元気になったんだ」
「まずはお礼を言いに来ました、命を助けていただいてありがとうございます。うかつでした、今まで音酔いの症状も出なかったし。あのまま放っておいたら僕はミュウを襲っていたかもしれない」
エコヲが「騙された」と言ったのはミュウの為についた嘘。ロズが言ったことはやはり本当だったようです。
「フェスの話は聞きました。正直、プレイヤー達がしたことは正しいと思ってません。でもミュウはあなたが思うような子じゃ」
「知ってるよ。あの子うちの子たちを前にしてもイクイップメントに手すら伸ばさなかった。戦うべき時が分かる子なんだ。それにこのコアパーツが反応していた。なんせ…」
「聞かせてくれませんか、ジミの事」
「…別に大した話じゃないし」
かつてこの国では人とミミナシが共存していました。親睦を深めるお祭りをやっていた真っ只中、ジミが現れます。

『ごめんごめん、見とれていたら落ちてしまった!さっきの綺麗なのはなんだい?もう終わっちゃったのかな』
「変な人だなーって思った。ミミナシが空に昇る代わりに、色んな形の風船を空に送るんだ。いつまでもミミナシと一緒に居られますようにって祈りを込めて。子供じみたことをしてたなと思うよ。でもジミは言ってくれたんだ。君たちが一番人間らしいって」
フェスの話が舞い込んできたのはその少し後。始めは警戒していましたが参加国の中に危ない連中も居たそうで、首を横に触れませんでした。
最後は言いくるめられ、ミミナシの研究データをすべて渡してしまいます。そして裏切り。

「パパが作ったこのクレイジーダイヤモンドも、ミミナシをおびき寄せるために使われた。最悪の形でね…。拡散された光のせいでこの国のミミナシもみんなおかしくなっちゃってさ。国をぐちゃぐちゃにして空の彼方に飛んでいて、最後はみんな殺されちゃった」
それを一人で止めようとしたジミは帰って来ませんでした。
「分かってたんだよ。ミミナシが危険だってことも、外の人がミミナシを怖がってたことも。でもさ。全部奪われて良い道理なんてないよ」
青空
ミュウ「しつこいのよあんたら!なんだって付きまとうの!?」
ノイバウテン三姉妹襲来!!
「貴様の胸に輝くそのダダの継承者の証、それこそが唯一の目的…。!?」
「ダダなる証はどこへやった!?」
「えーと、あげちゃった」
逆上する三姉妹。その攻撃からミュウを守ったのはミミナシでした。
「パパ!!」
「ミュウ、大丈夫!?」
「ミミナシが助けてくれて、それにあいつ、パパって…」
「今すぐここから立ち去って。さもないと痛い目じゃすまないことになるよ!」
ロズと共に三姉妹と対峙するミミナシ達。ですが三姉妹が発する音と光を浴びて様子がおかしくなります。
「パパ!?どうして…」
「不思議だわ。だってこの国のミミナシったらフェスの日に一匹残らず殺されちゃったはずだもの」
「それだっていうのにどうしてかしら」
今この国にいるミミナシは死んだ国民の魂。
「だったらこうするのよ!!」
勝機を奪われ、ロズを襲うミミナシ。
「パパ…泣いてるの?ごめんねパパ、私、国もみんなの事も何も守れなかった。ごめんね…」
ロズを助けたのはミュウとエコヲでした。
「なんで」
「あんたの事、助けたいと思ったのよ!あんたが私たちを頼るなら」
「信じてくれるっていうのなら、その思い!全部叩き込んでやる!」
ロズはコアパーツをミュウに手渡します。
「お願い。パパを、この国を助けて!!」
ロズの想いは二人に託されます。
「話すなんて面倒くさい!もっとわかりやすいやり方があるわ!」
口じゃなく拳で語り合え!
「あら姉様」
「いらっしゃーい」
個別にボコられた三姉妹。言ってる場合か!(笑)
「なんちゃら酔いは大丈夫な訳?」
「心配ご無用、死ぬほど貰って来た」
「じゃ、遠慮なくぶち込むわよ」

「トップブースト!!」
ふたりの攻撃はノイバウテン三姉妹を直撃。空の彼方へ消えていきました。
ロケット団みたいな退場すな(笑)
「ふぅ。やっぱ私、青空の方が好きだわ」
「同感」
「国を助けてって言ったつもりだったんだけどな…」
壁を壊してしまいました(;´∀`)
「ていうか!人の事だ増しておいてよくもそんなこと言えるわね!」
「だます?」
「音酔い、だっけ?あんなのじゃミミナシにならないって特区にバレてるんだから!」
「…なるほど。彼らしいや」
エコヲはミュウのために嘘をつきました。
「ジミの行方を追いかけてるんだってね。フェスが終わった後、怪我を負ったジミは護衛隊に輸送されてここへ向かっていた。けれどジミはこの国に着かなかった。途中で連れされれたなら思い当たるところがある」
ロンディ二ウム。フェスの中核を担った軍事大国。ジミを連れ去るとすれば護衛隊を手配した彼らだけです。
「何か手掛かりがつかめるはず。あそこは世界でも指折りの物騒な国だし一筋縄じゃ行かないだろうけど。それでも君たちは行くんだね」
「もちろん!そのためにここまで来たんだから」
「…本当、よく似てるよ」
兄妹そっくり。
「大事に眺めてた果実はいつの間にかつつかれてるものさ。誰かに取られない様にせいぜい気をつけなよ」
「ばっ…!?」

「バカじゃないの!」
照れてる。
「そろそろ行く。じゃあねロズ」
「うん。気を付けて」
ミュウとエコヲが去った後。
ミミナシ「―――――」
ロズ「ん?あそこは治さなくていいのか、って?うーん…。しばらくはいいかな」
ミュウ達が空けた壁穴から青空を眺めるロズ。
「久しぶり」

ミミナシに対する見方が変わる回でした。ジミたちの理想を理解できなかったけど、ロズやノームの国を見せられたら納得してしまうというか。
ミミナシはもともと温厚で、凶暴化するのは拡散された光のせいだったみたいですね。
エコヲにミミナシ化の前兆が現れた時はどうなるかと思った(;´∀`)
彼のためにプレイヤーを辞めると即答したミュウ。2人の絆を感じます。
ノイバウテン三姉妹も見事な退場っぷりでした。ミュウの事チチナシとか言うからだぞ(言ってない
次に目指すはロンディ二ウム。なんだか物騒な国らしいですが…!?