【啄木鳥探偵處 4話 アニメ感想】啄木は正直者で天才で子供!?知人、山岡の悲しい恋の結末!

内容をカンタンに説明すると…

  • 京助が警察に逮捕されてしまった。真相に迫るべくミルクホールに集まった萩原朔太郎と野村胡堂ら友人の文士たちがそれぞれ推理を披露することに。
  • さらに、夏目漱石の紹介でやって来た芥川龍之介も謎解きに参戦するが、どれも決め手にはかける。悩む一同の前に平井太郎と名乗る少年が現れ、一昨日の夜に全ての原因があると語り始める。その見事な推理に驚く文士一同。その推理とは?
  • 今回は…連日新聞を賑わす凌雲閣の幽霊目撃騒動。浅草を仕切る六郎は、啄木に真相究明を依頼する。京助と現場へ向かった啄木は旧友の元新聞記者・山岡と再会。啄木は幽霊騒動に山岡が関わっていると見抜くが、山岡は「ノドノツキ」と言い残して去ってしまう。一方、幽霊を映し出す仕掛けを作った幻燈師・松吉が殺されるという事件が起きる。松吉は2か月前に起きた婦女暴行事件の第一発見者で、被害女性は死の間際に「ノドノツキ」という謎の言葉を遺していたという。

【啄木鳥探偵處 3話 アニメ感想】お滝の死の真相とは!?推理には夏目漱石に芥川龍之介も参加するが?平井太郎が核心に迫る!

2020.04.29

【啄木鳥探偵處 4話】高塔奇譚【アニメ感想】

幽霊騒ぎ

「のどのつき…」

其の言葉を残して女は絶命したシーンから始まりました。

啄木はまた京助からお金を借りてますね…。

京助が辞典を買うために溜めていた金?

「いいんだよ、石川くんに使ってもらえるなら」
「大切に、使わせていただきます」

夜、最近噂の現場に向かう二人

党の上空で幽霊が映っている…?

「あれが…魔塔の幽霊…」

そして石川に近づいてきた者が…

「石川さん、僕です山岡です」

毎朝新聞の記者。

その後飯を一緒にすることに。使う使う。
それある意味京助さんの金ですよね?

「12階の経営者から正体を暴いてほしいという依頼がありましてね」

「実を言うと僕も迷惑してましてね。今の職場が12階の隣なんで」

「え、新聞社はやめてしまったのかい?」

「ええ、9月の末に」
「9月の末…」

 

「石川くん、僕はもう君にお金を貸さない」

大盤振る舞いの啄木を見た京助のセリフ。

翌日…

「凌雲閣の幽霊騒ぎは誰かの策略だと?」

えんこの六郎なるものが啄木のもとに。京助も啄木に同席
六郎は浅草の顔でこの人に目をつけられたら浅草では生きていけない怖い人だという…。

「あの幽霊が芸人たちのしかけたものだとすれば正体を暴くのは案外容易いかもしれませんねぇ
幻燈…とか」

謎を突き詰めていく

ミルクホールにて啄木と京助、そして山岡。

「例の毎朝新聞の記事…書いたのは君でしょ?君が社をやめたのが9月いっぱい、そして連日続いていた幽霊記事も9/30付でぱったり」

「ちょっとまってよ、その後また記事になってるじゃないか」
「ええ、それまでまったく報じることがなかった大手も10/10を境に一斉に報じるようになりました。
これをどう思います?」

「どうってまさか毎朝新聞が嘘の記事を載せるはずもないだろうし」

「そのまさかです、さすがは京助さんだ」

「つまりそれまでは幽霊なぞ出ていなかったのです。だから大手は書きようがなかった。
逆から言えば10/10からは実際に幽霊が出ている。その幽霊を出したのは…山岡くん、あなたですね。
そういえばつい先程六郎さんから連絡がありましてね、小磯松吉という御仁が幻燈師だと教えてくれました」

慌てたように席を外す山岡。その山岡にさらに声をかける啄木

「その爪。爪紅だね。幽霊はその爪紅と関係があるんじゃないのかい?

僕にも話せないのかい?」

「のどの…つき…」

それだけを残して帰っていきました。

明らかなヒント

『僕は…あなたの歌が好きなんです』

3年前そう言って山岡は歌の道を諦め新聞社へ勤務へするため旅立っていった。

啄木にお金を渡して。

啄木…無心もするが貢がれ体質でもあるんですか?

「僕はただ自分に正直でありたいだけなんです」

団子をおごられた京助が啄木に詰め寄るとそう言う啄木…。

結末

啄木と京助が待ち合わせの場所に向かうと誰かにつけられていると啄木がいいます。

「今夜この時刻に浅草に来ることを知っていたのは…六郎さんと松吉さんの二人。
でも六郎さんが君に協力してくれてるのだし…」

その時近くを走り去る山岡の姿が

「人が死んでるぞ!」

死んでたのは松吉さん、何か手に持っていました。
2ヶ月前の新聞の記事…。

女の殺された現場の第一発見者は松吉
「のどのつき」という言葉

啄木はなにか閃いたようです。

凌雲閣の幽霊が浮かび上がる。
それを浮かび上がらせてるのは…啄木?

「こんなもの一体どうしたんだい?」

「幽霊のからくりを暴くために依頼人に借りてきてもらったんです」

「でもわざわざ実際にやってみせなくても…」
「依頼のついでに松吉殺しの犯人も釣ろうと思いましてね」

「ここに山岡さんが来るっていうのかい?」

来たのは…

六郎と佐原巡査。

「松吉さんを殺したのは山岡くんではありません。六郎さん、あなたが殺して
その罪を山岡くんに被せようとしたのでしょう?」

「なんであっしがそんなことを…」

「疑問を持ったきっかけは、幽霊騒動で恩恵を受けているあなたが幽霊の騒動を暴こうとしている私に協力を申し出たことです。
さらに松吉さんまで紹介してくれて疑いは決定的になりました」

なぜ松吉を殺さなきゃならないんだと

「幽霊騒動の発端になったある事件を松吉さんが掴んでいたからです。

恐らく松吉さんは犯人があなたであることに気づいていましたが浅草で生きる芸人にとって
えんこの六郎さんに楯突くことはご法度。
しかし一方で最愛の人を失った山岡くんに同情し犯人を暴くため幽霊を出すことに協力した」

「だったらなおのこと松吉を旦那に会わせるのは変じゃないですか」

「あなたは自分の名を伏せて松吉さんに私達の事を知らせ、彼の忠誠心を見極めようとしたのです。
そして松吉さんがあの殺害事件の載った新聞記事を持って我々と会おうとしたので自分を裏切るつもりだと判断し、殺した」

山岡さんは濡れ衣をきせられそうになってたということ

「あっしは仲見世で飲んでる時にあいつが死んだと知らせを受けたんです。
お化け地蔵の前で旦那方と追いかけっこしてた松吉を殺せるわけありませんや」

「何故お化け地蔵の前だと知ってるんだい?

六郎さん、襟巻きをめくってくれませんか?
のどのつき。松きちさんがもっていた新聞の記事にあった謎の言葉がそのまま
君の首にあるんだろ?
喉の…突き傷が」

「ばかばかしい…帰らせてもらいやす」

六郎が足を進めた先から出てきたのは…山岡でした。

「見せてみろその首を!」

取っ組み合いになり、襟巻きを奪い確認した。

そこには突き傷がありました。

「喉の突き…」

そのまま山岡は六郎とともに建物から落下。
助からない高さです。

「浅草の凌雲閣のいただきに 腕組みし日の 長き日記かな

少しおそすぎましたね。爪紅、ホウセンカの異名。其の花びらを潰して爪に塗り、
初雪が降るまで爪に色が着いていたらその恋は成就するという言い伝えがあるんです。
愛に生きて愛に死んだ彼の事を僕は少し羨ましいと思っているんです」

「君は正直者です」

京助は言う。

「君は天才で子供なんです。そして僕はそんな君の役に立ちたいと思っているんです」

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今回は1話完結のお話でしたが…今回も悲しい話でした。
またしても「恋」にまつわる話
これで浅草のドン的なものは居なくなってよかったのでしょうかね?
それにしても…啄木の金銭のいい加減さ、なかなかに引きますね…。
わかってますけど…わかりたくない(笑)
でもなんだかんだで人たらしなんでしょうねぇ、才能に惚れ込んだ人が京助以外にも居たなんて。
探偵業、ちゃんと儲かってますか?
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