前回のあらすじ
内容をカンタンに説明すると…
- リバチェスタで暮らす少年エコヲはごみ山で謎の少女と出会う。記憶喪失になっていた少女だが、その姿から人を脅かす化け物・ミミナシを倒すことが出来るプレイヤーだと判明。プレイヤーに憧れていたエコヲは彼女と距離を縮めていく。
- 突如襲来したミミナシと戦うなかで自分の本当の夢を自覚したエコヲは、少女ミュウと街を飛び出し旅を始める。
- ミミナシの襲撃に遭い、命からがら逃げ伸びたエコヲとミュウ。エコヲは幼いころ村の老人に聞いたメルレの森に迷い込んでしまう。そこで彼に近づいてきたのはプレイヤーのノイバウテン3姉妹だった。ミミナシの正体が明かされる中、ミュウの謎も深まっていく。
【LISTENERS 2話 アニメ感想】半分人間
怖いお話、敵襲
「リバチェスタの向こうにには途方もない荒野が広がっておる」
「のどが渇き足が痛み、そうして歩き疲れたものを引きずり込むのさ」
メルレの森に入った人はミミナシになってしまう!
そんな怖い話を、幼いエコヲは老人たちから聞かされました。
「ミミナシってどこから来るの?前は人間だったってブルーノさんが言ってたけど本当?」
「作り話よ。プレイヤーならちゃんと教えてくれるんじゃないかな。だってミミナシの事一番怖がってるのは…プレイヤーだから」
姉の意外な証言。果敢に戦っているように見えるプレイヤーがなぜ?
「世界ってこんなに広かったんだ」
「私的にはこんなもんか―って感じだけど!でもまぁあそうね、退屈端無さそうだわ」
リバチェスタの街を出た二人はひたすら荒野を走っていました。
「エコヲ、ちょっと起きて。みて!ねぇ、こんなところ落ちたらひとたまりもないんじゃない?」
「縁起でもないこと言わないでよ!ただでさえ僕高くて暗い所…」
フラグは立ったぞ!
「あ!?あれ!!」
「ミミナシ!?」
ミュウのコアパーツが光る!
襲撃され、エコヲとミュウはプレイヤーとして反撃を開始します。
「はぁぁぁぁぁ!!」
「すごい、今朝ミミナシをやっつけたあの!」
大技が!!
「あれっ…?でない」
何か不具合が起こったようです。二人はミミナシの攻撃を喰らい川に落ちてしまうのでした。
「それにしてもさっきの光…」
「間違いない。あれこそ我々が探し求めていた失われし力!」
美しくも怪しい3人組!格好いい機体をお持ちですね!
彼女の記憶を探す旅
「奇跡だよ。生きてるの」
「うん……」
一命はとりとめたものの、なぜ必殺技が出なかったのか、ミュウにも分かりません。
大技は名前から考えろ!!
「♪~」
「ずっと気になってたんだけど君のそれ、何?」
鼻歌ですね。何の歌だろう。
「無意識でやってた」
「無くした君の記憶のヒントになるかも!?君の生まれた国の風習とか」
「各国のプレイヤーに君の事聞いて回るのもいいかも。僕も君の事もっと知りたいし」
「し、知りたいって…」
「?」
「何でもない」
たらしの片鱗を見せるエコヲ!!
「ちょっとP31を開いてよ、例えばそこに乗っている人は歴史上最も長い期間プレイヤーを務めてる人なんだ。プレイヤー界隈にも詳しいだろうし」「P125を見てみて。その人は女性のプレイヤーを増やしたいって思想の人みたいだから君のこと知っててもおかしくないよ」
「あと275ページのドクター・キュラスペクタはもう死んじゃったけど、仙人って呼ばれるくらい物知りだったんだって。だからその国にも手がかりがあるかもね」
どこの亀仙人だ(笑)
エコヲはプレイヤー名鑑を一言一句覚えていました。オタクの記憶力は凄い。
「でも全員知ってるってわけじゃないよ。子供の頃見たことがあるんだ。名鑑にも載っていないプレイヤー。大人たちは夢でも見たんだろうって取り合ってくれなかったんだけど、すごく格好いいプレイヤーだった。たまに居るみたいなんだ。名鑑に名前を乗せられない人。だからその人も何か事情があると思うんだけど…」
ミュウの名前も載っていないし、何か事情持ちだったでしょうか。
「君の正体を探す旅ってのも…。うん、悪くない。その先で、もしかしたらあの人にも」
子供の頃に見たプレイヤーと会えるかもしれない。
「いやいや、見るからに怪しいって……」
森の中に不釣り合いな人工トイレ。
尿意が限界に達していたエコヲは、眠るミュウを置いてトイレに入っていきます。
接近
「…なんだっけ、あの怖い森の話。確かメルレの森――。もしかしてここって!?」
「美しい物には棘がある!」
「で、でたぁぁぁ~~!!」
先ほどの3人組が出現!
「やばいやばい!ミュウ!なんか変な人たちが!!――うそ」
トイレを出たエコヲ。しかし来た道とは違う光景が広がっていました。
雑音が鳴ると再び景色が変わり、気づくと廃墟に立っていて。
「少年、あの娘が持つコアパーツはどこで手に入れた?」
「あの娘、継承者か?それともコラプスの残滓に過ぎないのか?」
何を言っているのか分からない。けれどエコヲは気付きます。
「その紋様、独特な口調!名鑑P153のノイバウテン3姉妹!?俺、大ファンなんです!!破壊と建築を美学とする独特な戦闘!その素性は明かされておらず世界中に熱狂的なファンが居るとか居ないとか!サインください!!」
「さ、サイン!?」
「噂に聞くサインくださいだわ姉さま!」
「書くものなの書かれるものなの!?」
「落ち着くのよ!ほら、ここにペンがある…ッ!」
「なんて準備が良いの姉さま!」
「書いてやりましょう!!」
「うお――ッッ!ありがとうございますありがとうございます!!」
何だこの展開(笑)
「じゃなくて!!」
ノリ突っ込みもしてくれるノイバウテン三姉妹。
「どこほっつき歩いてんのよアイツ!さっきからずっと変なの聞こえるし!」
目が覚めたミュウはエコヲを探していました。どこからともなく聞こえるノイズが止まらない。
「あ、居た!何考えてんのあんた!こんな時間に一人で」
「……」
「? どうしたのよあんた、何か変なもの食べたの?」
エコヲの目には光が無く返事が無い。
「光の子。迎えに来たわ」
「? 誰よあんたら」
「誰でもないわ、これからなるのよあんたとね」
ミュウに接触するノイバウテン3姉妹。
「かつての大戦で世界の本質を変えたかのお方。その因子とこうして会えたんだもの。無粋な言葉はいらないわ」
「これ…あんたがやったの!?」
意識が戻らず倒れてしまったエコヲ。
「あらそれってとっても偶然だわ!」
「つまりこれってとっても必然じゃない!?」
「さぁ、継承者、共に行きましょう。集合的無意識の深淵へ」
「ごちゃごちゃうるさい!!」
「なんてことかしら!軽症者が新世界への誘いを断るなんて!」
「相反するのならばそれもまた必然。それに従ってこその無意識。無意識を受け入れる事こそ我らの美学!なら波に身を任せるまで!」
ノイバウテン3姉妹の召喚シーンが格好いい。
ミミナシの正体
ミュウも戦闘態勢に入りますがノイバウテン3姉妹は姿を消します。代わりに彼女を囲んだのはたくさんのミミナシ!
「あ~あ~、力の使い方がめちゃくちゃ」
「もしかしてこの子、力の使い方を知らないんじゃないかしら?」
「それどころかただのプレイヤーにすら慣れていないわ」
「何たる不憫」
「プレイヤーとは信念を打ち鳴らすもの、誇りを持たずただもがいてるだけ」
「ゆえにミミナシの逆鱗に触れる」
ノイバウテン3姉妹は、ミミナシの正体がプレイヤーになり損ねた人間だと言います。
「だからミミナシはわずかに残った理性に苦しみ続ける!ただひたすらプレイヤーに救いを求めるの」
「だったら何だってのよ!?エコヲが言ってくれた!私はプレイヤーなんだ。ミミナシを倒さな……」
ミュウの頭に流れ込んでくる謎の人物。
エコヲが幼い時に出会ったプレイヤーと似ている?
「なに、今の……」
「あら、少し目が覚めてきたかしら?」
「当然よね、だってあなたは特別なんだもの」
「プレイヤーにしてミミナシの王に君臨した彼のお方!」
「世界を穏やかな破滅へと導いた偉大なる我らが君主!」
「あなたも感じるんでしょう?その体に流れる彼と同じ破滅の因子を」
「ワケ分かんないって言ってんでしょ!!」
「ならこういうのはどうかしら!?」
ミュウの力を解放させたい三姉妹は、エコヲを人質に覚醒を促します。
「この子、ミミナシにしちゃうわよ」
「ふざけんな!!」
「受け入れればいいのよ、ほら彼の声に耳を傾けて」
「あなたは何をするの?どこへ行くの??どうやって世界を壊すの???」
「うるさい!お前らが私を決めるな――!!」
「まだまだ、ただ叫び、自我の鎖を振り回しているだけじゃ」
「邪魔すんな!!」
がむしゃらに戦っていたミュウ。嫌な音が響きます。エコヲに傷を負わせてしまったのでした。
「ホラ…すぐに壊してしまう」
「あ…あぁ…!!!」
エコヲを守ろうとしただけなのに(;´・ω・`)
「ようこそプレイヤーの世界へ!」
呆然とするミュウはミミナシに覆われていきます。
「――!?」
目覚めたエコヲ。ミュウは光を放つとその場から姿を消します。
空から現れた4足歩行の機体は一体…!?
ミュウは本来の力を発揮できない状態らしい。鼻歌の概念が無い(?)のも気になる。
エコヲが幼いころ出会ったのは「プレイヤーにしてミミナシの王に君臨した彼のお方」だった?ミュウとも関係があるみたいですが。
ノイバウテン3姉妹は敵なんだけど嫌いになれないキャラクターですね。ダダの力を持つ者を崇拝している様子。
エコヲを傷つけてしまったミュウの精神状態も心配です。
赤い光と共に天から現れた機体は何者なんだ!?