作品情報・あらすじ
内容をカンタンに説明すると…
- なろう小説でY.A先生が連載していえるハイファンタジーライトノベルが待望のアニメ化決定!
- サラリーマン・一宮信吾が目覚めるとそこはきらびやかな世界だった。バウマイスター騎士爵家の3男、ヴェンデリン・フォン・ベンノ・バウマイスター(ヴェル)として覚醒した彼は貴族特権のおこぼれに期待し、その将来は約束されたように思われた。
- しかし出てくる出てくる、兄を名乗る男たち。実はヴェルは8男で、バウマイスター家は貧乏貴族だったのだ。いずれ自立を求められるベルは自らの境遇を受け入れる。さっそく勉強のため書斎を物色していると、魔法の才能を鑑定する水晶を発見して…。
【八男って、それはないでしょう! 1話 アニメ感想】八男って、それはないでしょう!
覚醒

開幕、真剣な顔で魔法を発動する少年。
「それではみなさん、よろしくお願いします!」
農夫「「おぉ―――!」
敵じゃなかった。
少年は魔法を使って更地を作り、土地開発を進めているようです。
「ただいま~」
「おかえり!」
「おかえりなさいませ」
「ただいまエリーゼ」
すでにハーレムが出来上がっている!!
「まぁどれだけ出世したところで俺は根っこがサラリーマンだから」
聞き慣れない言葉に首をかしげる女性たち。
(そう簡単に変わらないか…。もう10年も前なのにな。俺がサラリーマンだったのは)
その日、サラリーマン・一宮信吾は仕事を終えて帰宅しました。
「深夜の一汁三菜飯、豚バラみそ炒めバージョン。カイワレを添えてぇ~♪」
自炊してるの偉い!
料理スキルもかなりのものとお見受けします。
「―――あれ?豚バラは…」
食事前に居眠りをしてしまった一宮は。

「!?」
目覚めるとショタになっていた!
「外国…?」
周りに広がるのはきらびやかな世界。着飾った人々。パーティー会場のような。
「・・・・・・・・・・(しかしよくできてるな。この夢。さてと。豚バラに戻るか)」
「――おい、何をしておる。起きなさい!」
「?」
「ほら、みなさんに挨拶を」
「!? 豚バラ…!」
豚バラの事しか頭にねぇ(;´Д`)
一宮は元居た世界に戻れませんでした。
貴族ライフを満喫!?
父「お待たせして申し訳ない、これが末の息子です」
少年「こっちが現実?」
父「何を言って居る。さ、自己紹介だ。できるな」
少年「自己紹介!?」
自分の名前さえ分からない少年は、大人たちの期待の目にさらされて余計に緊張します。
「あ、あの………」
「お久しぶりです皆さま」
「?」
「エーリッヒ殿か、大きくなられて」
「本日は長兄・クルトの為、遠路はるばるお越しいただきまして誠にありがとうございます。わが弟ヴェンデリン・フォン・ベンノ・バウマイスターと共に心より感謝申し上げます」
兄が助けてくれました。良いお兄さんですね。
(今のが俺の名前…)
「ヴェンデリック、じゃあヴェルくんでいいかしら?」
「あ、はい、それで」
じゃあ視聴者もヴェルで。

「あの、今日って…?」
「5歳には少し難しいよね」
エーリッヒが色々教えてくれます。今日はクルトの結婚式で、お嫁さんがマインバッハ騎士爵家の次女アマーリエであること。
「あの、貴族の娘さんがお嫁さんにくるってことは僕たちの家ももしかして貴族?」
「そう言いたくなる気持ちは分かるけど。でも我がバウマイスター家も貴族であることは間違いないよ」
(まさかこんなことになるなんてな。でも言葉はどうにかなりそうだし…)
言葉も文字も日本語だから(なんでだ)意思疎通は問題ない。
(これだけ立派な式が挙げられるって事はそれなりの貴族なんだろうし。そこの3男ならひとまず食いっぱぐれることは無いかな!貴族飯うま~~!)
このときはそう思っていた。
「……?」
翌朝は一転、貧相な食事でした。ボソボソの黒パン。ほぼお湯のスープ。
よく見ると家の中もボロボロです。
「昨日はきらびやかなパーティーで……!」
「招待客の前でケチな姿を見せるわけにはいかないからね。いくらうちが貧乏でも。ま、貴族のプライドってやつかな」
「昨日の料理は!?」
「もちろん結婚式のための特別メニューだよ」
な、なんだと…。
(貧乏とはいえ貴族。クルト兄さん、エーリッヒ兄さん、その次の3男なら少しくらい恩恵はもらえるんじゃ……?)
「あ、狩りはどうでしたか?ヘルムート兄さん」
「だめだ、全然とれなかった」
知らない兄が登場!
(じゃあ俺は…)
4男?
「やっぱり難しいなぁ」
「パウル兄さんもダメでしたか」
(パウル兄さん!?)
ということは5男?

「うまかったよな、結婚式で食った鳥」
「丸々1羽食べてましたもんね、ヘルマン兄さん」
「式と言えば、バルターやカール達、いませんでしたね」
「仕方ないだろう、兄弟とはいえ」
「兄弟?」
「忘れたの?ヴぇルにとっては腹違いのお兄さんになるかな」
「つまり俺は……(貧乏貴族の八男って、それは無いでしょう!)」
サブタイ回収!兄多すぎぃ!!(笑)
厳しい現実!OPが強すぎる!

ここでようやくOPが流れたけど「デーモン閣下×宝野アリカ」の個性が爆発しておりました。本編の内容が吹き飛びそう!!
「これが俺の居る王国で。ここが王都のスタットブルクで。そこから南へ行くとブライヒレーダー辺境伯領ってやつになって、ここに南部で一番大きな商業都市ブライヒブルクがある。で、そこからさらに南にグーッと南下してこのデカい山脈を超えた僻地が現在地・バウマイスター騎士爵領」
地図を見ながら確認するヴェル。凄くカタカナ表記(笑)
「人口800人…。ど田舎の貧乏貴族の、八男」
のどかで自然豊かな領地です。
「俺の人生詰んだ……」
「じゃあ行ってくるよ」
「?」
「体には気を付けて」
「はい、母上もお達者で」
「みんなどこに!?」
兄たちがどこかへ行くようですが。
「僕らはクルト兄さんが結婚したらここを出ることになってるんだよ」
「俺たちはとっくに成人だしな」
領地を継ぐのは長男クルトだけ。次男ヘルマンは万が一のために分家に婿入りしています。その他は…。
「俺たちは継承権放棄の代わりに手切れ金をもらって 家を出る。その瞬間に貴族を卒業ってわけだ」
「じゃあ僕らはどうやって生きて!?」
「王都で自分の道を探すしかない」
「文字の勉強をして兵士や下級官吏の試験を受けたり、冒険者を目指したり、すべては自分の腕次第って事だ」
名ばかりの貴族でした。
「遊んでばかりいると、あとで苦労するからね」
兄たちはヴェルにそう言い残して実家を去っていきます。
八男が貴族の恩恵など受けれるはずもない。ヴェルは勉強しようと誓うのでした。
「”この水晶であなたの魔法の才能を確認できます”?魔法ってそんなの――(笑)」
役立つ本を求めて書斎を物色していると、とあるアイテムを見つけます。
”微弱な魔力は誰にでも存在しますが魔法を使えるほどの魔力を持った人間は数千人に一人と言われており非常に珍しい存在です”
「ほら、結局そんなの使えないってオチでしょ!」
”魔法の才能には遺伝性がありません。偉大な魔法使いになれる可能性は全ての人々に平等に与えられています。ぜひご確認ください。もし魔法の才能があれば様々な分野で優れた活躍することになるでしょう”

「ま、まぁ一応…?」
別に期待してないけど一応試してあげるんだからね!
「はあああああっ!」
しかし何も起こらない。と思った次の瞬間、水晶が虹色に光ります。
”虹色の光が出た人には魔法の才能があります。そういった場合は専門書などで勉強することをお勧めします”
後は自分でやれ、と(笑)
「ちょっ!専門書!」
書斎を漁りますが魔法の専門書が無い。
「ここにいたのかヴェンデリン」
「あの、父上!これ以外に本は!?」
「無い。私は字が読めんしな」
貴族なのにえぇ…(;´Д`)
「それより森へ薪拾いに行ってきてくれ」
「………」
風の魔法、魔法使いとの出会い!
「まったく使い方が分からない…」
薪拾いにやって来た森で魔法の行使を試みますがうまくいきません。
「君だね、さっきのは?」
「!?」

「ようやく波長の合う人間と出会えた。君、名前は?」
怪しげなロン毛イケメンが接触してきた! ※事案ではない
「あぁ、驚かせてしまったね、つい。怖がらなくていい。私は魔法使いだ」
なんだ魔法使いか…。
彼が何気なく投げた枝は小石を転がし、その衝撃を受けた岩が崖下に居たイノシシを直撃します。
イノシシの怒りは偶然近くにいたヴェルに向けられて…。
「うわあああああ!」
巨大なイノシシがヴェルに襲い掛かります。
「さぁ、イメージして。風の魔法だ」
「魔法!?そんなこと急に言われても!!」
背後からヴェルの手首をつかむ魔法使い!
「まずは自分の中の魔力を認める事からだね」
「!?」
「そしてそれをゆっくり体内に循環させていき――」
「ちょ、なんですかそれ!うわああああ!」
突如ヴェルの手から風魔法が発生!イノシシは後退します!
「いま――…」
「おめでとう、君の初めての魔法だ」
しかし再び突進してくるイノシシ。魔法使いはヴェルよりも強い風を発生させると(※あっち向いてホイではない)、イノシシを吹き飛ばします。
イノシシフルボッコすぎて可哀想

「私は元ブライヒレーダー辺境伯のお抱え魔法使い、アルフレッド・レインフォード。安心して。君は私を超える魔法使いになる」

1話から強烈な個性を放つアニメでした!真面目に暴走してる感じ好きです。いろんな意味で面白かった(笑)
ヴェル5歳がショタ可愛いですね。元ブライヒレーダー辺境伯のお抱え魔法使いを名乗るアルフレッドですが解雇されたとか?彼の正体がいまいち謎です。
Aパートの時系列は少し後になるのかな。
魔法使いとして活躍するヴェルや、女の子たちとの関係が気になります。サラリーマン時代の料理スキルもいずれ活用してほしいですね。
本来のヴェル少年はどうなったのか、一宮の本体はどうなってるのか等、気になる点はありますが、本人はヴェルとして生きていく覚悟みたいだし、貧乏貴族の8男だけど頑張ってほしい。彼の成長が楽しみですね!