【ランウェイで笑って 3話 アニメ感想】千雪の笑顔!服は人生を変える!

前回のあらすじ

内容をカンタンに説明すると…

  • 藤戸社長の勧めもあり、プロのファッションデザイナー・柳田一のアトリエで働く事になった育人。しかし彼に突き付けられたのは、厳しい現実と自らの実力不足だった。
  • 多くのデザイナーたちが目指すファッションの祭典、東京コレクション。柳田とアトリエの一員・森山に育人も同行することになったのだが、本番直前でモデルがバックレてしまうトラブルが発生。助っ人の千雪に併せて急ピッチでの衣装直しが求められる中、服を唯一縫える森山が倒れてしまう。万策尽き、絶望感漂う現場。現状を打破しようと手を挙げたのはなんと育人だった。
  • タイムリミットが迫る中、時間稼ぎをしてくれたモデルのおかげもあり何とか衣装を完成させた育人。しかしランウェイにのぼった千雪に更なる問題が発生!東京コレクションは成功するのか…!?

【ランウェイで笑って 2話 アニメ感想】育人を待つプロの洗礼!東京コレクションは成功するのか!?

2020.01.18

【ランウェイで笑って 3話 アニメ感想】ランウェイで笑って

 私に似合う服

「ブランドが何でできているかだけ考えろ。良いな」
「はい!」

ただ千雪のサイズに直すだけではない。柳田のコンセプト、自立した女性が格好良く歩ける服を作ることが求められます。

(扱いづらい生地に不慣れなミシン…。途中で針が折れたら詰む)

時間は残り僅か。選択肢も限られ、追い詰められる育人。

「一度デザイン画描いてきます…」
「そんな時間…!」
「分かってます!!」

声を荒げるのは珍しい!

切羽詰まった様子を見て周囲も落ち着かぬ様子ですが…

「私を見て!ね?得意でしょう。私に似合う服作るの」

千雪の機転で空気が変わりましたね!

二人を見て何かを感じ取ったのか、柳田はショーの進行に専念します。

「コレクション始まったね。私の出番まで13分。できる?」
「(さっき…藤戸さんの手、震えてた。当たり前だ。追い詰められているのは僕だけじゃない。なのに)——全く。藤戸さんはいつも無茶ばっか言いますね」

そして服のイメージが完成!!

「ありがとうございます。もう大丈夫です。僕に任せてください!」

 とっておきの仕掛け

(藤戸さんの良さ、1つはスタイルの良さだ。写真で見たときの印象はモニター越しで見るショーモデルと変わらないプロポーションだった)

等身に差はないんですね。

(今着ている服、体のラインを隠す優美なフォルムがコンセプトになっている。でも藤戸さんの良さをもっと出すなら溌剌とした、ポップな、動きのある服が良い)

視野が狭まっていた育人を引き戻した力強さ。そのエネルギーを活かしたい。

「(藤戸さんの緊張が解けるような服にしたいな…)じゃあちょっと失礼します」
「…はっ!?」

スカート内に侵入!!!(笑)

「丈!丈をどうにかしないと!大丈夫です!中暗い!暗くて何も見えない!」
「必至か!!」

育人じゃなかったら通報されてますよ()

「時間が無いんです!我慢してください!」
(こいつ、さっきは裸見てあんなにうろたえてたのに…)

立場が逆転してるの良いぞ…

「ここから丈を短くします!要はその処理ができないなら裾を見えなくすればいいんです!」

厚い生地を丸めてベルトで縛る!斬新なアイディアです。
着る人間からしたら裏も表。育人は柳田の教えを忘れていませんでした。

「あと5分だ!」
「(とにかくなんとか、藤戸さんをランウェイに。)待っててください!あとは僕が間に合わせるだけです!(無駄な手数をかけている時間は無い。生地の性質、目指したいシルエット、パターンを仮縫いもなしに一発で完成させる!)」

迫るタイムリミット。
ついにその時がやってきますが衣装は完成しませんでした。

「もう少し、もう少し…!くそっ…! !?」
「まだできてないんでしょう、大丈夫。もう少しだけ時間作れるから」

例の優しいモデルさん(他のモデルたちも?)が歩き方などを調整し、時間稼ぎをしてくれました(´;ω;`)あああありがてぇ

「ランウェイから戻ってくるたびに服が変わってた。みんな楽しみにしてる。頑張って」

みんなの期待に応えるため。何より千雪をランウェイにあげるために。
育人はついに衣装を完成させます。

「藤戸さん。僕がこの前言った夢、叶っちゃいましたね。藤戸さんにもう一度、僕の服を着てほしいってやつ…」
「何言ってんの。叶ってないでしょ。ここは都村君のブランドじゃないじゃん」
「!」
「早くしてよね。あんまり遅いと駆け出しのデザイナーじゃ雇えないくらいのハイパーモデルになっちゃうから。私」
「…さっき震えてたのに何言ってるんですか」
「見てたの!?」
「見たというか感じた」

この状況でイチャイチャだと!?

「それじゃあ藤戸さん。行ってらっしゃい」

笑顔で千雪を送り出した育人。一本の赤い糸はわざと止めなかったようですが…!?

ランウェイで笑って

「モデルさんてみんな無表情ですよね」
「あくまで服を見せるショーだからね。視線が顔に行くのは好ましくない。常識よ」

新人記者・新沼は先輩が言う常識に否定的でした。
自らのファッションとその思い出に対する引け目があるようです。

(どうせ私はおしゃれをしたって魅力的には見えない。おしゃれをしても見てくれる人はいない。私の身の丈に合っていない…)
「なに、あれ…!?」
「!? どうしてこんな小さな人がこんなところに…!?」

会場の全員が小さなモデルの登場に衝撃を受けます。

(会場がざわついてる。そんな気がするだけ。本当は何も聞こえない。目に映る景色も真っ白。聞こえてくるのは心臓の爆音とかすかなBGM。らしくないな。私こんなに緊張するたちだっけ?緊張している場合じゃない。それに都村君には負けたくないでしょ)

「あの服…あの小さいモデルさんに合ってますね」
「え?確かに…。あのモデルのために用意したみたいね。もしかして柳田一は何か意図があって彼女を起用したのかもしれない」

最初こそトラブルでしたが、その後の柳田は千雪と育人に可能性を見出したようにも見えました。

モニター越しにランウェイを見て一安心する柳田です。しかし…

「——おい!!なんで15番の靴が無い!?」
「15番が一番モデルの足のサイズに近かったので…」
「馬鹿野郎!あのヒールは一度折れてんだ!!」

なんだと(゚Д゚;)!?
次の瞬間、千雪が大きくバランスを崩します。

(ほらやっぱり!身の丈にそぐわないことするから!だから失敗して、みんなに笑われて…)
「凄い……」
「え?」

「…おい、おかっぱ。あれは狙ってやったのか…?」
「まさか!本当に転ぶとは思ってなかったですよ。ただ、緊張してたから楽しい服にしたくて…。途中で形が変わったら面白いかな、って」

「最後の糸は止めなかったんです」

服に仕掛けが!!送り出す時の赤い糸は伏線だったんですね!

(蝶が舞ってるみたい…みんなあの子を見てる。良いの?身の丈に合わないことをしても…それじゃあ私も…)

自分を卑下するのと他人を同一視するのは違うような気もしますが…

「やっちゃった。どうして…?ヒールが折れた。外れては無いけどかなりぐらついてる。残りのランウェイは歩き方でどうにかするしかない。いや、どうにかする。こんな仕掛けしちゃってあいつめ。ヘタレのくせに。私が引っ張って助けなきゃ心もとない男子のくせに」

転ばない事、笑わない事。この2つはモデルとしてランウェイに立つ上で絶対です。

柳田「立ち上がっても服として成立してんだろうな?」
育人「はい。頑張りました」

(都村君のくせに君ってやつは。むかつくくらい私の窮地を救っちゃうんだ!)

タイトル回収!!

「良いんですかこんなコレクション。私みたいに小さいのにあんな…」
「いいに決まってるじゃない。大成功よ」

なりたい理想に近づくため、ファッションもおしゃれも、すべては自分のためにするものだ!!

 服が人生を変える!

すれ違った千雪と柳田は視線を交わします。

(たった二往復なのに足が笑っちゃってるよ。アレ?都村君?)

育人はモニターの前から離れられずにいました。

「この拍手の半分はお前にやる」
「え?」
「ここは俺のブランドだ。確かに作りは簡素。丈を詰めて不格好になった部分を前掛けで覆い隠しただけ。だがそれでも形にした。拍手を誘った。何より着るモデル。あいつのために作り上げた。ま、欠片ほどは向いてるんじゃねーの?デザイナー」

柳田さんに少しは認めてもらえたでしょうか…!?

「なんでねぎらいに来ないかな都村くん」
「すみません、ぼーっとしてて!」

またイチャイチャしてる(笑)

「次ここに来るときは拍手全部貰おうよ。半分じゃなくてさ。言ってる意味、分かるよね?」
「はい!」

フィッターの女性「あまり調子に乗らないでくださいね。そもそもあなたは直しを時間内に終わらせることができなかった。曲のテンポ、アレンジ、歩く速度、全部今回の服のために寝られた最適解です。それが崩れた=ベストじゃない。なのに大喝采が起きたのは、一さんの素晴らしい39着の服があったからです。決してあなたが直した服のおかげじゃない。それをお忘れなきよう」

ここで水を差すのか。

「何あの子」
「でも事実ですよ。形を変えた後の腰の布の補強も、もう原型を保てそうにないです…。ランウェイで藤戸さんが腰に手を当てて隠してくれてなかったら、不格好な部分が露呈していました」

育人は謙虚ですね。自分の未熟な部分を認めてそれを補うために努力を続けて、これからもっと成長していくに違いない!

「藤戸さん、ありがとうございます。ここまで連れてきてくれて。出会ってからいろんなことが起こって、変わって。まるで別の人の人生を歩いているような…!——すみません、うまく言葉にできないんですけど」
「要は人生が変わったって事でしょ?私のおかげで」
「そういわれると気恥ずかしい」
「何言ってんの。誰かさんのせいで人生が変わった人がここにいるんだけど」
「え?」
「服ってさ。いつも着てるでしょ。だから人生の分岐点をいつも本人と一緒に迎えるんだよ。それでその日着てた服に特別な思い入れができたり、それこそ服そのものに人生を変えられる人も居る。確かにお互いミスはあったし、あのフィッターさんが言うように力不足だったのかもしれない。それでもあの時拍手は起きたんだよ。都村君の服に、それを着た私に感動してくれた人が居る。それこそ人生を変えられた人、いるかもよ?」

その一人が新沼でした。文芸部門に入りたかった彼女は今の部署でもう少しだけ頑張ろうと思います。
育人の服と、それを着た千雪を通してファッションへの見方が変わったようです。

「僕はデザイナーになりたいんです!」
「俺、デザイナーになるわ」

育人と過去の自分の姿を重ねる柳田。その口元には確かな笑みが浮かんでいました。

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完璧にして素晴らしい最終回でした!(※最終回ではない
フィッターさんの言う事は正論だけど、あの窮地を打破できるのは育人と千雪しかいなかったと思います。二人の功績は大きかったのではないでしょうか。
元から才能ある育人ですが「千雪に似合う服」を作ることで更なる才能を開花させていきますね。逆もまたしかり。
3話目にして最高に熱い展開。でも物語は始まったばかりです。東京コレクションを経て少し成長した二人から目が離せません。
次回サブタイは「若き才能たち」。同世代の新キャラが登場するのかな?楽しみにしてます!
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