内容をカンタンに説明すると…
- G7サミットが開幕した。自殺法都市を国内に抱える7人の首脳が一堂に会し、自殺法に対するスタンスを表明する。
- 道徳、経済、権利と様々な観点で意見が交わされる中、アレックスは議論の本質に迫る一つの問いを提示する。
- 今回は…自殺サミットを開催した齋からアレックスへの要請。それは、自殺をすべきか思い悩む一人の少女との対話だった。深い思慮の果てに、善悪の真理に近づきつつあるアレックスは少女との対話に応じる。悪を止める覚悟をした正崎は、齋の誘いを不審に思い支給された銃を握りしめる。全世界が注目する中、静かにそして着実に曲世の手は二人へと伸びていた。
【バビロン 12話】終【アニメ感想】
成功?
「今彼女は死ぬか生きるかを決められないまま庁舎の屋上に上がっています。
ここに新域域長として正式に要請したい。アメリカ合衆国アレキサンダー・W・ウッド大統領、あなたに彼女と話をして頂きたい」
「コレが目的だったのか!囚人観衆の前に大統領を引きずりだし自殺希望者を説得させようというのか」
「無視は許されないぞ。自殺しようという少女との対話を忌避したとなれば事実はどうあれ合衆国が殺したという名目を与えることになる」
「もしあの子が曲世だとしたら、僕は話しても大丈夫かな?」
「危険です。私の知る限り曲世と会話した者は何らかの力に支配されてしまう」
「そうかそもそも僕は話せない。直接話すのは日本語の通訳で…でもそんな仕事を…」
「私が」
正崎が前に出ようとしたところ相棒のハーディが更に前へ。
「俺が通訳を」
正崎は生きて息子のもとに戻れというような感じの事を言います。
やめてくださいそれフラグです…。
大統領と少女の対話開始。
「名前を聞いても?問題があるようなら仮名でも」
「クヨウカナエといいます。本名です」
供養叶え?
今ここに立っている理由を、出来事を話し始めるカナエ。
堕胎させられそうになったけど生んだ子供がすぐに死んでしまったこと。
悲しくても時がすぎると静かな感情になること。
「ねえカナエ。
本当に奇遇なんだけれど僕たちは同じことで悩んでいたみたいだ。
よいって何なのかって事。ほらさっきカナエがいったろう、どうしたらよいでしょうかって。
これは本当に申し訳ない事なんだけど実を言うとまだ分からない。
答えが出ていないんだ。何がよいのか今は君に教えられない。
だからちょっとまってくれない?
あと少しで答えがでそうなんだ。だからそれまで待っていて欲しい」
「それは私が生きて考えるべきという事ですか?」
「いいや違うよ。答えがでるまで待って欲しいというだけでもし、よいの答えが自殺する事なんだとしたらその時は遠慮なく死ねばいいと思うよ。
というかその時は僕も一緒に死ぬよ」
少女は笑ってますが…
「私は死んでもいいの?」
「それがよい事だってわかったならいいんじゃない?」
「大統領、その答えが分かったらすぐに教えてもらえますか」
「もちろん。約束するよ」
「なら私待ちます。大統領ありがとうございました」
屋上から戻っていく少女。
正崎の妻と子も中継を見て喜んでいました。
「今度は届いたな…」
ハーディはイヤホンを外します。
悲劇開始
「違う…」
正崎は違和感を覚えています。
そして考える人は…
(地球上のすべての生物は自然淘汰、適者生存といった種として長く残る選抜をうけている。
消えるものは消えて、残る者は長くなる当たり前の事だ。残る…長い…それを一言で表す言葉があったような。
そうだ…彼は言ったんだ。
『正義とは正しいとは何かを考え続ける事だと』
続く…そうか!そうなんだ!
生物が生きる事、ものが存在し続ける事、なんでもいいんだ。ただ続けば。それでいいなんだ。
よいとは続く事なんだ。僕らは続く事によいという名前をつけていたんだ。
カナエに教えなきゃ。)
「ハーディ、もう一度…」
イヤホンをセットすると…
「大統領…よくできました。」
通訳を通してない曲瀬の声がダイレクトに入ってきました。
そこから動き始める大統領。部屋を後にして屋上に向かって走り出します。
通信部屋の死者を見た正崎は無線で連絡をとります
「各国通訳全員集合!」
まさかの外国人にも化けれるのか…。庁舎上のあれは別人か?
「曲瀬です、大統領を捕まえるんだ。すぐに!」
「全警備に通達する!ただちに大統領の身柄を確保せよ!なおこれより全ての無線の使用を禁止する!
従わぬものは命を失うことになるぞ」
大統領側近すぐに理解して動いてくれますが…
無線取るのが遅れたものは死んでいく。
サミットジャックとはなんて大胆な。
少年のように走るアレックス。階段を登っています。
結末
(僕は誘われた。アダムとイブはサタンの化身である蛇にそそのかされ善悪の知識の実を食べた。そして人間は悪を知ってしまった。
誰に何を言われたって実なんて食べなければいいんだ。それが一番よいことなんだから。
けれど僕は食べるんだ…何故?だってその実は…とても美味しそうなんだから)
通信をシャットアウトしてるため外で何が起こってるのかわからない各国代表。
屋上の際で今にも自殺しそうなところにいる大統領。
このままでは大統領お墨付きの自殺法になってしまう。
中継される光景。
銃を持って近づくのは正崎。
「ごめん…僕だめみたいだ…今ギリギリなんだ…。風船が割れる寸前みたいな。
ポップコーンが弾ける直前みたいな。そんな感じ。
もう持ちそうにない。
聞いてくれ!善!ついさっきやっとわかった!善悪って何か!
善ってなにか!悪ってなにか!
僕たちは同じ答えを出せたみたいだ。
僕は約束したんだ、よいって何か分かったらすぐにカナエに教えるって。でもこのままじゃ嘘を教えてしまう。
よくない事をしてしまう…カナエに、世界中の人に悪いことを教えてしまうよ。
それは駄目だ。
ごめん、善。ごめん…本当にごめん…善…君はいい人だ。」
2つの家族を犠牲にして。正崎は大統領を撃ちました。
自殺よりは射殺の方がましですかね。微笑んで死んでいった大統領。
「正崎さん、悪いんだ~」
曲瀬愛キタ…。こいつはもう人ではないな?そもそもこれは本当に生きてる人間なのでしょうか?
既に正崎が見てる幻みたいなもの?
「正崎さん、善って何ですか?」
「善とは…続く事だ」
「正崎さん、悪って何ですか?」
「悪とは…終わる事だ」
「じゃあ悪いんですけど…」
正崎は曲瀬に銃を、曲瀬は正崎に手で銃の形を
「ぱぁん!」
ED……。
田舎で暮らす正崎の息子の姿が…。そこへやってきたのは…
「いい子」
曲瀬愛。生きている。
撃たれたのは正崎?というか正崎自分で死んだのか?

ついに「終」善は続くこと、悪は終わること。
曲瀬愛が生き残っている(続いているということは)彼女が善という認定になってしまいますかね?
大統領の答えだと。
原作がまだ終りを迎えてないということで原作とアニメでEDが変わるのか気になります。
新域どうなりました?