内容をカンタンに説明すると…
- 山本アリフレッド先生の漫画のアニメ化。COMIC メテオにて連載中。
- 互いに好意を抱いている主人公2人が、「男女の恋愛観」を心理学的見地から解剖しようと試みるラブコメディ作品。
- 今回は…ある日、彩玉大学に通う理系大学院生の才女、氷室菖蒲は雪村心夜に告白する。だが、恋愛経験のない二人は、互いが本当に好きなのか不安で仕方ない。そこで、「一般性のある好きの条件」を見つけ、互いの気持ちを判定することにした。雪村は氷室に「壁ドン」「顎クイ」「袖クル」などをしながら、氷室の心拍数を計ることで、恋のトキメキを定量的に計測しようとするが…。
【理系が恋に落ちたので証明してみた。 1話】理系が恋に落ちたので解析してみた。【アニメ感想】
数字で示せないものなど無い?
<数字と計算によってあらゆるものが解明できると数々の理系の偉人たちにより数々の真理が数学的証明を得ていた。
だがその一方で未だ証明に至っていないものも数多く残されている。この物語はそんな難問の一つにかくもかかんに立ち向かった
ある若者たちの物語である>
院生の二人の理系らしい会話から始まりますが
ほんとに唐突に
「そうだ、雪村君」
「何だ、氷室?」
「私、貴方の事、好きみたい」
始まった…。
「オレは…恋愛経験というものがまるで無い。が、氷室、おまえは聡明だし良き好敵手だとも思っている。どちらかというと好意を持っていると言えなくもない。が俺が氷室を好きかどうかはわからん。
まず…好きの定義とはなんだ?氷室な何を証拠に俺を好きだと判定した?」
「そうね…確たる証拠もなく判定するのは理工学先行失格ね」
<理系は恋に落ちても定義がはっきりしないと気が済まない>
「これは私があなたを好きみたいだと判定した証拠よ」
円グラフにて説明する氷室。
「だがこの証拠を持って判定したのはお前の主観に過ぎないぞ」
お互い夢に出てきたことあるようで…
しかも手をつないでいたと…。
後輩の奏が研究室に入ってきました。
白熱している議論。
「思ったより興味深い研究課題だわ」
「恋愛など衝動に任せた馬鹿のやることと思っていたが…恋愛も所詮は数字と情報の集合体だ!」
「この恋!0か1か」
「証明するぞ!」
奏(……何言ってんだ、このバカップル。大丈夫かなぁ…)
実験開始。
私達は何を見せられてるんだ
壁ドン
氷室はドキドキするも10秒で終了。これは実験なのです。
「心拍数、147。全力疾走並だな」
「こういう実験を積み重ねれば証明できるかもしれないわ。私が雪村くんを好きかどうか」
<理系はとりあえず数字に直されると安心する>
「それじゃ好きな人とやったらドキドキする状況を続けましょうか」
「そうだな…壁ドン…の次は…」
((わからん……))
なぜなら恋愛経験ゼロだから。
「こういう時はネットで調べましょう」
「ネットの情報はソースが不確定で気に入らんがまぁ仕方ない」
実験1 顎クイ
「30~40°程度が理想的な顎角度のようね」
「人工呼吸にも使われてる手法だな。気道確保の目的もあるのだろう」
実験2 袖クル
「後ろから相手の袖を捲くる…。なんの意味があるんだこの行為は…」
「でも身長差23センチが理想というかなり具体的な記述があるわ。恐らく学術的な見地に裏付けされた行為よ」
「あとは…芋けんぴ…これをやるには芋けんぴが必要だな」
「私の仮説が正しければ…雪村くん、ちょっとメガネ取って」
「なんの仮説だ。説明しろ」
雪村、メガネ取った~~~
氷室めっちゃときめいてます
「正しかったわ」
「だから何がだ」
「いいから次行くわよ」
納得がいくまで実験は続く
60分後…
「色々やってみたがやはり二人の距離が近づくものは心拍数が高い傾向にあるな」
氷室は真っ赤な状態で座り込んでました。
「なんだもうへばったのか?」
ムッとした氷室は雪村の横に密着して座りました。近い近い!!
「ならこの状態が一番近いわね。しばらくこうしていましょう。時間がながければ多くのデータが取れるでしょう」
「それはそう…だが」
10分後。
(寝やがったこの女。幸せそうな顔しやがって。何の成分だこの甘い香りは…)
「さまざまな状況を試したが、これが実験中の氷室の心拍数だ、いずれの場合も高い数値が見られる」
奏「質問です。なんか最後のところ死ぬほどリラックスしてる時間があるんですけど」
「気にしないで。ただの不測の事態よ」
「なんにせよこれは好き確定じゃないですか」
「実験結果は安易に都合よく解釈するべきではない」
漫画を指差す雪村
「恋に落ちてるように見えるが多量の汗、動機、そして顔の火照り。これらから考えられるのは」
「…!若年性の更年期障害ね!」
「そのとおりだ」
奏(んなわけねぇだろ!)
「ドキドキにはいろんな原因があるわ」
壁ドンで心拍数が上昇したのか壁ドン以外の原因で上昇したのかがわからない
奏「そんなこと言ってたらいくら実験しても何も決められないですよ」
「そうね、試しにもう少し実験してみましょう」
仮説Aと仮説B
帰無仮説。
帰無仮説の説明をリケクマくんが説明してくれます。
「確率を5%以下にするにはあと60回くらい壁ドンすれば十分だ」
それは確かにときめかない
そしてまたしばらく後…。
奏が研究室に戻ってくると
データとにらめっこする雪村と氷室が。
「あれからまた氷室と壁ドン実験をしたのだが…最初は明らかに心拍数の上昇
が見られた。だが回数を重ねるにつれ徐々に上昇が見られなくなった」
(ああ…慣れたんだな)
「その後念の為100回連続で壁ドンを行ったところ心拍数がピクリとも変化しなくなった」
(あたりめーだ!)
奏のまさしく視聴者の声的なツッコミが面白いです。
「その…最初は確かに胸が高まるような感覚があって…。やっぱりこの人のこと好きなのかなって思ったりしたけど…。
途中からこの人何してるんだろうって思えてきて…」
いやこの壁ドン、右左交互にやるようでは…
「私ちょっと気になることがあって…実験の結果をモーションキャプチャーで解析してみたら驚くべき結果が出たの」
雪村の連続壁ドンと相撲の張り手…。
「酷似している」
「そうよ壁ドンは連続で行うと壁ドンではなくなる…。つまり…雪村くんがやっていたのは壁張り手だったのよ」
どすこい!
「なるほど、そして壁張り手は女子が特にドキドキする状況でもなかった。
心拍数が上がらなかったのはそのせいか」
「そんなんじゃないですよ、なんでわかんないんですか!気持ちの問題ですよ。
そもそも恋愛っていうのはそういう数字とか情報とかで図れるものじゃないと思うんです」
「その根拠はなんだ。判例があるなら具体的に示せ」
奏では自分の高校時代の恋の思い出を。
好きな数学の先生にかまって欲しくて勉強を頑張って理系になっちゃったと。
「不思議ですよね、好きな人と一緒に居るためならなんでも頑張れるなんて」
「なんかわかるわ…それ。」
氷室も納得。
とりあえず定義づけする雪村。
いろんな好きのパターンが交わる共通点があるかもしれないので
今までの奏の恋愛経験をデータとして収集したいと奏にぐいぐい行く雪村
そんな雪村に氷室の指示棒パンチが。しかし雪村めげず。
「これで氷室の恋心がはっきりするならオレはいくらでも嫌われてやる!
なんの犠牲も払わずに得られる成果などない」
あ、氷室ときめいてますね。
<こうして理系男女による一大実験が始まりました
果たしてこの恋は証明できるのでしょうか>
一般的な感覚は奏なんですよね。
ツッコミが居てよかったです(笑)
見てるだけで恥ずかしい!バカップル!
でも至極大真面目!
そして美男美女!
二人のたどり着く結果楽しみです。