【ランウェイで笑って 1話 アニメ感想】158㎝のパリコレモデル!?千雪と育人の夢が動き出す!

作品情報・あらすじ

内容をカンタンに説明すると…

  • 週刊少年マガジンで連載中のファッションを題材にした漫画「ランウェイで笑って」がTVアニメ化決定!
  • 身長158センチの戸村千雪はパリコレモデルになる夢を諦めきれずにいた。そんなある日、同級生の都村育人がファッションデザイナー志望であることを知る。しかし育人は経済的な理由で夢を断念せざるを得ない状況だった。
  • 「私が一番魅力的に見える服を作って!」。こうして育人が作った服に身を包んだ千雪は、先輩モデルの雫にその可能性を見出され、父が経営する事務所ミルネージュと再契約を果たす。さらに千雪の衣装が人気モデルや父の目に留まる事となり…!?

【ランウェイで笑って 1話 アニメ感想】これは君の物語

 叶わない夢

ショーモデル。主にファッションショーで活躍するモデルの事。これは私、藤戸千雪がトップモデルに至るまでの物語。そしてーー

時は遡って8年前。10歳の千雪は158㎝の身長を有していました。

「パリコリに出るならどれくらいほしい!?」
「最低でも175㎝かな」
「あと20㎝くらいだね!雫さん!」

千雪が憧れる雫さんは、ミルネージュから初めて出たパリコレクションのモデル。

「私も絶対パリコレ出る!」
「千雪、ほれ、でかい仕事取ってきたぞー」
「パリコレ!?」
「違う」

ミルネージュは千雪の父が経営するモデル事務所です。
父や周囲の期待を一身に背負う千雪。しかし…

(そこから1㎝も身長が伸びることはなかった)

「千雪、はっきり言う。その身長じゃパリは無理だ。それ以上わがまま言うなら…」
「無理なんて誰が決めたの!?」
「お前をクビにする」

千雪がミルネージュをクビになったのは2年前の事でした。
こればかりは、どんなに努力しても生まれ持ったものが無いと叶わない夢です。

千雪はめげずに父の事務所のオーディションを受け続けますが、結果はいつも同じ。

「何、そのヒール?身長を誤魔化すほど履き方ほど醜いものはないわ。それに服が似合うだけのモデル何て五万といるの。ショーモデルの仕事はあなたを見せるんじゃない。服を見せるの。そのための身長、そのためのスタイル。うちはコネでどうにかできる大きな事務所じゃない。あなたにできるの?その恵まれない身長で。千雪、無理なの。あきらめて」

現実は厳しい(´・ω・`)

「千雪さんはすごくルックスが良いのできっと…」
「高橋さん。要らない心配。また来るよ。雫さんにそう伝えておいて」

他の大手事務所は眼中にないようです。こだわりを感じます。

(私の夢は、ただパリコレに出る事じゃない)

千雪は折れないのでした。

 運命の出会い

教師「進路票まだ出していない人は日直の藤戸さんに提出するように。藤戸さんは回収して放課後持ってきてね」
千雪「は~い」

進路票にスーパーモデル改めハイパーモデルと書いた千雪です。枠に収まりきれないデカデカとした文字!彼女の性格が分かってきたぞ(笑)

「名前…」
「都村、都村育人です」

もやし弁当の育人として有名らしい。

「体育祭にもやしだけの弁当持ってきていじられてた人」
「お金無いの?」
「千雪、デリカシー」

お金無いの?(直球)
もやしは普通に美味しいですよ!

「進路票、書き直しても良いですか?すぐ終わるので…」
「ならいいけど」
「すみません。ありがとうございます」

しかし放課後になっても育人は現れません。彼は被服室に居ました。

「進路票」
「はっ!す、すみません!」
「あ、パリコレのDVD!?なんで持ってるの!しかも雫さん出てた回のだ!やっぱり綺麗~。…都村君はこれ見て何してたの?」
「見よう見真似で作ってみてて…」
「どこが?」
「素材が無いんですよ!布を買うお金が無いから貰った古着をバラして作ったりしてるんで…」
「フーン…」

育人はファッションデザイナー志望のようです。

興味を持った千雪は、部室の奥も見せてもらうことにしました。

「藤戸さん、これはどうですか?」
「なんでこれが私に似合うと思ったのか説明して」
「藤戸さん、思ったことすぐ口にするし、僕なんかよりずっと男らし…」
「おい、続きを言え」

圧が(笑)

「(好きなんだなぁ、服作るの。)なればいいのに。ファッションデザイナー」
「い、いや…僕なんてなれないですよ。それになりたいとも思ってないですし…」
「そうなの?だって書いてたじゃん、東京デザイナー専門学校って。消してたみたいだけど」

上から書いていたのは「就職」でした。

「…藤戸さん…。高卒でもファッションデザイナーになれると思いますか…!?」
「まぁどうなんだろうね。無理なんじゃないの?私の知ってるデザイナーさんたち、みんなそっち系出てるし、パパのブランドの新卒雇用条件も専門・大学卒からだったし。意外と厳しい世界なのよねデザイン業界って」
「ですよね、知ってました…」
「都村君は経済的な理由で行けないとか、そういう理由でしょ?今の時代、奨学金とかもあるし…」
「僕、妹が3人いるんです。ものすごく頭のいい妹。バレーボールが上手な妹。末っ子は年が離れているせいか可愛くて」

何だこの美形家族は!?

「それが、どこの大学でも入れるって言われてるのに行かないって言ったり、強豪校からの誘いを遠征費が高いからって理由で行かなかったり、それに5歳だからこそ色々…色々選べるようにしてあげたい。全部、全部今年僕が就職出来たら解決するんです。だから――進学はありません。する気が無いんです」

育人は笑ってそう言いました。
「良いお兄ちゃん」です。優しい子だし才能もあるのに、自分を犠牲にするしかないのか…(´;ω;`)

(あぁそうか。都村君は私と一緒なんだ。目指したいものはあっても生まれ持ったものがそれを許してくれない。でもそんなの諦める理由にはーー。あれ?)

「無理なの」
「パリは無理だ」

「まぁどうなんだろうね。無理なんじゃないの?」

(私、なんて言った?嘘だ。無理?誰が?都村君が?それとも私?)

無自覚に残酷な言葉を吐いた千雪です。

「藤戸さん、ありがとうございます。藤戸さんは思ったことちゃんと口に出してくれるので踏ん切りがつきましたーーえ?藤戸さん!?」

千雪は被服室を飛び出します。

(私が無理だなんて思ってるわけない)

ミルネージュのオーディションはまた落ちました。
ついでに大手事務所のオーディションを受けると、結果は…

(やっぱり無理じゃない!私には才能がある!だって大手に一発合格だよ?これを才能と言わずになんて言うの!大丈夫…)
「藤戸さん、ちょっと待ちなさい。これなんですか?スーパーモデルとかハイパーモデルとか」
「スーパーモデルはパリコレで活躍するモデルだよ?」
「そんな常識でしょ見たいな顔されても。じゃあハイパーモデルは?」
「ハイパーモデル……。ハイパーモデルは、パパの事務所・ミルネージュからパリに出て活躍するモデルの事です……」

千雪の気持ちが吹っ切れました。そして本当の夢を思い出した彼女は…

「要は私が来て魅力的見えればいいんでしょう!?都村君!」
「藤戸さん?どうしたんですか…」
「ねぇ、もう着なくなった私の服全部あげるから!」

「私が一番魅力的に見える服作って!」
「…え!?」

 夢に向かって

「育人が作った服なら誰でも気に入ってくれると思うわよ。素敵な服、作ってあげないとね」
「うん」

入院している母も事情を知り、郁人を応援してくれました。

「育人お帰り。進路希望は出したの?」
「あ、うん…」
「なんて書いたの?」
「しゅ、就職…」
「ねぇ郁人。別に無理して就職することないんだよ」
「違うよほのか。兄ちゃんはしたくてするの。就職」
「でも好きなことあるのに、無理してるでしょう?別に郁人が母さんの代わりを全部することないじゃない…」
「いっく~~ん!あおちゃんもほのちゃんも、いちかもママもね、みんないっくんのお洋服のおきゃくさんだよ。だからいっくんは、いちかたちのお洋服屋さんだよ。これからもずっとお洋服屋さ~ん!」

家族みんなが育人の夢を応援したいと思っていました。でも好きな事と仕事の両立は難しい。

「ほら、この前。バイト先の新聞店の息子さんの、入学式用のスーツ作ってあげたじゃない?あれすっごく喜んでもらえてさ。僕が作った服で喜んでくれる人が居るなら、それでいいんだ」
「そういう問題じゃないんだってば…!」
「ありがとうほのか。僕は大丈夫だから」

育人は菩薩か何かですか!?

「なぜ出禁にしないんですか?」
「社長が好きにさせろって言ったのよ。あの子は自分で諦めるまで諦めないんだって。だから私たちはあの子が諦めるまで才能が無いって言い続けるしかないの」
「酷な…役回りですね…」
「なんてことないわよ。千雪に比べたら」

頂点に上り詰めた雫さんだからこそですね…。

「(叶わない夢を追い続けるほどつらいことはない。だからね千雪。私は何度でも、何度でもいうのよ。あなたに。パリに行く才能はーー。)!!」

雫は、いつもと違う衣装で現れた千雪の姿に衝撃を受けます。
衣装はもちろん育人が作ったものです。

「雫さん、私諦めないよ。パパがモデル事務所を立ち上げた事。雫さんのステージを見た事。私の全部があの場所に行きたいって叫ぶの。だから。私じゃいられないんだよ。諦めちゃったら!」
「——一生、叶わない夢を追いかけるつもり?」
「叶える!一生あるんだもん!」
「言ってること滅茶苦茶…」

158㎝のパリコレモデルなどあり得ないはずなのに、一瞬だけ、雫は彼女にパリを見てしまいました。

「1%…。1パーセントだけ可能性を見たわ。後で裏に来なさい。契約の説明をするわ」
「——!!」

合格だぁぁあああああああああああああ!!!\( ‘ω’)/

「ミルネージュは千雪と同い年だな。事務所の名前はフランス語にするって決めてたからパパの人生で一番大切なものを名前に付けた。ミル。ネージュ。千雪、お前の名前だ」

父の事務所からパリコレに出る夢を譲れない理由でした。泣ける話じゃないか(´;ω;`)

「分かってるとは思うけどこれで事務所を通さない仕事は許されないからね。変な事してないわよね?」
「ここに来る前だからセーフ!」
「何したの」
「街角スナップ…」
「ファッション誌の素人撮るやつね。仮にもプロでしょ?何浮かれてるのよ」

雫はプロとして千雪を認めていたんですね…。パリコレの条件には満たない、というだけで。

「久しぶりだったから!見られるの…。今日の格好に合わせる何か無いなあーって見てたの」
「その服、全部ミルネージュで買ったんじゃないの?」
「え!?あ、そうそう…!」

「その服可愛いですね!どこで買われたんですか?」
「え、あー…。えっとー…。(私はハイパーモデルになる女!知り合いの手作りなんて絶対言えない!)そこのミルネージュで!」

 夢への第一歩!

ちょうどそのころ、7桁のフォロワー数を誇るモデル・セイラが千雪のスナップ写真を添えて一言呟きました。
拡散の波動がヤバい!!

「何事だ?」
「これです。お客様からのお問い合わせが殺到しておりまして…、いかがいたしましょうか社長」
「千雪に話を聞く」

そして育人の家に電話がかかってきました。相手は藤戸と名乗ります。

「急に呼び出してしまって済まないね都村君。ミルネージュ社長・藤戸だ。よろしく」
「は、はい!えと、僕に何か…!?」
「千雪から聞いているかもしれないが、単刀直入だ。千雪に作った服デザインを買い取らせてほしい」
「え…!?」

超展開キタ――(゚∀゚)――!!

「この度は本当に済まない。君が生み出したものを我が社の物だと認識させてしまって」
「いえ!ぼくのなんかそんな…」
「ついては、うちから正式に販売できないかと君を呼んでもらった次第だ」
「それはもう全然、お好きに!」
「ありがとう!それともう一つ話があるんだーー」
(知ってる)
「これはうちの勝手な都合なんだけど、ある企画をーー」
(このまなざし、私が小さなころに向けられていた目。原石を見つめる目)

千雪目線だと切ない。

「うちでデザイナーをしてみないか?」

スカウトキタ――(゚∀゚)――!!(雄叫び)

「初めてのことだから不安な事もあるだろうが君の好きなように生み出してくれていい。そう、この物語の主役はーー」

「そう、これは私、藤戸千雪がトップモデルに至るまでの物語」
「「そして」」
「僕、都村育人がトップデザイナーに至るまでの物語」

 

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ファッション業界の知識が全くないので楽しめるかな~と期待少な目だったのにとても面白かったです。次週が待ち遠しい!
シビアな序盤。しかしどんな逆境にもめげない千雪の芯の強さに魅せられました。
ファッションデザイナーの夢と就職を同時に手に入れるチャンスを得た郁人。
ひとりだったら絶対に叶わなかった夢。しかし二人が出会うことで夢へ一歩近づいたときのワクワクがすごかったです。
2人が歩む道のりではないと思いますが見守っていきたい!
そしてあれほどの影響力を持つセイラさんとはどんな人なのでしょう…?!今後相まみえることになりそうですね!
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