前回のあらすじ
内容をカンタンに説明すると…
- 小宮カリナの秘密は彼女と一体化していた新世代人工知能・マカリナの存在だった。東京都知事選は小宮の勝利に終わり、それがビフロストの既定路線でもあったと梓澤は言う。彼と接触した榎宮はほどなくして遺体で発見された。
- 停職措置を解かれたイグナトフが現場に復帰。廿六木は狐のマークが入った名刺を監視官に手渡すと、前任監視官が死んだ事件の謎について話し始める。
- 今回は…入国者向け信仰特区のPRイベントにて自爆テロが発生した。捜査を進めるうち残り4つの爆弾があることが判明。事件に付きまとうのは梓澤と”狐”の存在であった。
【PSYCHO-PASS 3 5話 アニメ感想】アガメムノンの燔祭
狐
イグナトフ「前任の一係監視官と会ってきた」
密貿易事件の捜査中に事件は起きたといいます。その時から捜査対象だった梓澤ですが、事故との関連は見つからず。
『狐、がやったんだ。色相を保ったまま犯罪を犯す組織。狐、と呼ばれているらしい…』
『この男がその一人だと?』
『俺たちは何も掴めなかった…。これ以上は…勘弁してくれ……。狐、は公安局にもいる』
スパイの存在が明らかに!!
「しばらくメンタルトレースはやめろ」
「俺は大丈夫だよ」
慎導自身の意思とは関係なくメンタルトレースしちゃってるみたいだけど…。
梓澤「次はあいつが動くんだってね。ゲーム嫌いのインスペクターが。おてなみ拝見」
《僕を忘れないで》
如月の部屋には彼岸花と狐のマークが入ったメッセージカードが置かれていました。
「ゲーム嫌いのインスペクター」は彼女なのか…!?
「宗教特区反対ー!」
「宗教特区反対ー!」
「入国者は出て行けー!」
小宮「この街が信仰特区に生まれ変わる日が来ました!これまで入国者の皆さんに制限されていた布教や宗教行事も、ここでは全面解禁されます!みんな、ハッピーです!」
都知事が急に歌うよ!
この日、刑事課一係は信仰特区のPRイベントの警備任務にあたっていました。
反対デモが予想以上の規模だったこともあり、登壇している小宮は実体ではなく録画ホロらしい。
「体はどう?」
「ステージ4だ。もう長くはない」
「それが特区受け入れを早めた理由?」
「君もわかっているはずだ。開国を成し遂げてもこの国は何も変わらなかった」
「変化には時間が必要よ」
「私にはそれがないんだ!」
「あの子を見守る時間はまだある」
初老の男女がステージ裏で何やら話していました。
雛川「ん?妙なエリアストレス反応が…」
一係が会場に急行。
直後、ひとりの男による自爆テロが発生します。
「全員伏せろ――!!」
爆撃犯にはパラライザーが効きませんでした。薬でもキメていたのか。
「あの坊や、もう限界だと思わない?」
「確かに頃合だね」
「いい返事と受け取るわよ」
「以前も孤立したコングレスマンがいたな。西園寺とうやくん、か?」
「兄のようにはならないわ」
「シビュラの進化に従いビフロストという危うき橋を渡れる者はますます限られていく。よそ見をすれば真っ逆さまだ」
コングレスマンは子から親へ、もしくは親族へ受け継がれるのだろうか?
また新しいゲームも始まったようですが。
ビフロスト勢力の事がさっぱり分からないよ(´Д`;)
イグナトフ「状況から信仰特区絡みかと思われます」
霜月「裏を取ってさらなる犯行の防止を。爆弾がどこから来たか徹底的に解明しなさい。それと些々河のこと覚えてるわね?」
イグナトフ「サブプライム事件の容疑者?外務省行動課が拘束したのでは?」
霜月「死んだわ。出島で移送中、車両事故に遭ったそうよ」
慎導「本当に…事故ですか?」
狐の一派に始末されたんだろうな…。
「外務書が調査中。移送前の尋問について情報提供があった。些々河の口から梓澤の名前が出たわ」
前任監視官が追っていた人物でもあります。
「課長権限で機密レベル2までの閲覧を許可する。爆弾テロとの関連も考慮し狐について学んでおきなさい」
怪しい人物は4人
自爆犯は入国者マルセル・コタール。ニュータウン内工場労働者で半年前から行方不明だったことが判明。
爆弾を腹部に埋め込み、危険物センサーをかいくぐっていました。
「首謀者はほかにいると推測される」
「動機は特区賛成派の抹殺ですか」
「会場に居た賛成派は1名を除き死亡。逆に反対派は全員生存」
元出島の難民弁護官、テレーザ陵駕。
ニュータウン工場労働者の顔役、ジョセフ・アウマ。
公認宗教団体ヘヴンズリープの教祖代行、トーリ・アッシェンバッハ。
「ちなみに自爆したマルセルはヘヴンズリープの信者だという情報もあり。後ひとり、怪しいのがいる。久利須=矜治・オブライエン。入国管理局オブザーバー。過去数ヶ月で色相を悪化させ、爆発直後に規定値を超過。ただし、昨晩すぐに自分からメンタルケア施設に入所してる。それに彼、PRイベントの主催者なの」
「本来なら事件を起こす動機がないか…」
見事に全員怪しいな( ̄▽ ̄;)
「ヘヴンズリープは厚生省文化局の肝入りだし、かなり厄介だな…」
「慎導くん詳しいの?」
「父の仕事の関係で少しだけ」
まずは爆弾につながる手がかりを得るため関係者に事情聴取することになりました。
アッシェンバッハ「さぁどうぞ、ドミネーターを私に。それが務めのはず」
イグナトフ「…」
ドミネーター「犯罪係数19、執行対象ではありません」
ヘヴンズリープの教祖代行、トーリ・アッシェンバッハの色相は驚く程クリアでした。
「お知り合いで?」
「元は医療組織ですので。アスリート界と縁が深い。先の都知事選で薬師寺さんが当選していれば、今回の悲劇も起きることはなかった。残念ですよ」
薬師寺とのつながりもあるのか。
「2世教祖と合わせていただきたい」
「残念ですが。半年前から特別祈祷に入られ、いつ終わるか誰にもわかりません」
「強制権限を行使することもできます」
「無理でしょう」
「なぜですか?」
「厚生省に教団の信者がどれほどいるとお思いで?むしろ我々が公安局と肩を並べ、ドミネーターを手にする日も近いでしょう」
「シビュラが認めるとは思えない…」
「すぐにわかる。我らはただ、信託が下るのを待つのみです」
「急なお願いで済みません六合塚さん」
「気にしないで。私に出来ることなら協力するわ」
伝説の女刑事こと六合塚の力も引き続き借りることにしました!唐之杜が心配してたのが印象的ですね( ̄∀ ̄)
「先日の事件、あなた方の計画ですか?」
「ちょっと!」
「知りたくば、お主らの光線銃を向けよ」
「犯罪係数26。執行対象ではありません」
ニュータウン工場労働者の顔役で元ゲリラのジョセフ・アウマの色相も驚く程クリアでした。
「節操は屍の山にて悟りを経た…」
「ゲリラ時代に爆弾の風発で生き残り仏法に目覚めたの」
「自爆した人物は単独犯だと思いますか?」
「否、操られたに過ぎぬ」
「どんな人物が操ったと思いますか?」
「素人であろうな。拙僧であれば一人も生かさぬ」
「一人も生かさぬ」って色相26の人の言葉じゃないでしょ…
「我らの武器は全て手放した。同胞がこの国に根付く代償として。正しき道を行けば待ち人に会えるであろう」
「正しき道ってなんです?」
「聖堂教会、CRPのことね。出島の難民保護団体でここのインフラも運営してるわ。代表者はシスター・テレーザ陵駕。団体立ち上げに尽力した宗教家よ」
次の調査対象でもあった彼女のもとへ向かうことにしました。
そこで自爆したマルセルの双子の弟の聴取を終えたあと、シスター・テレーザ陵駕の聴取に取り掛かります。
「さ、まずはあなたたちの銃を向けて頂戴」
なんで皆さんドミネーターを向けたがられるんでしょうか( ̄▽ ̄;)
「犯罪係数22、執行対象ではありません」
「あんな事件の後なのにクリアですね」
「日々の信仰の賜物よ」
胡散臭すぎる!
「オブライエン氏は推進派ですよね?」
「今は疎遠だけど出島時代からの仲なの。SRPの創設メンバーでもあるのよ」
PRイベントで何やら話していた初老の男女はこの二人でした。
「出島まで難民保護を?」
「えぇ…。そのための開国運動をしてたわ。ヘブンズリープの2世教祖ともその頃に知り合ったけど今の教祖代行になってから連絡が取れなくて」
「顔がお広いんですね」
「あなたの父上には叶わないわよ」
「父を知っているんですか?」
「CRPの立ち上げを助けて頂いたの。当時、父上はずっと幼いあなたを気にかけていたわ」
「そうですか……」
「あなたも存在しないものを見るあまり、暗闇の道を歩まないようにね」
生前の慎導父はシビュラの輸出などをしており、慎導も一時期出島で暮らしていたらしい。
慎導父が事件に関係しているのは間違いない。
「この子の時間は止まってしまったとしても、あなたまでそうなるべきじゃないわ」
眠っているのは誰なのか?「あなた」は慎導を指しているのか?
第2の爆破事件
舞子「本当この人ったら!大した怪我じゃないからって言わないんだから!勝手すぎる!」
慎導「あらら~言ってなかったの?他にも秘密があったりして」
イグナトフ「ある訳無いだろ!」
また怒られてる(笑)
「いよいよ手術だね、おめでとう」
「ありがとう、あっちゃん」
あっちゃん呼び可愛いぞ。
「ねぇ…。今起こってること、私たちの事件と関係あるのかな?」
「そうであってもなくても俺たちが解決するよ」
「約束、忘れないで。どんな真実であってもお互いを信じ続けるって」
「あぁ」
この3人の絆も強固だよな…。
イグナトフ「些々河もより上位の組織に見出され命令を受けていた」
慎導「狐は増える。個人じゃなく組織として。父さんも同じ名刺を持ってた…」
なんだって!?Σ(゚д゚lll)
「アツシさんは立派な人だ!」
「アキラさんだって立派なお兄さんだったよ」
「理由があるはずだ。少しづつでもたどり着くさ」
「あのさ、メンタルトレースをやれば…」
「メンタルトレースはやるな!絶対だ!」
「分かったって…」
やるなよ!?絶対にやるなよ!
「事は開国政策に関わる。そちらの動き次第ではこちらも動くと言っておくわ」
「だったら情報をよこしなさい!」
「可能な限り提供しているでしょう?くれぐれも我々の行動に留意して欲しいわね」
「可能な限りは、ね!」
霜月はフレデリカに攻撃的ですよね( ̄▽ ̄;)
外務省組も何やら捜査を進めている模様です!
「重要な証拠が見つかったと」
アウマから、盗まれた教会用医療用ドローンを見つけた、との情報提供を受けて慎導が駆けつけます。
ドローンと先の爆弾事件に関連があるのか!?
「このタイミングで情報提供は都合が良すぎるな」
「だよね…。悪意は感じないけど…」
「教会のシスター・陵駕は?」
「昨日外出したまま教会に戻ってないって。分析官に捜してもらう」
一方、イグナトフはオブライエンの聴取に向かっていました。
廿六木「マジでここにいるのか?製薬企業が実験してるって悪名高いところだぜ」
イグナトフ「実験?」
如月「あくまで噂ですが」
黒い噂…。
「実は嫌な噂があるの。シスター陵駕は出島の入国斡旋の見返りに財産を没収してるって」
「そういえばアウマさんも言ってましたね。武器を手放した、と」
「監視官、記録データの復元、完了です。臓器移植プログラムの応用で体内に爆弾を埋め込んでます」
医療ドローンは事件のために使用されたものでした。
「手術回数は5件」
「つまり…残り4発ある」
そしてオブライエンの病室で第2の爆破事件が起こります。
廿六木「見つけたみてぇだぜ。だいぶ形は変わっちまってるがな…」
オブライエンは死体で発見されました。
イグナトフ「殺されたオブライエンは末期ガンだったと判明」
霜月「余命わずかの人間をわざわざ殺した?」
慎導「ちなみにシスター陵駕ですが、記録によれば昨夜オブライエンの病室を訪れています。その後行方が分かりません」
霜月「爆弾移植に使用した医療ドローンの購入者も彼女の名義なのね?」
慎導「ただし、彼女の犯行とは…」
霜月「家宅捜索には十分!即刻解決!行きなさい!」
フラグ祭りか!?
「介護ドローンの延命プログラムが実行中です。誰を治療していたんでしょう?
昏睡状態の男性が姿を消していました。どこへ行ったんだ?
「過去に出島で起きたテロの報告書、密売組織のリスト、入国者がらみの犯罪データ。あとはニュータウン倉庫街の管理書類もあったわ。多数の倉庫がオブライエン氏とシスターの共同所有になってる。」
シスター陵駕の家宅捜索をして得た情報です。テロの主犯でもおかしくない。
「同じ倉庫へアウマさんが工場から何かを運んだ記録がありました」
「こいつら全員が組んでブツを流してたってか?」
「もしそうなら特区成立で密輸が告発されることを恐れた反対派が推進派を殺した、という筋書きになるな」
「例の教団は無関係とは思えませんが」
「教祖代行を調べたけど変なのよ。13歳で企業、CEOに就任、行こう、18社の企業のオーナーを歴任し宗教家に」
梓澤の経歴と似ていました。
「オブライエン氏が担当していた国賓を通して定期的に大量の何かを国外へ送っているわね」
「あのクソ教団、密輸業者かよ!?」
「倉庫街の荷物と関係するならシスターを教団が匿ったか?」
「彼らが海外へ何を運んでいるのか突き止める必要がありますね」
倉庫と教団を調べることに。
「ビクトル・ザハリアスさんですね?」
「強制聴取か我々に協力するか、選べ」
国賓リストにある男は教団に写真が飾られており、教祖代行の叔父でした。
「ふんっ!!国賓滞在者を軟禁して潜入捜査!?」
「課長が手段を問わないと」
「即刻解決しろと。雛川執行官が現在潜入用ホロを作成中。課長の許可をいただければすぐにでも開始します」
言質を取られた霜月課長。
「そいつが受け取る荷物はなんなの…?」
「それも潜入すればわかります」
「しくじったらお前ら地獄に落とす!」
投げたり燃やされたりとコミッサちゃんが犠牲に!恐るべしホロ技術です。
シビュラの相性適性診断の結果、潜入捜査員はイグナトフと如月に決定しました。
慎導「俺がやるつもりだったのに~~!」
イグナトフ「全員とD判定だぞ。社会不適合者かお前」
監視官なのに(笑)
「ふざけてんのか!?あぁ!?」
「なんですかっ!?」
入江は雛川と相性抜群ですね♥
「すまない、付き添いができなくなってしまって」
「私は平気」
「手術は必ず成功するよ、舞ちゃん」
「ありがとう、あっちゃん…」
「神に祈るなんて。とっくに進行をなくしたつもりだったのに」
「潜入前に見送りができたのは神様に祈ったおかげじゃない?」
「そうかもな…」
手術成功しないフラグとか死亡フラグとか本当やめてくれ…(泣
雛川「ホロの連続可動は4時間が限界です。こまめに充電してください」
唐之杜「施設内の通信支援は不可能。連絡したい時は何とかして外に出てね」
イグナトフ「了解だ」
入江「如月、やばくなったらすぐに助けに行く!安心してくれ!」
がんばってカッコつけてる(笑)
「では行こう」
「はい!」
「舞ちゃんのことは心配しないで。俺が見守ってる」
「シスターを見つけ、次のテロは必ず阻止する!」
「舞ちゃんは俺が見守ってる」と言う慎導ですが彼自身もメンタルトレースを制御しきれてない部分があるし!爆弾は3つも残ってるし!心配だよ!
公安局にいる狐の存在も明らかになりました。1話から名刺を隠したりと、意味深な言動が続く如月が一番怪しい?けど捻りがない気もするし。
慎導父が名刺を持っていたとは驚きです。
昏睡状態だった男性はイグナトフに似てるような…?
シスター陵駕もアウマもアッシェンバッハも色相がクリア過ぎて逆に怪しい。
宗教と政治が絡むとロクなことがないな、と改めて思います。
ギャグキャラと化した霜月課長の胃も心配だな。
溜め回だったので次週から大きく動きそうですね。皆さんお待ちかねの外務省組もまた出番があるらしいですよ!