内容をカンタンに説明すると…
- メンバーと打ち解けたユンファ。旅の楽しさを分かち合いながら、アストラ号は次なる惑星へ。
- 一方、ケアード高校には親達が集められ、行方不明の子どもたちを死亡扱いとする失踪宣告の手続きが始まろうとしていた。
- 今回は…ルカの父親マルコ・エスポジトは、ウルガーの仇だった。大切な兄を奪ったマルコに復讐するため、ウルガーは銃の腕を磨き、その機会をうかがっていたのだ。
【彼方のアストラ 6話】SECRET【アニメ感想】
ウルガーの真実
「この閉鎖環境では、銃を持つ人間が統率者になれる」
そういったのはカナタだ。
「バカにするな。俺は王様になんかなる気はねぇ。それと…どうでもいいことだが刺客でもねえ」
ウルガーは刺客ではなく個人的な恨みで行動していたのでした。
「オイラに恨み?理由を教えてください!こんなのおかしいすよ!友達だと思ってたのに!」
「文句ならお前の父親に言え。
マルコ・エスポジトに。
俺はずっとマルコ・エスポジトを追ってきたんだ。殺すつもりでな。
オレには5つ上の兄がいた。兄貴は可愛がられ、オレは貶され遠ざけられた。
家でも外で、オレはまるで存在しない人形のようだったが。
でも兄貴だけは違った。兄貴はこんな俺にも優しくしてくれる、この世でただ1人の人間だった。
兄貴はフリーのジャーナリストになった。政治家や企業の汚職を暴き、記事にする。オレはそんな兄貴に憧れ、次第に自分もジャーナリストになりたいと思うようになった。」
『青春時代は儚いぜウルガー。輝いてる十代も暗い十代も、二十歳になりゃ等しく終わる。そこからは全部、自分次第だ。自分がどう生きたいか考えろ。考えないヤツは置いてかれるぜ』
「ある日兄貴は死んだ。ビルからの転落死。警察の発表は自殺だった。
確かに最近仕事の不安を口にすることが多くなってたが」
『思ったよりヤバい事に首つっこんじまった。今さら引く気はねえけどな』
「当時兄貴が追っていたのが、政治家マルコ・エスポジトの不正献金疑惑だ。
兄貴は自殺なんかする人間じゃない。
数日後…弟に誕生日プレゼントを渡すつもりの人間が、自殺なんかするか!
兄貴はお前の父親に殺されたんだ」
カナタ「証拠はあるのか?」
「あったらとっくに告発してる!」
「父さんならやりかねない」
ルカがさらっと言い放ちました…。
「オレはマルコへの復讐を誓った。
ヤツを殺すために、トレーニングガンで銃の腕を磨いた。撃って撃って撃ちまくった。
その間のオレは、不思議と気持ちが安らいでいた。この復讐こそが、クソみてえなオレの生活の唯一の生きがいになってたんだ」
ザック「なんて人生送ってんだ…」
兄が教えた儚い青春時代を銃を撃ちまくることで過ごしたウルガー。
「だが…本物の銃なんて易々とは手に入らねえ時代だ。
警察から奪うか、闇社会に入るか…そう思ってた矢先だった。
アストラ号の倉庫で、この銃を見つけたんだ」
アストラ号なんてものを残してくれたんだ!(いや倉庫にならありそうですね…)
「運命なんだよ。ヤツへの復讐こそがオレの進む道だと、この銃が言ってる。お前と同じ班になったのも、運命なんだ。
エスポジト家は代々、息子に地盤を継がせていく世襲政治家だ。ルカは後を継ぐ長男。大事な家族を失った悲しみを、アイツにも思い知らせてやる」
おまえならよかったと父から言われた過去。ウルガー父やっぱクソだったんだな…。
「何で死ななきゃならなかったんだ!オレの方が出来が悪くて…!愛されてないのに!」
ルカの真実
「ムダっすよ。オイラもウルガーさんと同じなんす。愛されてないのは同じっス。
オイラはエスポジト家の後継ぎじゃない。父さんが継がせようとしているのは弟っス。オイラを殺しても父さんは悲しまない」
撃たれたくないからでたらめ言ってるんだろうとウルガー。
「証拠ならあります」
服を…脱いだ!?
ルカの胸、膨らんでますよね……?
「ルカ…お前は…女?」
その時大きな揺れが。
「きゃあ!」
「何よこれ!地震!?」
「大丈夫だ!外にいれば!」
ん…でもここ周り海じゃ…?
「完全な女じゃないんス。そして完全な男でもない」
「インターセクシャル。つまり…医学的に男女どちらにも当てはまらない状態の人よ」
「病院で調べてもらってわかりました。オイラは男と女、両方の性を持ってる。体は…今見せた通り。色々と、男と女の形がはっきりしていません。
ISだとわかってたら引き取るわけないすから」
「どういう事だ」
「オイラは養子っス。両親にはずっと子供ができなかったらしくて。後継ぎとして迎え入れられたんス。知り合いの芸術家が子供を育てられなくなったとかで…」
カナタ(ルカも養子だと?フニと同じ?親との関係に問題を抱えているメンバーも多い。俺たちの共通点に何か関係があるのか)
「でもその後、弟が生まれて。オイラのISも発覚した。父さんの興味は完全に弟に移りました
オイラはオイラっす。あんまり深刻には考えてないんす。
エスポジト家は違う。男じゃないオイラは後継ぎとして不適格
オイラを殺しても父さんは悲しまない」
「ふざけるな!そんな…そんな親いてたまるか…あ…」
似た者同士なんですね。
「そう。ウルガーさんならわかるでしょ。オイラの気持ちが。撃ってもいいすよ。でもムダっス。父さんが悲しんでくれたら…オイラは嬉しい」
銃を放棄してしまうウルガー。
「ちくしょおー!」
カナタ(親と確執がある事がオレ達の共通点?いやまさか…殺す理由になるはずがない。愛情を受けてるメンバーだっている。何なんだ?俺たちの共通点は)
地震の後に来るもの
海の様子が・・・
「みんな!船に上がれ!
タラップを出せ!ルカ!ウルガー!こっちに来い!
波が来る!」
ルカが躓いた一瞬の遅れで…。
「ルカとウルガーが津波に流された!」
「水面ギリギリを飛ぶ!タラップの上から捜せ!もうすぐ日が沈むぞ!」
樹木に捕まっていたルカ。ウルガーを見つけ引っ張る。
「やあウルガーさん。大変な事になりましたね…」
「おい放せ!このままじゃお前の腕が持たねえぞ!」
「みくびってもらっちゃ困るな。仲間見捨てるほど腐っちゃいないスよ?」
「オレは仲間じゃねえ!お前を殺そうとしたんだぞ!」
「まだそんな事言ってんすか…。うぜぇんだよ、一匹狼きどりが。黙って掴まってろ!」
ルカの豹変にゾクッとしました。
「大将が言ってたな。山で遭難した時、力不足で先生を助けられなかったって。そんな後悔引きずられるなんてまっぴらだ」
ウルガー、カナタをキャプテンではなく大将呼びですか。いいですね。
自分から手を離したウルガー。そのまま流されて…とおもいきや上からカナタ来た!
腹から水面にパーン!これ痛いやつ!!
ワイヤー役に立ちますね。
「腹と腕がちぎれそうだ!早く引き上げてくれ!ルカ!もうちょっとがんばれるか!?」
「オイラなら大丈夫っス!そのかっこつけ野郎を先に頼みますよ」
「悪いがオレは…もう力が入らねえ。好きにしてくれ」
ウルガーの全身の力が抜けている。
「なめんなよ。オレは二度とあんな思いをしねえために…ずっと…筋トレしてきたんだ!」
がっちりとウルガーを掴み直すカナタ。
「がんばったな…」
カナタさん優しいわ、かっこええわ…惚れてまうやろ…
「やっぱ…かっこいいや」
ルカが眺めながらそういいました。
無事に船に戻って…。
「すまなかった。オレはお前を殺そうとした。そして…お前の秘密を暴いた…
その結果、みんなの前で…裸に」
ウルガーちゃんと謝れる子。
「いいんすよ。オイラ何とも思ってないすから。むしろ自分の事を話すきっかけができて良かったと思ってます。
父さんのやった事でウルガーさんのお兄さんが亡くなったのなら…こっちこそ謝りたい」
「ルカの親父への疑惑は晴れた訳じゃねえ。帰還したらヤツを調べ上げて、糾弾する行動を起こす。その為にも何としても無事に帰る。全員で」
ザック「みんなちょっといいか。気になってる事があるんだが…汚職が暴かれただけで、人を殺すだろうか。」
「闇献金レベルじゃない…もしかしたら、今回の遭難事故に関わってるような情報を掴んでしまったってことスか」
「オレ達の中に刺客がいたとしても、そいつはあくまで実行犯。事故を仕組み命令したヤツは他にいる。
大人達はウソをついてる。オレはジャーナリストになるぞ。世界のウソを暴いてやるんだ」
ウルガーはカナタに銃を。
「銃だ。水に濡れたがまだ使える」
「お前が持ってろ。」
「えっ?オレがか?だって俺は」
「だってとか言ってんじゃねえ。だってお前にしか撃てねえじゃん。銃はお前の担当だ。頼むぜ、ウルガー」
『頼むぞ、ウルガー』
お兄ちゃんと重なる
「アイ…イェー」
ウルガー随分雪解けきましたね。
一難去ってまた一難?
<B5班キャンプ日誌。波に襲われたアリスペードから辛くも脱出し、私達はそのまま第4の惑星に旅立ちました。
今回の出来事をきっかけに、メンバーは自分達の事をもっと話すようになりました>
からかい上手のルカさん
ウルガーすっかりいじられ役ですね。
<ルカさんも自分の事を話せて、スッキリしたみたいです。メンバーみんな仲良しです!>
<船内生活20日目 遭難71日目>
「シャルスさんて、学校ではどんな授業を選択されてるんですか?私、シャルスさんの事もっと色々知りたいです!」
「おっ、いけいけアリエスー!」
(三角関係の予感!)
「シャルスさんならやっぱり、生物とかでしょ!生物の先生ヅラだって噂、本当スか?」
「生物の授業は取ってるけど、先生のヅラの事はよく知らないな」
「生物はクラス1つしかないから実は2人共同じ教室にいたのね~」
「はは…全然覚えてないけど」
「このキャンプで一緒になるまでは知り合いじゃないスからね」
「おかしいです。私、シャルスさん覚えてません」
〈私、映像記憶能力があるんです〉
というアリエスの能力。
「私が転校してきてからキャンプまでの1か月に、生物の授業は何度もありました。
私は意識的にみんなの顔を覚えようとしてたので、記憶は確かです。
シャルスさんがいなかったのは間違いありません。
シャルスさん…何か…隠してますか?」
優男の目つきが…変わりました。
終わり方がうますぎます!続々とわかってくるクルーたちの秘密。
今回はルカもウルガーも親に愛されてない子どもたちという括りでしたが…。
徐々にこのB5班の括りがわかってくるんでしょうね。
でもやっぱりあの親の集まりの時にアリエス母だけが必死だったのに違和感なんですよねぇ…。
ルカ、生きていく上ではややこしい体質(?)なのに本人気にしてないの最高です。強い。