前回のあらすじ
内容をカンタンに説明すると…
- ママン村に到着した真人達は村長から「夜の女帝」の話を聞く。なんでも、強大な力で村人たちを屈服させた女帝は「命を惜しければ、この村で一番痩せマッチョでひがな一日胸筋と腹筋をなでて過ごしても飽きないようなとびきりのイケメンホストを生贄として差し出せ」と要求してきたのだとか。しかしその正体は、ワイズの母だった!娘いわく「ホストクラブにハマりまくりの貢ぎまくりな最悪の母」らしい。
- 真々子に抱きしめられたワイズは、本当の親子の絆を思い出す。母の所業を止めるべく女帝に会いにいくことを決意。一方の女帝は修道女白瀬を戦闘不能にすると、今晩貢がれるであろうマッチョなイケメンホストが来るのを待ち構えていた。
- 今回は…夜の女帝と直接対決することになった真人たち!チートツールを駆使する女帝を前に真々子、ポータが動きを封じられる中、真人とワイズは親子の絆を思い出してもらうべく女帝に訴えかけるが…!?
【通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか? 4話 アニメ感想】子供は子供で、親も親で人間で、色々あるけど何とかするのが親子だろ。
夜の女帝登場!
夜の女帝のもとへ行く真人たちは、道中で発見した棺桶シラーセさんを復活させます。
「このシラーセが女帝に関する追加情報をいくつかお知らせ致しましょう。お知らせしますとも。シラーセだけに」
「どんな局面でも平常運転ですね」
緊張感が薄れます!
「まず夜の女帝とは、ワイズさんのお母様、本名はカズノさんと仰います。ゲームの中で調子こいて、ご自身の趣味と願望を丸出しにしてしまったテストプレイヤーです」
「我が家の恥さらしめぇっ!」
顔を真っ赤にするワイズです。これは恥ずかしい(笑)
「職業はワイズさんと同じ賢者であり、母親の初回特典として最初からすべての魔法を行使できる魔法書が与えられています」
ワイズの気持ちを察する真人です。母親が強すぎて自分が出る幕がない!
一方で大量のSPを貯蓄できた夜の女帝は、キャストキャンセルが可能になり、ゲームに実装されていない無敵防御スキルも手に入れました。外部から用いた何らかのツールを用いたのだろう、と推測する白瀬さん。
「無敵の他にも、NPCに想定されていない行動をさせるなどやりたい放題ですね」
「あの馬鹿親…!」
筋肉イケメンの取り巻きがそれにあたるのかな?
「この手の不正行為は厳しく対処されます。場合によっては億単位の損害賠償もありえますよ」
驚愕するワイズですが、幸いにも彼女たちに出来ることはまだ残されていました。
「ゲームの中でゲームとして何とかしていく、というのはどうでしょう?この事件があったからこそ親子の絆が深まったのだと、感動の結果を導き出してもらえれば、あとは私の方でうまい具合に脳酷暑をまとめられます」
シラーセ
真人達はワイズ親子のクエストに挑む形で協力します!お節介も承知です!
「では、このシラーセに秘められている禁忌の力を用いて皆様を女帝のもとへ導いて差し上げましょう!彼女は今別窓を開いて不当にシステムを書き換えている最中であるとシステム課から報告を受けました。問答無用極大魔法・垢BAN(運営介入)!!」
「うわぁ!生々しい極大魔法だ!」
もはや極大魔法でも何でもない気がするけど(笑)
「くるわ!」
禍々しいゲートの中から夜の女帝ことワイズの母が出現します!
「あらぁ、久しぶりねぇ~」
「あれが自分の親とか嫌すぎるーっ!!」
この絵ヅラで登場はキツイぞ(笑)
圧倒的力の差!
ワイズと真々子は魔法攻撃を繰り出し、女帝の初撃を相殺します。
ですが女帝がチートを発動。真々子とポータは巨大樹に閉じ込められてしまいました。
「もうそいつらは出てこれないわ~。あはははは!」
残された真人とワイズも箱状の空間に閉じ込められます。
箱状の空間は女帝のアイテムストレージに届いていたそうですが、差出人は不明だったそうです。差出人、怪しいな…?
「後知ってることといえば、ここでお願いするとなんでも必ず叶えてもらえるということだけ」
「それって、ここは女帝が使用しているチートツールそのもの、つまりプログラムの中ってことか!?」
「例えば…国機密文書が欲しいとお願いして入手したら、国はいくらで買ってくれるかしらねぇ?」
「流石にそれはシャレにならないでしょ!もういい加減にしなさいよね!」
「それはこちらのセリフよ!私はね、これでもこのゲームを通じて親子をやり直そうと本当に思っていたのよ!それなのにあなたと来たら…」
ワイズは以前、親子の絆を深めようとする母を突っぱねたのでした。
「あれは…つい言いすぎたのもあるけどっ」
「子供なんて作らなければ良かった」
「え…?」
「子供は害悪。どこまでも身勝手で迷惑をかけ続け親の平穏や自由を奪うだけの存在…」
でもワイズを産んだのは女帝と父親でしょ…!?( ̄▽ ̄;)
「ま、待ってママ、ちゃんと謝るから」
「もう結構よ!あなたなんていらない!」
「ワイズ!!」
女帝は召喚した魔物をワイズにぶつけたのでした。
ワイズは血を吐いて倒れます。ゲーム内とはいえこれはちょっと…。
真人は抗議しますが、女帝の指摘も事実なのでした。親を親とも思わず勝手な事を言って好き勝手している…。
「その事は認める…」
「子供なんてみんなそうよ」
「でもな、うちの母さんはあんたみたいなこと言わなかったぞ!勝手なこと言ってるのは百も承知だ。子供ってそういうもんなんだよ!頭ではわかっているんだ!口から勝手に出てくるんだよ。それを上手く抑えられないんだよ!」
良くも悪くも甘えすぎてしまう。
「だから、許してくれないか?こんな子供を許してくれ!あいつだって本気で言ってたわけじゃないはずだ!頼む、どうか子供を見捨てないでくれ!」
「…そんな虫のいい話、通用すると思って?」
女帝は怒りの鉄槌(物理)を真人に下します。
「親にとって子供は単なる足かせ!それだけなのよ!さぁ、トドメめよ!邪魔なこともは消えてしまいなさい!!―――なにっ!?」
激しい振動と共に大地に亀裂が入ります。巨大樹の壁のみならず、巨大樹の壁を破壊して現れたのは、剣を手に持つ真々子でした。キタ――(゚∀゚)――!!
親子の絆を思い出せ!
「私は片時も忘れたことはありません。私の子供が生まれてきてくれた時のことを。だって私は母親だから!」
真人に優しい微笑みを向けた真々子は、鋭い目になおって女帝を見つめます。
「あれほどの幸せをどうして忘れてしまえる人がいるのか。たったひとつ、自分たちが持っているそれだけしかない親子というかけがえのない繋がりをどうしてないがしろにするのか。私は理解に苦しみます。怒りさえ感じます。そして悲しくも思います。でも私は信じます。あなたも母親なら…思い出してくれますよね?いえ、思い出してもらいます。あなたの子であるワイズちゃんのために、何がなんでも!」
女帝は真々子の言葉を意に返しません。
「あなたが誇るその強さをあなたがか論じてきた力で打ち砕きます。」
真々子と真人、親子の絆で!
女帝「そんなことできると思って?」
真々子「えぇ、できます。だって私には自慢の息子がいますから。ねぇ、まーくん!」
真人「母さん…! いつも勝手なこと言う息子でゴメンな…でもってありがとう。母さんが俺の母さんで良かった!」
真々子「はい…。どういたしまして」
女帝「くっだらないファミリー映画ね」
気持ちは分かるけどそんな言い方するな(笑)
「まーくん!お母さん頑張るわ!」
剣を振るう真々子。その威力は女帝の想像をも超えるものでした。
「私に傷を…!?」
「まだまだ!いきますよ!」
「なんなの?!攻撃の手数が多すぎではなくて!?あなたむちゃくちゃだわ!」
(やっぱりうちの母さんすげーな。強すぎ)
通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんなので!
「でも私にはこれがある!」
鉄壁の防御魔法を誇る女帝になかなかダメージを与えられません。
そこでポータが用意していたアイテムを使い、真人は防御を無効化するのでした。
「な、なんですって?!」
「その顔、親子でそっくりだな!」
「魔法封じ対策をしていないところもワイズさんとそっくりです!」
真々子にも女帝のような気持ちはあります。
しかしそれ以上に、子供と接することで得られる気持ちが宝物のように思えていました。
「だから私は子供の全てを受けとめます!抱きしめます!どんなことがあろうと見捨てません」
「黙れ黙れ黙りなさい!そんなものはただの理想!現実はそんなにうまくいかない!子供なんてわがままでっ、身勝手でっ、迷惑でっ」
((٩(#゚Д゚)و))
「もう終わりよママ!一発ガツンとやられて頭を冷やして!」
ポータのおかげで意識を取り戻したワイズ。母に攻撃を加えます。
しかし女帝はめげずに、禍々しい羽を生やすと空へ逃亡を図ります。
「空の敵は俺に任せろ~!はぁ~っ!!」
「きゃああああ!」
真人の剣が初めて役立ちました!
「母さんラスト!」
「あなたもちゃんと母親であることを思い出してください!はぁっ!」
女帝さんフルボッコです(笑)
「そんな…わたしが、負けた…?」
地に向かって落ちていく女帝。それをキャッチしたのはワイズでした。
「ゲンヤ…?」
「やっぱりママのこと嫌いになれない。私はママの子供だもんっ…。ママ、ごめん。ごめんなさい。仲直り、したいよぉっ…!」
娘の涙を見て、母もまた涙を流すのでした…。
「母さんお疲れ」
「はい、お疲れ様~」
「あの、自分もっ!」
真々子、真人、ポータは勝利のハイタッチをします。
夜の女帝をめぐる騒動は一件落着です。
仲直り、そして新たなクエストへ
「本当に最悪!もう本当にいい加減にして!」
「別にいいでしょゲームの中なんだから~!ママの好きにさせなさいよ~!」
似た者同士だ(笑)
「あれも一つの親子の形よね!」
感動のシーンから親子乱闘に突入です。
ワイズはペチャパイじゃないもん!
「ていうかワイズ。なんでお前いるの?」
翌日、冒険を続ける真人パーティの中にワイズは留まっていました。
「私は邪魔だって言いたいわけ!?」
「じゃなくて。喧嘩するほど仲がいいってことでそっちはゲームクリアじゃんか、カズノさんはもうログアウトしたんだろ?」
「そ、それはそうなんだけどね!私はもうちょっとこっちにいたほうがいいかな~って」
「なんで?」
「なんでって…!」
「あらあら、もしかして」
ワイズ、まさか真人のことを…!?( ^ω^)
「ていうかあんたたちのパーティーにはわたしが必要でしょ!」
真人「魔法封じに対する耐性について…」
ワイズ「わかってるし!ちゃんと耐性上げるし!ぷぅっ」
真人「なら良し、冒険に出発するか」
ワイズの赤面ふくれっ面かわいい(*´∀`*)
「さて、今回のクエストでは大変お世話になりました。つきましては頼れる皆さんに次なる依頼をさせていただきたいことをお知らせします」
モニター越しに白瀬さんが接触してきました。
「ぶっちゃけみなさんには今後とも、運営の手に余る諸問題をクエストという名目で片付けていただきたいのですー」
正直な白瀬さんです。
「ではこれから皆さんが進むべき道をお知らせしましょう。はぁッッッ!!」
目からビームが(笑)
「次のクエストに張り切って行きましょ~」
「母さん、それ俺が言いたかったんだけど」
リーダーはあくまで真人、という事で。
「そ、そうよね、ごめんなさい…」
「まぁいいけど……なんで泣く?!」
「だって、まーくんくんが優しくて。ちゃんとお話してくれるようになってるからお母さんすごく嬉しくて…」
「にしても泣くことないだろう!?」
この世界に来てから、親子の距離は確実に縮まっていました!
「それじゃ行きましょうか!おかあさんといっしょに冒険よ!まーくんもお母さんに続け~!」
「あんまり調子に乗るなよ~母親!」
母親と一緒に冒険の旅に出たら強くなれますか?
いつかされた質問と同じ事を聞かれます。
真人「さぁな。なれたりするんじゃねーの」
夜の女帝ことカズノは欲望に正直な所もあるけど、娘といい親子関係を築きたかった。ワイズもまた然りで。
真人と真々子も随分仲良くなったように見えますがまだゲームクリアの基準には達していないようですね。
テストプレイヤーに諸問題諸々をぶん投げる運営もどうなんだ!と思うけど一石二鳥だし良いか!
白瀬さんは完全にネタ枠になってましたね。目からビームは不意打ちでした(笑)
次回はどんなクエストが待ち受けているのでしょう。楽しみです!