【ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 1話 アニメ感想】ウェイバーの成長!イスカンダルの背中を追いかけろ!

前回のあらすじ

内容をカンタンに説明すると…

  • 三田誠先生が執筆する『Fate/stay night』シリーズのスピンアウト小説が待望のアニメ化!
  • 『Fate/Zero』、冬木市で繰り広げられた第四次聖杯戦争から10年後。ロード・エルメロイII世となったウェイバー・ベルベットが、持ち込まれた魔術絡みの難事件を解決していく。
  • 今回は…ある日、ウェイバーはライネス・エルメロイ・アーチゾルテに拉致された。彼女は亡き恩師ケイネス・エルメロイ・アーチボルトの義理の妹だった。「なぜ聖杯戦争で生き残ったウェイバーが、借金をしてまで兄が残したエルメロイ教室を買い取ったのか?」。そう問われたウェイバーは過去にさかのぼり、その経緯を語り始める。

【ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 1話】バビロンと刑死者と王の記憶【アニメ感想・名場面】

 ウェイバー、拉致される

10年前、日本の冬樹大橋にて。
英雄王VSイスカンダルの戦いを、ウェイバー・ベルベット少年はその目に焼き付けます。
すでに最高潮ですぞ!! \( ‘ω’)/ウオオオオオアアアーーーーッ!!!

次に7年前、イギリスのアーチゾルテ邸にて。

「何なんだよお前たちは…!?いきなりさらっておいて!」

開幕攫われたウェイバーです。しかも逆さ吊りです(´Д`;)
視界が自由を取り戻すと、目の前に一人の少女がいました。

「私はライネス・エルメロイ・アーチゾルテ。第4次聖杯戦争の参加者にして君の恩師、ケイネス・エルメロイ・アーチボルトの義理の妹といえば分かるかな?実際の血縁としては姪なんだがね

可 愛 い ! ! !(第1印象)←

しかし初対面が吊るし上げ状態ってどうなんだろう…( ̄▽ ̄;)

復讐か?と思うウェイバーですがどうやら違うようで。

ライネス「不思議に思っていたことを尋ねてみたくてね」

第4次聖杯戦争に負けながらも生き残ったウェイバーは、半年後、多額の借金をしてケイネスが残したエルメロイ教室を買取りました。

「ケイネス先生の遺産を奪った泥棒とでも言いたいのか」
「まさか!ただ私は知りたいんだ。なぜ君がそんなことをするつもりになったのか。私にはそれを知る権利がある。だろう?」
「!!……ちょっと長い話になるぞ」
「知っているかね?人間は逆さ釣りにされると長くは持ちこたえられないそうだ。まぁだいたい3時間もすると、血流が上下逆転する負担に耐えられず、心臓が止まる」

「死にたくはないだろう」「手短に話せ」ということか?( ̄▽ ̄;)

ウェイバーは話し始めます。
時系列はまたまた移動して、第四次聖杯戦争から数ヵ月後。

「ここが、バビロン…。遥か原書の王、ギルガメッシュが築き、そして世界の覇者イスカンダルを看取った街…」

イラクのバビロン遺跡に彼の姿はありました。


なるほど。( ゚ ω゚)フム

「ここはあいつの街だ。困ってる人は見過ごせない」
「はぁ…?」

遺跡を後にしたウェイバーは、道中で人助けをするのですが。

男「よぉ、あんた魔術師だな?」
ウェイバー「…あぁ、そうだよ」
男「だよな」
ウェイバー「これは停止系の魔眼!?」

魔術を使ったために、厄介事に巻き込まれてしまいます。

男はかつて時計塔に居たのだと。「ロンドン帰りのバルザーン」の異名を持つ魔術師であると主張します。

「同窓会ならほかでやってくれ」
「どうせなら俺のところに泊まっていけよ。いいだろ?な?」

ウェイバーちゃんの貞操が危ない!!!(違

バルザーンの魔眼によって肉体の自由を奪われたウェイバーは、抵抗できなかったようです。

ウェイバーとメルヴィンの関係は…

「魔術師の肉体ってのは最良の素材だ。じっくり活用させてもらうから、暴れないでくれよな」
「生贄扱いか」
「じゃあな後輩」
「ふざけんな!!」

客室という名の牢獄に閉じ込められたウェイバー。
魔眼の効果はとっくに切れているので、どうにか脱出しようと試みます。

しかしこの部屋には先客がいました。

「ウェイバー!?ウェイバーじゃないか!」
「メルヴィン…?」

メルヴィンは、ウェイバーの学友にして頻繁に吐血する個性的な男でした。虚弱体質なのかな( ̄▽ ̄;)
彼はバルザーン先輩に騙されてここまでやってきたそうです。

「アラブの美女とか超期待したのに」
「本当お前ってク●だよな」

それはちょっと言いすぎですよ(´Д`;)

「そういう君はどうしたの?私に金を借りて日本へ行ったんじゃなかったっけ?」
「あぁ…」

それは聖杯戦争が始まる前の事。

『おい、メルヴィン!おまえ、この間愉快な話を聞かせてくれるなら金でもなんでもだすって言ってたよな?』
『もちろん!面白い話を聞けるならいつでもママの財布からカネを出すぞ!』

ク●じゃねーか!(´・言・`;)

『だったら今すぐ日本への旅費を都合しろ!この時計塔全部をひっくり返してやる!』

「というわけでぜひ話を聞きたいわけだが―――」
「すまん…!」

彼が話せるようなことは、何もありませんでした…。
そしてメルヴィンとの会話の中で初めて、ケイネスとその一派が無残な死を遂げたことを知りました。

「魔術刻印はほとんど回収できなかったらしいよ。もったいない」
「…誰が、ケイネス先生を殺したんだ…?」
「セイバーの英霊って聞いたな」

蘇るトラウマ。

「ここを出よう。長居は無用だ」

ウェイバーは扉の接合部を魔術で老朽化させ、脱獄に成功します。その奥で彼らが見つけたとある工房。

メルヴィン「ここの連中騙してバビロンの遺跡を掘ってるんだ。イスカンダルの墓かも知れないって。ま、採掘が忙しそうなのは好都合だ。さっさとトンズラさせてもらおう」

しかしウェイバーがそれを見逃せるはずがありませんでした。

「ここを叩き潰すぞ!!」

面白いもの見たさのメルヴィンもウェイバーに協力します。

バカ正直にバルザーンの前に姿を現したウェイバー。
魔眼によって再び体の自由は封じられ、そのためか対するバルザーンは余裕綽々、隙だらけです。

「この魔眼は無敵だ!この魔眼とイスカンダルの聖遺物を手に、俺は時計塔をも超えてみせる!」
「それってあれ?もしかして、俺を認めなかった時計塔に、ってやつ?」
「何!?」
「やっぱりな。全部見たことある術式だ。けれどロンドンとバビロンじゃ霊脈も何もかも違う。これじゃあダメだ」
「てめぇ!!お前に俺の魔術の何がわかる!?」

バルザーン先輩の小物っぷりが凄い(笑)

「分かるさ。魔術師同士が殺し合うという本当の意味―――その恐怖と苦痛と、余すとこなく教えてやるよ!!」

次の瞬間、遺跡の一角で爆発が起きます。それは範囲を広め、生者達の魂を吸いとっていきます。
騒ぎに乗じて身を隠すウェイバー。バルザーンの魔眼はもう解けていました。

「な、何をした!?」
「霊脈のバランスを崩して悪霊を活性化させただけだ。お前の術式は何もかもロード達の猿真似に過ぎない。ちょっと視覚を崩せばこのとおり!」

作戦はウェイバー。実行はメルヴィンでふたりの連携プレーが冴えます!

「だが、俺にはまだ、魔眼がある…!!魔術戦だろう!?」

「ばーか!別に魔術師が魔術師を倒す必要なんかどこにもないんだよ!」

聖杯戦争で彼が学んだことの一つでした。

ウェイバーはメルヴィンのバイクに乗って遺跡を脱出します。

残されたバルザーンがどうなったのかは言うまでもない…( ̄∀ ̄)

「…すまない。金は、これだけしか返せない。約束していた愉快な話も何もできない。僕は本当に無力で馬鹿だった。だけど。だけどどうしてもやりたいことがあるんだ。だから」
「だから?」
「金を貸してくれ!!僕は、先生を失ったエルメロイ教室を買取りたい!」
「なんで?」
「ずっと考えていたんだ。僕にはやっぱり、あの人の死に責任がある!担保もない!保証もない!だが頼む!」

無謀とも身勝手とも言えるウェイバーの言葉に、しかしメルヴィンはあっけらかんと笑います。

「金を貸す理由はただ一つだ!」
「なんでも言ってくれ…」
「私たちは親友だ!親友になるんだウェイバー!」
「お前、何言ってるんだ?文脈おかしくないか?」
「おかしくないさ!今の言葉は私を感動させたよ!いいとも!親友なら催促は最大限待ってやるとも!」

親友だと信じたいけど!これは親友と言える…のか…(´Д`;)???

シンユウってなんだっけ……( ´ω`)

取引

そして今に至るまで、ウェイバーは教室を存続し成功させました。

話が終わり、ライネスによって拘束が解かれます。

「ただ私個人としては、最初の疑問に帰ってくるんだよ。ねぇ、ウェイバー・ベルベット。そこまでして教室を運営してるのは一体全体どんな心境かな?」
「…あなたの兄であるロード・エルメロイが。僕の師でもあるケイネス先生が亡くなったのは。僕の愚かな暴走に起因するからだ。先生とは決して穏やかな中でもなく評価されていたわけでもなかったけど。僕があの教室で育てられたのは事実だ」

「だったら、かつての僕と同じような生徒たちから、学ぶ機会を奪うわけにはいかない!」

至って生真面目な理由でした。
と同時に魔術師としてのケイネスを尊敬していたようです。

ウェイバーの答えを聞いて吹き出すライネス。

「うんうん、確かに!君が貴重なイスカンダルの聖遺物を盗み出さなければ我が兄ももう少し長生きできたかもねぇ~」

死ぬ結末は同じなんですか!?(´Д`;)

「僕はこれを使いこなせなかった。あの征服王の主たれなかった。僕の罪は認める。だから命だけは勘弁して欲しい」

今の彼には、命を取られるわけにはいかない理由がありました。

「やるべきことがあるからだ。かの王の名にかけて」

いつになく深刻で真剣な顔になるウェイバー。

ライネス「――――。ふむ…」

「ではせっかくだし、君の罪悪感に漬け込んで私からいくつか要求してみようか!」

1、大変なことになっているエルメロイ派の借金を肩代わりする。ハリウッド超大作が作れそうな額だといいます。
2、1割程度を残して失われたケイネスの、エルメロイ家の源流刻印の修復。普通にやれば3世代はかかるそうですが。

ウェイバーは渋々、了承します。
というか、何とかするしかありませんでした。

「では一番大事な所に行こう。ロードについては知っているね?」
「魔術協会を支配する最高位の魔術師。知らないはずがないだろう」
「そう。我がエルメロイ派にとって、ロードの地位は絶対だ」
「ロードを排出する資格を失えば時計塔の派閥とみなされないからな」
「妥協案としては私なんだが。流石に若すぎるだろう?どうか私が適齢期になるまでエルメロイのロードの座を維持してもらえないかな?」
「それは構わないけれど…。具体的にはどうすれば?」

ライネスはいたずらっぽく笑い、返答します。

「私が成人するまで誰かにロードの仕事をしてもらうってことだよ」
「?!」

ロードの仕事、というのがよく分からないのですが、ウェイバーは大きな衝撃を受けていますね。

「待ってくれ!それはつまり…!」
「そういうことだ。他のロード共との殺生は心底つまらないと思うが頼んだぞ。新たなロード・エルメロイ。それともこう呼ぼうか?親愛なるお兄さま」
「……僕が、ケイネス先生の、後継者に………」

大変なことに巻き込まれたみたいです( ̄▽ ̄;)

かの王の背中を追いかける

「ひとつだけ条件がある」
「なんだい?」
「ロード・エルメロイにはⅡ世をつけてほしい」

タイトル回収!

「僕には重い名だ。ふさわしいのは先生だけだろう」
「君はてっきり兄のことを嫌っていると思っていたが」
「個人としては今でも好かない。でも魔術師としては尊敬している」

(何より僕には、追うべき相手がいるんだ―――!)

ここでイスカンダルの背中は卑怯でしょ(´;ω;`)

(そうだ。聖杯戦争が終わっても馬鹿馬鹿しいくらいに人生は続く。続いていくんだから、足掻かなきゃいけない。いつかお前の見たかった最果ての海にたどり着くまで)

そして現在。ロンドンの時計塔にロード・エルメロイⅡ世の姿がありました。

「師匠。戻られましたか」
「あぁ、ようやく後始末が終わった」
「それは良かったです。お客様がお見えですよ」

弟子と思しき少女の名は、グレイと言います。

グレイに案内されるまま自室に戻ると、メルヴィンと成長したライネスがソファに腰掛けていました。

「また厄介事なのだろう?」
「もちろんさ。親愛なる兄上。借金返済のため手伝ってもらいたい」
「絶対に損はさせないぞ~!」
「話を聴こう。どんな事件だ?」
「もちろん。ロード・エルメロイⅡ世にふさわしい、難事件だとも」

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Fate/staynightシリーズとFate/Zeroしか見てないのですが、楽しめそう?(´-ω-`;)
ウェイバーの成長っぷりに驚きました。だけどいつになってもイスカンダルの背中を追いかけるところは彼らしい(T▽T)
ライネスも可愛かったな~。小悪魔を通り越してSっ気の強い子だったけど(笑)
10年経っても交友関係が続くメルヴィンとの間にあるのは金の縁ではなく本物の友情なのだろうな、と。持つべきものは親友だ!(金持ちの←
グレイはどこかアルトリアの面影を感じさせますね。なにか関係あるのかな?
今回はロード・エルメロイⅡ世誕生までが詳細に描かれました。次回から本格始動の予感!
彼とその仲間、弟子たちの活躍に注目です!!
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