【鬼滅の刃 13話 アニメ感想】善逸フルボッコ祭り!炭次郎の怒り!禰豆子を巡って仲間割れ!

前回のあらすじ

内容をカンタンに説明すると…

  • 猪突猛進男は二本の日輪刀を手にしていた。戦闘のさなか、またも部屋を飛ばされた彼は我流・獣の呼吸で。覚醒した善逸は雷の呼吸で鬼を一体ずつ討伐する。屋敷に残る鬼は、あと一体…。
  • 残る一体・鼓鬼は元十二鬼月だった!剥奪されたその数字を取り戻すべく、一人で何十人分もの栄養を持つ「希血」を喰らおうとする。炭次郎が発見し、照子が探していた長兄の清は希血の子だと判明。屋敷に連れてこられてからは鼓鬼が落とした鼓で部屋を変え、なんとか生き延びたのだという。炭次郎は兄弟を部屋に隠し、不屈の心で鼓鬼に再び挑む!
  • 今回は…鼓鬼を倒した炭次郎は照子らを連れてようやく屋敷の外へ出る。だがそこにいたのは猪突猛進男と、傷だらけの善逸で…!一体何があったの!?

【鬼滅の刃 12話 アニメ感想】善逸の雷ノ型!意外と強キャラ!?炭次郎の不屈の心!

2019.06.23

【鬼滅の刃 13話 アニメ感想】命より大事なもの

 鼓鬼の過去

鼓鬼はキョウガイと名乗ります。

炭次郎「キョウガイ!俺は折れない!諦めない!」

その言葉がキョウガイの遠い記憶を呼び覚まします。

『諦めなよ。つまらないよ』

『つまらないんだよ。君の書物は。全てにおいてゴミのようだ。美しさも儚さも凄みもない。もう、書くのはよしたらどうだい?紙と万年筆の無駄遣いだよ。趣味の鼓でも叩いていたらいいんだ。それもまぁ、人に教えられる腕でもないが』

キョウガイは人間の頃、売れない物書きでした。
嘲笑され、彼のプライドは深く傷つきます。

最初から完成した作品が出来るはずないのに。例えゴミに見えようが、その積み重ねの上に素晴らしい作品が出来るかも知れないのに。あんまりですね…(´・ω・)

鼓鬼は炭次郎と違い、諦めてしまった人間でした。

 決着

不屈の心で鼓鬼に挑む炭次郎ですが、戦況は悪化するばかりで。

(ダメだ!気合だけではどうにもならない!頭だ、気合とともに頭も使うんだ!)

なんという正論!脳筋じゃない有能主人公です!

攻撃をかわすのがやっとの中で、しかし炭次郎は部屋に散らばった紙を踏むことはしません。それは鼓鬼の魂が込められた作品でした。

鼓鬼「!」
炭次郎(分かった。紙を踏まないように避けたおかげで、怪我が傷まない体の動かし方、呼吸の仕方が分かった!)

炭次郎の行動が鼓鬼の攻撃を弱め、自身も対処法を発見するに至ります。

(呼吸は早く、浅く!その呼吸で骨折している足回りの筋肉を強化する!爪の攻撃の前には紙のような匂いがする!)
(攻撃を全てかわしている!?)

水の呼吸・玖の型 水流しぶき乱!!」

美しい攻撃でした。アニメーション素晴らしいです!

炭次郎は一気に詰め寄り、鼓鬼の間合いに入ります。そして見えた月の糸!

「キョウガイ!君の血鬼術は凄かった!!」

炭次郎はキョウガイを対等な目線で認め、その首を切り落します。

「小僧、答えろ…小生の血鬼術は、すごいか」
「凄かった。でも…人を殺したことは許さない」
「そうか……。(小生の書いたものは。ゴミなどではない。少なくともあの小僧にとっては踏みつけにするようなものではなかったのだ。小生の血鬼術も鼓も。認められた)」

鼓鬼に必要なのは理解者だったのかもしれません(´・ω・`)
一人でも肯定してくれる人が居れば鬼にはならなかっただろうに。その弱みを鬼舞辻に漬け込まれたんだろうな…。

珠代に届ける為の血を採取した炭次郎は、「成仏してください」と頭を下げ、その足で照子と清を見つけ出し、屋敷の外に向かいます。

 新たな問題発生!

主を失った屋敷は元通りになります。

部屋が変わった勢いで外に飛ばされ、一足先に脱出していた善逸達。

そこに「猪突猛進」を連呼する男がやってきます。

「鬼の気配がするぜ…!」
「あ、あいつ!今声を聞いて分かった!5人目の合格者!最終戦別の時に誰よりも早く入山して誰よりも早く下山したせっかち野郎!」

そうだったの!??Σ(´∀`;)

せっかち野郎が目をつけたのは禰豆子が入った箱でした。

「やめろ!!」
「なんだ、てめぇは?そこをどけ!」

善逸は咄嗟に箱をかばいます。

「鬼殺隊なら分かるだろうが!そりゃ始末しなくちゃならねーんだ!早くそこをどけ!」
「どかない!これは炭次郎の!この箱には手出しはさせない!炭次郎の大事なものなんだ!」
「おいおいおい、何言ってんだ?!」

刀を振り下ろされても善逸はそこを譲りませんでした。

「その中には鬼がいるんだぞ!分からねーのか!?」
「そんな事は最初から分かってる!!」

Σ(゚д゚lll)そうだったの!?

(鬼を連れてるのは分かってた。鬼の音は人間の音と全く違うから。でも炭次郎からは、泣きたくなるような優しい音がする。今まで聞いたこともないくらい優しい音だ。生き物からはとにかく音がしている。たくさんの音が零れ出している。呼吸音、心音、血の巡る音。それを注意深く聞くと、相手が何を考えているか分かった。でも俺は人によく騙された。俺は自分が信じたいと思う人をいつも信じた)

「信じたい人」が女の人ばかりなのがまた善逸らしいなぁ…(´・ω・`;)

(鬼殺隊でありながら鬼を連れている炭次郎。でもそこには事情があるはずだ。それは俺が納得できる事情だって信じてる)

善逸…(´;ω;`)
ポケーっとしてる子だと思ってごめんよ、ちゃんと色々考えていたんだね…←

「俺が……」
「あぁ?」
「俺が直接、炭次郎に話を聞く」

「だからお前は引っ込んでろ!!!」

善逸はやる時はやる男です!そして今が、その時でした。

「この箱には触らせない。それは炭次郎の大切なものだ!あいつが戻ってくるまで触らせない!!」
「どけぇ!」
「嫌だ!!」

せっかち男に殴られ、蹴られても、箱を守ります。

「刀を抜いて戦え!この弱みそが!!」

刀を抜かないのも、善逸の強さであり優しさなのかもしれません。

 炭次郎の怒り

「炭次郎…。俺、守ったよ。お前がこれ、命より大事なものだって。言ってたから……」

屋敷を出た炭次郎が見たのは、ボロボロになった善逸でした。
擦り傷にアザに出血に。せっかち男、容赦無さすぎでは!?(´Д`;)

血にまみれて箱を庇う善逸の姿が、かつての惨劇と重なります。

「もういい…。これ以上俺の邪魔をするならお前ごと箱を串刺しにしてやる」

せっかち男は日輪刀を振り下ろします。
目の前で大切な仲間が傷つけられ、妹に危害がおよび、炭次郎は我慢の限界でした。

「やめろ―――――――!!」

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フルボッコ善逸かわいそうだった(´;ω;`)
何度騙されてもまだ人を信じ続ける姿勢は「バカ」と言われるかもしれませんが、見方を変えれば強さであり底知れぬ優しさだと思うんですよね。なんていい子なんだろう。その漢気に惚れるよ!!そして箱の中には君が大好きな美少女がいるんだけどどうなる事やら…←
キョウガイは否定された果てに鬼になってしまったのかと思うとやるせないです。もし肯定してくれる人が居れば、炭次郎みたいに諦めずにいれば、違う結末になったのかな。原作者さんの気持ちも込められているようでしたね。作品否定は人間性も否定されるようでホント辛いので。
少しテンポに違和感があったものの、続きが気になる引きでした!
怒りに満ちた炭次郎と猪突猛進男の行方は…!?
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