【フルーツバスケット 13話 アニメ感想】変態兄・綾女襲来!紫呉、はとりと男の友情!

前回のあらすじ

内容をカンタンに説明すると…

  • 透たちは高校2年生になった!入学式当日、草摩潑春と草摩紅葉が同高校に入学してくる。生徒会長との校則バトルは撥春の勝利に終わった!
  • 学校を訪れていた草摩家当主・慊人と初めて挨拶を交わした透。それに対する由希の尋常ならざる反応の裏には、幼少期から続く慊人へのトラウマがあるようで…。
  • 今回は…巳の十二支・草摩綾女は紫呉やはとりの幼馴染であり由希の兄だった!過去に起因する兄弟の溝。破天荒な綾女の言動に透たちは振り回される。

【フルーツバスケット 12話 アニメ感想】草摩慊人と由希のトラウマ!紅葉と撥春が高校入学!!

2019.06.22

【フルーツバスケット 13話】元気でいたかな?我が弟よっ【アニメ感想・名場面】

 変態兄襲来!!

(慊人さんに会って数日が経ちました。けれど由希くんは相変わらずお元気そうにしていて。本当に良かったです!)

透のおかげですが、それに気づいてなさそうな本人です(笑)
畑から家に戻る道中、透は脱ぎ捨てられた衣服を発見します。

「もしやこれは十二支!?」

その言葉に反応するように木陰から白蛇が現れ、透の体に巻き付きます!

「本田さん!?本田さんどうしたの!」

透の悲鳴を聞いて駆けつける由希(早い

「な、何かが服の下にっっ!うわああ!」
「え!?」

服の中から白蛇が出てきました。

由希「今すぐコイツの皮をはいで丸焼きにしろ」

みなぎる殺意!!

紫呉「は?あーや。あーやじゃないか!どうしたの突然!」

蛇は「あーや」というらしい。

由希「今すぐコイツの皮をはいで…」
紫呉「ちょっとまって、落ち着こうね由希君」

帰宅した由希は激怒していました。静かに、しかし抑えきれぬ怒りを爆発させていました(笑)

「草摩綾女。まぁ見ての通りの巳だね。あーやは寒さにやたら弱くてね。冷えるとたまに変身しちゃうんだよ。あーやと僕、それとはとりは同世代で、小中高と一緒だったんだ。つまり3人揃って真のマブダチトリオってわけだね!」

はとりの苦労が目に浮かぶ、と呆れる由希達。

「あーや」って紫呉の約束云々の時にも名前が出てきましたね。

さらに綾女に関する衝撃の事実が判明します。

白蛇「先刻、僕はひどく体が冷えていた!暖かさを求めていた!そこに熱を帯びた人肌が近づいてきたらすがりついてしまう!それが本能というものだろう!?」

襖の奥から煙発生!

「やぁ諸君!元気でいたかな?我が弟よっ!」

巳の男・草摩綾女は由希の実兄でした。(バラが鬱陶しい

由希「警察に連れて行かれないだけましと思え!」
夾「あいつ、お前(透)になにしやがったんだ?」
綾女「あぁ、本当にキョン吉もここにいるんだね?」
夾「その呼び方やめろっつってんだろ」
綾女「まぁキョン吉はともかく…」
夾「やめろっつの!!」

どんまいキョン吉ィ!

綾女「正月ぶり、ぐれさん」
紫呉「久しぶり」
綾女「僕と会わない間、浮気なんてしてないだろうね。ぐれさん?」
紫呉「君がいながらそんなことする訳無いだろ、あーや」

なんだこのやりとり(笑)

由希と綾女、美しい容姿は似ていますが性格は真逆のようです。

綾女の目的は透らしいのですが。

綾女「なんだいなんだい、小難しいね。透君、外で食べるとしよう!案ずることはない、僕のおごりだ!!あーっはっはっは!!」

透は外に連れて行かれました。

由希&夾「「~~~~~」」
紫呉「僕に怒ったって仕方ないでしょう」

 兄弟の溝

透が連れてこられたのは、どっこいラーメンなるお店でした。

「由希たちなら気にすることはない。子供じゃないんだ、自分たちで何とかするさ」
「で、ですがお世話になっている身で…」

「僕の奢りじゃ食せないとでも言うのかい?」
「いいいいいえそんな!滅相もございませんです!!」

イケメン特有の距離感(笑)
透は流されていきます!

「僕らは見ての通り仲が悪い。いや、親しくないと言ったほうが正しいかな。10も年が離れているし、由希は病気がちなこともあって生まれた直後から隔離されていたようなものだし。僕は僕で弟なんていたっけか、くらいの認識でやりたい放題だった」

「隔離」という言葉に疑問を覚える透。

「そして気づいた時には兄弟の間に深く険しい溝が出来ていた…というわけだよ」

綾女の本当の目的は透、というより由希でした。
恐れの対象である慊人と会って沈んでいるのでは、と心配していたのですが、本人は思ったより元気で。

「スキあらばお兄さんぶろうと思っていたのに」
「後悔しているんですか?溝を作ってしまったこと」
「不思議なことに、歳を重ねていくと子供の頃には分からなかったことが分かってくるんだね。あの時はああするべきだった、あの時はああ言うべきだった。そんなふうにね、いろいろ分かってくる」

幼い由希の手を払いのけた、あの時の後悔。

「懺悔して子供の頃の無知だった自分をなかったことにしたいのかもしれない。だから大人は勝手だって言われるのかな」
「…でも、お母さん入っていました」
「?」
「自分が親になって初めて親の気持ちが分かったって。だけど本当に理解しなくてはいけないのは、本当に忘れてはいけないのは子供の頃の自分だって。初めて逆上がりが出来た日や、初めてたくさん怒られたこと。子供の頃感じた気持ちをちゃんと忘れずにいれば大人になっても、親になっても理解しあえる。100%は無理でも歩み寄ることはできるって」

透の本日の御言葉頂きました。深いです。

「あ、いえ、ですからあの!何が言いたいかと申しますとつまり!由希くんも綾女さんもこれから歩み寄るのですよ!!………すみません」
「あー、いやいや。素敵なことを言う人だな、と」
「はい!お母さんは宇宙一です!」
(いや、君に対して行ったんだけど)

綾女は由希が元気でいた理由に納得します。

「そうか。僕らもこれからか。頑張ってみようかな。…君も、これからも由希と仲良くやってくれたまえ」
(その時、綾女さんは――)

「本田さん無事!?兄さんが何か変なことしなかった!?」

帰宅した透に由希が駆け寄ります。弟に全く信用されていない兄(笑)

透「あの、由希くん、由希くんはお兄さんのこと嫌いですか?」
由希「…嫌いっていうか。苦手、かな。何を考えているのかよく分からないし…」
綾女「苦手ならば克服すればよい!今こそ僕らは歩み寄るべき時!弟よっ!!」

蛇になった綾女が透の胸元から出てきました(アカン

「あ、ここれは!店を出てすぐにまた変身して蛇さんは寒いと死んでしまうらしく!」
「蛇だからねっ」
「~~~お前なんか兄でも何でもない!!!!」
「あはっはは、真実は変えられぬよ由希!」

せっかく歩み寄るチャンスだったのに台無しだよ!( ̄▽ ̄;)

(でも由希くん)

(その時綾女さんは、お兄ちゃんの顔をして笑っていたのですよ)

時間はかかりそうですが、いつかきっと歩み寄れるはずです。

 居座る男

綾女「ん~、まだ寝るぅ~~」
夾「ぶっ殺す!!!」

翌朝、キョン吉の絶叫が響きました。
何があったかというと目が覚めたら隣に変態男がいた(笑)

綾女「由希が部屋に鍵をかけて入れないようにしてるから」
キョン吉「だったら紫呉の部屋で寝ればいいだろ!」
綾女「だってぐれさん、僕を寝かせてくれないんだもん…」
紫呉「おいおいよさないか。子供の前で」

┌(┌^o^)┐オトナな関係!??

学校であった紅葉と撥春曰く、綾女は「外」に住んでいるそうです。
「男のロマンを売る店」の店長でもあり、ウエディングドレスやナース、メイドの服なんかを売っている、と。健全なのかそうじゃない方なのか(これ以上ツッコまない方が身の為だ

「あ、由希。………なるほど。分かった」

撥春は何かに気づいたようです。

綾女「おや、学校からまっすぐ家に帰ってくるとは。そんなにボクとお話したいのかい?」
由希&夾((まだいた))

訳:早く帰れ

紫呉と綾女は高校時代のアルバム見ていました。

「兄を知るチャンスだよ!」
「いい別に」
「では仕方ないな。なぜ僕が挑発を許されたのか説明しなければならなくなったではないか!」

 綾女伝説

綾女の長髪はもちろん校則違反でした。校長先生直々に注意されます。そこで綾女は…。

『先生…僕、王族なんです!』
『は?』
『今まで隠してきましたが僕には帰るべき国があるのです!』
『な、何を一体!?』
『そもそもなぜ我が王族が長髪ではいけないかと申しますと、第1国王であらせられたルルバラ様が4つの年を跨がれた時に受けたお告げにたんを発します。マルドゥームニ!、と唱えられたカンドラ様の額が青く輝きますと、ルルバラ様の御身はムチを打たれた子馬のように解放され、熱い慈愛の波と共にその頭には軽く風になびかん木々の如くたおやかな髪が広がっていたのです。さて、この時かのカシパルー様はと言いますと、寝所にて芽吹きを待つ花のように安息の眠りについておられましたが、突如襲った胸の高鳴りに声を上げました。カンパニ――ル!!、と(略』

虚無の目と宇宙を背に謎設定を語り始める綾女。語彙力だけはすごい変態だ!

本能で危険を察知したのか校長はその場から逃げようとしますが、綾女に引き止められます。
結果長髪を許可せざるを得なくなるのでした。

紫呉「もっと信じられない話をしよう!あーやは生徒会長だったんだ!なんだかんだ言ってあーやは人気者だったからね。まぁ見てくれもあったけど何よりあーや の破天荒な行動にはみんな惹かれていたし」
はとり高校生『バカやってないでいくぞ』
紫呉「校則や行事も、あーやの代で大きく変わって楽しくもなったんだよ。みんなを引っ張る才能があったってことかな」

巻き込む才能の間違いでは()

破天荒な兄の伝説に、由希も興味を持ち始めます。

綾女は一部の生徒が旅行中に歓楽街へ赴き、問題になった話を始めます。

綾女「教師は生徒たちを退学させようとした。無論、僕は生徒会長と抗議した。その生徒たちと保護者、教師たちで話し合いが行われたのさ…」

綾女生徒会長『未成年である僕らが歓楽街に足を伸ばす。その行為は褒められたものでは決してない。法による秩序が守られねば、社会は成り立たない。だが!あたかも性欲自体が全て悪いかのように否定することに対しては遺憾と思わざるを得ない!なぜならば!性欲とは人類の歴史をつないでいくという大役の一端を担っていると、僕は考えているからだ。それは恥なのか?罪なのか??』
歓楽街生徒『会長…!』
先生『綾女くん…!今日はいつになく真剣だ』
先生『やはり、いつもの阿呆ぶりはわざとだったのか!』

ここには阿呆しか居ないのか(´・ω・)

そして真顔で聞き入るはとりがじわじわ来る(笑)

綾女『未成年という曖昧なレールの上で、行き場のない欲情を抱える生徒たちに救いの手を伸ばそう!』
『おぉ!!』
綾女『これからはこの僕に!欲情すればいい!!』
『おぉ………!!?』
綾女『生徒の欲望を、生徒の代表であるこの僕が受け止めるのは至極当然行為!そのうえ男同士ならば保護者殿も安心だろう!』

そういう問題じゃねーよ!!(;´д`)

綾女『さぁ!どんどん欲情したまえ!そうとも!僕は攻め受けで答えるなら僕は―――』

受けであると暴露した綾女の自称「素晴らしい話」でした。
はとりがフォローしたおかげで生徒の退学は免れたそうですが(綾女は何もしてない説

「どうだい由希!?これで少しは兄の姿を理解できたかな?」
「出て行け」

さやかな笑顔とイケボで兄を拒絶する由希でした。溝は深まるばかりです。
綾女の暴走は止まりません、紫呉は止める素振りも見せません。

キョン吉「こっちは苦痛なんだよ!」
紫呉「でも基本的には僕の言うことも聞かないしね。唯一聞くとすれば――」
はとり「おい、カギが開いていたから勝手に邪魔したぞ」

綾女が唯一言う事を聞く人間、草摩はとりが現れて綾女は回収されました。

「撥春が綾女を連れて帰れと」
「!」
「じゃあバイバイ!由希~、何やら騒がしくてゆっくり話す暇もなかったね。だが案ずるな。また来るさ。愛しい弟。さらばだ諸君!あっははは!はははは!」
「邪魔したな」
「なんだったんだ…」
「あーやは昔からとりさんの言うことだけは聞くんだよね」
「そうなんですか?なぜでしょう」
「憧れなんだって。自分にはなくて欲しいと思っているものをはーさんは持っているから、憧れて。大切にしたいんだって」

憧れの対象を持つ点において綾女と由希は同じでした。

綾女「なかなか由希の心を開けなくてね」
はとり「由希も馬鹿じゃない。ただ、まだ子供なだけだ。譲れないものがまだたくさんあるだけだ。焦ることはない」
綾女「…透くんて、少し君に似ていたよ。人のことばかり一生懸命になったり」

「僕はそういうのに、本当弱いなぁ」

不思議なくらい、言って欲しい言葉を言ってくれる。

綾女「やっぱ叶わないよ。とりさんには」

綾女が去った紫呉家は平穏な日常を取り戻しました。

「どうしようもないよあの人。でも自分に無いものを持つ人に対して素直に好意を示すことが出来るのはすごい。と、思う…」

由希のそんな言葉を聞いて、透は由希の顔と夾の背中を見つめます。

後日。学校で由希は撥春に声をかけました。

「あのさ…。心配してくれて、ありがとう」

撥春は笑顔を返しました。

『歩み寄ることはできるはず。そう考えたほうが、楽しいしね』

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予想以上に強烈な綾女でした。まさか由希の兄だったとは!Σ(´∀`;)美形なところ以外全然似てない(笑)
紫呉やはとりとも同年代だったんですね。ああいう関係、羨ましいな~。
綾女を前にすると由希と夾の意見が一致するのも面白かったですね(笑)
由希と夾もいつか綾女とはとりのような関係になる日が来るのでしょうか。
そして由希と綾女の溝は深まったように見えますが、由希が兄の「凄い所」を認めている時点で実はもう歩み寄るっているのでは、と思います。撥春にお礼を言ったのも。
透の存在が十二支達のわだかまりと心の傷を少しずつ癒していきますね(*´∀`*)
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