内容をカンタンに説明すると…
- 乱歩でも太刀打ちできないヒョードルの罠。ポートマフィアとの戦いは避けられないのか。各自が戦いの意思を固める中、
- 田山花袋の様子を確認しにいく事になった敦。森と福沢はお互いしか知らない場所へと歩みを進めていた。
- 今回は…森鴎外と福沢諭吉、12年前。福沢は森の警護を夏目から言い渡されていた。敦と芥川は太宰からの要望で二人で作戦行動をとることに。
【文豪ストレイドッグス 36話】共喰い(其の三)【アニメ感想】
素で強い二人
「さぁエリスちゃん。優しく撫でてあげなさい」
エリスが異能なんですね。そして一方福沢の剣さばきたるや…。
(抜いた刀身すら見えぬ程の抜刀術…さすがは銀狼。元政府最強の暗殺剣士)
12年前 2人のボスの過去。
「警護の任?」
森の元を訪れた福沢。二人共今も若々しいなぁ。
「ええ。福沢殿は凄腕の用心棒だとか」
「用心棒は当面休業中だ。今は探偵社創業の準備をしている。ここに来たのは夏目先生の指示だ」
「この診療所は中立地帯です。黒社会の患者からは面白い話が聞けて退屈しませんよ」
加害者も被害者も両方診察してる森。
(闇医者・森鴎外。胡乱な男だ。夏目先生は何故この男の守護を私に…)
ごろつきが先生を縛り上げています。
「森先生。あなたの診療所は中立故に患者を通じて黒社会の情報が集まっている。小さい組織なら一晩で潰せるほどのね。
闇の情報屋。それがあなたの副業だ。我々はポートマフィアの武器庫の在処を知りたいのです」
痛々しいですね…。
「ここ最近ポートマフィアのボスは無秩序に戦果をまき散らしている。今ならどんな悪行もポートマフィアのせいにできる」
「知っているよ。君達は先週薬品輸送車を襲ったね。私も黒社会を含めてこの街が好きだが
君達のような寄生虫には反吐が出る。
あなたはどうです?福沢殿」
ごろつきの背後には福沢が。
「馬鹿な!表には十数人の見張りが!」
「全員斬った」
「捕まった演技で奴等の拠点を聞き出しました。応報と逆襲の時間です。
夏目先生の計画通りに。」
太宰曰く夏目先生は探偵社設立の後ろ盾となった伝説の異能力者。
神出鬼没で所在不明。一説には万物を見抜く最強の異能力者だそうです。
福沢「今日俺達が潰した陰謀は所詮小粒の災禍。根源たるポートマフィアの暴虐がある限り火難は生じ続ける」
森「わかっています。だから私は夏目先生の三刻構想に乗ります」
<12年前ここで初めて共闘して以来我らは何度も対立し衝突した。
しかしたまに共闘する時決まって我らは敵なしだった>
どっちも素の実力が半端ないですね。
エリスちゃん斬られました。
異能力ぶった斬れる社長の力…。
「ごめん…リンタロウ。先に向こうで待ってるね…」
福沢「これが三刻抗争の終焉だ」
森「構想…戦後の混迷期昼を軍警と特務課が、夜をポートマフィアが」
「そして昼と夜の淡い薄暮を武装探偵社が取り仕切り街の均衡を保つ構想…その構想を実現し夏目先生は引退された」
「最強と噂される先生の異能力も結局わからずじまいでした」
森は隙きを突いて福沢の首にメスを飛ばしました。これは相打ちか…?
部下たちも動いてる
国木田の見解
「彼は昔から困った男だ。自室から強引に引きずり出して探偵社に入れたが今度は事務所に自分の布団を敷いて生活し始めるような奴なんだ。
先程の映像を見て気付いた。撃たれた花袋がくるまった布団は芳子ではなかった。
花袋が理由もなく芳子以外の布団を使うはずがない。おそらくあれは防弾装備の布団。つまり花袋は生きている」
よしこ以外と寝てただと!?誰よその布団!
「でもあの状況からどうやって!?」
「問題はそこだ。あのフョードルを欺くほどの人物…花袋を助けたのは誰だ?」
森VS福沢の場所では猫が現れ…どっかーん。
「まったく面倒な奴等じゃのうお前らは」
「夏目先生!」
「隠居ジジイには楽をさせろ!何のためにお前らに街を任せたと思っている?」
花袋さんも出てきました。なるほど夏目先生のおかげですね。
「花袋の小僧が鼠のアジトを割り出した。じゃが敵は狡猾の権化。追手を察知すれば暗中へと消え二度と捕えられぬじゃろう。では何をチャンスとする!」
「…そうか!二人の長が生死不明の時のみ」
「状況確認のためアジトにとどまる…」
「黄金時間はウイルス発症までの12時間!部下共には既に情報を渡してある。
儂が見込んだお主らの組織じゃ。鼠ごときが食い荒らせるものではない!二人とも!それを証明してみせよ!」
合わない二人の協力関係
「社長の命がかかった逆襲作戦になぜ芥川を…」
「それが私の作戦だからさ。君達二人で敵のアジトに潜ってもらう」
太宰に頼まれたのは敦と芥川で作戦を実行することでした。
「敵のアジトは古い炭鉱跡の中にある。全長数百km。内部は侵入対策のセンサーや罠が山盛りだ。
最優先の目標はウイルス異能力者だ。奴の異能力を無効化しなければ社長達が死ぬからね。第2に頭目のフョードル」
「そんな重要な作戦なら尚更…!だって芥川の僕への憎悪は尋常じゃありませんよ!」
本人目の前にして遠慮なく言いますね。
「作戦を…遂行します」
「私の直轄麾下は4年ぶりだね。少しはできるようになった所を見せてもらおうかな」
「はい!」
芥川が素直。
緊張と嬉しさで舞い上がってるのでしょうか?
難易度の高すぎるアジトへなんなく侵入する二人。
「待て!太宰さんが組んで動けと言ったろう」
「この作戦、やつがれの優質を太宰さんに明く4年越しのチャンス…貴様などむしろ早々に潰れた方が…。
我ながら愚鈍の極みだな。貴様を刻み捨て人虎は阻まれ消えたと報告すればいい!」
結局喧嘩するんかーい!
二人ほど監視役をしばりあげる芥川。
「聞け。許可なく声を発せば殺す。よいな?」
脅しが手馴れてる
敦「この見張りをどうする気だ?殺傷も放置もできないんだぞ」
「貴様等両腕はあるか?なければ逃亡防止に足指を落とす」
「待て待て!ボスの居場所は聞いてねぇが奥に対爆鉄扉があるのを見た!指紋・声紋認証の最新式のやつだ!」
「…貴様等寝返れ。そうすればポートマフィアが10倍の報酬を出す」
「ようやく俺達にも運が向いてきたかな…」
芥川…できる男…。
敦「開きそうですか花袋さん?」
花袋さんいつの間に!
<これは独立電網じゃな。この回線速度ではちと厳しいのう>
芥川「ならば開錠より敵の所在探しを優先せよ。ウイルス異能力者を狩らねば数刻でボスが死ぬ」
<了解じゃ!しばし待たれよ兄上殿!>
「誰が兄上だ」
銀ちゃんの事引きずってますか花袋さん
「なぁ芥川…なぜ太宰さんは僕達を組ませたと思う?」
「愚者の思考だな。太宰さんを計り疑う者は皆思考の迷獄に落ちる。
やつがれからも質問だ。貴様は何故この作戦に参じた?臆病者の貴様が他人のために己の命を危険にさらすのは何故だ?」
「助けなきゃいけないと思うから…正しいことを成すべきだから」
院長『誰も救わぬ者に生きる価値などない!』
なるほど…。
《捉えたぞ!ウイルス異能力者プシュキンの居場所じゃ!君達の背後!距離2m!》
モブ顔なのにモブじゃなかった。
直撃が免れたものの少しだけ銃弾が芥川をかすめてしまった。それは…。
「小さな傷をみくびるな?強い異能力者が苦しむ顔は弱い俺には最高の娯楽だよ!」
芥川にも共食いが刻印されてしまいました。

ボス二人、12年前もかっこいいですね。この段違いに強い二人も頭が上がらない夏目漱石先生は
どれほどすごいのでしょうか。
やつがれは大人になりましたね。
敦は普段の感じと違ってがんがん煽っていくのでヒヤヒヤします。
それにしてもモブ顔の異能者、傷さえつけてしまえば最強なんですねモブ顔なのに。