前回のあらすじ
内容をカンタンに説明すると…
- 賢者・マーリンに拾われたシン=ウォルフォード少年は幼い頃から魔術、魔法具、剣術の英才教育を受けて育つ。さらに前世の記憶を駆使してこの世界に存在し得ない新たな魔法を生み出すなど、規格外の強者に成長した。
- 15歳になったシンは社会勉強も兼ねてディセウム王国王都にある高等魔法学院への入学を目指す。引っ越した当日、偶然助けた少女に一目惚れするのだが…。
- 今回は…高等魔法学院に主席入学を果たしたシン。シシリーから「ある男に付きまとわれている」と相談を受ける。
【賢者の孫 2話 アニメ感想】常識破りの新入生
マリアとシシリー
「危ないところを助けてくれてありがとう!」
赤髪の少女はマリア、水色の髪の少女はシシリーという名前でした。
「マリアは魔法高等学院の生徒なのか?」
「来月の試験に合格すればね~。シシリーも一緒に」
「俺も受けるからね」
「うそ!?あれだけ体術が使えるのに魔法使い!?」
「てっきり騎士養成学院の生徒さんかと…」
早速のシン上げ!
彼の「当たり前」は傍から見たら「ふつう」ではない…。
「受かれば同じ学院生だね。お互い頑張ろう」
気取らないシンの言動は好印象でした。
「え!?あ、あのっ…」
(慣れ慣れしすぎた!?)
シンに握手を求められシシリーは動揺します。照れている…。
「ちょっとどうしたのよシシリー?」
「え?ううん!何でもないよ!頑張りましょう!」
「うん」
入学前に友達を作るとは…やるな…。
その後マリアはマーリンとメリダの事を熱弁します。悶死しそうになるシン。
「マリアって賢者様と導師様のこと好きなんだね…」
「当然でしょう!それにおふたりのお孫さんが高等学院を受けるらしいのよ!」
「ギク」
「どんな方なのかしら~!その方と同い年であることを感謝したいわ~!」
目の前にいますよ!(笑)
「じゃあ俺はそろそろ…」
「自分たちの分は払うわよ!」
「いいからいいから。ここは格好つけさせてよ」
イケメンだ!
「なんていうか格好いいやつだったね」
「うん…」
「強いし魔法使えるみたいだし押し付けがましくないし」
「うん…」
初めからこんなに好印象なのも珍しいですね。
「彼、私がもらってもいい?」
「・・・・・え?」
「あぁっ、駄目!!!」
シンが去ったあと、シシリーの様子がおかしいことにマリアは気づいていました。分かりやすい(笑)
「で?なに、まさか助けられたから一目ぼれとかチョロいヒロインみたいなこと言わないでよ?」
「そんなんじゃないと思うけど…!でもあの、すごく緊張しちゃうというか、心臓がドキドキしちゃうというか、体が熱くなるというか…」
(マジですか)
チョロインだったよ!!( ̄▽ ̄;)
高等魔法学院入学試験!結果はもちろん…!
「何をする!!離せ!!」
「なんなの?いきなり人の肩を掴んどいて。何をする、はないんじゃない?」
試験当日。ほかの受験生に絡まれたシンは返り討ちにします。
さっそく目立ってる(笑)
「貴様ぁ!俺はカート=フォン=リッツバーグだぞ!」
「はい。俺はシンです」
「俺は…リッツバーグ伯爵家の嫡男なんだぞ…!!」
「へぇ、そうですかぁ」
余裕しかない賢者の孫(笑)
世間知らずがここでも発揮されました。
「そこまでだ。高等魔法学院において権力を振りかざすは厳罰に処す。校則ではなく王家の定めた法であったはずだ。それに従えぬということは王家に対する犯意なのか?」
やたら顔のいい受験生が仲裁に来ました。あっ、この人…(察し
「ここは入試会場だ。皆の心を乱すようなことするな」
「ははっ。――チッ!」
カートを撃退した仲裁受験生の正体とは…
「あの自己紹介を返したのは傑作だったな。聞いたとおりだいぶ世間知らずのようだ。私はアウグスト=フォン=アールスハイドだ。近しい者はオーグと呼ぶ」
「えぇ!?ディスおじさんの息子!?」
やっぱり王子だ~~!
王子に「世間知らず」と言われるシンって…( ̄▽ ̄;)
「ディスおじさんの息子!そんな風に呼ばれたのは初めてだな。それじゃお互い頑張ろうではないか!」
さらに「おじさんの息子って従兄弟って感じだし…」と発言したシンはオーグに気に入られたようでした。幸先いいぞ!
「なんでシンがアウグスト殿下と親しげに話してるの?」
「シンくんって何者なんだろう…」
居合わせたマリアとシシリー。疑問が尽きません。
筆記試験は問題なし。
実技試験も力を相当抑えて(だが練習場は凄まじい衝撃)無事試験は終了です。
「それほどなのか!賢者の孫は!」
「はい。今年の入試主席は決まりですね」
後日結果発表が行われ、シンは無事合格しました。
オーグも受かったようでふたり仲良くハイタッチ。
予想はしてたけど楽勝だ!ヽ( ´∀`)ノ
シシリーを助けたい!
さっそく制服と教科書を受け取ります。
「制服には防御魔法が付与されています。くれぐれも自分で付与し直そうとか思わないでくださいね」
「うちのばあちゃんでも付与しちゃダメ?」
「おばあさま…というと導師様ですね。でしたら問題ありません」
「(じゃあ魔改造してやろう!)」
悪い顔だ…。
「シンのやつ…!」
「体術だけじゃなく魔法もすごいなんて…」
「声かけなくていいの?」
「うん、今は何を話していいかわかんないし…」
「何言ってんの!合格したっていう共通の話題があるでしょ」
シシリーとマリアも合格してました!おめでとうございます!
(この制服に付与可能な文字数は20文字。これまで壁をイメージしていたがダメだ。発想の転換、止めるんじゃない。魔法を構成する魔力そのものを霧散させる。物理防御も同様だ。魔法を運動エネルギーに置き換えて…)
あらかじめ高度な魔法が付与されていた制服ですが、シンは魔改造を実行します。
この世界に存在しない”漢字”を使って…。
文字数制限があってもこれならたくさんの情報を書き込めますね。
「成功だ―――――っ!!!」
「なんだい!夜中にいきなり!」
「ばあちゃん!見てよこの制服!」
「制服? …!!これは!!」
メリダも言葉を失う魔改造制服。とんでもない物を生み出してしまったようです( ̄▽ ̄;)
入学式当日。シンは新入生主席として代表挨拶に望みます。
教師「シン=ウォルフォード君!」
シン「はい」
シシリー「!?」
マリア「ウォルフォード…!?」
オーグ「そうだ。例の英雄の孫だ」
マリア&シシリー「えぇ!??」
隠してたのになぁ~~バレちゃったなぁ~←
先にひと悶着あったカートも合格したようですが、シン達のSクラスよりもひとつ下のAクラスでした。シンを逆恨みしているようですね…。
「ごめんねシン君、いきなりこんな話…」
「何言ってんだ!むしろ知らせてくれてよかったよ!」
シンはマリアとシシリーから、シシリーが男に付きまとわれている、と相談を受けます。
実家の権力を笠に着て脅しまで受けているそうです。
そしてその男というのがカートでした。
「な、なんだ貴様は!」
「それはこっちのセリフだ」
「シシリーは俺の婚約者だ!引っ込んでいろ!」
「って言ってるけど?」
「あ、あのっ……」
「大丈夫、何があっても俺が守るから」
「シン君…。あなたからの球根はお断りしました!つきまとわれるのも勝手に婚約者と呼ばれるのも迷惑です!!」
「この俺に逆らうというのか!いいのかシシリー、貴様の父親は財務局の管理官だったな?俺の父は財務曲の事務次官だ。俺が一声かければ…」
「!!」
(こいつ…!)
最低だな!( ̄▽ ̄;)
「いい加減にしろ。先日の俺の言葉を忘れたか」
シンが実旅行使しそうになった直前、オーグが再び仲裁しに来ました。
仲裁といってもカートを追い払いに来たのですが。
「ありがとうございます殿下」
「もう少しでキレるところだった…」
「お前がどうするかずっと見ていたのだが…」
「さっさと入ってこいよ!」
「”何があっても俺が守る…!”格好良かったぞ~~。なぁクロード!」
「へっ、あ、そのっ、格好良かった…です」
「だそうだ」
オーグ面白がってるでしょ(笑)
(あぁ~、もう!可愛いな畜生!)
既に両想いなんだよなぁ…。
メリダの観察眼!シンは魔法の世間知らず!
シンはシシリー、マリア、オーグとその護衛のユリウス、トールを自宅に招きます。
自宅にはディスおじさんも来ていました。
「クラスメイトを紹介しておくよ」
初顔合わせで萎縮するシシリーに、メリダは何かを感じたようです。女の勘…!?
「それでさ、ばあちゃん。安全のためにシシリーの制服の付与魔法を書き換えたいんだ」
マーリンもメリダも一連の事情は承知してくれましたが…。
「そうさね…。シシリーと言ったね?」
「は、はい」
「付与の書き換えってのはとんでもない代物だ。シンは本気であんたを守ろうとしている。それを受ける資格があるのかい?」
「資格、ですか…」
「そんな大げさな…」
「おだまり!」
シンが書き換えた制服は既に国宝級の防具になっていました。いくらの値が付くかも分からない…。((((;゚Д゚))))
メリダが厳しい態度になるのも当然ですね。
シシリー「その資格は…私にはありません…!」
シン「え」
シシリー「私はシンくんの優しさに漬け込みました!訳を話せば同情して助けてくれる、そう思いました…!」
素直に言うんですね(´・ω・`)
「この子は強いからね。頼りたくなるのも分か欄でもないさね」
「シンくんは関係ないのにやっぱり助けてくれて…守ってやるって言われて嬉しくて…」
「ち、違うの、私がシシリーをそそのかして!」
「ごめんなさいシン君、後のことは自分で何とかします!メリダ様にもご迷惑をおかけしました…!」
その場を去ろうとするシシリー。ですがメリダは彼女を引き止めます。
「もし何も言わずに受け取ろうとしたなら、たたき出していた所さね。でもあんたは正直に話した。国宝級の防具を手に入れるチャンスを放棄した。それは誰にでもできることじゃない」
まぁ、そうですね…。私なら奪う勢いで受け取ります←
「でも私はシン君を…騙してっ…」
「あんたのしたことなんて可愛いもんさ。シンを見てごらん、気づいてもいないよ。むしろ頼られたもんだから張り切ってるんじゃないかねぇ?」
「あぁ、そうだよ…っ!シシリー。俺は騙されたとか思ってないよ?助けたいと思ったのは俺の意思なんだ。だからさ、俺の意思を否定すんなよ。利用してくれて大いに結構だよ」
「シン君…」
シシリーがシンを騙していたのは事実ですが、二人の関係なら「騙した」うちに入りませんでした。
「試すような事して悪かったねぇ。どうしてもあんたのことを確認しなきゃいけなかったんだ」
メリダ婆のアメとムチしゅごい!!←
大切な孫の学友を見定めたんですね。
「メリダの奴よく気づいたのぅ。あのまま制服に付与しておったら、あの子の心は罪悪感で押しつぶされていたのかもしれんのぅ」
「俺の付与ってそんな大事なの?」
「気づいておらんとはのぅ!」
メリダがシシリーに感じたのは彼女が抱く罪悪感や後ろめたさだったのかな。
「シン君が助けてくれたときは本当に嬉しかったんです。でも本当に申し訳なくて、黙ってるのが苦しくて…」
(この子はなんとか押さえておきたいねぇ…)
メリダ婆の思惑とは…!?(なんとなく予想つくけど
ディスおじさん「シン君、いいかい。この付与は素晴らしい。素晴らしすぎる。これが世に出回ったら大変なことになる。絶対に他言してはいけないよ。もし軍部に伝わったら宣戦布告を望む声が上がるかもしれん」
シン「宣戦布告!?そうだよね…その可能性は考えてなかったよ」
メリダ「おぉ!シンが初めて反省してくれたよ!!」
思わぬところで感動するメリダとマーリンでした。
しかし「運用を間違えなければいいと思わないかい!?」とディスおじさん。
息子のためにも欲しいっちゃ欲しいのか(笑)
マリア「そんな国家機密の塊みたいなの来たくないわよ」
という事でマリア以外の4人は付与魔法の制服にしてもらいました。
「ありがとうございます。これを着てるとシン君が守ってくれてる気がします。すごく嬉しいです」
「じゃ、じゃあシシリー。明日からは俺が家まで迎えに行くから」
付与魔法の制服にシンの送迎に…シシリーセコム最強では!?
「でもシンくんの負担になりませんか?」
「大丈夫。ゲートを使うから」
「なにそれ?」
「こういう魔法」
「「!??」」
「中に入ってみて」
さらっとチートを披露しちゃう(笑)
「転移とはちょっと違うんだけどね。場所と場所をつなげるというか」
「いやちょっと意味わかんない」
マリア達は困惑&驚愕するしかありません。
「ゲートは一度行った場所にしか作れないから家まで馬車で送って開通させるよ」
「は、はい…」
「みんなが言うほどの常識知らずではないと思ってましたけど」
「魔法の常識知らず」
「主席殿も一般常識は落第だな」
「そんなに酷くないだろう!」
「「「え???」」」
「え?え~~っ?」
みんなちょっと引いてる(笑)
シンは重度の常識知らずです!!
1話の「魔法を使うときに詠唱は要らない」との説明に反して他の生徒が中二病炸裂なのは何故だ(笑)
詠唱不要はシンみたいな実力者だけ?
シシリーとは出会ってすぐ両想いで「どうなの」と思ったけど、ピュアでちょっとズレてる二人のイチャイチャを見るのが醍醐味のひとつになりそうですね。
オーグ王子を見るにアールスハイド王国はいい国なんだろうな~と。
シンの常識はずれが学園生活で炸裂したら…と思うとニヤニヤ&ワクワクが止まりませんね。
カートの逆恨みの件が気がかりですが、賢者の孫に王子まで学友だし…
まぁ大丈夫でしょ(適当←