前回のあらすじ
内容をカンタンに説明すると…
- 両親を亡くした女子高生・本田透は、親戚の家に住めなくなりテント生活をしていた。そんなある日、クラスメイトの草摩由希とその従兄弟である紫呉にテントで暮らしている所を目撃されてしまう。
- 事情を知った由希達は、親戚の家の改築が終わるまで草摩家に住むよう透に提案する。実は由希達には女性に抱きつかれると動物の姿になってしまう秘密があって…!?
- 今回は…草摩当主の許しも出て、透は正式に草摩家に住むことになった。しかし怒りっぽい性格の夾と仲良くなれない透に新たな悩みができる。
【フルーツバスケット 2話】みなさんが動物なんです!【アニメ感想・名場面】
草摩家の秘密!
下手に隠すより話してしまおう。紫呉はそう決めました。
「つまりね、僕は戌、由希には鼠、そして彼・草摩夾には猫の物怪が憑いてるんだ。そして草摩家には他にも十二支の物怪に憑かれてる者がいる。もう何百年も昔からね。といってもすごい力があるわけじゃないけどね。各々の動物と意思が伝わるとか、なぜか体が弱ったり、異性に抱きつかれると変身してしまうくらいで」
抱きつかれると変身するのは3人同じ。時雨は狼と会話してましたよね。
紫呉「時間が経てば人に戻るんだ。素っ裸だけど」
透「うわあああああああああっ!!!」
野郎のサービスシーンありがとうございます!!←
「どう?落ち着いてきた?」
「だいぶ事情は飲み込めてきました…」
透は、由希が抱きついてきた女生徒を突き飛ばした理由にも納得します。
「なんでこの家にこいつが!女がいるんだ!」
「黙れよ。お前にはこの家に女性が居ようが居まいが関係ない。部外者なんだから」
「うっせぇ!!」
怒った夾は机を殴りますが、その反動で透に当たってしまい…
紫呉「透くん!血!」
透「え?血…」
夾「っ……」
由希「馬鹿だとは思ってたけどここまでとはね。そのバカさ加減に免じて今日は特別に相手になってやる」
透を傷つけた夾に静かな怒りを見せる由希。
夾はわざとじゃないんですけどね…(´・ω・`)
結果は”いつもどおり”由希の圧勝でした。
王子様と呼ばれる人がこんなに強いなんて…とそのギャップに驚く透。
「気にしないで。あの二人、爆裂仲が悪いんだ」
「止めなくていいんですか!?」
「いいんだよ」
手当をしてくれる紫呉の手つきがエロい!!←
「あ!学校!遅刻です!ごめんなさいこんな時に!でも学校だけはちゃんと行きたいんです!!」
「亡くなったお母さんとの約束だもんね。でもとりあえず慊人さん…草摩の当主に報告させてもらうね」
「偉い人ですね。分かりました、では着替えてきます」
透が居なくなって、由希がおもむろに口を開きます。
「どうせ昔みたいに本田さんの記憶を…」
「そんなつもりじゃないよ。あの時は大勢に知られてしまったから仕方なく」
以前にも秘密がバレたことがあるようです。
「俺も学校に行く。屋根くらい直しておけよバカ猫」
「くれぐれもまた行方をくらまさないように。あと、透くんにもちゃんと謝っておくんだよ」
夾は落ち込んでいるように見えました。
由希に負けたのもあるけど透にした事を後悔しているような…。
透ちゃんが天使すぎて!
「話してないんだね。友達に僕たちのこと…」
「もしかして不安にさせていますか!?私、絶対話しません!人様のことをベラベラ話すのは悪党だって、お母さんによく言われました!」
「いや、そうじゃなくて」
「誓いを立てます!血判状でも根性焼きでもなんでもします!!お母さんの昔よくやって…」
そんなヤクザ?ヤンキー?みたいな!(´Д`;)お母さんナニモノ!?
「そうじゃなくて!!秘密を守ろうとしてくれたのに…ごめんね。君の記憶を消すことになるかも。消すって言っても催眠術みたいなことなんだけど。昔も今日みたいにバレたことがあったんだ」
その時は大勢に見られてしまい、その場にいた全員の記憶を隠蔽することになったそうです。
由希のトラウマなのかな…。
『慊人、そんなに必死で隠すほど僕は変なの…?』
『うん、変だよ。人間がねずみに変身するなんてへんに決まってるんだ。そんなこと、普通の人が知ったら気味悪がるよ。近寄らなくなるよ。離れていくよ』
秘密がバレる恐怖はここから始まっていました。当主にもそういう経験があったのでしょうね…。
「私平気です!重大な秘密を知ってしまったなら、仕方ないって思ってますから。だから草摩君たちが一番安心する方法を取ってください。忘れてしまうのは悲しいけど…でも我慢です!記憶が消されても、またお友達になってくださいね」
透ちゃん天使かな?女神???
記憶が消されても由希との出会いはなかったことにはしたくないんですね。
「あ、ネクタイが歪んでます」
「え?あぁ、こういうの苦手なんだ俺」
「私の出番ですね!」
『普通の人が知ったら気味悪がるよ。近寄らなくなるよ』
透の反応は当主が言っていたものと違いました。
秘密を知る前も知った後も、何も変わらない…。
「本田さんは、気味悪くないの…?」
「はい!元気です!!」
???(´∀`)
「気分が悪くないの」と聞き間違えたようです。天然可愛い(笑)
「いや、そういう意味じゃ…」
由希の中で、透への想いが少し変わったかな…?
「…ありがとう」
「いいえ!ネクタイ結びは得意なんです!」
由希の「ありがとう」にはネクタイの他にも「離れないでくれてありがとう」の意味が込められているようでした。
素直になれない
「後でプロ呼んで直してもらえ。とりあえず雨が凌げればそれでいいだろ!」
「は、はい…」
帰宅すると、夾が透の部屋の天井を補強していました。
「おい!」
「は、はいっ!?」
夾の喋りが高圧的なのでいちいちビクビクしちゃいますね( ̄▽ ̄;)
「俺は周りが…見えなくなるんだ、カッとなると」
謝ろうとしている!
「だからその、今朝はっ……今朝は悪か」
「由希くん透くん帰ったよぉ~~!ついでに馬鹿でドジで喧嘩にまた負けた夾く~~ん!」
「なんでもねぇよ畜生ッ!!」
「え!?あ、ちょっと待ってください!」
紫呉のせいで謝るタイミングを逃しました(笑)
「朗報だよ。秘密さえ守れば透くんが同居しても良いってさ」
ご当主からのお許しキタ━(゚∀゚)━!
記憶が消されず、透は安心します。
「話がうますぎるというかなんというか。本田さんを巻き込んで慊人と二人で何か企んでいないだろうね?」
「いやぁ~!そんなねぇ」
『信用するよ。その透さんを、由希にも夾にも、僕にとってもいい機会かも』
「あははは…」
当主からにじみ出るラスボスオーラ(;゚д゚)ゴクリ
(何はともあれ、私は草摩家のご厄介になります!)
腐った台所を片付けた透は、翌朝から朝食を作ります。由希にも好評ですね。
「あの、夾さんは一体?」
いつにも増してイライラしている様子。
「あれね、今日騙して編入試験受けさせたもんだから。つまり夾くんも明日から君たちと同じ学校に通うことになったのですよ。いただきまーす!」
「食べるな、近寄るな、出て行け」
由希は怒ってます(笑)
夾は受かった男子校に行かず、4ヶ月も姿をくらましていたそうです。由希に勝つため、ずっと修行をしていたと。
(夾さんが草摩くんに勝ちたいのは、あの昔話のように騙されたことを恨んでいるからなのでしょうか?でもそれを聞くのは夾さん悪い気がします。それでなくても私は夾さんに嫌われている気がするから。少し寂しいです。せっかく会えた十二支の猫さんなのに…)
「もう少し頭を使った行動をしてくれないかな?」
「お前正気か!なんでこんな女がワラワラいる学校に通ってんだよ!」
翌日から編入した夾ですが、クラスに馴染めません。
「慊人が決めた男子学校に通わされるよりずっとマシだよ。俺は少しでも草摩の檻から出たいんだ。その檻に自ら入りたがるお前の気が知れないよ」
「お前に分かるもんか!!俺はお前に勝つ!お前に勝ってれっきとした草摩の一員になるんだ!もうこれ以上爪弾きには合わねぇ!」
「だ、ダメです―――!!!」
由希と口喧嘩になるわ、透に抱きつかれて猫になってしまうわで夾の怒りゲージはMAXに…。
透「ご、ごめんなさいっ!でも喧嘩は、喧嘩はダメです!」
「うるせぇよお前は!!俺は由希に勝てればそれで良いんだ!邪魔すんな!」
「おい夾…」
「何なんだよ!目障りなんだよ!!!」
「!」
また言ってしまった…。
(怒りマックス…!嫌われました、いま完全に嫌われました…)
透はショックを受けてその場を後にします。
「お前、馬鹿」
「…殴らないのか?」
「そのほうが痛い時だってあるだろう」
夾の下がった尻尾が本心を表していました…。
「痛いことばっかり言っちゃうんだ。あいつに…」
「透くんのことかい?」
「無理なんだよ俺は。人と関わって暮らしていくのに向いてないんだ」
「君は単に経験が足りないだけだよ。他人と交わり傷つけたり傷つけられたりしながら人を学び、己自身を学ばないと本当に人を思いやれる人間にはなれないよ。いつか君を好きだと言ってくれる子が現れた時、大切にできるように。今は逃げずに修行を続けなさい」
「そんなやついるもんか!」
「いたらどうするんだい?」
「想像もつかないね。とりあえず正気かよって聞いてやる」
「あっそ」
お友達になってください!
紫呉「透くんは?」
由希「バイト。帰り遅いらしいから迎えに行こうと思うんだ」
紫呉「あぁ、そうしてあげなさい。ここらは痴漢が出るから」
コレは痴漢が出るフラグ!?(´Д`;)
「はぁ~」
帰宅途中の透は、夾の言葉を思い出していました。
『目障りなんだよ!!!』
「はぁ~~~~~。(犬さんをやめて猫さんになる。私のあの言葉は本気だったのです。それなのに嫌われるなんて…)」
直後、背後からなにかの気配がします。
「(これはもしや!世に聞く痴漢!?)嫌ですッ!!!」
スクールカバンを背後の気配めがけて振り回します。
そこにいたのは痴漢…ではなく夾でした。
凍りつく両者…!(笑)
「あ、あの、お日柄もよく!夾さんはお散歩ですか!?」
「やめろ!さん付なんて痒くなる!呼び捨てでいい」
「夾…くん?」
「なんだよ」
「呼んでみただけです」
「用もないのに呼ぶな!!」
「は、はぃぃ!」
「っ…!いや、違う。いいんだ、用がなくても呼んだって。別に前をウロウロしててもいいし…なんかムカついたら今みたいに殴れば…いい…」
「(これはもしかして、謝ろうとしているのですか?そのためにここに…??)あ、あの!ごめんなさい違うんです!嫌って言ったのは、カバンをぶつけたのは痴漢と間違えちゃったからで!」
「痴漢!?」
「それどころか私好きだったんです!」
「十二支の猫が好きだったんです!本当です。私、猫年になりたかったんです!つまりえっと…私は、仲良くなりたいのです!!」
こんなにストレートに言われたら嬉しいですよね(*´∀`*)
夾は紫呉の言葉を思い出します。
『いたらどうするんだい?好きだと言ってくれる子が』
「い、いいことなんか無いぞ!猫年なんて…!」
透を追い越して先に行ってしまう夾。
(なんとなく、夾くんのことがわかってきました。人より少し不器用で、根はきっと優しい人。ごめんなさいの気持ちを知ってる素直な人)
透の観察眼には恐れ入ります!
あと多分、赤面ツンデレですね…今回だけでかなり赤面してる(笑)
(こうして仲直りも出来ました。これから毎日が楽しくなりそうです!)
透を傷つけてしまった直後に後悔。謝ろうとするけど謝れず。自責と恥ずかしさの間で葛藤。萌えるぞこのイケメン!←
由希は夾に比べるとしっかりして見えるけど、草摩家に対する態度は発展途上な部分もあったり。
紫呉の大人なポジションが安心しますね。だらしない部分が多いけど(笑)
何より、優しくて炊事家事完璧でバイトもこなしてる透ちゃんの欠点が見当たらない!( ̄▽ ̄;)
透ちゃんと草摩の人たちとの出会いが何かを変えていく予感です。
当主の慊人は何を企んでいるのでしょう。
由希の秘密基地も気になります(・∀・)
次回、透たちが大貧民になる!?