作品情報
内容をカンタンに説明すると…
- 週刊少年ジャンプで話題沸中の時代劇ファンタジー漫画「鬼滅の刃」がアニメ化決定!
- 時は大正。鬼に母と兄弟を殺された少年・竈門炭治郎は、唯一の生き残りで鬼にされてしまった妹の禰豆子を救うため、そして家族の仇を撃つため、鬼狩りとなり闘いに身を投じていく。
- 今回は…亡き父に代わり、炭を売って家計を支えていた炭治郎。慎ましくも幸せな彼の日常は、ある日鬼に家族を皆殺しにされたことで崩壊する。
【鬼滅の刃 1話 アニメ感想】残酷
平和な日々
炭を売って家計を支える炭治郎。
母「今日は雪が降って危ないから行かなくてもいいんだよ」
炭治郎「正月になったらみんなに腹いっぱい食べさせてやりたいし…。少しでも炭を売ってくるよ」
母「ありがとう」
家族想いで心優しい少年です。
お母さんは美人だな!
「お兄ちゃん!」
「禰豆子」
「六太を寝かしつけてたんだ。大騒ぎするから。お父さんが死んじゃって悲しいのよね…。みんなお兄ちゃんにくっついてまわるようになった」
炭治郎の家は、母と子供6人の7人家族でした。
炭治郎は長男で禰豆子は長女みたいですね。
(生活は楽じゃないけど幸せだな。でも人生には空模様があるからな。移ろって動いていく。ずっと晴れ続けることはないしずっと雪が降り続けることもない。そして幸せが壊れる時には、いつも血の匂いがする)
不穏なフラグだ…(;゚д゚)ゴクリ
町に降りた炭治郎は住人たちに歓迎されます。炭を売ってくれ、と引く手数多です。
仕事に関係ない手伝いでも快く受け入れます。良い子すぎる…。
「あ!炭治郎!ちょうど良かった!皿を割った犯人にされてんだよぉ!嗅いでくれ!」
「―――猫の匂いがする」
「ほらぁ!!」
「あら、猫なの?」
炭治郎は鼻が良いようでした。
夫の言葉を疑う妻ですが炭治郎の言うことはすんなり信じます(笑)
信頼されてますね。
人食い鬼の噂
「おめぇ山に帰るつもりか!?危ねぇからやめろ。うちに泊めてやる」
「でも…」
「いいから来い!鬼が出るぞ」
仕事を終えた炭治郎は、帰路の途中で知人のおじさんに引き止められます。
「ごちそうさま!――なぁ三郎爺さん。鬼ってどんなだ?」
「昔から人食い鬼は日が暮れるとうろつき出す。だから夜歩き回るもんじゃねぇ。食ったら寝ろ、明日早起きして帰ればいい」
「…鬼は家の中には入ってこないのか?」
「いや、入ってくる」
「じゃあ、みんな鬼に食われちまう」
「だから鬼狩り様が鬼を斬ってくれるんだ。昔から。明かり消すぞ、もう寝ろ」
三郎爺さんの話を聞きつつ、鬼なんて居るはずない、と思う炭治郎。
しかし生前の祖母も同じことを言っていたのを思い出します。
「(幸せが壊れるときにはいつも…)血の匂い…!?」
それは翌朝のことでした。
炭治郎の目に飛び込んできたのは変わり果てた禰豆子の姿…(´言`;)
「どうした禰豆子…!?何があった!!!母ちゃん……」
家の中には惨殺された母と兄弟たちもいました。
(禰豆子だけはまだ温もりがある!医者に見せればまだ見つかるかも知れない!!息が苦しい、凍てついた空気で肺が痛い、前に進め!!もっと早く足を動かせ!まだまだ街まで距離があるんだぞ!急げ!死なせないからな、絶対助ける!兄ちゃんが助けてやる!!)
禰豆子をおぶって雪山を駆け下りる炭治郎。
しかし突如暴れだした禰豆子にバランスを取られ、崖から落ちてしまいます。
幸い雪がクッションになって大事には至りませんでしたが…。
「禰豆子……!?大丈夫か!?」
鬼になった禰豆子!
「ヴア”ァ”ァ”ァ”ッッッ!!!!」
心配して駆け寄る炭治郎に禰豆子は牙を剥きます。
前とは別人のようですね。鬼化してる…!?
(三郎爺さんの言葉を今思い出した!禰豆子が人食い鬼!?いや違う、禰豆子は人間だ、生まれた時から!だけど匂いがいつもの禰豆子じゃなくなってる)
妹が鬼になったと思いながらも、口や手に血は付いてない、そして兄弟を庇うように倒れていた事から、家族を殺したのは別の存在だと考えます。
(俺がよその家でヌクヌクと寝ていた間あんな酷いことに。痛かったろう、苦しかったろう。助けてやれなくてごめんな。せめて禰豆子だけは何とかしてやりたい。だけどすごい力だ、押し返せない…!)
鬼化すると並みの人間以上の力を発揮するようでした。
「禰豆子頑張れ!堪えろ、頑張ってくれ!鬼になんてなるな!!しっかりするんだ!!」
炭治郎の必死の呼びかけに一瞬反応した禰豆子は涙を流します。
とても辛そうな表情でしたね…。
まだ人間の心は消えてない!
「なぜ庇う?」
「妹だ、俺の妹なんだ!!」
「それが…妹か?」
どこからともなく現れた男は、鬼化した禰豆子を狙い剣を向けます。
「動くな。俺の仕事は鬼を切ることだ。もちろんお前の妹の首もはねる」
「待ってくれ、禰豆子は誰も殺してない!俺の家にはもう一つ嗅いだことのない匂いがした!みんなを殺し…たのは……!多分そいつだ!禰豆子は違うんだ、どうして今そうなったのかは分からないけど、でも!」
「簡単な話だ。傷口に鬼の血を浴びたから鬼になった。人食い鬼はそうやって増える」
「禰豆子は人を食ったりしない!!」
「よくもまぁ、今しがた己が食われそうになったおいて」
「違う!俺のことはちゃんとわかってるはずだ!」
炭治郎は、禰豆子の涙を見逃しませんでした。
「俺が誰も傷つけさせない、きっと禰豆子を人間に戻す!絶対に治します!」
「治らない。鬼になったら人間に戻ることはない」
禰豆子を殺さないでくれ、と土下座して懇願する炭治郎。ですが男の反応は痛烈なものでした。
「生殺与奪の剣を他人に握らせるな!!惨めったらしくうずくまるのはやめろ!そんなことが通用するならお前の家族は殺されていない!奪うか奪われるかの時に主導権を握れない弱者が妹を治す?仇を見つける!?笑止千万!弱者には何の権利も選択肢もない!ことごとく力で強者にねじ伏せられるのみ!妹を治す方法は鬼なら知ってるかもしれない…。だが鬼がお前の意思や願いを尊重してくれると思うなよ!!当然、俺もお前を尊重しない!それが現実だ!なぜさっきお前は妹に覆いかぶさった?あんなことで守ったつもりか!なぜおのを降らなかった?なぜ俺に背中を見せた?そのしくじりで妹を取られている!お前ごと串刺しにしてやっても良かったんだぞ!!!」
兄弟の絆
残酷な現実と男の言葉に炭治郎は絶望します。
男(お前が打ちのめされているのは分かっている。家族を殺され妹は鬼になり、辛いだろう。叫び出したいだろう。分かるよ。俺があと半日早く来ていればお前の家族は死んでいなかったかもしれない。しかし時をまいて戻す術はない…。怒れ。許せないという強く純粋な怒りは手足を動かすための揺るぎない原動力になる。脆弱な覚悟では妹を守ることも治すことも家族の敵を治すこともできない)
炭治郎が自ら立ち上がるのを待っていたんですね。根は良い人なのでは…。
「や…やめろ――――――――!!!!!」
禰豆子の窮地に立ち上がった炭次郎は、斧を手に取り男に戦いを挑みます。
「(感情に任せた単純な攻撃…)愚か!!」
「っ!!」
ついに男の目前に迫りますが、刀の柄で攻撃され気絶するのでした。
(ん?斧はどこだ―――)
「!!!!(木の影に隠れる直前に石を投げ、と同時に斧を投げた。丸腰であるのを悟られないよう振りかぶった体勢で手元を隠す…)」
炭治郎のコントロールすごい( ゚д゚)
実戦経験がないにも関わらず、かなり頭が回るようです。
男に勝てないと悟った炭次郎は自分が斬られたあとで男を倒し、妹だけでも助けようとしていました。
「しまった!食われる!」
男の隙を突いて炭治郎に駆け寄る禰豆子。しかし男が予測したようにはなりませんでした。
炭治郎を守ってる!??Σ(゚д゚ )
『禰豆子は違うんだ…人を食ったりしない!』
(昔、同じような事を言って鬼に食われた奴がいた。飢餓状態になっている鬼は親でも兄弟でも殺して食べる。栄養価が高いからだ。今までそういう場面を何度も見てきた)
ましてや禰豆子は鬼化したばかりで傷を負っています。
体力を消費し間違いなく重度の飢餓状態に陥っていました。
それでもなお兄を守ろうとしている…!
(守る動作、俺に対する威嚇。こいつらは何か、違うのかもしれない―――)
男は禰豆子を殺さず、戦闘不能に追い込みました。
それからしばらくして。
「起きたか」
「!!」
意識を取り戻した炭次郎は、男から禰豆子を守るように抱き抱えます。
禰豆子の口には竹製の口枷が…。
「狭霧山の麓に住んでいる鱗滝左近次という老人を尋ねろ。冨岡義勇に言われてきたといえ。今は日が差していないから大丈夫なようだが、妹を太陽の下に連れ出すなよ」
鬼にとって太陽は弱点なのかな。
男・富岡義勇は姿を消しました。
いい人だったけど何者なんだろう?三郎爺さんが言っていた鬼狩り様?
「…行くぞ」
母と兄弟を埋葬し、炭治郎と禰豆子は家を後にします。
向かうは狭霧山、鱗滝左近次のもとへ。
物語の序章ですね。炭治郎と禰豆子の旅が始まります!
富岡義勇の考えを変えたのはふたりの兄弟愛があったからこそ!
これなら禰豆子を人間に戻す方法も見つけられるのでは。炭治郎の家族を殺した鬼も見つけなきゃですね…。今のところ手がかりが「匂い」しかないけど。
やることは山済みです。
鬼化した禰豆子に付けられた竹製の口枷は何か意味があったりするんでしょうか?鬼とバレないようにするためか?
そして鬼と戦うなら炭治郎自身も強くならなければいけません。これからどんどん成長しそうです!