前回のあらすじ

内容をカンタンに説明すると…
- 阿紫花を追い詰めたパンタローネだが、あと一歩のところでエレオノールの言葉を思い出す。「これ以上人間を傷つける事は許さない!」。攻撃を止めたパンタローネ。阿紫花は重症を負いながらも死を回避するのだった。
- シュナージーを倒したジョージはしろがねとしての限界を迎え、阿紫花に看取られながら息絶える。ハリーがある部屋に到着した鳴海とミンシアを待ち受けていたのは、新たな強敵で…!?
- 今回は…生存者とハリーを乗せた脱出用の列車はゾナハ病研究所からの脱出を試みる。殿を買って出たギイが戦闘不能に陥る中、助太刀に現れたのはなんとパンタローネだった!!
【からくりサーカス 24話 アニメ感想】脱出へ
ミンシアさん天国から地獄
ハリーがある研究部屋に到着した鳴海とミンシア。
迎え撃つはオートマータ2体。その足元には、血だらけの博士達が倒れていました。
「一刻も早く手当てするためには一人一体、確実に倒すのよ。私はあのブランコのやつを相手するわ」
「大丈夫かよミンシア姐さん?」
「私はこれでもあんたとサハラ戦を生き抜いたのよ?でもいい機会だし。そうね…約束してくれるかな?あいつに勝ったら”姐さん”を取って私を呼んでよ」
「おう。だから気をつけてくれよ」
ミンシアの乙女心ですねぇ…。
鳴海は気づいてなさそうですが( ̄▽ ̄;)

約束してもらって嬉しそうなミンシア。可愛いぞ!
「っしゃあ!」
「え、何!?」
ミンシアのやる気度が上がった!(笑)
冷静を取り戻した鳴海はオートマータと戦闘を開始。
苦戦するかと思われましたが顔面を破壊し、敵を戦闘不能に追い込みます。
あっさり勝利しましたね!
一方、苦戦していたのはミンシアでした。
鳴海(気を込めた八拳が効かねぇ!?)
オートマータ「私の名前馬ブロムブロムロー。攻撃部隊のチームリーダーだ!」
パンタローネを除けばこの場で一番強いオートマータなのでは?

ブランコに乗るブロムとすれ違いざまに、ミンシアは強烈な一撃を浴びてしまいます。
「しっかりしろ姐さん!!!」
駆け寄る鳴海。ミンシアの体から大量の血が流ます。思ったより傷が深い…(´Д`;)
ブロム「人間は自分の限界を客観的に認識できない!だから負けるのさ!」
鳴海「野郎…よくも!許さねぇ!!」
限界状況!!
「愚かだな。女の攻撃が効かなかったのを見ていなかったのかね!?手も足も出ずかい?無様だなぁ!」
やはりブロムには拳法が効きません。
「限界状況だ。血や争い苦しみの中で、決して解決できない不可避的状況を言うのだ。限界状況をともに心に持った者同士が交わることで本当の生き方を発見する道となる。らしいが?どうもねぇ、この状況をどうにかする参考にはなりそうにないなぁ」
交わるべき仲間は全員倒されてしまっている…。
「ずっと生身の体で他赤ってるつもりだったぜ…俺の体はもっと違うやり方を従っていたのになぁ…!」
「何を言っている?」
「なぁブロム、人が人と交わることが限界状況とやらを何とかするといったな。ならとっくに俺は、限界なんざ超えてるさ!!俺に祈る神はないが、お前を捧げる祭壇ならある!」
ブロムの攻撃を車輪仕掛けの足で回避する鳴海。そのまま壁を垂直に駆け上り、ブロムに攻撃を仕掛けます。
次に腕で攻撃を仕掛けると、ブロムのボディが損傷。さっきまでの攻撃と何かが違う…!?
ブロム「こ、こんなバカな!!」

「何度でも超えるさ!オートマータがこの世から一匹もなくなるまで!!」
ブロムは地面に叩きつけられます。
「なぜだ…人間のお前が人間状況を…」
「お前を叩き落としたこの腕は、以前ともに戦ったティンババティという男にもらった腕だ。お前を追い詰めたこの足はトーアに、お前を砕いた脚はロッケンフィールドさんにもらった」

「お前はひとりの人間と戦っているつもりだったようだが、俺は一人じゃなかったんだぜ」
亡き仲間の想いと一緒に…。
サハラでの戦いは決して無駄じゃなかったんですね!!(;▽;)
「限界状況…他者と交わることで心理を見つけるか…負けたよ…人…間……」
ブロムの破壊に成功しました。
再びミンシアに駆け寄る鳴海。息はまだあります。さらに彼女の体内のアクアウイタエにはまだ効き目がありました。
助かりそうですね!!(´▽`;)
パンタローネの情け。ゾナハ病院から脱出だ!!

戦場に残るパンタローネは動けなくなっていました。
『ここに来る前にあの方はおっしゃった。これ以上人間を傷つけるなと。だが結局お前を傷つけた。私は命令を守ることができなかった。ようやく命を受けるべき本当のお方に会えたというのに。もうどこにも帰れぬわ。阿紫花よ、私にトドメを刺すがいい…』
しかし阿紫花はトドメを刺すことなくその場を去ります。
このあとジョージのもとへ向かい、先週のラストにつながるんですね。
(……手が動く?麻痺が治ってきている…。そうか、阿紫花のしろがねの血が薄かったのだな。しかし治ったからといって私はどこへ行けばいいのだ?)
『だったら今度こそご主人様の命令を守ってみりゃどうなんだい?新しく生まれ変わったつもりでよぉ』
そんな阿紫花の言葉を思い出してしばし考え込むパンタローネ。
彼が下した決断とは…。

「来てくれたか・・・!」
一方、鳴海のもとにからくりの列車が現れます。
フーが用意してくれた脱出用の列車。一瞬敵かと思ったぞ!( ̄▽ ̄;)
ギイ『鳴海!ハリーを積み込んだら直ぐにここから逃げろ。僕が食い止める』
鳴海「大丈夫か?直ぐにそっちへ行く」
ギイ『来るな!!僕はオートマータを全部倒したら必ず脱出する時間はかかると思うがな。早くいけ!』
無線越しにもかなりヤバそうな雰囲気が伝わってきますが…。
列車を呼び出した張本人の阿紫花は先に乗車していました。
「兄さん、ご無事で!」
「直ぐにハリーと子供たちを!」
「えぇ、急ぎますぜ!」
パンタローネと共闘だ!!
ギイ(倒れちゃダメだ…僕は倒れない、鳴海と約束したんだ。ここはボクが守ると。だから倒れるなど僕のプライドが…許さない……)
一人で大健闘するも流石に限界が来ていました。
気絶するように倒れたギイ。トドメを刺さんとするオートマータ達。
そこに現れたのはパンタローネで…。
「お前たちその人間を殺すのか?」
「当たり前だろ」
その直後、ギイを救出しに来た鳴海は驚きの光景を目にします。

パンタローネがギイを守るようにオートマータと戦っている!!!Σ(゚д゚lll)
「パンタローネ…!?」
「ほぅ。助けが来たか。ならばその男を早く連れていけ」
「お前は俺がサハラで倒したはず!!」
「フェイスレス様に治して頂いたのだ」
鳴海にとっては仲間を殺した憎き敵ですよね…。
「なぜギイを助けた……」
「フランシーヌ様がそう命じられたのだ。人を傷つけるな、と。最もフェイスレス様はあのお方をエレオノールと呼ぶが」
「何…!?エレオノールがテメェらと一緒にいるのか!?」
鳴海はエレオノールを心配してる?
でも記憶喪失のままだし彼女をフランシーヌ人形(敵)だと思い込んてるはず…(´-ω-`;)??
今の彼にとってエレオノールがどいう存在なのか分かりませんが、パンタローネの発言によって誤解が解けるのかもしれませんね。
ギイを収容した列車は再び動き始めます。
「今どこにいるんだ!?エレオノールは!」
「間違えるな。私はすべてをお前に教えるつもりはない。フェイスレス様の不利になることをいう訳無いだろう」
敵じゃないけど完全な味方でもないこの立ち位置、いいですね(・∀・)ニヤニヤ
「ほら行け」
「てめぇはどうなる」
「お前の知ったことではないわ」
鳴海は少し考えますが列車に飛び乗ることにしました。
彼を追撃するオートマータを、パンタローネが破壊します。
鳴海が逃げるのを手伝ってくれてる…。待って、パンタローネも連れてってあげて下さい……(´;ω;`)
大勢のオートマータ相手にパンタローネが追い込まれた、その時でした。

「!!!」
鳴海の助太刀キタ――(゚∀゚)――!!
ここでパンタローネを見殺しにできるような人じゃないって思ってましたよ!!
「勘違いするなよ!てめぇに吐かせることが山ほどある!!先に乗れぇぇぇ――――っっっ!!!!!」
鳴海はパンタローネを最後尾の車両に投げ飛ばします。
状況が状況とはいえ乗せ方が雑(笑)
追って乗り込もうとする鳴海ですがこのままでは間に合いそうにありません。
オートマータも迫る中、今度はパンタローネが鳴海に手を差し伸べるのでした。
良いよこの展開!良い感じになって来てるよ!٩( ᐛ )و←
二人とその他生存者、そしてハリーを乗せた列車はゾナハ病研究所から遠ざかっていきます。
脱出に成功しました!!
ひとり窓から外を見つめる阿紫花。
そうだ…ジョージは……(´;ω;`)
フー「これで人類の希望が細々とだが繋がった。さらわれた姫様を助けに行った小さなナイトはどうなったかねぇ」

という事で次週から勝のターンかな!?敵の本拠地に乗り込みます。熱い展開になりそう!
そしてパンタローネが味方(仮)になって嬉しいんですが!!ヽ( ´ー`)ノ
彼がいなかったらギイ死んでましたよ!ほんと感謝だ…。
自分で選択をした彼はオートマータではなく、人間に近い存在になったのではと思いました。
パンタローネから話を聞くであろう鳴海の、エレオノールに対する誤解も解けそうですね。
今は亡き仲間が一緒に闘ってくれる展開も良かったなぁ。
しかし鳴海の記憶はいつになったら戻るんだろ…(´-ω-`)