内容をカンタンに説明すると…
- イザベラがクローネを排除するために仕組んだ本部からの通達によりクローネはその人生を終えることに。
- イザベラはついにレイとの契約を打ち切りエマとノーマンとの直接対決へ。エマがイザベラを押さえてる間にノーマンが下見を強行しようとするが…。
- 今回は…イザベラに足を折られたエマの全治1~2ヶ月。ノーマンの出荷は明日の夜。レイは試行錯誤していた。三人共生き残るために。発信機を無効化する装置をノーマンに渡しある計画を実行してもらうが…。
【約束のネバーランド 9話】031145【アニメ感想】
出荷の変更、大混乱
「ママ、エマのその足は…」
「うまく折ったから大丈夫。傷一つつかず元通りになるわ。
全治一~二ヶ月ってとこかしら。さぁおうちへ帰りましょう」
有無を言わさない感じのイザベラ。
「エマの足なら速攻治す!ロープはまた作りゃ良い。脱獄はどうにでもなるしどうにかする!今はまずノーマンだ」
皆と居る時は気丈なノーマンだが一人になると力が抜けます。
恐怖を感じているのですよね…
そしてエマの元を訪れたレイの表情がこわばってます。
「ノーマンを逃がすぞ」
「うん」
水をくんだノーマンはエマの部屋に入る前にいつもの顔に戻します。
「ノーマン、明日の昼お前一人で逃げろ」
「絶対死なせないから」
「ごめん、できない」
「「却下」」
皆で生きる考えを探る
「正確にいうなら逃げたふりをしろ。発信機を無効化させて逃げたふりをしてエマの足が治るまで敷地内に潜伏しろ」
潜伏させる発想…すごい。
「このハウスの警備方針から言ってたいして強化されない。1,のびのび健全に育てる。2,秘密を厳守すること。
鬼たちは姿を見せない。恐怖支配しても健全な脳は育たないから。
見回りの強化か飼育員の増員、その程度どうにでもできる。」
「わずかでも塀をロープで登れない高さにされたら次どうやって塀を超えて出るつもり?」
「おまえが隠れてはしごでも作っときゃいいだろ」
「発信機をより高性能なものに変えられたら?」
「新たに埋められても場所がわかってるんだから取り出せばいい。
どうにだってできる!」
困ったように笑うノーマン。
生きろとレイは言う。
「ダメだ。できない、ダメなんだ。警備だけじゃない。僕が逃げたらレイやエマが代わりに出荷されるかもしれない。
僕の代わりに二人のどちらかが死ぬなんて絶対にいやだ。
命はくれてやる。その他何一つ譲る気はない。ママの筋書きを叩き壊して脱獄を必ず成功させる。
ふたりともありがと。僕が居なくなってからの計画今のうちに決めておかなきゃね」
「ふざけるな、それじゃオレの6年はなんだったんだ」
「レイも足を折ればいいよ。こんな派手に怪我してるから私が代わりに出荷されるってことは無いと思うの」
レイは笑います。
「その手があったか!」
風邪をひくのもいいかもと。
「一緒に生きよう…ノーマン」
エマの言葉にノーマンは涙します
レイ「明日はこれで発信機を無効化してそのまま森に身を隠せ。それから塀に登って」
ノーマン「下見。警備が緩いうちに済ませておこう」
「新しいロープを今、ドンとギルダが作ってる。リネン室から盗んだ予備シーツでな」
夜なべしてますね。
「左耳に当ててスイッチを押す。それで発信機を無効化できる。これならママに感知されない」
高性能!!!
「それカメラからつくったの?」
「カメラだけじゃない今までの報酬から色々調達して」
見た目はキャンディケース
ノーマン「レイはどうやって知ったの?ハウスの秘密。」
「最初から…。最初からだよ。幼児期健忘って知ってるか?人は誰しも知らぬ間に赤ん坊の頃の記憶を忘れてる。それが幼児期健忘。
でも極稀にそれが起こらない人間が居るらしい。オレには胎児の頃からの記憶がある。
その記憶とハウスでの暮らしに矛盾がある。だから気づいた。
最初の記憶は暗くて温かい水の中。遠くから聞こえてくる歌声。」
記憶が残ってるレベルが違いすぎる!よく3歳までに聞くと覚えてる子が居るって言いますが…そんなレベルじゃない…。
「どのくらいあるの、記憶って」
「断片的だけどかなり詳細に。鬼の姿も他に子供が居たのも覚えてる。発信機を埋め込まれてそれから子どもたちは5つに振り分けられた。」
「門の向こうは外じゃなくて…」
「本部。本部と近接する5つのプラント。それがこのハウス。門は逃げ道にならない。」
でも門以外の強化はしないと。だからこそ脱出するのだと。
手を重ね合う3人
ノーマンの事がママからハウスの皆に伝えられました。
あまりに急な事に比較的大きな子たちは驚き
一人の小さい子は泣き出す。ノーマンの事好きだったんですね…。
タイムリミットは明日の夜まで。
ノーマンの引き出しにクローネの置き土産がありました。
出荷当日
ノーマンは下見を無事に実行しました。
彼が見た景色は…。
夕方、ノーマンの姿がないことに気づいたイザベラ。
発信機確認装置を見ます。映らないはずなのですが…。
イザベラはある方向を振り向きました。
戻ってきたノーマン。
発信機を壊す装置は…使わなかった…。
どうにも目が病んでますが…。
納得の行かないレイ、エマ。
「それより聞いてほしい………崖だった。
塀の向こうは…崖だ」
塀を登ったらそこは絶望でした。
制御することっていうのはほんとに怖いことです…。
もうレイも解雇され、エマは折られ、ノーマンは出荷が決まり
絶望しかない展開なのにさらに塀の向こうが崖って…。
だから門だけでいいんですね。門以外警備いらない。
ノーマンの強い瞳が諦めの色になって帰ってきたの悲しいですね…。