【やがて君になる 11話 アニメ感想】一歩踏み込んだ沙弥香!燈子と姉・澪は全然似てなかった…!

前回のあらすじ

内容をカンタンに説明すると…

  • こよみの演劇台本が完成!燈子は2泊3日の夏休み合宿を提案し、侑も半強制的に参加することになった。
  • 夏休みに入り、侑は中学時代の友人・なつきと再会する。燈子の話ばかりしているのを、指摘されて初めて気づく。
  • 今回は…こよみも交えて生徒会の合宿が始まった!練習に励む侑たちだが、夜の女子風呂でひと騒動起きて…!?演劇指導でやってきた高校のOBに「姉の澪と似ていない」と言われた燈子。次第に様子がおかしくなっていく…。

【やがて君になる 10話 アニメ感想】すれ違う侑の心!姉になりたい燈子はどこまで病んでるんだ…!

2018.12.08

【やがて君になる 11話 アニメ感想】三角形の重心/導火

 女子風呂で心理戦勃発!

燈子「二泊三日よろしくね!」

生徒会の演劇合宿がスタートしました!
なんだかワクワクしますね((o(´∀`)o))

(記憶を失った少女はかつての自分を知りたいと思い、見舞いに訪れた人々から自分のことを聞き出そうとする。でも)

堂島「”みんな君を頼りにしていたよ。よく笑って誰にでも優しくて。君が戻ってくるのをみんな待ってる”」
槙「”姉さんはあまり家に戻ってこようとしなかったし、最後にまともに話したのもいつだったか…”」
沙弥香「”みんなの前では決してそうじゃなかったけど、私の前では泣き虫で、甘えたがりの女の子だった”」

(口々に語られるのはバラバラの少女像。それらを演じるようにして少女は自分の過去を取り戻そうとする)

聴けば聴くほど記憶喪失の少女は燈子にそっくりですね。
こよみ、恐ろしい子…。

(そして退院の日を前に、3人の自分からひとりを選ぶ決断をする)

最終的に記憶喪失の少女は恋人といる時の自分を選ぶのですが。
こよみはまだ迷っていました。

「なんか違和感ある。どこが引っかかってるのか自分でもよく分からないけど…」
「家族やクラスメイトと違って、恋人って自分で決めて一緒にいた相手なんだから、最後に恋人を選ぶのはまぁ、納得いくと思うけど」

侑の言葉が深いです…。

燈子「もし変えるなら早めに言ってくれると助かるかな」
こよみ「あっ、すみません」
堂島「頼みますよ~先生~っ!」
こよみ「うるさいなぁ…」

結末は変わる可能性がありそうですね。

(合宿は特に大きく盛り上がるでもなく、かと言って全然身が入らないということもなく。学校に二泊も、生徒会メンバーだけで合宿するという、ソワソワした空気をなんとなく感じながら。予定通りのスケジュールをこなして一日目は終わっていった)

セリフの読み合わせはもちろん、みんなでごはんを作って食べたりと充実した初日でした。

「もうこんな時間か。お風呂入らないと」
「時間短いから急がなきゃですね~」
「沙弥香、お風呂行くよ」
「あ、うん…(お風呂って大浴場よね?私、入っていいの?)」

君も女子でしょ!入っていいよ!(笑)

(いや、私だってこれまで普通に女湯だとか、女子更衣室だとか入っていたわけで。同性の裸にいちいち何とも思わないけど…)

(燈子に対してなんとも思わない自信はない!というか思うわよ、そんなの絶対!!)

ひとり葛藤する沙弥香。面白いし可愛いです(笑)

「先輩?行きますよ~」
「沙弥香、早く早く」

燈子も侑も何食わぬ顔をしてますね。

「わ、分かった(でも、二人きりで入らせるのは嫌!!)」

そんな理由で(笑)

脱衣場に到着しました。
燈子と沙弥香は互いに様子を伺っています。
最初に脱ぐのって勇気いりますよね(笑)

「早っ…!」
「先輩たち、何照れてるんですか?」
「いや、あなたは照れなさすぎでしょ…」
「私は合宿とか慣れてますから」

一番最初に脱いだのは侑でした。さすが元運動部!

侑「(こういうのはためらわないのが大事。探り合いタイムが発生する前に先手を打つに限る!なんともない、なんともない。先輩に見られるのも先輩を見るのも)お先で~す」

一番意識してるのは侑かもしれない(笑)

(…なんともない!)

浴場に入る直前、下着姿の燈子を見た侑。ちょっと頬が赤くなってましたが!?

湯船に浸かった3人は何気ない話で盛り上がります。

燈子(侑、思ったより…ある!)

※胸元をガン見しながら

燈子(いやいやいや!この合宿は決してそんな下心で企画したわけじゃないんだから!やましい気持ちは…)
侑「ん~~~っ」
燈子「!!」

無防備に背伸びした侑。胸元がさらにあらわになります。

燈子(合宿って…すごい…!)

侑の裸が見れて余程嬉しかったのか(笑)
目的を見失わないで下さいね!

夜は何事もなく過ぎていく…。七海澪を知る人物!

燈子「暗すぎない?何も見えないんだけど」
沙弥香「私真っ暗じゃないと寝られない派」
燈子「私小さい電気付けとく派」
侑「私は消す派です」
沙弥香「多数決ね」
燈子「え~~」

数の暴力に負けた燈子でした(笑)

(手を伸ばしたら届く距離で燈子が寝てる。だけど伸ばしたら最後、きっともうこんな近くにはいられなくなる。もし二人きりだったら…我慢できたから?)
(侑、もう寝たかな?寝顔見たかったな~。はぁ。でも、見えなくてよかったかも。我慢できなくなっちゃいそう。もし二人きりだったら危ないところだった)
(触れるか触れないか、なんて。佐伯先輩がいるこの状況じゃ悩む余地ないし)

肉食女子の集まりじゃないか()

(((3人で良かった)))

サブタイトル「三角系の重心」ってこれか~!

意見が一致するのって珍しい。
でも沙弥香が燈子のことを考えている時、燈子は侑のことしか考えてないんですよね。切ないなぁ…。

「市ヶ谷です。よろしくお願いします」

合宿2日目、箱崎先生と同じ市民劇団所属の男性が演技指導に加わりました。

「それにしても生徒会劇が復活するとはな~。俺、ここのOBなんだ」
「ここの…?あ…もしかしてユキくん!?姉の同級生の!」
「覚えててくれたか。何度か生徒会のやつらと君の家に行ったからね」
「お久しぶりです…」

市ヶ谷さんも生徒会だったとは…。お姉さんの事、色々知ってそうです。

「姉さんの後ろに隠れていた子が今は生徒会長なんだから早いもんだ。劇、成功させような」
「はい!」

 姉・澪の意外な顔

「体育館の照明設備確認してこないと。音響なんかも…。」

演出上色々必要になってきますもんね。確認するのも大変だな~( ̄▽ ̄;)

「あ、スポットライトは使えるそうです。これ一通り調べた機材のリストです」
「おお」
「さすが七海さん!」
「あとは…衣装や道具類のことは決めておきたいですね。手芸部や美術部に手伝ってもらう話はしてあるので早めに伝えたいです」

燈子の手際の良さは相変わらずですね。市ヶ谷さんは興味深そうに見てます。

「七海さんはよく働くなぁ」
「私がやりたいって言い出したことですから…」
「生徒会長っていうのはもっと人を動かして自分は呑気にしてるもんだと思ってたよ」

市ヶ谷さんの生徒会長のイメージって、澪ですよね…?(°ω° )

「「ありがとうございましたー!」」
「じゃあまた明日」

燈子は市ヶ谷さんを正門まで見送ります。姉・澪の事を聞くために。

「あの、さっきの話し気になって」
「話し?」
「生徒会長がどうとかって。姉は、生徒会ではどんな人だったんですか?」
「そうだなぁ…。あいつにはさんざんこき使われたよ。生徒会の仕事は俺とほかの役員に任せっきりでさ。そのくせ演説なんかの美味しいところは決めるから実態を知らない人からは”会長さんかっこいい!”とか言われて」

思ってた人と違う!?(°ω° )

「あいつの夏休みの課題が終わらなくて役員総出で手伝ったこともあったな~。筆跡を真似したり、澪が間違えそうなところをわざと間違えたり。大変だったけど面白かったな。俺もみんなも振り回されてばかりだったのに、不思議とみんなあいつのことが好きだった」

燈子が思う”完璧”とはかけ離れていました。
意外とずぼらだったんですね。

ありのままでみんなに好かれた澪と、演技している姿をみんなに好かれる燈子…。

「私が知ってる姉は、なんていうか、なんでも自分で完璧にこなせて、憧れでした。そんな姉の姿は、知らなかった…」
「そっか。あれで案外妹の前で見栄張ってたのかなー。俺には逆に完璧な澪なんて想像がつかない。君の方がよっぽど生徒会長してるよ」

市ヶ谷さんの素直な褒め言葉。ですが燈子には何の価値もありません…。
立派な生徒会長じゃなくて姉のような生徒会長になる事に意味があるのであって。

「そうだなー…。姉妹の割には、澪と七海さんはあんまり似てないな」

姉になろうと今まで必死に努力してきたのは何だったの…!?

自分が知らない姉が居た事も含め、燈子はショックだったに違いありません。

心は花火のように

夜になり、箱崎先生が差し入れてくれた花火をする事になりました。

「七海先輩!花火ですよ花火!」
「……」

燈子は先ほどのショックがまだ抜けていない様子です。

「先輩…?」

侑は燈子の異変をいち早く察知しました。

燈子「(あぁ…優しいな。甘えてしまいたい。だけどどこまで許されるんだろう?その優しさを使い尽くしてしまうのが、怖い。)すごいいっぱいだね花火!どれにしようかな~?」

空元気ですね。痛々しいです。

侑がそれを見抜けないはずもなく。
心配そうに見つめたあと、少し悲しそうな顔をしました。
何があったのか話してもらえなかったから?それとも燈子が甘えて来なかったから?

「花火は全部一気にやって花火っしょ!」

1年組が花火を開始!

侑の目に、激しく燃える花火が映ります。やけに印象的なシーンでした。
彼女の気持ちを表しているのかも…。

「こっちはこれでもどう?」

侑達を遠くから見ていた燈子のもとに、沙弥香がやってきました。手に持っているのは線香花火ですね。

「どうか、したの?」
「別に」
「市ヶ谷さんと何か話してたの?」
「…」
「市ヶ谷さんって…生徒会のOBだって聞いたわ。燈子の…お姉さんの話?」

沙弥香が持っている線香花火の勢いが増します。しかし燈子が黙っていると弱まって…。

「…市ヶ谷さんと私の知ってる姉が、全然違っていて。どうしたらいいか全然わからなくなっちゃった…」
「そう…」
「沙弥香、知ってたの?姉のこと」
「うん。7年前のこと調べてたら…。ごめん…」
「…いいよ。沙弥香ならいいよ。心配してくれてありがとう」
「…うん」

燈子の返事を受け、花火は大きな火花を散らします。

沙弥香も嬉しそう。

勇気を出して踏み込んで、良かったですね。

侑は2人の様子を少し離れた所から見ていました。
何とも言えない複雑な顔ですが…

これは嫉妬なのでしょうか?

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今回の注目は蝉と花火。
刻一刻と変化する気持ちが繊細に表現されていました。

沙弥香と燈子の距離はグッと近づきましたね!
姉のことに踏み込んで拒絶されるかと思ったけど、そんな事ありませんでした。
燈子が動揺していたせいもあるのかな?

市ヶ谷さんが語る澪はまるで別人ですね。
”姉の人物像”がぶれてしまい、少なからず燈子に影響しそうです。

合宿も残り1日。頑張ってください!
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