【やがて君になる 10話 アニメ感想】すれ違う侑の心!姉になりたい燈子はどこまで病んでるんだ…!

前回のあらすじ

内容をカンタンに説明すると…

  • 体育祭の日がやってきた。侑は部活対抗リレーでアンカーを走る燈子から目が離せなくなってしまう。
  • ご褒美のキスをせがむ燈子。「超えてはいけない一線」を無意識に感じ取って拒否した侑だが、燈子への「好き」はもう走り出していた。
  • 今回は…こよみの劇台本が完成した!燈子の提案で夏休みの演劇合宿が決まる。燈子にいつもどおり接する侑。しかしその気持ちは明らかに変化していて…!?

【やがて君になる 9話 アニメ感想】体育倉庫で侑から燈子にご褒美!?侑の「好き」が走り出す!

2018.12.01

【やがて君になる 10話 アニメ感想】私未満/昼の星/逃げ水

燈子が見る夢。こよみの小説家の才能!?

燈子は近頃、同じ夢を見るといいます。昔起きたことをそのまま再生する夢です。

沙弥香「燈子のそれって、起きている間に何度もそのことを思い出してるからじゃないの?昔のことを夢に見てるんじゃなくて、思い出すという行為をしている今の自分を夢に見ているのよ」
燈子「…そうかもね」

つまりどういうことだってばよ…?←

燈子は何の夢を見たんでしょう?(´・ω・)

侑「七海先輩!よかった、まだ帰ってなかった~」
燈子「どうしたの?」
侑「できましたよ。劇の台本」
燈子「本当!?」
侑「まだ草稿って言ってましたけど」

こよみの初の戯曲!小説の評判も良かったし楽しみですね~( ^ω^)ワクワク

侑の手にある台本を見るために、燈子が近づいてきました。

侑は燈子の顔を少し見つめて…

さりげなく距離を取ります。
燈子はそれに気づきました。

「これ、コピーありますから。佐伯先輩の分も渡しといてもらえますか?じゃあ私は友達と帰りますから」
「そっか…。じゃあまた明日!生徒会で…」

話を強制終了させた侑。燈子と一緒に帰るのを避けているような…。

(いま、距離を置かれた?この間のはさすがにやりすぎたかな?)」

かなりディープなキスだったし( ̄▽ ̄;)

侑が距離を置いた原因は厳密に言えばキスではなく、侑自身の気持ちの変化かな?と思ったり。

(こよみは役者に合わせて人物を作るって言っていた)

帰宅した侑は、書店の店番がてら、こよみの台本に目を通します。

(その物語の主人公は記憶喪失の少女だった。舞台は、少女が入院している病室。代わる代わる訪れる家族、友人、恋人。それぞれが語る少女と過ごした思い出から見えてくるのは、全く異なる人物像だった。)

えっ。とても面白そうなんですが!!

というかこの少女のモデルって…。

(”記憶が戻る兆しはなく、不安に駆られる少女。素の自分に戻りたい。なのに、誰が語る自分が本当の自分なのか分からない。私は、誰になって生きていけばいい?誰かにならなければ、私には何もないのに――”)

燈子は自宅で原稿に目を通していました。
まるで彼女の事を言ってるようです。

侑(暦、すごいなぁ。先輩のことよく知らないはずなのに。あの主人公と先輩、境遇が似ているわけじゃないけど、それでも七海先輩はあれを読んでどう思ったんだろう?)

燈子「叶さん、怖いなぁ…。何も無い少女の役か…」

少女と自分を重ねます。

劇の配役決定!合宿はほぼ強制です!

翌日、こよみを交えて生徒会劇の打ち合わせが行われました。
こよみ、緊張してますね(笑)
頑張れ~!(´∀`)

燈子「じゃあ確認させてね。叶さんが想定したのは、まず主人公・記憶喪失の少女が私?」
こよみ「はい」
燈子「少女を担当する看護師が侑で…」
侑「脇役~」
燈子「少女の弟が槙くん。クラスメートが堂島くんで合ってる?」
こよみ「そうです」

配役もすごくぴったりです!モデルだから当たり前なんですけど(笑)

「すると、やっぱりこの少女の恋人役が…沙弥香になるよね」
「はい」

な、なんだと…!?

「そのー、七海先輩と一番仲がいい人で。ほら、先輩たちのこと冗談半分で夫婦とか言ってる人もいますし、佐伯先輩でイメージするのが一番しっくりきたので…ダメ、ですか…?」
「うーん……」

返答に困る沙弥香(笑)

「いいんじゃないっすか?だって俺とか槙がやるより、絶対そのほうが見に来る人多いでしょ?」
「あはは」
「確かに」

堂島君よく分かってる!!台本は読んでなかったけど!(笑)

「私も沙弥香相手が一番やりやすいと思うし」
「あなたがそう言うならいいけど…(叶さんって、本当に何も知らないのよね…?)」

燈子と似たような感想を抱く沙弥香でした。
こよみの洞察力と想像力はすごいな~( ̄▽ ̄;)
物書きには欠かせない能力ですね。将来有望です!

堂島「キスシーンとか無いの?」
こよみ「無いよ」
堂島「えー!入れようぜ!?」
沙弥香「無くていい!!」

せっかくだし入れようぜ!(便乗

「あのね!夏休みに合宿をしませんか?」
「合宿?生徒会のですか?」

燈子が提案したのは、2泊3日の演劇練習でした。
場所は学校の合宿塔。

合宿塔なんてあるんですね~!

「2学期に入るとクラスや部活の出し物の対応に追われるし、夏休みのうちに時間取りたいって話してたの」
「どうかな!?」
「どうかなって言いますけど…完全にやるつもりでしょう?」

既に生徒会顧問の許可も取ってありました。
強制参加と言ってもいいような…(笑)

 振り回されてばっかり

下校途中、侑と燈子はドーナツ屋さんに立ち寄ります。
ついでに勉強をしていくようです。

「主人公の恋人が女の子なのは、少し驚きましたけど」
「ちょっとドキッとしたよね」
「まぁ確かに、恋人役は佐伯先輩が一番納得ですよね。一年の男子がやったら滅茶苦茶文句言われそうですし」
「侑は何も言わない?」
「言いませんよ。何も」
「だよね~」

いつもどおりのそっけない返事に燈子は安心します。

侑の本心は、言葉と違う気もしますが…?

「ん~~~~…」
「教える?」
「いえ、もうちょっとで答えでそうなんで。むしろ気になるのは合宿の方ですよね。誰かさんが変なことしてこないか心配」
「な、何もしないよ!」
「2泊3日もずっと一緒で?寝るのも同じ部屋で」
「~~っ、何もしないから!沙弥香もいるのに何かするわけ無いでしょっ!」

「沙弥香がいなかったらする」って聞こえますよ(笑)

「合宿に限らずもうちょっと抑えなきゃと思ったの。侑に嫌われたくないから」
「別にそんなの――……。まぁ、いいことだと思いますけど」

侑は無関心を装ってか、言葉を変えました。
抑えなくていい(抑えて欲しくない)、と言おうとした?

(名前でなんて呼べない。私からは何もできない。先輩はいつも私のこと、好き勝手振り回すくせに…)

いつも燈子から近づくだけ。侑から近づけば、今の関係はたぶん壊れてしまいます。
気持ちが変化していく中で何もできないのは辛いですね…。

残り2つのドーナツ。
侑も食べたかったクリームドーナツは燈子の口に入りました。

「ん~っ!美味しい~~」
(この人はっ……)

「ずるい…」

ドーナツのことも、好意を向けてくることも、甘えてくることも全部。

(願い事はあるはずだけど、奥の方につっかえて上手く言葉にならない。書けたとしても、言えるわけないじゃんね…)

生徒会が校内に置いた短冊。
侑は何も書いていない短冊を、笹の葉に吊るしました。

「言えるわけない」という事はもう自分の気持ちを自覚してる!?
もしくはその一歩手前か?

白紙の短冊が、今の侑の状態を表していたのかもしれませんね。

夏休みに入り、侑は中学時代の友人・なつきと再会します。
買い物帰りに立ち寄ったいつもの喫茶店。

「その七海先輩?、って人と本当に仲良いんだな」
「普通だよ」
「そうか?生徒会の話に出てくるのその七海先輩ばっかりじゃん」
「それは仲が良いというか、振り回されて意識せざるを得ないというか」

なつき、鋭いですね。

お冷を持ってきた女店長も話を耳にします。三角関係に気づいたかな…?

「自分勝手なんだよあの人~。選挙とか劇とか、自分で全部決めちゃって。頭良いくせに私の気持ちなんか全然考えてくれないし」

ただの愚痴になってますよ(笑)

「あははは!」
「え?なにっ?」
「初めて見た!侑が愚痴るくらい一杯一杯になるなんて!なんか変わったなぁ~」
「えー?」
「侑ってさ、いろんな意味で器がでかいっていうか。ソフトボール部の時もあんなに頑張ったのに、勝っても負けても一度も泣かなかった…。あ、悪く言ってるわけじゃないからな!?」
「うん。分かってる」
「…あのさ。今だから言うけど実は誘おうかと思ってたんだ。一緒にソフト部ある高校に行こうって。やめたけど」
「え?どうして?」
「言ったらお前、本当に来てくれそうだったから。それは違う気がして」

確かに!
なつきは侑のことをよく分かってますね。
サバサバしてるけど気遣いもできて、女子にモテそう…(´∀`)

「今、侑に余裕がないなら悪いけどちょっと嬉しい。」
「?」
「一回くらい、お前が一杯一杯になってるとこ見たかったんだ!」
「変なの」
(それがソフトじゃなかったのはちょっと悔しいけど…)

すれ違う2人。燈子の目的は…

「じゃあ、合宿のご飯って自分たちで作るの?」
「そうだよ。何作ろう?」
「カレーでいいんじゃない?たくさん作っておけば次の日も食べられるし」
「定番だなぁ~」

七海家の食卓だΣ(´∀`)
お父さんとお母さん、初めまして!

「…燈子」
「?」
「無理しなくてもいいんだぞ?」

「何が?」
「生徒会劇なんて…」
「私は大丈夫。ごちそうさま」

お父さんは燈子が姉のように振舞っているのを心配していました。
お母さんの表情が見えなかったけど、たぶんお父さんと同じなのでは…。

(私はやりたくてやってるだけなのに。どうしてそういうこと…)

燈子の機嫌が少し悪くなります。
お父さんの言葉が図星だったから、かな…?

(ダメだな…)

我慢できなくなった燈子は侑に電話をかけます。安らぎを求めてる感ありますね。

『――もしもし?先輩』
「侑っ!こんばんは。今、いい?」
『いいですけど。何か用ですか?』
「ううん。そうじゃないけど…声が聞きたくなっちゃって…。今日は何してたの?」
『今日は…別の高校の友達と遊びに行きました。合宿でいるものを買ってきたり』
「へぇ~!何買ったの?」
『別に大したものは』
「教えてよ~」
『なんでもいいでしょう。先輩は何してたんですか?』
「話そらされた」
『逸らしてません。私ばかりじゃ不公平でしょ』

淡白な侑とは反対に、食い気味に、楽しそうに話す燈子。

燈子(侑と話すと安心する。そっけない返事。何でもない会話。ごく普通の感想。侑は、私が何をしてもしなくても、きっと本当のところで興味はないんだ。さっきまでのイライラが嘘みたいに溶けていく)
侑(先輩と話すと、ザワザワする。なつきが言ったとおりだ。余裕なんかない。だけど嫌な感じじゃない)

2人の気持ちは完全にすれ違っていました。

「侑ってば。ちゃんと聞いてる?」
『聞いてますよ。どうしてです?』
「だってすごくどうでもよさそう」
『だから聞いてますってば~。も~…。どうでもよくなんか、ないよ』

夜、燈子は夢を見ました。

姉が亡くなったあの日。

お醤油が切れたのか、母は娘たちにおつかいを頼みます。
ジャンケンをして、負けた姉が買いに行くことに。
行ってらっしゃい、と見送る燈子。本を読んだりして時間を潰しますが、姉はいつまでたっても帰ってきませんでした。
気づけば眠ってしまい、目が覚めた時に姉が事故にあったことを知ります。

「――――!!」

冒頭で言ってた夢はこれだったんですね。昔起きた事を再生するような…。

燈子「私はなるんだ。お姉ちゃんに」

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以前言っていた「お姉ちゃんの代わりに」と今回の「お姉ちゃんになる」は、意味的には同じだけど深刻さが増してるように思いました。
もう病んでると言ってもいいのでは?(´Д`;)
”誰かにならなければ、私には何もないのに――”
劇のセリフがとても重く感じられます。

生徒会劇に向けての活動も本格的にスタートしました!
こよみの台本、あらすじだけですがとても面白そう。どんな結末なのか気になります。本番までのお楽しみかな?

そして箱崎先生が演劇指導を頼んだOBの市ヶ谷くんとは!?
燈子の苗字「七海」を聞いて食いついてきたようにも見えました。
澪と同級生だったのかな…と思ったり。

次は2泊3日の合宿!
楽しみな反面、何か起こるのでは、とドキドキです!
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