内容をカンタンに説明すると…
- 滝澤ことオウルを庇った真戸暁。オウルは亜門に暁を助けるように言われる。有馬は金木にある事実を告げ始める。
- 有馬が隻眼の王だった。金木が殺したことにすることでそれ自体がグールの希望になると。エトもそれを望んでいたようだ。
- 今回は…目覚めた金木研は隻眼の王の後継者として動き始める。強制的に話し合いにつけるようにゴートという組織を発足。一方、回復した真戸アキラは過去と向かい合っていた。
【東京喰種:re 17話】出会い、とまどい MovE【アニメ感想】
隻眼の王の後継者目覚める
「おはよ。コーヒーいる?」
あんていくに金木研の姿が。懐かしいですね…。金木は有馬の意志をついで動き始めました。
「これは何の集まりだ?アオギリ残党と喫茶店の店員が集まってお茶でもするのか?私は嘉納が殺せればそれでいい。そのためなら手を貸す」
「僕は…先代の隻眼の王の遺志を継ぎ喰種と人が理解し合える世界を作ります」
「どんな考えが飛び出すかと思えば。どうやって分かり合おうと言うのだ?人と喰種が」
「話し合う」
「それこそ正気か」
「いつまでも殺し合う関係が変わらないのはお互い歩み寄ろうとさえしないからだ」
金木とクロナの会話が噛み合わない。
「人と喰種は分かり合える。人であった僕がここにいる事がその証明だ。大事なのは話し合う事。でも彼らは受け入れはしないだろう。だから強制的に話し合いのテーブルについてもらう」
金木の想い。
「ここに隻眼の王を筆頭とする対人間の組織を発足します。組織の名はゴートとします」
回復の見込みが無さそうなアキラ。滝澤は焦っていました。
「はぁい。万丈きゅん。お・ひ・さ」
ニコさんやってきました。
「ロマちゃんのSOSを察知しちゃったわけ」
一気に場がギャグっぽく…?でもアキラに対する何か策を持ってるようです。
「とってもシンプル~。お医者さんに診せるの」
ナキは金木の考えに納得いかない様子。
「アニキを殺した野郎と手を組むなんざ俺達の流儀じゃねぇんだよ!」
「ナキさん。どうすれば僕に従うんです?」
「13区のやり方は簡単だ。強ぇ奴が上に立つ!」
「ヤモリの足元にも及ばないな」
金木の衣装セクシー!そして激強…。戦うと容赦ないですよね…。
ナキに勝ち目などありません。
「あ…アニキの赫子だ…」
「まだやりますか?」
「…約束通り今日からお前が白スーツの首領だ…」
「ナキさん。白スーツ全員が野垂れ死ぬくらいなら僕の元で死んでください。僕もあなた達のために戦います」
「約束を守るのは…13区の流儀だ」
ニシキの恋人
次に金木と錦と月山が訪れたのは…。
「こんにちは。大環アクトの小倉と申します」
喰種を支援する人間達の組織だというが…。
「元々は学生達の活動が基盤になっているんです。
上井大学の生徒が中心になって作られた団体で取り締まりを受け解散を余儀なくされましたが形とメンバーを変え理念はそのままに今の大環アクトにつながっています。」
「それを提唱したメンバーが医学生で喰種に対する医療に目を向けたようです。なんでも彼女の愛する人が喰種だったとか…」
西野貴未、錦の恋人だった人です。
「我々はこれからも水面下で活動を続けます。喰種の権利がこの社会に生まれる事を願って。応援してますよ。ゴートと隻眼の王」
金木も提唱者の事に気づいた様子。錦は席を外してしまいました。
そして…手術の末、無事にアキラが目を覚ましました。
亜門と金木のゆったりとした貴重な時間が流れます。
「不思議なものだ。お互いの命の奪い合いをしてきた者達がこうして肩を並べている」
離れていった繋がりがまた繋がっていく
「眼帯。世間の認識はシンプルだ。喰種は人を喰らう怪物。それ以上でもそれ以下でもない」
「僕の立場は変わりませんよ。喰種のために戦う。それだけです」
「元は人間のお前がなぜそこまで喰種のために行動する?」
「似てるんです。社会から孤立して偏ったものしか摂取できない喰種達。僕みたいだ。人間にも大切な人はいたけど多くの人間は僕にとってどうでもよかった。
僕は目に見えない誰かの為じゃなく身近な人のために戦いたい。それが僕の場合喰種に多かっただけです。結構弱い動機なんですよ」
「眼帯…もしも…失ったはずの知人や友がお前の元に帰ってきたらお前はどう感じる?」
「僕なら…怖いでしょうね。またいなくなっちゃうんじゃないかって…」
金木にアキラに会ってくれと言われた亜門がマリスステラを連れて見舞いに。当然ながらぎこちないですね。
「マリスステラをありがとう。私は君が死んだものとしてこの数年生きてきた。今更何を話せばいい?」
「俺はしばらくここに身を寄せる。何かあったら頼ってくれ。待っている」
(嘘はついてない…ついてないが…本当の事は何も言えない感じだ…今更…どんな顔をすればいい…)
因縁の連鎖
そしてアキラはトーカに連れ出される。
「言っとくけどあんたの父親殺したの私だから」
トーカちゃん唐突!
「ヒナミはあんたの父親が最後に追っていた喰種。ヒナミもあの子達と変わらない親を失った身寄りのない子。同情なんて求めてない。私はあなたに同情してる。私の父親さ。私達の前ではすごく優しかったんだ。
でも私達の知らない所で沢山人を殺してた。食べるためじゃなく母の復讐のため。
母さんを失ったことを一番受け入れられなかったのは私達よりも父さんだったんだって。」
「私は自分の親でも間違っていれば否定するよ。一緒にいたかったから」
「ヒナミは私が見てきた限りあなたの父親を恨んだことなんてなかった」
身寄りのない子どもグール達とトーカのハグタイム。おかん的な安心感ですね。
ヒナミも大きく手を開く、アキラとのハグ。
(誰を憎めばよかったんだろう。誰を憎めばいいんだろう…)
アキラの目から涙が流れていました。
今回作画がいつも以上にキレイに感じたんですが。皆さん美しすぎました。
カネキ君の戦闘コスチュームセクシーですねぇ…。
今回はカネキ君の新組織創設とアキラさんの葛藤にポイント絞られた話でしたかね。
あの美人たちとハグしまくれる子どもたちは幸せだなぁ…。
話し合い、この理想が実現するなら本当にいいんですけどね。