「遊びはここまで！忍びの力見せてあげるわ！」

「行くわよ～！」

「どんな形相で飛びついてきてんだ！敵より敵みたいな顔してただろうが！」

「ひどい…久しぶりなのにこんな仕打ち…」

「やっぱりあなたのお仕置きは別格ね。私は一生あなたの雌豚ですご主人様」

（久しぶりに見た変態きっつ！ガードの仕方忘れてボディに入って来やがる吐きそうだ）

「でも…信じてた」

「！」
「きっと帰ってくるって。私頑張ったんだよ？銀さんが帰ってくるまでまてばなんとかなるって」

「待たせちまったな」

「そんなことない…こんなに逞しくなって帰ってきたんだもの。
でもこんなにすごいの私、身が持たないかも…」

「それ銀さんじゃないね。銀さんそんなに見栄っ張りじゃないね」

「この通りです旦那」

「俺たちは何も変わっちゃいない」

「江戸を守らんとする心も、志もそのままに帰ってきた」

「ただの真選組です」

「いやおまえだけまるで別人だろーが！」

「山崎さーん！一体何があったんですか！なんで一人だけベトナム戦争帰りみたいな顔してるんですか！」
「え、そんなに変わってますかオレ」

「変わったも何も」

「ざきやまさ～んさすがっす～！」

「副長も沖田隊長も手こずってた敵を一発で」
「ザキヤマさんさえいれば解放軍なんて目じゃないっす」

「ざきやーま！ざきやーま」

「おいおい、なんか力関係も変わってんぞ。あのジミーが隊の要になってんぞ」

「大したもんだ」

「自らをも捨てる無智の境地。まさかおまえもたどり着いていようとは」

「局長！まさか局長も！」

「おいおい、そっちじゃない」

「局長はこっちだろ」

「無智の境地どころか局長あとかたもなくなってんだろうが！」

「なんでTシャツ脱いだらいきなりゴリラ？ゴリラの糞みたいになってんだろうが！」
「どうやら俺は生まれながらにゴリラのTシャツを着たゴリラだったらしい。これでようやくゴリラから解放されたぜ～」

「解放されてねーよ！より純度の高いゴリラだよ！」

「なんだあの大筒は！」

「人の役に立ち、人を救うのがからくりだ」

「こいつが俺の答え」

「ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング源外砲だー！」
「下ネタじゃねーか！」

「地球からチ〇コ生えた～！」

「もうおせーよ！」

「なんせこっちはてめーらに負けた攘夷戦争から今の今まで地下に潜りコツコツこいつを作り上げてたんだ。」

「タマ、金の字、やってくれるか。あいつを起動させるにはお前たちの力を借りるしかねぇ」

「金の字とタマ。二人が二つの制御球に繋がり金タマとなることでこっちの棒から何かが発射できるんだ」
「下ネタじゃねーか！」

『いよいよってわけか…』

「源外さん！」

『俺たちの出番のようじゃねーか』

「向こうがその気ならこっちも総出で挑むだけだろ銀の字。
地球の底力見せてやろうじゃねーか」

「じいさん…」

「まずは俺たちの出番ってわけだ」

「仕方ねぇ…銀がこのざまじゃ金が出張るしかねーよな」

「バカの尻ぬぐいから世界を救うまで何でもやるのが万事屋金ちゃんだ」

「金さん！」
「てめぇは！」

「よぉ、不完全体主人公。俺のモデルになった男が世界一つ救うのにてんてこまいたぁ。俺が世界の半分を受け持ってやらぁ」

「もう半分ならてめぇのような不完全体でもなんとかなるだろ」