前回のあらすじ
内容をカンタンに説明すると…
- シルヴァスタ製薬に送られた爆弾予告。市長からの要請を受けて捜査を始めた士郎とみちるは、研究員とギャングの怪しげな取引を目撃する。
- 研究所の爆破は横領隠ぺいを目的とした所長の自作自演という事で処理されるが、みちるはどうも腑に落ちないでいた。一方その頃、シルヴァスタ製薬の若きCEOであるアラン・シルヴァスタがアニマシティに向けて出発する。
- 人間に戻る方法を習得したみちるは、ひょんなことから知り合った二ナと内地へ向かう。二ナが獣人と知ってもなお歓迎してくれた人間たちだが、みちるは何とも言えない違和感を覚えて…。
【BNA ビー・エヌ・エー 4話 アニメ感想】Dolphin Daydream
獣人とは
「これであなたもアニマシティの一員。獣人の都にようこそ」
「はい…」
みちるの獣民登録が完了しました。
複雑ですね。
「ネットつながらないですよね外の世界と」
「アニマシティは獣人特区特例法により人間社会の情報を制限しています」
ネットにつながらないスマホって持ってる意味あるのか?(;´Д`)
「獣人はホモサピエンスとは別の人類、獣因子という特殊な遺伝子により体を変化させることが出来る。太古の昔、彼らは各々の部族が進行した動物神に己の姿を似せた。神に近い存在になりたかったのね。だから先祖により獣化するするは決まっている」
例えばライオンの子はライオン、異種結婚の場合は両親どちらかの属性。
「ましてや獣因子が獣人になるなんてありえない」
そのあり得ないことがみちるの身には起こりました。
「獣人はずっと人間と接触しないように生きてきた。だけど人間の環境開発により否応なく姿を現さざるを得なかった。獣人がその姿を明らかにしてから様々な衝突があったけど何とかアニマシティが成立した。そこにあなたがやって来た」
火種になるか、それとも…。
「あなたの遺伝子を調べてみたの。普通の獣因子とも違う。不安定だけど、形状変化の際には爆発的な細胞分裂が行われる。それが自由に姿を変えられる理由だと思う。まだ仮説だけどね」
「治るんですか?」
「もうしばらく時間を頂戴。とりあえずは獣協で厄介になってて」
獣人については分かったけどみちるについては謎が残ります。
「良いもの入ってんだけど。見ていかない?アニマシティのファイヤウォールを突破できる異邦スマホ。今なら50%オフ」
イタチ…じゃなくてミンクの誘惑が!!
「今ならタイムセールよ?10、9、8…」
「え、いやでも私、お金がっ―――――、ツケってできます!?私じゃなくて士郎さん!」
おい(笑)
人間が好きな獣人の少女
「本当です、メディセンの物資、誰に流ししてるかまでは…ぐああああ!」
「大神士郎に目をつけられた。それがテメーの問題だ。けじめの一つも付けられねぇのか?」
ギャングたち、仲間割れですか。
「フリップ、その男に用がある」
ギャングのもとへやって来た士郎ですが。
「まぁ待て。こちらの用も済んでない」
「…?っ!やめろ!!」
フリップが海に投げたギャングの一人は、船のスクリューに巻き込まれ海の藻屑と化すのでした。
えっぐ…((((;゚Д゚))))
「・・・・・」
違法スマホでネットに接続したみちるはfacelookを開きます。今日は誕生日だったんですね…。
「急にお出かけしないといけないときって大変よね。そんなときにお勧めのコスメを紹介します!」
「!? 人間が住んでるの!?」
映りこんでますよ!!(笑)
しかし少女に話しかけようとしたみちるは気絶してしまいます。
次に目覚めた時、椅子に縛り付けられていました。
急展開!
「貴様、誰の命令でお嬢様に近づいた?」
みちるを気絶させたのはペリカン男でした。いかつい癖に可愛いぞ。
「お嬢様?ここどこ?」
「とぼけるな、お嬢様、ザ・ファミリーのご令嬢と知って近づいたんだろうか」
「もしかして…あの時のギャング団!?」
お嬢様、はフリップの娘らしい。
「違う!私はfacelookを見て…」
「facelookを知ってるの!?」
「あ、こっちに来たの最近だから…」
「うそ!?内地にいたって事!?凄い!どこ!?東京?渋谷?原宿?表参道??」
お嬢様が食いついてきました。
「私は二ナ」
「あなた獣人だったんだ…」
「それって人間に見えたって事!?やったー!」
イルカ獣人だった。
「私、ネットでは人間のフリしてるの。偽装キラキラ獣人ってとこ!」
二ナはギャングを下がらせて、みちるにいろいろ話してくれました。
「パパなんて嫌い。あれ、おじいちゃん。私が生まれる前に人間につかまって、醤油で煮しめて食べられちゃったってパパが言うの」
「何それ」
「だよね。そんなわけないじゃん。この間も人間の音楽を聴いてたのがバレて、今、外出禁止なんだ~。みちるって全然みんなと違う、こっちに来た人は向こうの話したがらないの。戻りたい?」
「……でも、こんな姿じゃ戻れない」
人間の姿に戻れなきゃ…。
「戻りたい…!」
「みちる!?」
「えっ?!」
「戻った!?戻ってる!!」
歓喜するみちる。急に戻りましたね!
「じゃあ帰れるんだ。内地に行けるじゃん!」
「待ってよ二ナちゃん」
「facelookのリサって子がホームパーティーするんだって。誘われてるんだ私!」
「本気で言ってるの?」
「私の背中に乗ればすぐだよ!すぐ戻ってくれば問題ないでしょう?」
「なんでそんなにあっちに行きたいの?」
「一生この街しか知らないなんて嫌なの。それに…」
二ナは人間と人間の世界に憧れている。
「…行っちゃおうか!」
嫌な予感しかしないんですが。
「二ナちゃ~ん!パパが帰りましたよ~!ニナちゃん」
フリップのギャップが酷かった。娘には弱いらしい(笑)
部下「申し訳ありません!!」
フリップの反応は言うまでもなく…。
人間の世界とみちるの違和感
無事パーティー会場に到着したみちると二ナ。なんか治安悪そうですね(偏見
「二ナちゃん?まじで来てくれたんだ!初めて生で会う!」
「もしかしてリサ?!やっと会えたー!!あっ…」
勢いあまって獣人の姿になっちゃいましたが!(゚Д゚;)
みちる「やば!!!」
リサ「うそ…うそうそうそ!二ナちゃんって獣人だったの!?しかもイルカなんだ!超かわいい!」
これは予想外の反応…。
「みんな聞いて!今日の獣人仮装パーティーにふさわしいゲストが来てくれたよ!獣人の二ナちゃ~~ん!」
壇上に担ぎ上げられた二ナ。
「差別と闘ってきた二ナちゃんの痛みや苦しみは、私達には想像できない!きっと辛かったよね?」
「え?いや、私は別に…」
「強く生きる二ナちゃんの美しさと勇気を称えましょう!」
獣人を歓迎するリサたちに、二ナは安堵し喜びを覚えます。
だけど何だかズレがある…?獣人はこうだと決めつけているような…。
市長「大神君。みちるさんが今、あちらでフリップの娘と遊んでるわ。ザ・ファミリーに知られたら面倒なことになる」
士郎「問題が起きる前に連れ帰れって事か」
市長「ありがとう」
苦労しますね士郎さん!
「フリップに用がある」
「今は忙しい。どけ」
「人間どもと戦争でも始めるつもりか」
「だったらどうする」
「娘は俺が連れ戻す」
「なんでお前が?」
「娘を俺に任せるか、今ここでやり合うか。選ばせてやる」
「ふん…。0時まで待ってやる。それまでに戻らなかったら全員ミンチな」
交渉成立です。
「二ナちゃん、もう帰ろう」
「なんで?」
「分かんない…分かんないけどなんか違うの」
人間たちは二ナを無自覚に見世物にしているというか。
「ここは私が帰りたかったところじゃない…」
「なんで!?みんな良い人たちじゃない!私、帰らないから!」
こじれてきましたよ!
士郎「お前がアニマシティを出ていこうが俺は知らん。勝手にしろ。だがフリップの娘はすぐに返せ。フリップが人間どもに戦争を仕掛けると息まいている。そっちの港にいく空それまでになんとかしろ。分かったな?」
みちる「ちょ!いきなり!?」
マリー「あなたが誰かに任せるなんて、雪でも降るのかしら」
士郎はみちるを信用しているらしい。
「!?何してんの!」
「二ナちゃん、疲れてたから海水に入れてあげようと思って。だって、イルカでしょ?」
水槽に閉じ込められていました。マイノリティへの理解不足か。リサたちは善意でやってるんだよな…。
「うおおおおおおお!」
みちるは獣化して水槽を破壊。二ナを救出します。
「大丈夫?もう帰ろう」
「……」
リサたちは無言で二人を見送る事しかできませんでした。
好きなままで
「ごめん…。人間の世界に行かなかったら、好きなままでいられたよね。私が止めればよかった」
「私、別に嫌いになってないよ。だってキラキラしてたのも本当だったんだもん!」
あんなに怖い目に遭ってもそう言える二ナの優しさと純粋さ…。
「お前、向こうに戻りたいんじゃなかったのか」
「そうだよ。私いつかアニマシティを出る。でも今じゃない」
みちるは獣人の事をもっと知らなければ、と思っていました。
「だから今はまだあの町に居たい」
「……お前、勝手に俺にツケにしたじゃないか。働いて返せ」
「プレゼントしてよ!私誕生日なんだよ!」
「知らん」
「ケチ!」
「ケチだと?」
「どケチ狼!」
「泥棒タヌキ」
仲良くやっていけそうな気がする(笑)
「獣化以上の変身能力に不死身の肉体か。とても普通の獣人とは思えないね、この二人」
アラン・シルヴァスタに目をつけられてしまったみちると士郎!
「! ………」
facelookでみちるの誕生日を祝ってくれていた母。それに反応しようとして出来なかったみちる。
いつか再会できる日が来るのでしょうか(´;ω;`)
リサも悪い人ではないんですよね…。善意しかないだけにタチが悪いというか。若干の恐怖を感じました。
相手を思いやるだけじゃなくて、同時に正しく理解することも大切だなと思います。
だからみちるは獣人についてもっと知りたい、と言ったのかもしれない。
みちるは「ツケ」を士郎と働くことで返していくんですね(笑)
しばらくはアニマシティで過ごす事になりそう。
そしてアランの不穏な影。メディセンに横流ししたブツはどこへ消えたのか。
彼に目をつけられてしまった二人に何が待ち受けているのでしょうか(;´Д`)