【啄木鳥探偵處 3話 アニメ感想】お滝の死の真相とは!?推理には夏目漱石に芥川龍之介も参加するが?平井太郎が核心に迫る!

内容をカンタンに説明すると…

  • 警察が京助の部屋へ訪ねてきた。華ノ屋の女郎・お滝が殺されたというのだ。啄木の「お滝の部屋で京助を見た」という証言から京助に殺人犯の疑いがかかってしまう。
  • 酔って帰宅した啄木を問いつめる京助だが、啄木は一向に取り合わない。一方、京助はお滝の部屋に残されていた啄木のローマ字日記を根拠に、犯人は啄木かもしれないと疑い始める。果たして真実はどちらにあるのか?
  • 今回は…京助が警察に逮捕されてしまった。真相に迫るべくミルクホールに集まった萩原朔太郎と野村胡堂ら友人の文士たちがそれぞれ推理を披露することに。さらに、夏目漱石の紹介でやって来た芥川龍之介も謎解きに参戦するが、どれも決め手にはかける。悩む一同の前に平井太郎と名乗る少年が現れ、一昨日の夜に全ての原因があると語り始める。その見事な推理に驚く文士一同。その推理とは?

【啄木鳥探偵處 2話 アニメ感想】花街での殺人事件!犯人は啄木か京助か!?

2020.04.23

【啄木鳥探偵處 3話】さりげない言葉【アニメ感想】

いろんな推理

「京助さんに身請けをしようなんて甲斐性があるわけありません。
何故なら彼は、筋金入りの童貞なのですから」

荻原の推理をばっさりと斬る啄木。

共犯で狂言で喧嘩をしてるとも言われたり…文豪たちの推理合戦といいましょうか。

そんなとき夏目漱石が現れました。連れてきたのは芥川龍之介

でさぞや名推理が飛び出すかと思ったのですが…
結局

全ては「藪の中」というのを言いたかっただけなのでは(笑)

続けて話に入ってきたものが

「平井太郎と申します」

啄木が訝しがります。

「実は知り合いが金田一先生の隣の部屋に下宿していまして。
今居候させてもらってるんです。

実を言いますと昨日の夕方からずっと先生方の後をつけていたのです」

平井さん、それ探偵では??

真実に近づいていく

一昨日の夜からそれは始まっていました。

平井が部屋の窓を開けると門の入り口にお滝さん…?
彼女は京助の部屋の前に来て。

そこで見かけたのは京助と啄木の痴話喧嘩とでもいうのでしょうか。
何故か京助が女言葉で怒っているのです。
キレるとオネェになる感じでしょうか。
声だけ聞いて思いっきり誤解したお滝さんは去っていってしまいました。

やはりお滝さん、京助のこと自体は知ってるんですね。

それが平井がその後の後を追う要因となったのではなく
啄木が京助に花街へ行くことをけしかけたのを聞いてしまったこと
その後に啄木が加世さんにこっそりとお金を渡し

「急いで華ノ屋に行ってお滝という女の体を空けておくように行ってきてくれ。
石川が連れと行くからと」

それを聞いてしまった平井

「…お滝…さん…?」

そこから気になって平井の尾行は始まりました。
最初の飯屋で啄木は日記を忘れた。
それを平井が拾った。

華ノ屋をのぞく平井に気づいたのがお滝だったんですね。
だから最初京助に部屋に行かせて店を一瞬出た。

あ、これ平井はお滝さんに少し憧れのようなもの(?)抱き始めてましたかね…。

お滝さんに啄木の日記を託して
だからお滝の部屋に日記があった。
これで少しややこしくなったと。

「この事件の犯人は金田一先生でも石川先生でもありません。
先生方が犯人でありえない理由はタバコの火です」

啄木と京助は右利き。
お滝の刺し傷が右利きのものではないということ
犯人は左利きであると

「もうひとりいますお滝さんを殺せた人物が」

真相

啄木「…お滝自身だ」

彼女が左利きだったのです。マッチ棒を左手で擦っていました。

野村「でも…動機はなんなんだ?」

それを説明するのは啄木か。
いや、平井は啄木の日記でその概要も知っていたのです。

平井さん、あなた探偵では!?

「一ヶ月ほど前、石川先生のもとに釧路の宿屋の女将さんから手紙が来たようです。
其の女将さんと先生とは…」

野村「できてたのかい?」

「それでその宿屋の下働きの娘がアイヌの研究で北海道に来られていた金田一先生に恋をして。
止めるのを振り切って上京したので是非、引き合わせてやってほしいと」

其の娘が、お滝。
お滝はずっと待っていたと。
そして我慢できず尋ねてきたと。

「興奮されると女言葉を使われる金田一先生の癖にお滝さんはお二人の関係をあやしんだのでしょう。
しかし翌日失意に沈んでいたお滝さんのもとに先生が見えられた。」

お滝さんは早とちりだったことに気づきました。って面白い癖もってますね京助さん…。

「でも結果として挫折と喜びと失望とがお滝さんを良いように弄んだ。
石川先生、本当は金田一先生が犯人じゃないってわかってたんでしょ?」

突如笑い泣きし始める啄木

「あははははは、とんだ茶番に付き合わせてしまいました。申し訳ありません。死ぬ前に一度でいいから好いた男に抱かれたい。
お滝はその身を売って金を作りこっちへ出てきたんです。なのにあの朴念仁ときたらいくら誘っても華ノ屋に出向こうとしない。
やっと出向いたと思ったら今度は手を出そうともしない。わかってますよ京助さんがそんな人だってことは。

僕があの部屋で見たのは死を覚悟したお滝の謂わば根性の名残にと京助さんの上着を纏った姿でした。

それを見て僕は京助さんが無性に憎くなりましてね。
憎くて憎くて憎くて憎くて憎くて!だから!警察に突き出してやったというわけです」

啄木は平井に二銭銅貨を投げました。

「さて茶番劇の真相が明らかになったところでお開きにしましょうか」

お店から出ていきました。

萩原「石川さん…お代置いていかなかったね」

出所した京助を迎えにきてたのは啄木。啄木の日記を渡す京助。

日記の白紙のページには

夢が叶いました
ありがとうございます

 

と書かれていました。

京助の上着は忘れてきたわけではなく
咳をしていたお滝にかけてあげたものでした。

さりげなく 言ひし言葉は さりげなく 君も聴きつらむ それだけのこと

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二週に渡ったこの事件、解決したのは…平井太郎氏でした!
尾行するとかこれ絶対に啄木の探偵所引き入れなきゃな人材ですよね。

お滝さん、愛に生きた女性でした。
啄木さん、憎らしく思う気持ちはわからなくもないですけど…
京助が相手を知らない、知らなかったというのは大きいですよね。

切ない話でした…。
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