前回のあらすじ
内容をカンタンに説明すると…
- 猫憑きである夾は高校卒業と同時に自由を奪われる運命だった。実父にその際の協力を頼まれた籍馬だが、育ての親ながらも実父以上に夾を想う彼は息子を守ることを誓う。
- 将来と進路、悩める少年少女たちに紫呉お兄さんは人生の先輩としてアドバイスをする。不安な夜はみんなで。温かい所で。
- 綾女の店を訪れた透と由希。そこにいたのはメイド服の店員・美音とウェディングドレスを身にまとう綾女だった!由希を道具だと言い放った母。綾女は弟に無関心だったかつての自分を悔いていた。
【フルーツバスケット 2期 3話 アニメ感想】お着替えしましょうか・・・・・♥
温度差の激しい兄弟
『道具だったら何だっていうの?』
由希が久しぶりに見た「最悪な夢」。母親の言葉でしょうか。
綾女「グッモーニン!マイスイートブラザー!と言っても今まさにウキウキウォッチングの歌が高らかに流れんとしている時間だけどねぇ!」
濃すぎる兄キタ(笑)笑っていいともに時代を感じます(笑)
由希「やめろって!」
由希の服「ビリィッ!!」
貴重な服が(´言`;)
紫呉「あーや、心配しないで。僕が剥いた桃を食べるといい♡」
綾女「グレさん…君からの愛で僕の胸は既に満たされているよ♡」
由希「放り出すぞ」
この二人は混ぜたら危険だって言ってるでしょ!
そして原作組曰く綾女が桃を持ってきたのは由希の好物だかららしいですね?なにその兄心!萌えますわ!
綾女「さぁ終わったよ。ズズイと着てくれたまえ♡」
刺繍《兄命》
由希「なんてことしてくれたんだ…」
ブラコン服に改造された(笑)
「こんな短時間でこれほど見事な刺繍ができる人間は世界に3人ともいないね!」
確かに、裁縫スキルは高い綾女です。
「嘘だと思うならぜひ一度、僕の店に遊びに来るといい!」
「行くよ」
「「へっ…?」」
「だから、よかったら今度…。兄さんの店に、行ってみたいなって」
由希くんかわええ~(*´∀`*)
「これからはもう少し兄さんの事、理解していけたらなって思って…」
自分から変わっていかなければ。
少しづつだけど成長してます…。
「いっそ今週の日曜日にでも遊びに来るといい!透くん、君もぜひ来たまえ!というわけで君は来なくても大いに結構さキョン吉!」
「なに勝手に部屋に入ってきてワケ分かんねーこと言ってんだ、出てけ変態男」
巻き込まれるキョン吉
「お邪魔でよければご一緒してよろしいですか」
「もちろんだよ」
「実は常々言ってみたいと思ってたんです!ナースさんやメイドさんの服を売る店ってどんな服なんでしょうって!」
(なにそれ)
由希は兄の店の詳細を知りません。
エッチなお店か!?←
そして後日。
「こちらのお店でよろしいのですね!」
「なんかすごく不安になって来た…」
綾女のお店は、看板こそスナックみたいでしたが(笑)
店内は意外と普通のお店でした。
手芸屋さん?エッチなお店じゃなくてよかった。
「!?」
「すいませんけど、今日はお休みなんですよ」
メイド服の店員さんが!やっぱり普通の手芸屋さんじゃない!
綾女「美音、コレの裾上げだけどね—―、おっ!?」
「由希~♡」
(何か来る、何かが、得体のしれない何かが)
ウェディングドレスを着た兄が(笑)
個性的な店!!
綾女「この店には手芸品を買い求める客人と共に、オーダーメイドの服を求める客人も訪れるという事さ!」
綾女自ら服を作っているそうです。
「いかなるデザインであろうと僕の敵ではないからね!」
「凄い!凄いです綾女さん!」
「そうとも!僕は凄いのさ!」
「どうしてそういう服ばかりなの…?」
メイドにナース、ウェイトレスに秘書、セーラーに猫耳うさ耳。すべてを言うことはできないが(エッチな服か!?(しつけぇ
綾女曰く「男のロマンなのさ!」だそうです。
ともかく素敵な服をたくさん作っています。綾女にこんな長所があったとは。
「今日は休業とかいうから何かと思えば弟君が来るんだね~!初めましてだね弟君!」
先ほどのメイド服の店員さんは美音と名乗ります。メイド服が好きなんだそうです。
綾女「美音は可愛い女性を見ると、着せ替えをさせたくなる習性の持ち主なのだよ」
美音「さぁいざ行かん透ちゃん!」
さすが綾女と働く人なだけある!いい意味で普通の人ではない!
美音「これでしばらく兄弟二人きりでお話しできるっしょ。いらん世話かもだけどせっかくだから協力してくれる?」
透「はい」
彼女なりの気遣いだった。良い人なのがもう分かります。
「喧嘩は上等、互いを認識しあってる証拠だからね。店長が何より怖がったのは無、だからね」
「?」
なんだか気になる物言いです。
綾女「そうそう!学校で三者面談があるそうじゃないか。小耳にはさんでしまったよ!」
由希「まさか…両親の代わりに兄さんが行くとか言い出す気じゃ…」
綾女「エクセレント!!その通りさ、凄いね由希!エスパーかい!?」
由希(誰だ小耳に挟ませた奴は)
嵐の予感!?
無関心は怖い事
「連絡を取っていないのだろう?それに由希はあの者たちを好いてはいないだろう」
「あの人たちには何も期待してないし、何も望んでないだけだよ。今更。自分の得の為だけに俺を売ったような、道具みたいに売ったようなあの人たちには何の希望も持っていない」
実の親を「あの者」「あの人」と呼ぶ所に溝を感じます。
シリアスな雰囲気になって来ましたね(´・ω・`;)
(それはきっと…僕も同じだよ。僕も、自由気ままと引き換えに、君を売っていたようなものだよ。残酷な僕。痛みに鈍感な僕。君が最初で最後に差し伸べた、救いを求めて差し伸べたあの震える手を、いとも簡単に振り払ったこの僕)
母親から逃げてきた幼い由希の手を、綾女は振り払いました。
あのシーンにこんな経緯が隠されていたとは。
『悲しいの…?悲しいよね…』
慰めてくれた美音。
(僕にとって由希は、好きも嫌いもない、無に等しい存在だったんだ。いま由希と会って同じ態度を取られたらと考えたら――。初めて怖くなったよ。無関心に取られるのは、こんなに寂しい事だったんだね)
ようやく理解できた綾女。無だった時間を取り戻そうとしているのか。
「でも、逃げててもダメだから呼ぶよ。良心。まだ進路決めてないから、両親が下手なこと言いだす前にはっきりさせておかなくちゃならないけど。俺にはまだ自分が何をしたいのか――」
「なるほど、やはりこの僕が親の代わりに三者面談に行くしかないようだね!」
「聞いてた?人の話」
「ならば話さなくてはいけないね!なぜ僕が今のリリカルでロマンあふれる職業に就いたかを!それはだね、何かをね。作ってみたくなったのだよ…」
綾女でも自信がなくなることはある。それで無性に作ってみたくなったと言います。
美音「てんちょは、料理でも庭造りでも何でもよかったって。たまたま洋裁が性に遭っていただけで。自分にも何か作り出す力があるんだという事を確かめたかったって、そう言ってたから」
綾女「自分なしでは存在しない何かがあるんだという事を、知りたかったのかもしれないね。必要とされたかったのかもしれない。自分なしでは存在しない何かに」
畑を作っていた由希も同じ気持ちだった。
「あの者たちが何を言うかは知らないが、一番大切なのはやはり君自身の気持ちなのだから。大丈夫さ君は道具なんかじゃない。こんな僕にでも、そばに居てくれる人がいる様に。大丈夫さ。君は君が思っているほど一人なんかじゃないから…」
いつもとは少し違う、綾女の本当の気持ち。
「――っ。ゆ、由希は生徒会長になるそうじゃないか!グレさんから聞いたよ~!やはりそれはあからさまに兄であるこの僕の影響を受けたと言わざるを得ないね!」
「全く違うよ。なりたくないからなったんだよ」
「なんだいそれは、まったくもって不可解な行動だね」
二人は考えが違い過ぎました。根本的に反りが合わないのかもしれない。
「だがくじけてはいけないよ!千里の道も一歩から!努力を惜しむことなかれさ!」
「兄さんも少しは努力しろ!」
「こう見えて僕は堅実な努力家さ!」
「どうすればいいんだ!こんな…っ」
「すまないね……」
「!」
「ついね、嬉しくて。君があまり怒るものだから。感情を返すものだから…」
もうあの時の無関心な綾女ではない。
「反りが合わなくても食い違ってもいいじゃないか。きっと君に無い物を僕が持ち、僕に無い物を君が持って生まれてきたのさ。僕は、君が持つ強さや優しさは、とても尊いものだと思っているよ」
とても良い事を言うのに。
「そして!この僕の持つたぐいまれなあるさながら王家の気品漂う王家のカリスマ性をたっとんでくれている事だろうね!!」
(この人は何だってこう…)
この過度な言い回しは照れ隠しなのかもしれない?(;´∀`)
いい兄だけどやっぱり…
「エクセレント!!」
白いドレスに御着替えが終わりました。可愛い!
見とれて言葉が出ない由希。
「見事な可愛さだ!素晴らしき働き、褒めて使わそう」
「光栄でごさいまする~!で?てんちょも少しは弟君と交流できた?」
「どうだろうね。分からないね。結局また僕一人が嬉しい思いをしてしまったかもしれないね」
綾女と美音の関係も良き!!
「本田さん。俺、兄さんを一つ理解できたよ。兄さんはとにかく…余計なセリフや行動が多すぎる。そこら辺をそういうものとあきらめて接しないと兄さんのペースに巻き込まれてただ疲労がたまっていくだけという事がね…。なんか言ってて悲しくなってきた」
これは喜んでいい事なのか?
「でも、来てよかったと思う」
兄の知らなかった一面を知ることが出来た。
「こんなかわいい本田さんも見れたしね」
「い、いえっ、そんな、全然、あのっ///」
「隠さないでよ」
王子の甘いセリフにドキドキですぞ!!
「ロマンだねっ」
「!?」
「いま君の心に芽生えたその感情こそ男のロマンというものさ!やはり衣装1つで男は心を揺さぶられる生き物なのだ!」
ちょっと黙ってて雰囲気ブレイカー(笑)
「良いんだよ分かっている、分かっているとも!素晴らしきこの日を、ロマン記念日と名付けよう!」
「ヤメロ!!」
「こんなめでたい日はお赤飯だね~!」
「少しは人の話を聞けって!!」
「結局喧嘩だねぇ。温かく見守りますか」
「はい!」
透の眼差しはいつもの天使。美音が見守る姿も本当に優しくてほっこりします。
綾女《大丈夫さ。君は道具なんかじゃない。一人なんかじゃないよ。もう》
一人うずくまっていた幼い由希に、綾女はちゃんと目を向けます。
『そしてどうなったかというとだね、透くんの可憐な姿で由希のロマン記念日となったわけなのだよ!おっとトリさん!?いま透くんのドレス姿を想像してしまったね?イケナイ!イケナイね!』
「紫呉と一緒にするな」
ロマン記念日の報告を受けるトリさん。
うるさくてスマホを耳から遠ざけてるのジワる(笑)
一見、何の悩みもなさそうな綾女だけど、その胸には後悔や弟への罪悪感、そして恐怖も抱えてて。
弟の事を想い、兄としてできることを必死に探してた。
良いお兄ちゃんじゃないか!普段あんなだけど!←
美音さんという理解者がいたのも何だか嬉しかったです。
由希は兄と理解するため、お店に出向くほどに。「素晴らしい兄弟愛」とか言ったら由希は苦虫を噛んだような顔をしそうですが(笑)
ただ十二支憑きは親が問題アリの場合が多いですよね。綾女&由希の親も例外でなく。でもこの兄弟なら一緒に乗り越えていけると思う!
透のドレス姿も可愛かったですね~(*´∀`*)
そして次回、潑春回かな?フラれた、とは誰が誰にですか…!?