前回のあらすじ

内容をカンタンに説明すると…
- ゴルゴーンと共に消滅したアナとマーリン。しかし特異点は残されたまま。グランドクラス7騎を持ってしか対抗できない人類悪の一つ原罪悪の獣ビーストが目覚める。
- 藤丸達は新人類ラフムに蹂躙されるウルクとその民の惨状を目の当たりにする。王命を受けた一行はエリドゥへ向かうがそこに居たのは変わり果てたシドゥリの姿だった。
- キングゥから聖杯を回収したラフムを追う藤丸達。しかし聖杯はティアマトの手に渡ってしまい…。
【Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア- 16話 アニメ感想】目覚め
シドゥリの死
「たのしいたのしいたのしい、にんげんをころすのはとてもたのしい!」
ラフムはキングゥから聖杯を回収します。ゴルゴーンはキングゥを経由して聖杯の恩恵を受けていたのでした。
「じだいおくれのおまえはここでしね」
聖杯を得て魔力炉を宿した個体は、飛行機能でイシュタルをも翻弄します。
「せいはいもない、ははからのこえもきこえてない!キングゥもういらない!」
「五月蠅い!!」
「かわいそう、かわいそう!おもしろい!かわいそうはおもしろい!こっけいでおもしろい!!」
「にげたにげた!ギャハハ!かりだ!かりだ!」
キングゥの攻撃はもはやラフムに通用しませんでした。
「来なさい!ケツアルコアトルス!!」
ケツァルコアトルがケツアルコアトルスを(ややこしい
「キングゥを見失った…」
「先輩…」
「無理よ。それは諦めて。私たちの手には限りがあってどこまでもは伸ばせない。今はあの、翼あるラフムを追わなくては。あれを逃せば聖杯は原初の母の物となり世界が終わるのだから」
ケツァルコアトルの言う事は正論でした。
(こんなはずじゃ…僕は母さんに作られた新しい人類だ。何の経験も記録もない体でも母さんだけの期待はあると信じて…)
「こっちだおいかけろ!おいつめろ!」
「かいたいだ!でくにんぎょうのかいたいだ!」
(それがこんな…。何もなかった。この大地には何もなかった!!初めから使い捨てだった。初めから偽物だったんだ。未来も、希望も、自分の意思も、友人も、僕にはいなかった。ただ、母さんの唯一の子だと。そんな事にすがるしかなかったのに…)
「みーつけた」
(これが、終わりか?人間たちみたいに、あっけない…)
「し、しー?」
「(こんなことなら…)———え!?」
キングゥを殺そうと近寄ったラフムはしかし背後から殺されたのでした。
ラフムの仲間割れ!?
「おまえ、おまえ…おまえくるったぁぁぁぁ!!!ギャッ」

「おまえ、助けてくれたのか…!?」
「エルキドゥ…」
そう呼ばれてキングゥは戸惑います。
このラフム、シドゥリさんだ…(´;ω;`)ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!
「ありが、とう…」
「どうして僕を」
「しあわせに、どうか、しんあいなる友、エルキドゥ。あなたは、ここの王に、じんせいを、みちをあたえました。あなたの死を嘆かなかった者はいなかった。あなたの死を忘れるものはいなかった。私も。だからどうか、幸せに、エルキドゥ。美しい緑の人…。あぁ、よかった、ありがとう。ありがとうを言えてよかった…」
ラフムは身体が消滅する最後の時まで、キングゥにありがとうと伝えていました。
(´;ω;`)
「何だこれは…僕は君の事なんて知らないのに…」

「どうして?どうして君の名前も顔も分かるんだ……!ありがとうなんて、君に言われる資格は僕にはないのに―――!!」
牛若丸がいっぱいだ!
「聖杯を持ったラフムはペルシア湾の中心に向かっているようです」
そこにティアマトが居る!
「生意気な速度も耐久力も聖杯の魔力を翼に収束されてるからでしょ!それなら胴体をたたく!コアトル!
「勝負ありね!このまま海岸にぶつけるわ!」
ケツァルコアトルとの連携、そしてイシュタルのプロレス技(ルチャド―ラ?)がさく裂し飛行するラフムをようやく捕らえました!
「聖杯回収するわよ。!?」
突如現れたサーヴァントの気配に気を取られ、飛行するラフムを逃してしまいます。
ケツァルコアトル「貴様、何者か!?」
藤丸「——!!」
マシュ「——嘘」
サーヴァントの気配の正体は。

「死んだものとばかり?さよう。既に牛若、地獄に手候、聖杯は母上に送り届ける」
牛若丸オルタだぁぁ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
「貴様ら人間には過ぎたるものだ。だが追いつきたいというのなら叶えよう。そのそっ首のみ、黒海に送り届けてしんぜよう!」
「変質、黒化してるのね。それ、中身はラフムと同じ、ティアマトの子供たちよ」
「然り、こと心地よい己は初めてだ!あははははは!」
「マスター!」
「…敵勢サーヴァントを撃破して、ラフムを追いかける!」
「はい!」
ケツァルコアトルとマシュのタッグ、隙をついたイシュタルの攻撃で牛若を追い詰めていきます。
一度は倒したかのよう思えましたが…

「私を捨てた者、その全ては死ぬがいい。私は殺す。すべての人間を殺す。その末にあの頼朝を、愚かしい義経を、源氏のすべてを犯し殺す!!」
増える牛若
「なんだこれ!?」
「個体増殖、ラフムと同じよ。あいつは多分死なない」
「牛若なのか!?お前たち全員!」
「さぁ」
「核をほぼ同時に蒸発させることができれば、このまましのげるかもしれない…!」
「行ったぞ。殺してしんぜようと。我が増殖は母上の力をほんの僅か仮受けたもの。貴様たちに私は殺せぬし、この海を焼き消せねば母上は殺せぬ」
最後の一撃
イシュタル「…正直に言うわ。実際はもうあの一発を打ち終わった時点で私の魔力はからっけつ。だからお願い」
藤丸「! イシュタル、力を貸してくれ!」
イシュタル「こっちのセリフよ」

「パスがつながったわ!ありったけの魔力をこっちに回して!」

「行くわよ!!」
いつかの士郎と凛を彷彿とさせる感じ良いな…。
イシュタルの攻撃は増殖した牛若丸を一掃します。
「同じ手に二度も…甘く見たのは私か。…だがどのみち貴様らに勝ち目はない。たった今、聖杯は母上の手に!」
「止められなかった…?」
「牛若!どうして君が!」
「さて…私には素質があったのでしょう。人の世を恨み、殺したくてたまらないと願う人でなしの暗い淀みが…」
一瞬だけ正気に戻ったように見えたけど気のせい?
「さらばだカルデアの残党!!次の私がきっと貴様たちを殺すだろう!!」
凄く後味の悪い終わりだったな…(;´Д`)
人類崩壊の時迫る!
「エリドゥは…シドゥリさんは…」
「もうよい」
「あの、ウルクの状況は」
「全方位、360キロの大弓をもってラフムを迎撃中だ。一時間は持つ。だがそれ以上は持たぬ。兵も俺の魔力もな。しかしなるほど、キングゥの心臓こそが聖杯であったか。そして聖杯はティアマトに回収された、と。やられたな…。叱咤はせん。時が惜しい」
藤丸達は遠隔通話の魔術を使うギルガメッシュ王と情報共有を行います。
黒く染まった海水はティアマト神の権能そのもの。
降れた生命体を侵食し、権能を細胞に複写させ眷属にしてしまう。サーヴァントであれ人間であれ触れてはなりません。
ティアマトの権能は自己改造、個体増殖、生体融合の中でも特に強力なのがアミノギアス。一度泥に取り込まれたら最後、牛若丸のように黒化します。
そして聖杯奪われた時点から黒い海の水位が増しています。
3時間後、藤丸達が今いる観測所は海に沈み、かつてメソポタミアを滅ぼした大洪水以上のものが起きようとしている、とギルガメッシュ王。
そうなれば生命は怪物に書き換えられます。
「4大文明の一つメソポタミアがティアマトの世界になったら人理定礎は完全に崩壊するわ」
「させない。そんなこと絶対に!」
ロマ二が提示する唯一の解決法は。
「たった今、ペルシア湾中心の海面に霊気反応を観測した。聖杯の反応であり、その魔力量は7つ分の聖杯さえも上回る超級魔力炉心。メソポタミア世界を生み出した原初の魔獣ティアマトの物と推測される」
「ならば決まっ!この異変、この海が権能である以上、その本体たるティアマトを倒せば泥も収まるが道理!藤丸、行けるか?」
「行きます」
「原初の神がひと柱、貴様が下してきた魔人どもとは格が違う。それでもやるか?」
「それでもやります。そのために来たんだ!みんな、力を貸してくれ!」

敵は原初の獣ティアマト神、人類史を脅かす魔獣たちの根源です!

ティアマト神との直接対決は避けられないのですね。勝てる要素が待ってく見当たらないのですが(;´Д`)藤丸はどうやって挑むつもりなんだろう。
ラフムになってもエルキドゥに気持ちを伝えようとするシドゥリが泣けた。理性を保ってるだけに辛かっただろうな…。特殊EDも素晴らしかったですね。回想録は反則でしょ!
キングゥはこれを機に在り方を変えるのだろうか、それとも…。
あと牛若丸はシドゥリとは違う意味でトラウマになりました(;´Д`)