【ソマリと森の神様 1話 アニメ感想】異形だらけの世界で旅をする感情のないゴーレム(CV:小野大輔)と絶滅寸前の「人間」ソマリ(CV:水瀬いのり)!

内容をカンタンに説明すると…

  • 暮石ヤコ先生の漫画作品のアニメ化。「ゼノン編集部」WEBコミックぜにょんにて連載中。
  • 地上は異形たちが支配する世界。人間は迫害され、絶滅の危機に瀕していた。そんなある日、森の番人である「ゴーレム」とひとりの人間の少女が出会う。
  • 今回は…異形との戦争に敗れた人間が姿を消した世界で、人間を探して旅をするゴーレムと人間の子供ソマリ。旅の途中で立ち寄る街の人々は、本来森から出ることのないゴーレムの来訪に驚く。一方、好奇心旺盛なソマリは新しい街に夢中になり、ゴーレムとはぐれてしまう。

【ソマリと森の神様 1話】旅する親子【アニメ感想】

人間との出会い

<ゴーレムそれは森の守り人。森を守護し存続させるために存在する。森を巡回し、植物・動物、全ての生きとし生けるものを観察し食物連鎖には関与せずただ自然の摂理を管理し続ける。
森とは生命が生まれ、育まれ、そしていずれは大地に還って行く場所。森には掟がありその掟の楔として1000年の時を森で過ごし時が来れば森にかえる。それが私の存在意義だと疑う事は無かった。……その時までは>

鎖の首輪をつけた女の子を見つけたゴーレム。
それが全ての始まりでした。

「お父さん…?」

<それは…私を父と呼んだ>

女の子とゴーレムは旅をしていました。
女の子の名はソマリ。
好奇心旺盛な為すぐに興味を惹かれてどこかへ行ってしまう様子。
ゴーレムは鳥からソマリの場所を教えてもらっていました。

「勝手に姿を消すべきではないと伝えたはずだが」

「あのね!ちょうちょに逃げられたんだけど兎が出てきて追いかけっこして!」

「旅の途中ではぐれるのは問題だ。私の目の届く範囲から離れるな」
「それは時と場合による!」

「お父さん!街!」

人間は…居ない

異形しか居ない

お腹を空かしたソマリのために食堂へ。
異形の魚の丸焼き…見た目グロくて全然飯テロにならないですね。

美味しいから父さんにもあげるというソマリ。

「必要ない、ゴーレムは酸素と日光、水があれば活動可能だ」

 

「ところで、旅人さんはどうしてこちらに?」

ウエイターさんが声をかけてきました。

「人間を探している。人間を見つけるため私達は旅をしている」

「ん~…でも人間って見ます?」

女将さんに訪ねるウエイター

「少し前までは市場に置いてあったわねぇ」

「人間かぁ、ありゃうまかったなぁ。もう一度食ってみたいもんだ」
「でもそういやなんで人間って居なくなったんだっけ」

昔の話を始めるウエイター

異形と人間はお互いの存在を知らずに遠く離れた土地で暮らしていた。
ある時一人の人間が異形達の村にたどり着き2つの種族は出会った。
次第に打ち解け合い交流するようになった。

しかし人間は異形の姿形を気持ち悪がりいろいろ言うようになり
異形側は困惑するばかりでした。

そして戦争が始まりました。
負けたのは人間。

もう今や人間はいないだろうと言う女将。

「今晩はどこに泊まるんだい?」
「野営する」

「小さい子も居るのに危ないですよ」
「宿を紹介してやるからこの街に泊まって行きなって」

「お父さん、お泊まりするのか!?するのか!?」

結局宿を借りることに。

知られてはいけない

「お父さんとお泊りすっごく嬉しい、楽しい!」
「そうか」
「お父さんは楽しくない?」
「ゴーレムに感情はない」

ベッドの下から出てきたソマリのパーカーのツノの部分が千切れそうになっていた。
この服でミノタウロス族を装ってたんですね。

裁縫もできるゴーレム。器用だ…。

足音が聞こえたので咄嗟にソマリの口を手で塞ぐゴーレム。

「…ただの客か」

「お父さん焦ってた!」
「何が愉快なのか理解しかねる」

「だってお父さんの体強張ってた!ソマリにはお見通しー!」
「その発言は誤った見解だ」

夜、ソマリが寝た後にゴーレムは自分の腕の服をまくりあげる。
その腕はひび割れていました。

翌朝

「おお、ツノ直ってる!お父さんすごいな」
「過度に触れるな、また破損しかねない」

「お父さんありがと!」
「感謝は不要だ」

「今日はどこいく?」
「消耗品を補充する」
「買い物か!!」

便利な眼

町並みの描写細かくていいですね~~。モブもよく動く。
親に肩車してもらう子、親と手をつないでる子を見たソマリ。
何か思うことがある様子。

ゴーレムが鉱石を換金しようとしていると相場に見合わない低い金額を提示される。
ゴーレムの顔が割れ、中から出てきた目が店の品を鑑定し始める。
店のものは殆どが偽物、粗悪品であった。
それを話すと急に相場の金を用意する店主。

店を出た時、そこにはソマリはいませんでした。

「またか」

ソマリはネコを追いかけて路地裏へ。

そのネコは話し始めました。
あ、これもネコ型の別物ですね。

でも顎の下をナデナデするとごろごろ言いますね。
ネコですやん。

「なんかお前どっかで嗅いだ匂いだな?なんていうか…これって…すごく…うまそうだ」

これは…バレたか?
その時ゴーレムがソマリの元へ。

高いところからあの鑑定眼を作動させてソマリの行方を探していたようです。
すごい眼だ…。

「先程は間に合ったから良かったものの人間だと感知されていたら危険だったんだぞ」

(子供というものは興味関心を抱くものの前にはじっとしていられない傾向があるようだな」

「お父さん、さっきはどうしてソマリのいるところが分かったんだ?」

「行動を観察した。ソマリが私の傍を離れるのは魅了される事象を見つけた時に限られる。
感情は理解不能だ。しかし観察や分析は可能。人間の子供相手は初めてゆえ少々時間は要したがな」
しかしそのたびに迷子になられては問題だ。以降勝手に傍を離れる事を禁止する」

「それは時と場合による!」

相変わらず聞く気がない(笑)

 

「やむを得ん…」

手を差し出すゴーレム。

「掴め。街の住人を観察して発見したのだが手を握り合う行為は単独行動を防ぐのに有効だ」

「いいの?」

握れたのは人差し指一本だけ。

嬉しそうなソマリ。

 

旅は続きます。

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人が異形との戦争に負けた世界なんですね。
いや、伝承が事実ならそもそも人間が悪くね?って感じなんですが…。

というわけで生き延びてたのかわからないソマリといつから生きてたのかわからないゴーレムとの旅。
ソマリがものすごく子供子供しててかわいい!
「却下を却下」や「時と場合による」
とか好奇心には従うよ的な返答が面白いです。

ほのぼの旅が始まります…か?
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