【本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 8話 アニメ感想】ついに紙の試作品完成!ルッツのマインへの疑念が爆発する!

内容をカンタンに説明すると…

  • マインとルッツに、ベンノから呼び出しがかかる。紙作りに必要な材料を、ベンノが調達してくれると言うのだ。
  • マインは、材料の担保や今後の援助についてベンノと交渉。そして不思議なインクを使い、契約魔術を結ぶ。
  • 今回は…本格的に紙作りの作業が始まった。マインとルッツは作業用の倉庫を借り、必要な道具を揃えていく。さらに二人は森へ行き、木の枝を蒸して紙を作ることに。だが、慣れた様子で紙作りを進めていくマインに、ルッツはさらに違和感を募らせる。紙ができたら話をしたいと言うルッツ。そして最初の紙が完成した時、ルッツはマインに、これまでの疑念をぶつけるのだった。

【本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 7話 アニメ感想】ルッツがマインに抱いた不信感とは!?身食いで死ぬかもしれないマイン??

2019.11.14

【本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 8話】ルッツのマイン【アニメ感想】

紙作りのための道具準備開始

「ここが作業用の倉庫です」

マルクさんが連れてきてくれた倉庫は無駄なものもなく作業だけができるように片付けられていました。

「で、今日は何をするんだ?」
「えっと…蒸し器の大きさを決めて発注書を見直して…あと竹ひごも作らなくちゃ」

竹ひごで簀を作り簀桁を作る。

自分たちで竹ひごを作るのは難しい。

「もう長さだけ決めて他の人に頼んだ人がいいかも」
「明日蒸し器とかを注文しに材木屋に行くからその時聞いてみるか」

強面の材木屋さんの威圧に負けそうになるマイン。

「湯気に当たっても形が変わらないような固くて乾燥した木が欲しいです」

具体的に次々と発注していき、足りないものに関しての発注書までもその場で形式通り書いてしまうマイン。

竹ひごは細工師さんの方へ頼みに行くことに。手際のいい取引にルッツはまた不信感をつのらせた顔をマインに向けていました。
簀を作るには丈夫な糸が必要とのことで糸問屋に行こうとしますがルッツに止められます。
また倒れるだろうからと。
そんな時マルクさんが現れ、マインを糸問屋まで運んでくれることに。
マルクさんもしかしてこっそり着いてきてましたか?

<それから一月半が経って紙づくりの準備が整った>

紙作り開始と疑念

川辺で作業開始。

「じゃオレは木を切ってくるからお前は休憩をかねて鍋の見張りを頼む」

(木切れがもうないや、もうちょっと拾ってこようかな)

赤いたけのこが地表に出てきたような物体を見つけ、掘り出すマイン。
真っ赤な松ぼっくりのような…。持ってると熱くなってきたのでマインは思わず投げました。
すると破裂して散らばり…にょきにょきと植物が生え始めました。成長の速さがおかしい。
慌ててルッツを呼ぶマイン。

「トロンベだ!!」

ルッツは口笛で仲間を呼びます。
切りまくる切りまくる。

「あんな不思議な木があるなんて…」
「伸び始めた時に刈り取らないと周りの栄養を全部吸って一気に成長する」
「だから急に伸び始めたんだ…」
「大きくなると危険だから騎士団に依頼しなきゃいけなくなる」

(騎士団なんてあるんだ、さすが異世界だね)

「でも変だな、トロンベが出る時期にはちょっと早い。成長もすっげー早かった。なのにトロンベの周りの土があんまり荒れてないんだ」

「あ、そうだ、せっかくだからトロンベで紙を作ってみない?いっぱいあるし生えたばかりを狩ったから繊維も柔らかいと思うんだ」

トロンベで紙づくりが始まった。
木を蒸して、皮を剥いでみるといい感じ。

「これ紙の素材に向いてるかも」
「……よくわかるな。トロンベはいつ生えてくるかわからないぞ他の木でも試してみないとな」

鍋をかき混ぜる箸が無いことに気づくマイン。
ルッツに竹の棒を細く削ってもらいます。

竹箸を当たり前のように扱うマインの姿を見たルッツ。

「よくそんなふうにもって混ぜられるよな…」
「あー、うん…器用でしょ?」
「ふーん…」

空気が重たい…。

<今日の作業は私が繊維の中の傷や節を取り除いてルッツが繊維を叩いていく>

代用品を使いどんどん作っていくマイン。

紙漉きの作業ができるところまで来た。
前世で牛乳パックから紙を作ったことがあるらしく。
いろんな経験あったんですねぇ…。

「ほんとにわかるのか?」
「まかせて、したことあるから」
「いつ?どこで?」

「お…乙女の秘密…探っちゃ駄目だよ」

完全に墓穴でしたね…。

その後もちくちくと探りを入れるルッツ。
声色がもう怖い…。そして目も据わってる…。

お前は・・・誰だ…?

 

<それから数日、作業は続いて、ついに最初の紙が完成した>

「紙だ。ちゃんと紙になってる。ほんとにできた」

「おまえ…誰だよ。紙の作り方を知ってて作ったこともあるって言ってたよな?
そんなのマインじゃない。」

ついにルッツの追求が…

「…そうだね」
「じゃあおまえがマインじゃないなら本物のマインはどこいった!本物のマインを返せよ!」
「…わかった…でも返すのはいいけど家に帰ってからのほうがいいよ」
「なんでだよ!」
「私が消えたら多分…死体しか残らないから」

「おまえが熱でマインを食べたのか?」
「半分正解で半分違うよ。私も本当のマインは熱に食べられたんだと思ってる。
でも私がその熱じゃない。というか熱には私も食べられそうなんだよね…」

「どういうことだよ、お前が悪いんだろ!お前のせいでマインが消えたんだよな?そう言えよ!」
「…私だって…私だって好きでマインになってるわけじゃないよ!!元々別の世界に居てそこで死んだはずなのに
気がついたら子供になってたんだから!!もし選べるならこんな虚弱な身体選ばなかったよ…」

「おまえ…マインになりたくなかったのか?」
「ルッツならなりたいと思う?少し歩くだけで次の日寝込むような身体だよ?」

「おまえもマインと同じ様に熱に飲み込まれるのか」
「うん、そうなると思う。だから私に消えてほしいなら言ってね。
いつでも消えるから」

「なんでオレにそんなこと…!」
「ルッツがいなければ私はもっと前に消えてたから」

母に木簡を燃やされ絶望の中熱に食べられそうになった時
ルッツとの約束を思い出して立ち上がったことを伝えた。

約束も果たせたし紙も作れたからもう消えてもいいというマイン。

「いつからお前がマインだったんだよ」

「いつからだと思う?いつからルッツの知ってるマインじゃなかったと思う?」

「………これをつけるようになったくらいか」

簪を指し示す

「うん、正解」
「…ほとんど一年じゃねーか」

「オレじゃなくてマインの家族が決めることだと思う」
「しばらくこのままでいいってこと?ルッツは私が消えなくていいの?本当のマインじゃないんだよ?」

「……いい。お前が消えてもマインは戻ってこないんだろ?それに1年前からずっとお前だったんならオレの知ってるマインってほとんどお前なんだよ」

ルッツのデコピン。

「だからオレのマインはお前でいいよ」

冬が近づき始めた頃…

「ベンノさん、紙の試作品を持ってきました。2種類の木で厚さを変えて3枚ずつ作ってみました」
「どれ確認してやろう」

羊皮紙よりも書きやすいというベンノ。

「あの…合格ですか?ルッツ、見習いになれますか?」
「合格だ」

「こっちのほうが品質がいいな」
「それはトロンべで作ってるんです」
「何!?トロンベだと!?」

トロンベで量産は危険で不可能みたいです。

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紙づくりの手順、紙漉きのあたりはどこかで見たことあるので私もワクワクしました。
完成して万々歳のはずなのにルッツの追求に胸が痛くなりました。
真正面からぶつかり正体を明かしましたね…。
確かにルッツからしたら結局何言ってるんだろうな感じでしょうけど
別の世界から来たなどというところは信じがたいはず…。
トロンベで量産が一番手っ取り早そうなんですけどね…?
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