【本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 6話 アニメ感想】オットーとベンノとの会合!ルッツとマインは商人見習いに!

内容をカンタンに説明すると…

  • 季節は夏に移り、トゥーリの洗礼式の日がやって来た。森へ行く機会が増えたマインは、ルッツに手伝ってもらいながら木簡作りを始める。
  • そんな中マインはルッツに、オットーに会わせてほしいと頼まれた。
  • 今回は…ルッツをオットーに紹介することになったマイン。だが、それはただの会合ではなく、見習い先を紹介してもらうという意味を持っていた。身なりを整え、緊張しつつ会合に臨むマインとルッツ。そんな二人の前に、オットーとベンノが現れる。

【本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 5話 アニメ感想】トゥーリの洗礼式!木簡も竹簡も燃やされ遠のく本作りに絶望のマイン!

2019.10.31

【本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 6話】会合【アニメ感想】

はじめまして

「第一印象は大事なんだよ。明日は服も一番きれいなの着てきてね。」

ルッツの髪を洗って艶出ししたマインはルッツにそう告げます。

「ねぇ、ルッツは旅商人になって何がしたいの?」
「何だよ急に」
「ちゃんと考えなきゃ駄目だよ。親の紹介がないんだから。何がしたいのか言えないと見習い先を紹介してもらえないよ」

会合に来たのはオットーさんだけではない様子。

なんとか挨拶を済ますルッツ。

「こっちはベンノ。俺が旅商人だった頃の知り合いだ。
口は悪いが根は良いやつだ」

「ベンノといいます。どうぞよしなに。
ところでその頭にささってる棒はなんだ?」

マインの頭の簪に興味津々です

「これはかんざし。髪をまとめるためのものです」

「……ただの棒だな」

「ええ、木を削っただけの棒です」

そして次は髪の艶に…。

「この髪、一体何をするとこうなるんだ?」

「割とありふれたものの組み合わせですが詳しくは秘密です」

(こんなに商品価値のある手札そう簡単には切れません)

聡い……。

旅商人の大変さ

「それで…ルッツは旅商人になりたいということだったが…」

オットーさんが本題を。

「やめとけ。市民権を手放すのはバカのすることだ」

ベンノ「市民権がないと身元を証明できない。仕事につくことも、家を借りることも結婚も何も出来ない」

「7歳になると洗礼式があるだろ?市民権はそこで与えられる。よそ者が手に入れようと思えばとんでもなく金がかかる。
それに町の暮らしと旅の暮らしは違う。例えば水が必要になったらどうする?」

ルッツ「井戸から汲む…」

井戸もどこにあるのかわからない。川も。
川沿いばかり移動するわけにもいかない、と。

そして重要な旅商人の行く末は…。

「旅商人が最終的に望むものがなにかわかるか?」
「……う~ん…」

「市民権だよ」
「え?」

さすがにこれには驚きますね。

「金をため、厳しい旅の生活をやめていつかは町で安全に暮らしたい。
それが旅商人の夢だ」

「そんな…」
「市民権を望む旅商人に市民権を捨てたおまえが受け入れられると思うか?
これが現実だ。旅商人は諦めろ」

「……」

市民権を捨て市民権を求める選択…。

「それとこれはマインちゃんの提案だが…商人見習いになるんじゃ駄目なのか?」
「オットーさんの口からちゃんと旅商人の話を聞いたほうが良いと思ったの。でも今の話を聞いてると私も旅商人はやめたほうが良いと思う」

「……そっか…いろいろ考えてくれてたんだな」
「…商人見習いも買付で町を出ることがあるんだって」

マインはルッツのことを一生懸命考えてあげていました。

「それで…何が売れる?商人になって何を売りたいんだ?」

ルッツは答えられない

「ないなら話は終わりだ」

悔し涙が滲むルッツ。

旅商人ではなく商人見習い

「私の紙…ルッツが作る?」

マインからの提案。それに頷くルッツ。

「俺にだってやりたいことはある、マインが考えたものを全部俺が作るんだ!」

「嬢ちゃんも商人見習い希望なのか?」
「第2希望ですけど…第一希望は…司書。えーっと本を管理する仕事です」

「それはお貴族様の仕事だ」

(ちぇ、お貴族様め)

「で、なにか考えはあるのか?」
「動物の皮じゃない紙を作って売りたいと考えています」
「動物の皮じゃない紙?」
「植物から紙を作ります」

「で、どうやって作るんだ」
「詳しくは秘密です」
「現物が見たい。現物はないのか?」

「今はないです。来年の夏、私達の洗礼式までに試作品を作るのでそれで使えるかどうか判断してください」

「おもしろい、いいだろう」

「やったねルッツ、一緒に頑張ろうね」

紙づくりへ前進していく

「あの佇まい、あの言葉遣い、どれを取っても洗礼式前の兵士の娘のものじゃない」

帰っていく二人を見ながらベンノがつぶやきます。

「家族は至って普通だ。マインちゃんだけが異質なんだ」

「植物の紙か…実現したら市場がひっくり返るな」
「マインちゃんを抱え込む気か?」
「あたりまえだ。かんざしに髪に艶を出す方法、それに植物から作る紙だぞ。絶対にまだ色々隠してる。あの二人はまとめて俺のところに来させる」

紙を作るための道具づくりから始めなければならない。

原料になるまでと紙漉きの二段階。

ルッツに尋ねると釘はあるのかと聞かれます。

「道具を作るための道具がないんです」

オットーさんに愚痴るマイン。

「そういえばオットーさん、どうして兵士になろうと思ったんですか?
市民権は高いって言ってましたよね?」

「コリンナと結婚するためだ」

一目惚れしてしまったんですね……。

「あ、マインちゃん取引しないか。マインちゃんが髪に艶を出す方法を教えてくれたら釘を融通してあげるよ」

(嫁かぁ…)

嫁の髪の艶出しをしたいのだと気づきました。

「作り方を教えるのは無理ですけど釘と交換ならいいですよ」

<次の休日、私はオットーさんの家に招待された>

「同じ街でもここまで違いがあるんだ」
「マインちゃんは北側に来るのは初めて?」
「はい、兵士はそんなにお金持ちじゃないから普通は南側にすんでるでしょ?オットーさんはどうしてこっちに住んでるの?」

「かわいい妹を手放したがらない義理の兄貴が実家の上に住めって言ってね」

(こんな豪邸に住むお嬢様とよく結婚を許してもらえたね)

コリンナさんはトゥーリも憧れの有名なお針子さんでした。

ルッツは親に商人見習いの件をよく思われていないみたいですね。

前回の会合の時、マインはオットーに

「熱が急に広がったり小さくなったりする病気に心当たりはありませんか?
熱に食べられる感じっていうか…」
「さぁ、聞いたこと無いな…」

自分の熱のことを話していました。

しかしオットーにもベンノにも心当たりがない症状で…。

お礼を言って去っていくマイン。

「マインちゃん驚くほど虚弱なんだ、働くのは無理だ」
「もしかして身食いかもしれんな。身食いなら…もうじき死ぬ」

もうじき死ぬ…?

 

 

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一気に物語が動いた気がします。
商人との出会いはマインにとって間違いなくプラスになりそうですね。
マインには前世の技術がまだまだあるわけですから手札はありますよね。
オットーさんほんとによくコリンナさんをゲットできましたね。
ベンノさんは強敵だったのではないのでしょうか?
オットーさんが旅商人はやめとけといってた理由がよくわかった回でした。
商人見習い、いいんじゃないですかね!

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