前回のあらすじ
内容をカンタンに説明すると…
- ルーリット村を守るべく剣を手にした整合騎士アリス。彼女の活躍により魔物は一時撤退したが、闇の軍勢の侵攻はまだ始まってもいない。迷いを振り払ったアリスは役目を果たすべく、キリトを連れてルーリット村を旅立つのだった。
- 謎の敵に襲撃を受けたオーシャンタートルでは、菊岡やアスナたちがサブコントロール室に避難していた。敵に主要区画を制圧され油断ならない状況が続く。敵の目的はボトムアップ型人工知能アリス。アリスのフラクトライトを唯一回収できる立場のキリトだが、未だ回復の兆しを見せず…。
- 今回は…ガブリエル率いる襲撃犯とアスナはそれぞれ高位アカウントでアンダーワールドにダイブする。ダークテリトリーの暗黒騎士団長・シャスターはアドミニストレータの死を知り、整合騎士に和平の交渉を持ちかけようとしていたのだが…。
【ソードアート・オンライン アリシゼーション WoU 3話 アニメ感想】最終負荷実験
依頼
「ミスターミラー。我々は君たち、グロージェンディフェンスシステムに極秘であるミッションを依頼したい」
ガブリエルに依頼したのはNSA(アメリカ国家安全保障局)でした。
「ミッションの内容は?」
「STLの奪取だ。日本のラースという組織が開発した、人間の魂を読み解くマシンだ。ALICEというコードネームが与えられた人工の魂が完成すれば、日本製の無人戦闘機に搭載され東アジアの軍事バランスを崩してしまいかねない」
「そうなる前に合衆国がその技術を管理しなければならない」
「なるほど」
黒幕はてっきりラフコフかと思ってましたがアメリカさんでしたか( ̄▽ ̄;)
「日本の伊豆諸島沖にオーシャンタートルという巨大な実験船が停泊している。君たちにはそこに乗り込み、ソウルトランスレーションテクノロジーを手に入れてもらいたい」
「同盟国である日本の艦船に攻撃を仕掛けることになりますが?」
「自衛隊の上層部とは話がついている。どうやら一枚岩ではないようだ、手段は問わない。ただしこのミッションに合衆国が関与していないことを覚えていて欲しい」
「…いいでしょう。私が直々に組織を指揮します」
という取引がオーシャンタートル襲撃前にあったんですね。敵の目的や正体も少しずつ明らかになってきました。
「アリス、君の魂はきっと甘いだろう」
ここ鳥肌!
盲点
サトライザー「クライアントと自衛隊の間である種の取引があったと聞いている。護衛艦は作戦開始から24時間は動かないそうだ。状況を確認する。現在、突入から40分が経過したところだ。我々は今、オーシャンタートルのメインコントロールルームにいる。目標施設の占拠には成功したがラース技術者の確保には失敗しここのシステムもロックされてしまった。次の目的はサブコントロールの占拠だが…」
サブコントロールの隔壁は24時間以内での切断不可。
隔壁を吹っ飛ばすにも、すぐ向こうにライトクラスターキューブの格納室があり、中身を無傷で扉を爆破できる補償がないため断念します。
彼らのミッションは、膨大なライトキューブの中から一つを見つけ出してインターフェイスと共に持ち帰ること。
「お前たちは手ぶらで帰ってボーナスの代わりに嘲笑を貰いたいか?お前らは素人の技術者に出し抜かれる能なしか?」
ガブリエルは責任をなすりつけ合っていた部下たちを、ひと声で黙らせまとめあげるのでした。リーダー格なだけあります。
「アンダーワールドって世界は普通の人間が暮らすヒューマンエンパイアと、その外側にあってモンスターどもがうじゃうじゃいるダークテリトリーに分けられてるんだ。アリスがいるのはヒューマンエンパイアだろうけど、むちゃくちゃ広いからこうやって覗き見するだけで見つけるのは不可能だな」
「簡単じゃねぇか。ならそのヒューマンエンパイアとやらにダイブして”アリスって子知らね?”って聞きゃいいだろ」
「うわー、アホだ。アホが居るぞ~」
「んだとテメェ!?」
喧嘩するほど仲がいい敵陣良いぞ(笑)
「――――待て待て。ひとりである必要はねぇかも」
「アンダーワールドへのログイン用に用意されているアカウント、その全てがレベル1の一般市民ということは考えにくい、そうだな?」
「イエス、ボス」
そこで彼らが目をつけたのは、ラースが所持しているであろう観察・操作するためのアカウントでした。
「将軍だの大統領だのお偉い身分でログインしてよぉ、アリスを探してこいって命令すりゃいいってことか」
「…くそっ、ダメか。ハイレベルアカウントでのログインにもがっちりパスが掛かってやがる。ヒューマンエンパイアでのだいぶは一般市民アカウントでしかできないようだな」
ですよね( ̄▽ ̄;)
「ハイレベルのアカウントは、エンパイアの外には用意されていないのか?」
「外?しかしアリスがそっちにいるって可能性は限りなく低いのでは?」
「そうだろうな。しかしエリア境界は完全不可侵ということではなかろう」
ダークテリトリー側でダイブ、モンスターを率いてエンパイアへ侵攻する作戦です。
「そっちのほうが燃えるってもんだ!」
「あったぜ。やった!パスはかかってないぞ」
ガバガバセキュリティじゃないか!(;´д`)
鍵をかける時間も余裕も無かったのかな…。
ひとつはダークナイト、オブジェクトコントロールレベルは70。
二つ目は身分が空欄、レベル表示もなく設定されているのは名前だけのアカウント。
なんだか人界のアドミニストレータみたいですね…(´・ω・`;)
「エンペラー、ベクター?」
「それは私が使おう」
ガブリエルが手を挙げました。
「もうログインできるのか?」
「……」
「どうした。ほかに何か問題があるのか?」
「問題っつーか、データを見てみるとあちこちに妙なタグが出てくるんですよ。意味はまだよく分からないんだけど…」
「どんな単語だ?」
「”Final load test”」
最終負荷実験? あっ…((((;゚言゚))))
アンダーワールドへ
場所は変わってサブコントロール室。
「セルフイメージが損傷したとはいえ、彼のフラクトライトそのものはまだ活動し、様々な刺激を受け取っているわけです。自分自身を責めるあまりに自らの魂を損なってしまった彼に、誰かがアンダーワールドで許しを与えてくれれば。もしかしたら…」
「私、アンダーワールドに行きます」
正妻アスナさん、動きます。
アリスの命が危ない!
とまぁ冗談はほどほどに、これは心強い援軍ですね。
「向こうでキリトくんに言ってあげたいんです。頑張ったね、って。悲しいこと、辛いことがいっぱいあっただろうけど君はできる限りのことをしたんだよって」
STLは一つ空いているので、ダイブする事は可能です。
しかし、最終負荷実験のラストステージに突入しようかという物騒な状況にもなりつつあります。
「人界とダークテリトリーを隔ててきた東の大門の耐久値が0になって、怪物の軍勢が人の世界になだれ込むんす。人間たちが十分な防衛体制を整えていれば最終的には押し返せるはずです。しかし、今回の実験ではキリトくんが統治組織である公理協会を半ば壊滅させてしまっていますから…」
キリトさんは悪くないやろ!!
「侵攻が始まれば、その混乱の中で人界のどこかに居るであろうアリスが殺されてしまうこともありうる」
嫉妬に狂ったアスナさんの手によって…(違
「高位のアカウントで中に入り、アリスを保護しつつ、果ての祭壇、ワールドエンドオールタまで移動して、そこからアリスのライトキューブをこのサブコントロールにイジェクトできれば」
構図が分かりやすくなってきました(´∀`*)助かります。
「キリト君にも頼んでいたわね」
「彼が無事だったらきっと遂行してくれたはずだ。あの時アリスは彼のすぐそばにいたんだからね」
キリトさえ回復すればこの危機的状況もだいぶ好転しますよね。もどかしいです。
「やはりアスナさんにお願いすべきかも。キリトくんとのコミュニケーション力はもちろん、アリスの保護にはアンダーワールドでの戦闘能力が要求されるでしょうから」
「アカウントも可能な限りハイレベルなやつを使ってもらったほうがいいな」
「選り取りみどりっすよ!」
「…ねぇ待って。それと全く同じことを襲撃してきた連中が思いつく可能性はないの?」
「あいつらには高位アカウントのログインパスワードを破る時間はないはずっす使えるのはレベル1の……」
「どうしたの?」
「いや、何でもないっす」
なんでもなくないよ!(;´д`)
ダークテリトリーの高位垢が無防備なのを忘れているようです。大きなミスです…。
「準備はいい?」
「いつでも構いません」
のぞみはアスナに託されました。
『Your soul will be so sweet…』
久しぶりのシノンキタ━(゚∀゚)━!
「またあの時の…」
後に悪夢として思い出すほど酷い目に遭ってますが。
ガブリエルと接触していたんですね。
「みなさんに説明したいことがあります。至急、ALOにログインしていただけませんか?」
ユイから連絡を受け、ALOに集まったシノンたちは、キリトやアスナ、そしてアンダーワールドの状況を聞かされます。
「オーシャンタートルは大丈夫なの?攻められてるんでしょう?」
「俺たちに何か出来ることはないのかよ…!?」
「そのことですが。もしかしたらいずれ、みなさんのお力を借りることになるかもしれません」
時を同じくしてガブリエルとその側近・ヴァサゴがダークテリトリーの高位アカウントでアンダーワールドにダイブします。
ガブリエルの前に現れた少女(女性?)は何者だったのでしょうか。
暗黒騎士
場所はダークテリトリーのオブディシア城。
暗黒騎士団長ビクルス・ウル・シャスターの元に、第11位騎士のリピア・ザンケールが帰参します。
「そなたが遣いまで知らせてきた一大事とは、一体何なのだ?」
「はっ。人界の、公理協会最高司祭が死にました」
「!?? あの不死者が…!?」
「私もにわかに信じられず、確認に一週間を費やしました」
「……機だ!」
「なんのでありますか」
「無論、和平のだ」
「可能だとお考えですか閣下」
「可能であろうとなかろうと成さねばならぬのだ。なんとしても…!」
暗黒騎士はまともな感覚を持っていない者ばかりだと思っていたのですが、中にはこういう人も居たんですね!驚きました。
全面戦争を避けれるかもしれない!
「どのようにしてほかの諸侯を説得するおつもりですか?それにそもそも整合騎士は和平の交渉を受け入れるでしょうか」
「整合騎士については脈アリと見ている。最高司祭が倒れたとあらば、今総指揮をとっているのはベルクーリの親父だろう。食えん男だが話はできる。問題はやはり十侯会議よな、こちらは。矛盾するようだが…。斬らねばならぬかもしれん。最低でも4人」
「とおっしゃいますと、両ゴブリン族の長、オーク族の長、それに」
「暗黒術師ギルド総長。あの女はアドミニストレータの不死の秘密を手に入れいずれ皇帝位にのぼる野望を抱いているからな。和平案など決して受け入れるまい」
「あまりに危険です閣下!暗黒術師だけはどのような手綱を用いてくるか、検討もつきませぬ!」
「……なぁ、リピアよ。俺のところに来てどのくらいになる?」
「え?えーと、私は21の時ですから4年、ですか?」
「もうそんなに立つか。長いあいだ曖昧な身の置き方をさせて悪かったな。どうだ、そろそろ、その。正式に…嫁にならんか?」
「!」
突然のポロポーズだァ~~( ̄∀ ̄)ニヤニヤ
「閣下…」
「こんなオヤジで、すまないと思うが…」
悪役かと思ったらまともな人だしいい人だしポロポーズするし。応援したくなるじゃないか!
「一大事!一大事ですぞ~~!玉座の間の封印の楔が!震えてござる!!」
玉座の間に降臨したのはガブリエルとヴァサゴでした。
あああああああああああ(;´д`)これ、これは…(絶望
ダークテリトリー側にも和平を考えるような人たちが居たんですね。せっかくのポロポーズが死亡フラグになっちゃったよ(;´д`)
暗黒術師なる強者もいるようだし、そこで異質なシャスターとリピアが敵ながら心配です。
それにしてもパスワード無防備は酷い( ̄▽ ̄;)比嘉が気づいても既に手遅れなのでは。
高位垢でログインしたアスナだけど階級は不明。エンペラーベクタに勝るのだろうか?
ユイが「いずれみなさんのお力をお借りするかも~」と言ってたし希望はまだある…!