【本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 4話 アニメ感想】マインがオットーさんの助手に!?粘土板で本を作るために森に行きたい!

内容をカンタンに説明すると…

  • 冬。雪に閉ざされる中、マインは本作りの第一歩としてパピルスもどきを作ることに。
  • 一方、姉のトゥーリは夏に洗礼式を控え、母・エーファから様々な仕事を教わっていた。
  • 今回は…春になり、家族に森へ行きたいと言うマイン。だが、体力がないからと反対されてしまう。しばらく門へ通い、皆に遅れずに歩けるようになれば、森へ行っても良いと言うのだが…

【本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 3話 アニメ感想】マインの前世の知識大活躍!ギュンターのオットーへの嫉妬が大人げないぞ!

2019.10.17

【本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 4話】初めての森と粘土板【アニメ感想】

全ては本のために

(こっちの世界では野菜の茹で汁は全部捨ててしまうのだ)

「野菜の旨味が出てて美味しいでしょう?」

マインが料理担当だったので前世で作ってた料理方法で料理をしたら家族から絶賛されました。

「マインは料理の才能もあるんじゃない?」

「将来は料理人なんかいいんじゃないか?」

「だったら見習い先を探さないと」

このままでは本作りではなく料理人見習いの未来が。

「私やりたいことがあるの」

森に行って粘土板の材料を見つけること。
粘土板に文字を書いて本にしたいと。

「マイン、森に行くのは無理だよ」

途中で歩けなくなって他の人に迷惑をかけることになるのがわかりきってるのに無理に押し通すのかと姉に言われ…。

「どうすれば森に行っていい?」
「もっと体力をつけなさい。それまで森はお預けだ」

いまいち何も結果がでないまま数日が過ぎ…

転機

「え、私がオットーさんの助手?」
「計算の多い書類仕事の助手をしてほしいと頼まれた。
ただ洗礼前の子供に仕事をさせるのは禁じられている。だから対外的には字を教えるという名目だ」

「字を?」
「兵士見習いに字を教えるついでにおまえにも字を教えるそうだ。
マインは体が弱い。でも頭がいいとオットーは言っていた。代書屋かなんかが向いてるってな」

「代書屋?」
「役所や貴族に出す書類を代わりに作る仕事だ。実入りはいいし体への負担も少ない。
オットーは兵士になる前は旅商人だった。商人との繋がりが今もある。
父さんや母さんが紹介する仕事はマインには向かないからな。
オットーとの繋がりは大事にしろよ」

「ありがとう、父さん」

「ああ、そうそう、助手の雇用条件だが給料は石筆。体調が悪いときは休み。予算的にこれ以上お得な助手は居ないと
オットーが力説していたな。子供相手にせこいやつだ」

「自分の懐を痛めずにちゃっかり利益を得るなんてさすが元商人だね」

「しばらく門に通って皆に遅れずに歩けるようになったら森に行ってもいい。それでいいな、マイン」
「私頑張るよ」

これ以上無い条件とコネができましたよ!

兵士見習いの少年たちと一緒に字の勉強、男の子たちはすぐに飽きてる様子がわかったので
オットーさんに耳打ちして計算に切り替えます。
途中からマインが先生のように。

「今日の勉強はここまで、次回までに今日習った文字と数字を全部覚えてきてね。
覚えてなかったら覚えるまで帰れないからね」

「はい!」

いやこれ完全に先生…。

<帰りは森に行ってたトゥーリ達と合流して一緒に帰る>

とうとう森へのお許しが出ました。

しかし…熱を出したマイン
お母さんがお話を聞かせてくれます。

(この話…マインになったばかりの頃に母さんがしてくれた話だ)

安心して目を閉じるのでした。

執念

春の終わり、ようやく森に行けるようになりました。
門に通い始めてから3ヶ月が過ぎた頃でした。

木のスコップを取り出し掘り始めると
薪拾いから一時的に戻ってきたルッツにこっぴどく叱られてしまいました。

「忘れたのか?おじさんとの約束」

『今日は森へ行って帰ってくるだけだ。マインは森で休憩して皆と帰ることを目標にするんだ。わかったか』

「そんなもの持ってきたってことは最初から約束守る気なかったな?」

どうしても我慢できなかったというマイン。

「マインがこんな油断できない奴だとは思わなかったよ」
「ごめん…」

「それで?何がしたいんだ?」

ルッツが粘土質のところを探してくれます。

「なんでルッツは私を手伝ってくれるの?」
「おれがすっげー腹減ってた時にパルーンケーキを作ってくれただろ?
オレあの時マインを手伝うって決めたから」

ある程度集まったところで粘土板づくり。
四角い粘土板に枝で文字を書いていくマイン。

何を作るのかと聞かれ…

「本を作るの。こうやって文字を書いておけば話したり記憶しているだけだと
どんどん忘れて消えていっちゃう言葉や考え、出来事を残して何度でも読むことができるんだよ、そんな文字が延々と綴られたものが本。
本があれば昔の人が考えた事や遠く離れた世界の事。自分が一生で経験できるよりもっとたくさんのことを知ることができるんだよ?」

再び薪拾いに戻るルッツ。

並べて乾かしてた時に巻き拾いから戻ってきたらしい
他の子どもたちが粘土板を踏み台のように勘違いして踏み潰します。

マインは大怒り。
怒りと同時に目が虹色になってるんですがこれは…。

そりゃ3ヶ月頑張ったんですもんね森に行くために。

やり直し

「皆で掘ろう、それで作り直そう」

日が暮れる頃もう一度作り直せました。
後日取りに来ることに。

しかしマインは翌日また熱を出してしまい、雨も数日間降り続きました。
もちろん粘土板はただの粘土に。

「泣いてる暇があったらもう一度作り直そうぜ」

(皆は薪拾いに行ったけどルッツは最後まで残ると言って手伝ってくれた)

「なぁマイン、これがお前のやりたいことなのか?」
「本当にしたいのは本に囲まれて暮らすことなんだけどね」
「これに囲まれて暮らすのか?」
「違うよ、本物の本は高くて買えないからこれは本の代わり。
ルッツは何がしたいの?」
「オレ?オレは…別の街に行ってみたい。旅商人になって自分の目で色々見てみたいんだ」

「旅もいいよね~~」
「ほんとにそう思うのか?この街を出たいってことだぞ」
「うん、楽しそうじゃない?私ね、世界中の図書館をめぐるのが夢だったんだよ」
「図書館?」
「うん、本がいっぱいあるところ。もう叶わない夢だけど」
「なんにしろマインなら絶対にやりたいことやるんだろうなぁ」

戻ってきたトゥーリが覗き込みます。

「マイン何が書いてあるの?」
「これは星の子どもたちのお話。最初の夜に母さんが話してくれたやつ」
「最初の夜?」
「私が覚えてる最初の話」

<マインになったことを受け入れられなかった私には母さんの愛情が苦しかった。
それなのに本を作ろうと決めた時に真っ先に浮かんだのはこの話だった>

「私ね、母さんが話してくれたお話を忘れないように全部本にして残したいの。
そうすればいつでも読めるから」

<マインになってから私は初めて自然に笑えた気がした>

粘土板持って帰ってきました。

(後は焼いて固めれば完成だ!)

やはり焼くのって難しいですよね。爆発しました。

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本への執念が…すごい…。
わかってたけど本当にすごい…。
3ヶ月の努力が水の泡になった時に怒ったときがありましたが
あの謎のオーラと瞳はなんなんでしょうか。
演出?
オットーさん、うまくマインを採用してくれましたね~。
元商人だったとはびっくりです。
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