前回のあらすじ

内容をカンタンに説明すると…
- アドミニストレータとの戦いから半年が経過した。フラクトライトに大ダメージを負ったキリトは、会話することもままならない状態が続く。そんなキリトを看病するアリスは故郷・ルーリット村のはずれで、戦いとは無縁の慎ましい生活を送っていた。
- 整合騎士エルドリエから前線復帰の申し入れがあるもアリスはそれに応じない。しかしほどなくしてルーリット村が炎に包まれる。それはダークテリトリーからの侵攻の合図であった。
- 今回は…闇の軍勢の侵攻を受け、整合騎士アリス・センセシス・サーティは再び剣を手に取る!一方、正体不明の敵による襲撃を受けた菊岡達はサブコントロール室に避難。状況は悪化の一途をだとっていた。敵の真の狙いとは…。
【ソードアート・オンライン アリシゼーション WoU 2話 アニメ感想】襲来
ルーリット村、壊滅の危機!
飛竜に乗ってルーリット村へ駆けつけるアリス。

アリスが出立する直前、キリトは這いずりながら剣に手を伸ばそうとしていました。
こんな状態になってもアンダーワールドの人たちを助けようとしているのか(´;ω;`)
「キリト…!大丈夫、私が行くわ。村の人を助けたらすぐに戻ってくるからね、キリト…!」
ルーリット村はゴブリンら魔物に襲撃され壊滅の危機に陥っていました。
広場に集まる村人達。そこへ上空からアリスが現れます。
着地からして既に格好いい!!(痛そう ̄▽ ̄;)
「ここでは奴らを防ぎきれません。今すぐ南の通りから全住民を避難させてください。今ならまだゴブリンどもに追いつかれることなく逃げられます。家財と命とどっちが」
しかし強欲なバルボッサおじさんは反対します。
「広場は円陣を組んで守りを固めろというのが衛士長ジンクの支持なんだ。この状況では尊重の私とて指示に従わなければならない。それが帝国の法なのだ」
昨今話題の思考停止マニュアル人間かな…。本心ではアリスが言うとおりにしたいのかもしれませんが。
唯一アリスの意見に賛同したのはセルカでした。
「昔から姉さまが一度でも間違ったことがあった?私にだってわかるわ。みんな殺されちゃう…!」
「逃げるだとぉ?子供が!出しゃばるでない!村を守るんじゃ…」
バルボッサおじさんにアリスの鋭い眼光が向けられます。
「そ、そうか…!わかったぞぉ!村に闇の国の怪物を招き入れたのはお前じゃなアリス!昔、はての山脈を超えたとき闇の力に怪我されたのじゃ!魔女じゃ!この娘は恐ろしい魔女じゃ――!」
何言ってんだこいつ(´・ω・`)
アリス「――騎士の名において衛士長ジンクの命令は破棄します。この広場に集う村人は全員武器を持つものを先頭にして南の森に避難するよう命じます」
バルボッサ「騎士とは何じゃ!?そんな天職、この村にはないぞ!ちょっと剣が使えるからといって騎士を名乗るなど王都の騎士様にしれたらどうなるか…」

「私の名はアリス!セントリア地域統括、公理協会、整合騎士第三位アリス・シンセシス・サーティ!」
外套を脱ぐと黄金の甲冑があらわになります。
格好よすぎて惚れる _:(´ཀ`」∠):_
「姉さまが…!」
「今まで黙っててごめんなさい。これが私に与えられた本当のバツ、本当の責務なの」
「ううん…私、信じてたわ、姉さまは罪人なんかじゃないって」
村人はアリスのその後を知る機会がなかったんですね。
「ご命令、確かに承知した。整合騎士殿」
父こと村長は村人に避難を命じます。
「お父様。皆を、セルカとお母様を頼みます」
「騎士殿…。御身を大事に」
「姉さま、無理をしないでね」
整合騎士アリス
「焼き払え!!!」
「ま、まさか…!」
「あれは姉さまの!?」
アリスの飛龍が一瞬で闇の軍勢をなぎ払い。

敵の剣を受け止めると、そのまま破壊してしまいます(かっこいい
「これから私は、私自身が求めるもののために戦う。妹と父母を守るため。そしてキリトとユージオが守ろうとした人界の人々のため、戦う」
眼帯を手放したのは迷いが吹っ切れたのか、決意の表れか。
(ありがとうキリト。私はもう大丈夫。これからも色々迷ったりするでしょうけど、でも前に進むわ。あなたと、そして私が求める物のために)

「我、人界の騎士アリス!私がここにいる限りお前たちが求める血と殺戮は決して得られない!今すぐに洞窟を通ってお前たちの国に帰るがいい!」
エンハンスアーマメントを発動させたアリス。花びらのように散った剣が、闇の軍勢の体を次々と貫き瞬殺します。
「我ら騎士が存在する限り、お前たちにこの地を汚させはしない!」
生き残った魔物たちは闇の国に逃げ帰っていきました。
村人の歓声が響きますが…(ついさっきまでアリスのこと馬鹿にしてたくせに ̄▽ ̄;)
ともあれルーリット村全滅の危機は免れました。良かったですね。
セルカ「本当は父様も見送りに来たかったと思うの」
キリト「わかってるわ」
翌日、アリスはキリトと共に村を去ることにしたようです。
「いつかすべての役目を果たしたら、ただのアリス・ツーベルクとしてここに戻ってくるわ。その時こそちゃんと言えると思うの。お父様ただいま、って」
(いつか必ずこの村に戻ってくる。例え戦場で倒れようとも心だけは必ず…!)
その時にはキリトも復活してるといいですね…。
アスナが怒るのも無理ない
一方、場面は変わって現実世界のオーシャンタートル。
敵の襲撃を受け、菊岡らはサブコントロール室に避難していました。

「っ!!」
あ、アスナさん!!(´Д`;)

「このままキリトくんの意識が戻らなかったら私はあなたを絶対に許さない!!」
自衛隊員・菊岡のつかかとが浮く程度には胸ぐらを掴んでいました。
「大丈夫、必ず彼は帰ってくるわ。あなたのもとに」
「はい…。そうですね、すみません取り乱して」
キリトの危機に感情的になるのも無理ないですね。
襲撃によって死者は出なかったものの負傷者多数。メインコントロールルーム、第一STL室、原子炉なども制圧され状況はよくありませんでした。
「電力自体は副ラインから安定供給されていますが制御系を再起動しないとスクリューを回せません」
「まるでヒレをなくしたウミガメだな。おまけに腹にサメが食いついたままだ」
不幸中の幸いは、敵の目的が破壊ではないことだと菊岡は言います。
「問題なのは連中が何者なのかということだが」
確かなのは、日本の特殊部隊ではないことと、プロジェクトアリシゼ―ションの存在を知る、という二点でした。
「迷わずメインコントロールルームまで駆け上がってきましたから。奴らの目的はズバリ、ボトムアップ型人工知能・アリスの奪取でしょう」
望みはキリトに託された!
「メインコントロールのロックは間に合いました。これでシミュレーションに介入することもアリスのフラクトライトをクラスターからイジェクトすることも不可能です」
「しかしそれはこちらも同様なわけだろう?」
「そうっすね」
勝ったも当然ではないかと楽観視する比嘉ですが、菊岡は正反対の可能性を危惧します。
「どうだ?朝日は動くか?」
「それですが…。朝日には横須賀の艦隊司令部から現状の距離を保って待機せよとの命令が出ています。司令部は我々が人質に取られたと判断しています」
「おそらくあの黒ずくめの連中は自衛隊の上層部にチャンネルがあるんだろう。朝日に突入命令が出るのは連中がアリスのライトキューブを確保した後だろうね」
「てことは…あいつらただのテロリストじゃないっすね…。やばいな、もし無効に専門家がいたら気づくかもしれないすよ!」
「内部からのオペレーションか」

「奴らは第一STL室を抑えているし、アンダーワールドに設置してあるバーチャルコンソールからも操作できるからな」
「その操作をするとどうなるの?」
「メインシャフトの真ん中にあるライトキューブクラスタから対象のキューブが取り出されてエアチューブ経由で任意のコントトールまで運ばれるんです。取り出し口はそこにありますよ。もちろんメインコントロールルームにもね」
敵に先駆けてアンダーワールドからアリスのフラクトライトを回収する。それができるのはキリトだけなのですが。
「彼の状況はどうなんだ?」
「ひとことで言えば最悪の一歩手前で踏みとどまってる状態っす」
デス・ガンによる襲撃でニューラルネットワークに損傷を負ったキリト。菊岡たちは彼の記憶をブロックしてアンダーワールドにダイブさせました。しかし実際には現実世界の記憶を持ったままアンダーワールドに放り出され、2年の時を過ごしています。
「あの世界で人工フラクトライトたちと触れ合った。彼らが現行シュミレーションの終了とともに消去される存在だと知りながら。だから彼はセントラル・カセドラルにある現実世界との連絡コンソールを目指したんでしょう。菊さん、あなたに全フラクトライトの保全を要請するためにね。どうやら彼は公理協会との戦いで仲間を失ったようです。その結果、こちらへの回線を開くことに成功したとき彼は激しく自分を責めていた。言い換えれば自分で自分のフラクトライトを攻撃していたのです。まさにその時、黒ずくめの連中が電源ラインを切断しショートによって発生したサージ電流がSTLの出力を瞬間的に上昇させた。その結果キリトくんの自己破壊衝動は現実的なものとなり自我を非活性化してしまった」
自我の非活性化。
本来あるはずの自ら期待した自己像、セルフイメージ。人は意思決定する際、その状況でそれを行うか否か、というフラクトライトのYES/NO経路を経由するのだと、比嘉は言います。
「キリトくんの場合、フラクトライトの大部分は無傷です。しかし問題の回路が機能していないので今の彼にできるのはおそらく染み付いた記憶による反射的リアクションのみでしょう」
じゃあ 戦場に放り出せば戦えるのでは!?(鬼畜
「自分が誰なのか、何をするべきなのかも分からず、自分からは何も言うこともない。そんな状態かと…」

キリトの手を握るアスナ。今にでも駆けつけたい様子ですが……。

1話の貯めがこれでもかと生かされた2話でした!再び剣を手に取り戦うアリス!その真の実力に痺れる!途中から「かっこいい」しか言えないマシーンと化してました(笑)
このあとはほかの整合騎士と合流するのかな?キリトの分も主人公してるよ!
アリス父の事はちょっと誤解してたかもしれません。村長として振舞わねばならない手前、セルカのように素直にないようでしたがアリスの事はずっと気にかけてたみたいです。
そして現実世界の方も大変なことに(´Д`;)
敵はやっぱりラフコフですよね?アリスを手にするためならどんな非道な手段をも使いそうで怖いな。自衛隊の上層部にチャンネルがある、というのも気になる。
次回、最終不可実験。闇の軍勢の侵攻が本格化する…!(´Д`;)