内容をカンタンに説明すると…
- デイルの故郷ティスロウへと到着した二人。帰省の目的でもあるデイルの弟の結婚式までの間、ティスロウで暮らすことになったラティナは、デイルの家族ともすぐに打ち解け、新鮮な毎日を送っていた。
- デイルの祖母ヴェンデガルドは、一族でも秘密とされている場所へとラティナを連れて行き…。
- 今回は…結婚式も無事に終わり、クロイツへと帰ることになった二人。 仲良くなった天翔狼たちやデイルの家族との別れを寂しがるラティナだったが、必ずまたティスロウを訪れると約束し、ケニスやリタの待つクロイツへと出発する。
【うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。10話】幼き少女、クロイツに帰る。【アニメ感想】
別れが近づく
「これがクロイツの街だよ。
この街の南にケニスとリタの躍る虎猫亭があるの」
「デイルが世話になってる店だね」
「うん!リタはね。お腹に赤ちゃんがいるんだよ」
「ならコルモゼイの護符でも作りゃいい。周りの飾りの部分はラティナちゃんが作りゃいいさ。中身はバカ孫にやってもらえ」
「デイルに?」
「おう。あいつにもそんくらいの神官らしいことはできるだろう。」
デイル、神官でもあるんですね
「帰りたくなくなったか?」
「そんなことないよ。ケニスにもリタにもクロエにも。クロイツのみんなにも会いたいけど…でも…ちょっと…」
「そりゃまぁ2ヶ月も暮らしてたんだから別れ難いよな」
「あ!なら急がないと!」
護符をデイルにお願いするラティナ。
「俺が中身、祈祷して護符の本体は作るからラティナはそれを入れる袋の部分を作ってくれるか?」
組紐の道具を器用に操るデイル。
「ここじゃ子供の頃から結構手伝わされるからな」
村の秘密道具
「この村ともお別れだね…」
(天翔狼の長もいざ馴染んでみれば虎猫亭でたむろってるおっさん共とそう変わらねー気がする…)
ぷるぷる。
長が体を震わすと羽が落ちました。
「それをやろう」
「羽…?」
「我らの魔力を帯びたものを持てば知恵なき獣でも我らを恐れて傍に来ることはないだろう」
一定レベル以下の敵のエンカウント無くすアイテム。!移動が楽になりますね。
先生の元へ。
「お世話になりました。コルネリオ先生」
「なかなか楽しかったよ。学ぶ意欲のある者の姿はこちらも襟を正す想いになるからね」
「クラリッサさん。お菓子の作り方いっぱい教えてくれてありがとう」
「私も楽しかったわ。あ、そうそう。カップケーキを焼いたんだけど持って行く?」
「はい!」
「賢い子だ」
「あの子は俺の癒しですから!この歳で謙虚さも身に着けてますし。かわいいだけでなくすげーいい子でしょう!」
親バカきました。
「帰ってきた時お前の表情が変わっていた理由がすぐにわかったよ」
先生のところにも街の騒動の話は伝わっていました。あのヤバい教師の噂です。
「神殿なんてものは狭い世界だ。そんな中で隠そうとするほど知れ渡るものだよ
お前を外に出したのは間違ってなかった。ようやくヴェンデルガルドに自信を持って言えそうだ」
再びデイル宅へ
「じゃあ俺も帰る前にラティナちゃんに土産でもやろうかね」
「なんだババァ!あんまりラティナを甘やかすなよ」
「おめーがそれを言うんか」
おまいうってやつですね。
「ティスロウ当主として名を授ける。
ティスロウはいつでも一族を受け入れる。これでラティナちゃんはここに帰ってくることができっからな。本当なら名は大人になった時授けるもんだ。だがそん時俺がラティナちゃんの近くにいるとは限らねぇ。
だからそれまで大事にこん中に持っておいて。意味は成人した時にデイルに聞けばいい。」
心のなかに名前を留めておくこと。
「バカ孫が嫌んなったらすぐに言え。俺がもっといい奴見つけてやっかんな。」
「デイルが…一番…だよ。デイルのおかげでラティナ、おばあちゃんにも会えたよ…」
涙目のラティナ。
「ラティナちゃんは大人になったらきっといい女になるからな~。絶対だ」
「ラティナ、おばあちゃんみたいなおばあちゃんになりたいな」
「え!?いやラティナ!それは考え直せ!」
デイル慌てて止めます。
出発の日
ラティナのリボンが変わってます
「おばあちゃん。リボンありがとう」
それは前日の事、デイルは祖母からある秘密を聞きました。
『旅や畑仕事用に獣除けの外套があるだろう。あん中には天翔狼の毛が織り込まれてる』
『な!?』
『畑の獣除けの縄にも使っとるよ。今年はラティナちゃんがたくさん集めてくれたからな~』
『まさか…ラティナがブラッシングしてたのは…』
ブラッシング=収穫
ただラティナを遊ばせていただけではなかった 。
『材料の入手方法は公にできん。外用の売り物にできんからな。
できるだけ細い天翔狼の毛を選別して織り込んどいた。帰りの間着けさせておきゃいい。気休めにはなるだろうさ』
(値段を付ければとんでもないことになるなー…)
「ラティナ…また帰ってくるからねー!」
(やっぱり連れてきてよかったな)
で、ヨーゼフのところではやはりマーヤが大変で…。ずっとラティナにくっついてたのでした。お父さんカタなし。
まったりゆっくりの旅
「今回もクヴァレではゆっくりするぞ。でも今回は観光ってよりゆっくり休むためだからな」
買い食い楽しそうですね。とてもきれいなピンク色の髪の女性が。
「薔薇姫だ!」
「デイル知ってる人?」
「ああいや…友達の知り合いなんだよ。噂だけはいろいろ聞かされてたからなぁ。あの髪の色、他にはねぇ」
「魔力形質?」
「よく知ってるな」
「コルネリオ先生に教わった。魔力が生まれつき強い人は鮮やかな髪とか目になるんだよね」
「ラティナの髪は違うのか?」
「ラティナ魔力強くないよ。この髪の色はラグと同じ。遺伝だよ」
「薔薇姫っていっても地方領主のお姫さんだよ。確か瞳にも魔力形質が出てるはずだ。藍色の持つ加護の神を象徴する色。彼女は高位のニーリー”藍の神”の神官なんだよ」
帰ってきました
「ただいま!」
「ラティナ!おかえりなさい。旅は楽しかった?」
リタお腹大きくなりましたね
デイルは裏口から入ってきてケニスに挨拶を。
「ラティナ…リタとケニスに一番にただいま言おうと思ってたのに…デイルに先取られちゃった…」
「それはデイルの気が利かないな」
「悪いのは俺か!」
「ラティナが悪いのか?」
「ん…ラティナの楽しみを奪った俺に全責任があるに決まってるだろ!」
ですよね~~~。
「今日はとことん飲まなきゃやってらんねー!」
お客さん入ってきました。
「お!嬢ちゃんじゃねーか!」
「帰ってきました。またよろしくお願いします」
「よーし!嬢ちゃんの無事の帰還を祝ってとことん飲むぞー!」
「結局同じだろ!」
結局飲みたいだけ。
「やっぱり嬢ちゃんがいなきゃな!」
「看板娘あっての虎猫亭だからな!」
「言いたい放題だけど…今夜は許すわ」
「ラティナと旅に出て…本当に良かったよ」
ロリコン酒場の日常シーンの安心感。
帰ってきた感がすごい。
ゆったりとした帰り道。
2ヶ月もいたんですね!そりゃ情も移りますわ。
モフモフもすっかりデイルとなかよしに。
確かに飲み屋のおっさんたちと変わらん感じですね。
クロイツに戻ってきた風景の安心感といったら。
今回もただラティナが可愛いだけの30分でした。