【彼方のアストラ 10話 アニメ感想】刺客の正体判明!地球からアストラへ向かって帰還している?ポリ姉とカナタ達の母星の歴史の違い情報過多!

内容をカンタンに説明すると…

  • キトリーとフニシアはまったく同じDNAを持っていた。ザックから告げられた衝撃の事実に、カナタたちはとある仮説にたどりつく。
  • その仮説の元凶が集まって会議を始めていた。親だと思ってたのはオリジナルで、そのクローンであったカナタ達。
  • 今回は…カナタたちの目指す惑星を見て驚愕するポリーナ。次々と判明する新事実に困惑しながらも、B5班とポリーナはお互いの知識、認識をすり合わせ、様々な仮説を立てていく。次なる惑星ガレムへの到着を前に、カナタは意を決しアリエスの部屋を訪れる。

【彼方のアストラ 9話 アニメ感想】キトリーとフニシアは同一人物!?クローン・ゲノム法、次々とカナタ達の真実が明らかに!

2019.08.29

【彼方のアストラ 10話】CULPRIT【アニメ感想】

何かが違う・・・

「やっぱり、私の知ってる地球とはまるで違う…」

「お互いが同じ人間なのは明らかだ。言語も同じ。しかし母星が違うと言う最大の矛盾を抱えている」

「私が今喋ってる言語は英語だけど、母国語はロシア語よ。ロシア、わかる?」

「国、ですよね。わかります」

「国…昔あった領土形態だ。今はもうない」

「国が…ない…?」

「アリア・スー大陸の北側がロシア帝国。後のソビエトだったところです」

ソビエトに戻ってる??それ以外の中国なども指差すアリエス。

(でたらめだけど、位置関係はある程度合ってる。違うのは…時代?)

<私達は歴史のすり合わせ作業を行いました>

「ずいぶん大雑把な知識しかないのね。学校で歴史は学ばないの?」」
「授業はあるけど、旧時代はそんなにやらないかな」
「私は好きなので自分で本を読んだりしてましたけど、あまり詳しい本もないんです」

「学校では過去を振り返るより未来に目を向けましょうと教わるし…」
「そんな…歴史を学ぶ事は何より大切な事でしょう?」

(何か…作為的なものを感じる。あえて歴史を教えないようにしているような…)

「それで、冷戦後に重要なターニングポイントを迎えるんですよね。1962年、第三次世界大戦」
「第三次世界大戦?どういう事?1962年はキューバ危機の年でしょ!?」

「キューバは当時、空爆を受けた基地があった国の名前ですよね。それが引き金になって、そのまま戦争に突入したんです」
「待って!私の知ってる歴史では基地は空爆されず、戦争は起きていないの!」

「歴史が枝分かれした!分岐点はここだ!」

「キューバ危機の時に、戦争が起きていた…。なんて事なの?ああ…神よ」

「カミ?ポリ姉、カミって何だ?」

(神を知らない?国家も宗教もなくなってる)
「教えて。その後、あなた達の歴史では何が起きたのかを」

<1962年10月27日。アメリカとソビエトが開戦。
核ミサイルが使用され、世界を巻き込み…全面核戦争に突入しました。
戦争は2か月で終結しましたが、世界の人口は半分にまで減っていました。人類は自らの愚かな行為を悔い、平和な世界を作り直す事を誓いました
1963年、世界統一政府樹立。国と言う領域は廃止され、悲願であった銃の撤廃をも果たしました
人種の壁を超えた団結により復興は猛スピードで進み、人類は今度こそ平和な世界を築き上げたんです>

戦争になりうるとされるものをすべて排除した世界

(全く知らない歴史…なぜ歴史が分岐してるの?そもそもこれは、本当に起こった事なの?)

地球の真実

「今度はポリ姉の番だぜ。教えてくれ。ホントなのかよ、ポリ姉の星では第三次世界大戦がなかったって」
「ええ。平和だったとは言いづらいけれど、世界規模の戦争はなかったわ。
でも…そんな人間同士の争いを吹き飛ばすような、未曾有の危機がやってくるの。
2049年、8年後地球に衝突する巨大隕石が発見されたの。
直径およそ300キロメートル。衝突すれば全ての生命は確実に死滅するサイズ

人類の取れる手段はただ一つ。別の惑星に移住する事だった」

「人間人間全部をなんてできる訳がねえだろ!」

ウルガーが吠えます

「できるわ。人工ワームホールなら」

ザック「時空を超えるトンネルのようなもんだ。宇宙船の超高速航行とは違って、まだ実証されていない技術のはずだが…」

「それってもしかして!」

「ええ…あなた達の話を聞いた時は、もしやと思ったんだけど…きっとその光の玉は、ワームホールだと思うわ。

当時、その技術開発と同時に進められたのが移住惑星の選定。そのミッションで使われたのが、この宇宙船アーク号シリーズだったのよ。この船はおそらく使用されなかったアーク12号。私が乗っていた6号がどうなったかは、前に話した通りよ

移住は…おそらく…完了している。

移住先に決まったのが、惑星アストラ。あなた達は、移住してきた地球人よ。

おかしい点はあるけど、総合するとそうとしか考えられない。移住は完了して、その後隕石は地球に衝突した」

「じゃあ今地球は!?」
「みんな言ってたわよね。光の球から放出された場所には、生体反応のない氷の惑星があったって。
それが…地球よ」

「隕石の舞い上げた土砂で太陽光を遮り、氷河期に…」

「きっと光の球は、移住に使われたゲートの一つね。このアーク2号は、地球上空ターミナルに停泊していたものが隕石の影響か漂流して周回軌道を回ってたんじゃないかしら」

「そうか…私達は、地球からアストラに向けて…旅をしていたんですね」

「でも時間的な矛盾がある。今は2063年。2057年の隕石衝突の年に移住が完了したとしても、たった6年しか経っていない」

「アストラがどんなに地球に似た惑星だったとしても、開拓にはもっと長い年月がかかるはずだわ」

「大人達はウソをついてる。兄貴はそう言ってた。何か理由があって子供世代には伝えられてない可能性はある」

最後の惑星へ

<B5班キャンプ日誌。アストラ号は、最後の惑星ガレムに向かっています>

カナタは一番最初に発生したワームホールのことを思い出していました。そこでなにかに気づきアリエスの部屋へ。

「アリエス…話があるんだ」

「お話するだけですか?」

「大事な話だ」

カナタが部屋に入ることに焦りまくってたアリエス、何か勘違いしてたようでしたが。

翌日

「いよいよ最後の惑星ですね」

「アリエスは?どんな旅だった?」

「そうですね…色々ありましたけど、目標は達成できました」

「目標?」

「全員とお友達になる事です」

「そりゃ達成され過ぎだろ」

ポリ姉だけ宇宙服の型が古い。

惑星5つめともなると調達テキパキですね。

「アストラに帰ったらさ」

「はい?」

「あ…い、家まで送るぜ。
家に帰るまでがキャンプだからな。キャプテンとして」

「はい!お願いします!お母さんを紹介します!」

アリエスとカナタ、いい雰囲気じゃないですか。

(アストラにはおそらく帰れる。ただ気がかりなのは刺客の事だ。今のオレ達には、仲間以上の絆がある。刺客もこの絆を大切に感じてると思う。ずっと行動を起こさないのがその証拠だ。誰も刺客をはっきりさせようとしないのも、絆があるからだ)

ワームホール出た!

(しまった!洞窟に入ったのはヤバかったか?)

「アリエス!!」

アリエスが洞窟の中に!すると…消えました。

(刺客はこの惑星で抹殺を決行する気だ。その後はアストラ号で自分だけ帰るつもりでいる。
オレは刺客が誰か知ってる。ヤツはオレが気づいてる事を知らない。明日こっちから仕掛けてやる。対決だ)

船に戻り…

「ザック、シャルス。2人だけに話す。昨日オレは、あの球体に襲われた。
ヤツはここで全員を殺る気だ。だからやられる前にこっちからやる」

「犯人が誰か、わかってるのか?」

窓から見えるのはウルガー…

「でも確証がない。だからこれからヤツを罠にはめる。

あの日オレ達は、惑星マクパで球体に飲み込まれた。オレ達が放出された出口が、移住に使われたワームホールだったとして…じゃあ入口はなぜマクパに?そしてヴィラバースに現れたのか」

「刺客はワームホールを持ち運べるのか?」

「生きる確率を上げるためにオレ達に協力してきたが、ここからアストラまではそう遠くない。抹殺を完了して自分だけ帰ろうとしてるんだ。

行動を予測してみたんだ。昨日はオレ1人を狙ってきた。全員を一度にやるのはリスクが高いと踏んだんだろう。そこを逆に狙う」

「シャルス、ウルガーと2人で探索に行ってくれるか?」

「囮になるって事?それって…」

「オレとザックが後をつける。だから、隠れやすい場所であるところ…オレが昨日逃げ込んだ、南の洞窟がいい。

銃を使って確実に殺そうとするだろう。だからすぐに撃てないように、銃に細工をしておいた」

「つまり…銃が撃てない事にあわてた一瞬、隙が生まれると」

刺客判明

シャルス言われたとおりに作戦実行中。通信はザックとカナタとしか取れないようになっている。

「シャルス!中止だ!トラブル発生だ!キトリーから連絡が入った。フニが行方不明だ!みんなで捜す!お前もすぐに戻れ!作戦は中止だ!」

焦ったシャルスに銃を向けるウルガー。すぐにでも殺すぞ的な目です。

ワームホールがでました。

「球体を解除しろ。

やっぱりお前が刺客だったんだな…シャルス。

この装置で球体の操作を…。

球体を出すところを見た。操作装置も奪った。刺客はお前だ、シャルス。なんでお前が…!」

「この銃は細工なんかされてねえ。いつでも撃てるぜ」

罠にはめられたのはシャルスの方でした。

「全部芝居だったってわけか。ボクを…いや、刺客をはめる為の。

作戦が知らされてなかったのはボクだけか…それは寂しいね」

「ごめんなさいシャルスさん。でも私…まだ信じてますから!」

アリエスは信じたくないですよね。

「どうしてボクだとわかった?」

「マクパで球体から逃げてる時の事を思い出したんだ。一斉殺処分が目的なら、刺客はそれを見届ける必要がある。つまり…一番最後まで残っていたのが刺客だ」

「それがボクだと?まさかあの混乱した中で、最後に飲み込まれた人間を覚えてたって言うのかい?」

「アリエスが覚えてた」

「いつも私に優しくしてくださいましたよね。生物に詳しくて、料理がお上手でいつもみんなをサポートして…シャルスさんがいらっしゃらなかったら…きっとここまで来られませんでした。

ね?違うんでしょう?」

泣いてるアリエス見てるのがこっちも辛いです。

「ボクには…使命があったんだ。
これはクローン犯罪を隠蔽する為の…一斉殺処分計画。任務は簡単な事だったんだ。
マクパでスイッチを押して全員を宇宙へ送る。犯人のボクも死ぬ」

「船を見つけてしまった。それは想定外の事だったのね」

「ああ。だから船を発見してアリエスを助けた後、通信室を調べるふりをして部品を抜き取った。
連絡を取られてはまずいと思ってね。

全くすごい。ボクはね、感動してるんだ。仲間と協力するとすごい力になるんだね。すばらしい。本当に」

「ふざけるな!お前はその仲間を皆殺しにしようとしたんだ!」

ウルガーがそれ言うの…アツい。

「シャルス…全部話してくれ。何でお前がこんな使命を負ってるんだ?お前は…何者なんだ」

「ボクもクローンだよ。ただ…この中で唯一、最初から自分がクローンだと知っていた。オリジナルの名は、ノア・ヴィクス。ヴィクシア王政地区の…王のクローンだ」

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な、なんだって~~~~~~!!ってことだらけの30分でした。
地球とアストラの歴史の違いのおかしさの情報過多のAパート。
刺客が判明してな、なんだって~~~!!おまえか!のBパート。
謎解き激しすぎて終始耳ダンボでした。
地球に隕石衝突したらそうか人類全滅なんだよなぁということでもしみじみしてしまい…。

残り2話?答え合わせはまだまだ続きそうですね。
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