内容をカンタンに説明すると…
- 森鴎外と福沢諭吉、12年前。福沢は森の警護を夏目から言い渡されていた。
- 敦と芥川は太宰からの要望で二人で作戦行動をとることに。
- 今回は…アレクサンドル・プシュキンを追う芥川と敦、イワンの妨害にあってしまう。太宰はヒョードルの居場所を判明させるために谷崎達から情報を得るがどれも決定打ではなく…。
【文豪ストレイドッグス 37話】回向(ECHO)【アニメ感想】
BGMにも理由が
<ウィルス発生まであと…>
[次のリクエストはくるみ割り人形より花のワルツです]
ラジオからクラシック
「おいイワン。司令完了だ。おいイワン?」
「お静かに。チャイコフスキーが聞こえません」
「またラジオか。侵入者にウイルスを感染させたぜ。で、ボスの次の命令は?」
「主様は独力で逃げ切りなさいと」
「援護なしかよ。俺が捕まりゃウイルスも消えるぜ」
「私は主様以外を守る気はありません。ああ…幸福です」
アレクサンドルとイワンとの通信のやりとり。
敦と芥川はトロッコでアレクサンドルを追っていた。敦の携帯が太宰に繋がった。
[ウイルス異能力者を追ってるね?奴のウイルスは傷口から感染し高熱と眩暈で直立すら困難になる。かすり傷でも受けては駄目だ。
フョードルは私に任せろ。ウイルス異能力者を絶対逃がすな]
残念ながら芥川は感染してしまいました!
バトルアクションなのにBGMはクラシック
敦達のトロッコ爆破されてしまいました。
というわけで敦は芥川を乗せて走ってるわけで…。
「思考するな!愚図はただ走れ!」
「黙って乗ってろ無賃乗車!」
またしても追いつけそうとなった時にゴーレム出現。
「主様…フョードル様はこのイワンめに護衛より重要な使命を賜られた」
頭に包帯巻いた人出現。
頭脳戦極まる
谷崎「太宰さん!廃坑北部から車が3台!地上班に連絡して追跡を!」
「無視だ。それは私達の手勢を割く囮だ」
「根拠は何です!?」
「私ならそうするから」
その後もヘリの谷崎から情報が。
「あの魔人の捕縛だ。手勢は一人も無駄にできない。無視だ」
敦達の前に現れたのはイワン。
「礫岩を操るのが私の異能力。裂こうが砕こうが私の岩巨人は倒せません!」
(岩の巨人が倒せない以上本体を狙うしかないけど…この地面が奴の異能フィールドなら接近すら難しい…ならば…)
「芥川」
「ああ」
「考えていることは同じか」
「当然だ。何度貴様と殺し合ったと思っている」
う~ん、息ピッタリですね。
「病人はそこにいろ」
「愚図はただ走れ!」
なんか燃える挿入歌きました。これは…勝ち決定ですね。
串刺しにされたイワン。
「トロッコを追うぞ人虎。馬になれ」
「土人形!擬態か!」
敦も感染させられてしまいました。
「主様は神なきこの世に幸福をもたらすお方。それを阻む者こそ邪悪。
傷口からウイルスを感染させました。」
再び太宰サイド…。谷崎からの情報提供は続きます。
「太宰さん!国籍不明の戦闘ヘリが東から接近中!僕達の装備では対処できません!」
「ヘリ…?今地上に人影は?」
「麓近くに登山客らしき人影が…帽子で顔は見えませんが…」
「それだ!全員でその登山客を拘束。森さんの兵も動かせ。大至急だ!」
取り囲んでみましたが…。
「太宰さん!違います!手錠と爆弾を嵌められたただの登山客でフョードルではありません!」
はめられた???
熱い展開
イワンの異能で地面にずぶずぶと沈み込んでいく二人。
「あなた達は強い。故にキリがありませんのでこのまま溺れていただくことにします」
「人虎。先般の問いに答えよ。貴様は何故戦う?」
「なんだって今そんな話を!」
「脱出する方法はある。最後の手段だが。だがその前に答えよ!貴様は何故戦う!」
『誰も救わぬ者に生きる価値などない!』
敦にこびりつくこの記憶。
「貴様は幼少の記憶から逃れ生きる許可を得るために戦っている!だが貴様の幼少の師は死んだと聞いたぞ!」
「死んでないよ。今もお前の後ろに立ってる。
もうあの人は頭の中に住んでるんだ。正しい事を成せと呪いの言葉を吐き続ける。死んだ相手には復讐もできない!」
トラウマはずっとトラウマなのですね。
「…何の事もない。やつがれの師より余程過酷ではないか。
やつがれが禍犬なら貴様は迷い犬だ。これが解決方法だ!」
やつがれさんのコート着てる敦。
イワンの異能を切り裂いた。
「奴と殺し合った者にしかわからぬだろうが…虎の爪には異能自体を裂く力がある!
かつてやつがれの羅生門を裂いたようにその切断空間をやつがれの異能力で伸長すれば!
物理装甲も異能も切り裂く防御不能の神刃と化す!」
月下獣と羅生門の合わせ技キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
「「月下獣羅生門!!
黒虎絶爪!!」」
アツい!共闘アツい!
外へ出たアレクサンドル
「へへ…逃げ切った!俺の勝ちだ!フョードルも死の鼠も全部娯楽のための道具だ」
森「ほら。言った通りでしょ」
福沢「安直な逃走経路だ。幻夢の化身たるフョードルにくらべ予測が容易すぎる」
森と福沢、その精鋭達に出迎えられました(笑)
「許してくれ!ウイルスは今解除する!自首もする!だから!」
忠誠心は持ち合わせてないんですよね。
森「うーん。ならば問題ありませんね」
福沢「ああ。許すか」
「「そんなわけあるかぁー!!」」
こちらもボスの合わせ技(?)
イワンにヒョードルの居場所をはかせようとする敦達。
「最初から…ここを訪れてすらいないだと!?」
前回イワンがお茶を出していたと見せかけてずっとどこぞの店にいたということですか。
「有り得ぬ…ここには外への回線がない。携帯電話の通信もハッキング能力で監視中だ!外からではここの指揮をすることはできぬ!」
「この音楽ですよ。ありふれたラジオ番組へのリクエストが命令の符丁となっているのです。空中を飛び交うラジオ短波を使った我々の対話を読むのはいかなるハッキングでも不可能。あなた方は初めから負けていたのです!」
リクエストを使った?採用率100%のラジオすぎじゃないですか?(笑)
「バッハのマタイ受難曲…そろそろ潮時ですね。密輸船で一旦街を離れますか。
思ったより容易な相手でした。次手で消却できそうです」
カフェを後にしようとするヒョードル。
「やぁ。いいカフェだね」
滅多に見れないヒョードルの驚き顔がそこにはありました。
太宰が同じカフェに居たんです。
「さすがに驚いた顔だ。なぜここがわかったのか?そう聞きたいのだろう?
実際極限の一手だったよ。かの魔人を欺くためのこれが私の一手だ」
「フン。久しいな。鼠」
新聞から顔をのぞかせたのはフィッツジェラルド!
「ああ…素晴らしい!アイズオブゴッドですね!」
「そうだ。街中の監視映像を統合する無謬の目。その力でここを見つけ出した。君がアジトに気を取られてる隙にね」
監視カメラには勝てなかった。
「後は我々が引き受けましょう。よろしいですね?」
特務課も来ました。兵がヒョードルを拘束しようとします。
「待て!そいつに触れるな!」
兵は即死…。ほんと一体どういう異能なんでしょうか…。
安吾「…妙な動きがあれば即射殺します」
「ええ。行きましょう」
フィッツジェラルド「探偵屋。奴の異能力がわかるか?」
「…いいや。わからん」
太宰さんでもわからない
そして後日
探偵社みんな正装してます。船の上でのパーティでしょうか。
「乱歩さん!」
「推理小説から脱出できたんですね!」
「当然だ~。500人の犯人を全員弁別した。素敵帽子君はまだ中だよ。推理勝負は諦めて全員張り倒してたな」
国木田「いかなる処分も謹んで承ります」
福沢「懲罰内容は追って沙汰する。
だが今回の諸君の働きには深く感謝する。
皆、よくやってくれた」
社長笑った~~~~~!!
甲板で話す太宰と敦。
「敦君。芥川と組んでどうだった?」
「最悪です。二度と組みたくありません。」
『6か月後、貴様を殺す!十全に備えよ!』
『わかった。でも条件がある。6か月間お前は誰も殺すな。そうすれば単純な事実に気付くはずだ。太宰さんに認められるために必要なもの、弱さと強さは見た目通りじゃないこと』
6ヶ月待てば4期きますか?
(強くなろう…国木田さんに格闘を習おう。異能力を使いこなす訓練も。6か月後、芥川の強さを否定するために
そうすれば…あの人の軛からも自由に…)
「殺さずのマフィア…か。君も芥川君も足掻く者、だね。私達と同じだ…」
太宰はグラスを持ち上げます。
「敦君」
「ん?何に乾杯するんです?」
「ストレイドッグに」
「…ストレイドッグに」
野良犬に乾杯。

勝手にまだまだ続くと思ってました。共食い終了と一緒にアニメも(一旦???)終了なんですね。きれいにスカッとさせてくれました。
共闘、合わせ技。熱かったです。
高熱と眩暈で直立すら困難になるウイルスにかかってても終盤涼しい顔してる森と福沢すごすぎですね…。
ヒョードルと太宰の頭脳戦、見ててワクワクしました。
敦と芥川の戦いは6ヶ月待てば見れますか?