【からくりサーカス 35話 アニメ感想】勝は宇宙へ!エレオノールと鳴海がようやく結ばれる!

前回のあらすじ

内容をカンタンに説明すると…

  • シャトルと鳴海を守るため、エレオノールは戦闘中のハーレクインと共に列車から姿を消す。新たに襲来した敵・ブリゲッラを破壊し発射場に到着した鳴海だが、そこへかつてない数のオートマータの集団が攻め込んでくる!
  • ひとり応戦する鳴海は次第に追い詰められていく。突然、背後からの攻撃が止んだ。後ろに仲間が、鳴海の背を守る誰かがいる。その正体はグラツィアーノを破壊し駆けつけた勝だった!(やっと会えた!鳴海兄ちゃん!!今度は僕の番だからね!)。
  • 今回は…勝は自らを「煙突掃除」と名乗り、鳴海の代わりにシャトルで宇宙へ向かう。残された鳴海はエレオノールと再会。その想いを告げる。

【からくりサーカス 34話 アニメ感想】勝と鳴海が共闘!!戦闘シーン格好良すぎる!

2019.06.14

【からくりサーカス 35話 アニメ感想】抱擁

世界と大切な人のために

オートマータのカメラのフラッシュを光らせ、鳴海の視界を奪った勝。
自分の正体がバレないよう、グリフォンに喋らせます。

「俺は煙突掃除と呼ばれている。ギイに呼ばれてやってきた。そしてフェイスレスに因縁がある。俺がやつと戦い、ゾナハ病の戦い方を吐かせてやる。だからお前は地上に残れ。俺は長いあいだ戦い続けてきたベテランさ。お前より強いぜ」

鳴海は納得しませんが、帰る方法があるから代わりに行かせろ、と勝が譲りません。

「過去は過ぎてしまったんだぞ。もうどうにもできない。だけど今何とかできるお前には幸せにしてやれる人がいるだろう!?」
「俺が…幸せにできるやつ…?」
「お前の理屈あと人間は誰ひとり幸せになんてなれない。人間がみんな昔を背負って今を生きなきゃならないならこの世は幸せになっちゃいけない人ばかりじゃないか!今なんだよ。大事なのは。いま心で考えろ。お前が幸せにしてやるんだ。お前の幸せのために」

「行け加藤。俺が上がる」

勝は発射場に向かいます。鳴海は網膜を焼かれており追いかけることができません。背中を守ってくれた恩人の正体もよく分からぬまま。

「行かせてあげて下さい!見ましたよね、あんなにたくさんのオートマータを勝さんが倒しました。それにあの人はいい加減なことを言う人ではありません。かつ理由があると思います。私は勝さんを信じます」
「そうだ。あの子はフェイスレスの記憶をダウンロードされたことがある。やつからゾナハ病の治し方を聞くには適任かも知れない」

モニター越しで見ていたミンシア達は最初こそ反対していましたが、リーゼの言葉とそれを肯定するフウの意見もあり発射準備を進めます。

「いずれにしても我々はもうあの子に託すしかあるまい」

宇宙服に着替えた勝のもとにリーゼが駆け寄ってきます。

彼女はギイに呼ばれたのも帰る方法があるのも嘘だと気づいていました。
勝は鳴海を助けるために代わりに行くのでした。

「私、フウさんたちに行かせてあげてと頼みました。勝さんのやりたい事をやらせてあげたかったから。でも、でも…」

「私も嘘つきです…」

本音では行って欲しくないと願うリーゼ。

「決めた。来週、動物園に行こう!僕も話したいこといっぱいあるんだ。帰ってきたらもっともっと仲良くなろうね!」
「…嘘つき。でも、約束ですよ」
「うん」

再会

発射場近くの、今は無人となった村に、エレオノールと彼女を追いかけるハーレクインの姿がありました。

(気絶している間にこんな動きにくい格好にさせられているとは…)

状況が状況だけどウェディングドレス姿とても似合ってますよ!←

血が足りない上に傷を負い、思うように動けないエレオノール。

そこに現れたのは鳴海でした!キタ――(゚∀゚)――!!

「その女が俺を呼んだ。俺がその女を求めた。それだけの話だ」

未だ視界が回復しない鳴海に油断するハーレクインですが。

「やつの場所を教えろエレオノール!!」
「左へ二歩!前に九歩!!」

鳴海はエレオノールの指示に従い、ハーレクインに対応する隙を与えぬまま破壊します。
本気の鳴海にかかればハーレクインも一瞬でした!

「しろがね!」
「鳴海…?」
「宇宙には別の強い奴が行った!俺はお前に会うためにここへ来たんだ。サーカスのテントで初めて会った時からずっと。しろがね、お前を愛していた」
「鳴海…」

二人はようやく結ばれました。良ったなぁ…(´;ω;`)

そして空には勝が乗ったシャトルが…。

「行け、行ってくれ」

団長ノリヒロ生きてた――(゚∀゚)――!!
彼らもシャトルを目にします。乗っているのが勝だとは思いもしません。

鳴海「行け、煙突掃除」
エレオノール「え?」
鳴海「そういう名前なんだとよ。すごいやつさ……」

笑顔

「目がおぼろげにだけど治ってきやがった。でも。お前を見るとまだ眩しいぜ。治ってねぇかな」
(なんて、なんて素敵なんだろう。自分の心が相手に届くのは。大好きな人の笑顔を息のかかる近さで見ていられるのは。いま、私の中にいるふたりのフランシーヌが頷いている)

エレオノールは涙を流します。彼女自身もその理由が分かりません。

「どうした!?お前が泣くなんて!おい!?」

大切な人の泣き顔を見て辛く悲しそうな顔になる鳴海。

エレオノール(あぁ、やっぱり私はこの人が好き。大好き)

エレオノールは思わず口元を緩ませます。

そして少し離れた場所に、パンタローネと彼を抱えるアルレッキーノが居ました。今にも壊れそうな状況ですが。

「おい…………。私は今、信じられないものを見ている……。あれこそが…我々オートマータの指名。そして悲願だった。見よ、パンタローネ…」

「フランシーヌ様が、笑っていらっしゃるぞ」

数百年追い求めたものがようやく!(´;ω;`)
エレオノールは幸せの絶頂でした。今までのどんな笑顔よりも眩しい。

「お美しいな。フランシーヌ様は。なぁ、パンタローネ…。見ているか?」

首から上だけになったパンタローネはもう動きません。しかしその顔には幸せそうな、満足そうな笑みが浮かんでいました。最後にフランシーヌ様の笑顔を…。

「なんだ…。見ているじゃあ、ないか」

アルレッキーノも、それきり動かなくなりました。
あぁ…(´;ω;`)

散っていく命!勝は宇宙に到着するが…!?

「どうやら、無事行ったようですね。油断したな。まさか私の弾きが、フウ特性の弾を吐き出すたぁ、思ってもみなかったんでしょうね。さしずめプロの勤勉さを舐めんなってところか」

勝が乗ったシャトルを撃ち落とさんとするオートマータ。阿紫花はそれと交戦しました。
そして今、壊れたオートマータの上で気だるげに煙草を吸っていました。
銃が手から滑り落ちます。

(でもプロは10円で仕事を請け負わないか。なんであんなことを言っちまったんだろうなぁ)

鳴海『俺からも頼んどくぜ。報酬は10円だ』
勝『おじさんは僕が雇う!だから僕の側についてよ!』

才賀貞義の別荘で起きた事が遠い昔のように感じます。

「…で?お代は、如何ほど、頂けるんで……」

(´;ω;`)

オートマータとの戦闘で半身を負傷していたんですね。アングルでうまいこと隠れていたので、まざまざと見せつけられてショックでした…(´;ω;`)

一方、宇宙ステーションに到着した勝。そこにあったのは驚きの光景でした。

「フランシーヌ」
「!」
「私の名前はフランシーヌよ」「私の名前はフランシーヌよ」「私の名前はフランシーヌよ」「私の名前はフランシーヌよ」「私の名前はフランシーヌよ」「私の名前はフランシーヌよ」「私の名前はフランシーヌよ」

「な?フランシーヌの声はいい声だろう?」

林原めぐみさんの声はいい声に決まってるだろ!!

フランシーヌを侍らせるフェイスレスがそこにいました。
本気で引くわ(真顔)

「また会えたな勝」
「フェイスレス、なのか」
「やっぱ人間の体はいいもんだな。人間だった頃の細胞から培養した体に着替えたんだ。前の体は痛みがひどくてね。あとはこうしてフランシーヌたちに囲まれて地上の人間たちが死んでいくのを見下ろしながら、普通に年を取って死んでいくつもりさ」
「………それが、お前の望みなのか?」
「僕は気まぐれで飽きっぽい。エレオノールが手に入らない今もう自分にも飽きちゃった」
「それならもう…いいでしょ?お願いです!!ゾナハ病を治す方法を教えてください!!」

勝はフェイスレスに土下座します。
フェイスレスなんかに土下座しなくていいよ!という気持ちと、全てを背負った彼を応援したい気持ちと(;´д`)

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フェイスレスのフランシーヌへの執着は凄まじいですね((((;゚Д゚))))
最初は普通の恋愛感情だったのに(ストーカー気味なところはあったけど)、こじれまくって、彼自身も自分の気持ちが分からなくなっているように見えるのは気のせいでしょうか。
勝が土下座したところで「はい教えてあげますよ」となるはずがなく。むしろ頭を踏みつけられ嬲られる位のことされるのでは。
仲町サーカスの3人が生きているのは嬉しかったけど最古の2人も阿紫花も退場してしまい(´;ω;`)
ハーレクインを倒した際、パンタローネの攻撃にも意味が生まれて無駄ではなかったのだな、と。託された思いが繋がっていく演出は最高ですが。やっぱり悲しいよ!
ついに結ばれた鳴海とエレオノール。だけどシャトルに乗っていたのが勝だと知ったら…(´・ω・`:)
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