内容をカンタンに説明すると…
- 乱歩の提案により福沢と森を蝕むウイルスの異能力者を探すために国木田と敦が訪れた場所は既にフョードルの手がかかった場所であった。
- その事実に乱歩の計画が狂い谷崎の身が危険にさらされてしまう。福沢はアンの隔離空間の中で自分の命より街の均衡と平穏を守れと叫んでいた。
- 今回は…乱歩でも太刀打ちできないヒョードルの罠。ポートマフィアとの戦いは避けられないのか。各自が戦いの意思を固める中、田山花袋の様子を確認しにいく事になった敦。森と福沢はお互いしか知らない場所へと歩みを進めていた。
【文豪ストレイドッグス 35話】共喰い(其の二)【アニメ感想】
進むか退くか
「奴が綿密に準備した罠を時間内に覆すのは不可能だ」
「乱歩さんでも…」
「僕だからわかるんだ。とはいえこれは立派な命令違反だ。だから参加するか否かは自分で決めろ」
いやこれ乱歩さんが言うなら不可能だな…。
「それは…ポートマフィアと戦うか退くかの二択を今選べと…」
「そうだ。だが悩む時間はないぞ。社長が安全な異能空間にいると知ればポートマフィアは脅迫策に移る。社員の家族、友人、大事な人を人質に取り社長を出さねば一人ずつ殺すと脅すだろう」
「やります…僕達は結局人を傷つけることでしか人を守れない…」
「私もやるよ。森先生とはちょっとした因縁があってね。あの人ならこういう終幕も納得ずくのはずさ」
「あの人は怖い。でもポートマフィアでの知識が探偵社のために生かせるなら私も行く」
「正しいとか正しくないとか僕にはわかりません。でもみんなが危険な方に行くならそっちに行って皆を助けます」
みんな戦う覚悟を決めました。
「国木田。お前はどうする?」
「社長は…街の均衡と平穏を守れと命じられた。ヒョードルによる街の崩壊から人々を守るのが社長のご意志です」
「国木田。お前は探偵社で最も高潔で強い。だから敵は最初にお前を壊そうとした。それを忘れるな」
敦くんへの乱歩の提案は…。
「調査は継続中だったな。万に一つの可能性として花袋が黒幕の居場所を掴んでるかもしれない」
「そっちは頼んだぞ」
「…はい!」
花袋に最終的な期待をするしかなかったのです。
「素敵帽子君。僕の推理では君が混じると勝率が下がる。というわけで。僕が君の足止め役だ」
「おいおい正気か?確かにあんたは探偵社の主軸だが戦闘能力はねぇはずだぞ?」
「でも君…前に太宰に負けたんでしょ?」
中也の煽り耐性低すぎて…。キレてしまいました。しかし乱歩さん異能力者ではないのにどうするんでしょうか。
「推理小説は好きかい?
異能力の使えない小説世界でお互い死ななきゃまた会おう」
なんと異能力の本借りてました。ポオの異能
「乱歩君が勝負と言うから喜んで書いたのに…うまく利用されてしまったのである。
しかしかの殺戮小説ならばポートマフィアの幹部はもちろん乱歩君でも脱出には数日かかろう!あるいは両者作中死となり吾輩一人が栄光の勝利を得るやも!」
こちらも空間作りの異能といえばよいのでしょうか。
どこまでも張り巡らされている罠
「国木田さん!?花袋さんがいないんです!」
押し入れを破壊する国木田。
「花袋は有事に備え自室の映像を記録していた」
用意周到ですね!
「国木田さんはポートマフィア戦に行くと思ってました…」
「ルールを破って奴を追えばまた無辜の民が死ぬ…何をしてもあの子を救えんなら社長も街も次の犠牲者も救う!それ以外に弔いの方法が思いつかん!」
国木田さん、あの少女がほんとにトラウマなんですね。
花袋は侵入したヒョードルに撃たれて・・。
布団の上には血の跡が。しかし花袋の姿はそこにはありませんでした。
一体どこへ連れて行かれたのでしょう?
「久しいな。鏡花。久々に骨のある敵が来た!」
芥川にとっても鏡花は強いんですね…!
「隠密と奇襲を旨とする暗殺者が標的に挑む時点で半分敗北。やはり探偵社がお前の理想の生き方とは思えない」
「私はもう…あなたの知る私じゃない!」
夜叉を囮に使ったりして戦う鏡花。
「確かに変わったな鏡花。その目、やつがれと見えた時とは別物だ」
それは敦くんと出会う前のこと
鏡花ちゃんが探偵社に来てからまだ半年も経ってないのですね…。
『何でも斬れる異能力者というのはあなた…?
夜叉白雪を斬って。両親の仇を
そして夜叉の主、私を。私を殺して』
「かつてのお前の目にあるのは復讐だった。その目は己の人生に価値を見ていなかった」
鏡花は敦に、芥川は太宰に救われたのでしょうか。
「鏡花。よかったな」
声が優しい!
別の場所では…檸檬花道が与謝野達に降り注ぎます。
梶井の能力ほんと面白いですね。本人はダメージ受けてないんですよね。
あと自分の会社の方ぼろぼろになってますが大丈夫?
与謝野「退くわ…全員撤退」
ルーシーの空間で立ち上がりどこかへ行こうとする福沢。
「止めないわよ。私は探偵社員じゃないもの。
でも看病のお礼に何しに行くかぐらい教えてくれてもいいんじゃなくて?」
「…旧き友に会いに」
そういって安全空間を後にするのでした。
「なんだって!?社長が消えた…?」
「全員戦闘構築を中止!ボスが…病床より消えた…」
2TOP同時にいなくなりました。
ウイルス発症まであと12時間。
「懐かしい場所ですな」
「ああ」
「探偵社もポートマフィアも知らぬ我々二人の因縁の地。示し合わせもなく集うとすればここにおいて他にない」
社長と首領という
「組織戦の死者を産まぬ方法は一つ。我らが1対1で決闘し敗者の死を以て共喰いを止める」
「お互い守るものが増えましたな」
「10年だからな。貴君と共闘してから」
「ええ。そしてここがあなたの死に場所となる」
エリスちゃんてという異能(でいいのでしょうか)を出す森鴎外。
この二人の戦い…始まる前からかっこいい…。
開眼の回数が増える勢いですね。
武装探偵社の面々でもポートマフィアとの繋がりもあった者がいるから
因縁関連がすごいですね。
福沢社長の「旧き友」という区切りで一対一を戦いに行くのもかっこいい。
バトルも迫力あって今回も文スト、最高です。