前回のあらすじ
内容をカンタンに説明すると…
- 冬休みが終わり3学期がスタート。相変わらず仲がいいとは言えない由希と夾はマラソン大会で競い始める。そこへ現れたのは牛の物の怪憑き・草摩潑春だった。
- 幼い頃、撥春は由希を一方的に敵視していたが、本音で話しあったのを機に良好な関係になったという。撥春にとって由希は初恋だった。
- 今回は…バレンタイン当日、楽羅の提案で彼女と夾、由希、透でWデートをすることになった!一方、透からのバレンタインチョコを預かった紫呉は草摩本家、はとりのもとを訪れる。はとりは紫呉の思惑と本性に気づいているようで…。

【フルーツバスケット 10話】だって、バレンタインだもん【アニメ感想・名場面】
バレンタイン到来!
「あの、ご飯は?」
「いらねぇ」
「ほうっておけばいいよ」
「どうしたんでしょう?」
透が作った朝食にも手を付けず、夾は学校へ向かいます。夢にうなされていたようですが…。
今日はバレンタイン前日。しかし金曜日のため、学校は一番盛り上がっていました。
それを知った夾は突然「旅に出る」と言い出し、様子がおかしくなります。

「夾くんっ…!」
バレンタインデー。夾。と揃えばもちろんこの人!!
「夾く~~~ん♥」
「やっぱ来やがった!!!」
「やっぱり…」
「楽羅さんに会いたくなかったのですね…」
下校時間、校門で待ち構えていた楽羅に遭遇!夾がおかしい理由はこれでした(笑)
「だってバレンタインだもん♥恋人同士の大切なイベントだもん」
楽羅は相変わらず積極的だな~( ̄▽ ̄;)
場所は変わって紫呉宅です。
「今日はお誘いに来たの。明日一日、一緒にどこかへ行かない?チョコも明日、渡したいし…//」
「わぁ!それってデートですか!?」
「や、やだそんなぁ!透くんったら…!////」
「冗談じゃねぇ!絶対嫌…」
「するんだよ」
楽羅の目が赤く光りました。脅されてる(笑)
「そうだ!じゃあこうしない?ゆんちゃん(※由希?)と透くんも混ぜてWデートにするの!」
「え?」
「それはいいね」
「そうよね!そう思うよね!」
「ちょっと待ってて!」
「なんで俺がクソ由希なんかとっ!」
乗り気の楽羅と紫呉。由希と夾は戸惑いますが…。

「わぁ~~っ!私!デートなんてしたことないです!!いいのですかっ!??」
「~~~~っ、勝手にしろ!」
目を輝かせる透を見たら反対することなどできませんでした。透パワーすごい(笑)
夾のトラウマ?
楽羅「あのね。春ちゃん言ってたよ。夾くんとゆんちゃん仲良くなったって。お互いをもっと知り合えばもっと仲良くなれるか持って」
由希と直接話して仲良くなった撥春の言葉ですから、説得力がありますね。
楽羅「そうなったら私も嬉しいな」
別れ際、楽羅はそんな言葉を残していきました。
紫呉「人はまず、譲歩し合う事を覚えるべきだよねぇ」
夾「…何が言いたいんだ。てめーまで俺たちを仲良し扱いしてんじゃねーだろうな?」
楽羅の言葉を聞いていた紫呉は、夾を逆撫でするように言いました。

「ふざけんな!俺は由希が嫌いなんだよ!嫌いなままでいいんだよ!!!」
「…なぜ嫌うことが義務のような言い方をするのかな?」
「!!」
「まるで知ること自体に怯えるような目で」
「―――!!」
「夾くん!?夾くん、待ってください!!」
夾の脳裏にフラッシュバックしたのは過去の記憶でしょうか。
誰かは分かりませんが、出血していたようにも見えますね。
家を飛び出していった夾。透が後を追いかけます。突っつきすぎたかな、と呟く紫呉。
透(本当に怯えたような目をしていました…)
ようやく見つけた夾は小さくうずくまっていました。
「(嫌うことで何かを必死に守っているよう。何を?自分を?)仲が悪くてもいいです…。本当は仲良くなって欲しいと思っていました。けど、けどいいです。嫌いだって。いいですよ」
透には夾の背中にある”立派な梅干”が見えてるから。
「…見たくない、何も考えたくないんだ、まだ」
(夾君の心は本当はずっと繊細で、それは由希くんも同じで、触れたら傷つけてしまいそう…)
何が彼らをそこまで追い詰めているのか、今はまだ分かりません(・ω・`)
「明日は、お出かけですね。でもやはり、デートはお嫌ですか?」
「いいよ別に…。一回くらいなら」
「そう、ですか…」
「とっとと帰るぞ」
(抱え込んでいる苦しみ、痛みや不安。いつかそれら全部ぬぐい去れたらいいです、私にそうしてくださったように、お二人にも幸せになって欲しいから)
透と話すうち、夾はいつもの様子に戻っていました。
草摩紫呉という男

(大好きな人の夢を見た。そしたらもう、どうしようもなくなってしまった)
ショタ紫呉さんキタ――(゚∀゚)――!!
しかしいつもの彼と随分雰囲気が違う。
今日はバレンタインデー当日。執筆に追われる紫呉に留守を託し、透たちはWデートに向かいます。
「透くんは思い切り楽しんできなさい」
「はい!」
「………」
屈託のない透の笑顔に、紫呉は思うところがあるようで。
「では紫呉さん!行ってきます!」
「あぁ―――…。行ってらっしゃい」

由希「本田さん、どうかした?」
透「紫呉さんはいつも笑ってらっしゃるから、ご迷惑をかけているかいないか、分からないです…」
由希「紫呉が何を考えているか分かるやつなんて、はとりとかごく少数だよ。昔、誰だったか、こう言ってた。さざ波のようだ、って。寄せては引いていくさざ波。足元を撫でていくのに捕まえようとすると遠ざかる。捕まえることができない男だって」
確かに、本心をうまくごまかしてるというか、核心に迫るとはぐらかされる感じですよね。
由希「例えが綺麗すぎるよね。俺から見ればその波を漂うクラゲだよ」
透「は、はぁ…」
みんな例えがうまいな(笑)
由希(顔は笑ってても腹の中では何を考えているんだか…)
笑顔が胡散臭い時もよくあります。
夢のために
ほどなくして、草摩本家に締め切りに追われているはずの紫呉の姿がありました。
紫呉「はい、はーさん!僕からのバレンタインチョコ!」
それを聞いたはとりは無言で扉を閉めました(笑)
紫呉「ごめんなさい嘘です、透くんからです」
はとり(馬鹿が)
ホントだよ!(笑)
「(透くんが)自分でここに届けるつもりだったらしいけど。代わりにこの僕が!」
透はマメで、紅葉と撥春の分も用意していました。
はとりは由希達がWデートしていることを知り驚きます。
透が完璧に影響している、と返す紫呉。
「彼女はどこか他人を丸くさせるとこがある」
「まるで二人の精神安定剤みたいだよねぇ~」
「満足そうだな。思惑通りに事が進んで。何が利用していない、だ。大嘘つきが。お前も慊人も、立派に本田君をコマとして利用しているよ。それぞれの目的と利得のために」
「…夢見た朝を覚えてる?僕と君と、あーやも泣いたあの朝」
あーや、とは。どちら様ですか…?(・ω・`)
「君たちにはそれが辛いものになってしまったけれど、僕は…僕の胸にはまだ残っている。愛しさ。痺れるように甘く悲しいあの熱情」
それを永遠の物にしたい、確かな形で手に入れたい。と、幼い紫呉は言いました。
「その誓いもまだこの胸にある。手に入れるためなら多少の偽りも利用も問わない」

「例えそれが、誰かを傷つける結果になっても」
わっっるい顔してますね~~~( ̄▽ ̄;)
「そんな自分が嫌になる時だってあるさ。特に透くんを目の前にすると。本当にいい子だから…」
先ほど透の笑顔を見て、わずかばかり目を見開いたのはそのせい。
「でも僕には少し綺麗すぎるかな。思い知らされたりもする。僕が一番、汚いんじゃないかって。だからはとり。僕は君さえ羨ましく思うんだ。僕が一番呪われているかもしれないんだ」
紫呉の闇もなかなか深そうです…。
「帰ったら本田くんに礼を言っておいてくれ」
「はいはい」
「どんな結果になっても、葉の一本は覚悟しておけよ。由希か夾か、本田君か。誰かは知らんが必ず一人には殴られるだろう」
「だねぇ~。痛いのは嫌だけど仕方ないねぇ~」
そんなやばいこと企んでるんですか…!?(´Д`;)
はとりは紫呉の味方にならないし、敵にも回らないと言います。
「それじゃ、また」
「紫呉、風邪をひかせるなよ」
「はは…」
誰に言ったんですかね?透たち3人?
紫呉(歯でも骨でも持っていけばいい。大切なのはそんなものじゃない)
そんなことを思いながら、慊人のもとへ向かいます。
紫呉の覚悟もかなりのもの、というか異常なのでは…。
「慊人さん」
「紫呉…?来てたんだ」
「来てましたよ。慊人さんに会うためにね」
「まぁ、それは当然じゃないの」
「そうですね」

「慊人さんが一番大切ですから」
(°д°;)!??
(手に入れてみせるさ。そのためならどんな偽りも利用も――)
慊人に向けられているのが「手にれてみせる」なのか「どんな偽りも利用も」なのかで意味が変わってきます。どっちなんだろう…。
紫呉(あの日の夢を、永遠にする)

シリアスとコメディの温度差で風邪引きそう(´Д`;)紫呉の「夢」は何なのでしょう。「あーや」とは?慊人が一番大切、は本心なのか?
慊人との距離感がやっぱ近い…。
知れば知るほど分からなくなる男だ。しかしそこが魅力でもある!
透を利用しているのに多少の罪悪感はあるようなので完全な悪人ではない、と思うのですが(・ω・`)
夾に至っては由希という人物を知るのを避けている、と明言されました。先週の由希といい、草摩の人間は皆トラウマを抱えているようです。
透、楽羅と編集担当のみっちゃんに和む(笑)