【からくりサーカス 33話 アニメ感想】ハーレクイン大暴走!仲町サーカス散る!

前回のあらすじ

内容をカンタンに説明すると…

  • 列車に合流した勝。鳴海は記憶が戻りつつあったが、まもなく死ぬ身の自分には関係ない、それで子供たちが救われる事もないのだから無意味だ、とエレオノールを突き放す。
  • 遠方より迫るブリゲッラ、ハーレクインの気配を察知したパンタローネとアルレッキーノ。「勝ちなさい、そして必ず戻ってきなさい」とエレオノールに命を受け、列車を離脱する。勝と団長、ノリ、ヒロは襲来したオートマータとの戦闘を開始するが…!?
  • 今回は…亡き妻にして母フサエにそっくりなオートマータ・レディスパイダーと戦いを繰り広げる仲町サーカスの3人!一方、今にも列車を襲撃しようとしていたブリゲッラ、ハーレクインの前にパンタローネとアルレッキーノが現れて…!?

【からくりサーカス 32話 アニメ感想】鳴海の記憶は戻っていた!パンタローネとアルレッキーノの成長ぶりが凄い!

2019.05.31

【からくりサーカス 33話 アニメ感想】仲町三人VSレディ・スパイダー

仲町サーカスショー

「バカ野郎ためらうな!奴はフサエじゃねぇ!フサエがあんな顔するかよ!」
「だよな…!」

しかし腹をくくっても仲町サーカスが不利なことには変わりありませんでした。

「時間稼ぎするぜ!フウが言ったことを試してやる」
「分かった!」

ノリとヒロは団長を客車の最後尾に残して姿を消します。

「これよりお目にかけるは世にも奇妙な芸でございます!!ここに取り出したるはどこからどう見てもただの石!これを食せましたらご喝采ください!それでは~~!」

団長は手にした岩を貪り食い始めました。
どうなってんの!(笑)

レディ・スパイダーは団長の芸に釘付けになります。
フウが言ったとおり、笑わせる目的で作られたオートマータは無意識に芸を学ぼうとしていました。
団長たちはその隙を狙って攻撃を加えようとしているようです。

「やぁね。もう私飽きちゃったわ」
「ぐはっ!」
「おやっさん!!」

飽きられてしまった以上、作戦が通用しないため、団長と入れ替わりにお次はヒロが芸を見せます。

「フーが用意してくれた爆弾だ。このコントローラで爆発させられる」

一人がレディ・スパイダーの気を引いているうちに、残りの二人が最後尾客車と先頭客車の連結開放レバーを解除しようと試みます。

ノリ「このっ…!遠いじゃん!クソ!」
団長「気をつけろ!」

がんばれノリ!と言いたいところですが、どうやら仲町サーカスの人たちは先頭客車だけ逃がして自分たちが助かる気はないらしい…(´Д`;)

「大丈夫なんですか?」
「おう!完璧OKだからお前はしろがねと持ち場についてやがれ!」

異変に気づいた鳴海は後部客車へ向かおうとしますが、団長がなんとかごまかして阻止します。
先頭客車に戻る鳴海。

「こんの!くそったれ~~~!」

ノリが連結を解除したのは、団長がヒロのもとへ応援に駆けつけた直後でした。

「よっしゃ!それと…忘れちゃいけねぇ。許せ勝。もうこれくらいしかできねぇ!」

先頭客車にあるるかんが入ったケースを乗せて…。

両客車の距離が少しづつ離れていきます…。

ヒロ「人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られちまえってやつよ!」
団長「しろがねと鳴海の邪魔はさせるかよ!!」

ハリーが乗った列車を逃がすのもあるけど、彼らが一番望むのは二人の幸せのようです。

最後のサーカス

「ヒロ、おやっさん、いくぜ!」

最後の仕上げと言わんばかりに、爆弾が入った木箱を線路上に投げ捨てたノリは起爆スイッチを押します。

脱線した車両が空に向かってへの字型に折れ、ほぼ垂直になる列車内。

「さぁ、落ちてきやがれ蜘蛛女!!」

ヒロたちは傾斜と重力を利用してレディ・スパイダーを葬ろうとしていました。

「考えたわねあなたたち。でもかわいそうね。落っこちて差し上げないわ。この客車はすぐ倒れるわ。そしたらあなた方…ぺちゃんこね」

レディ・スパイダーはたくさんある脚を利用して落下を防ぎます。そう上手くはいかないか…( ̄▽ ̄;)

「まずい!やつが落ちてこなかったら俺たちの負けだ!!」

逆に限界を迎えていたのは人間の身であるヒロと団長。

「落ちてこいこらぁ!!」
「何言ってんの!嫌よ!」
「貴様ぁ――――!!」

敗北を悟ったその時でした。

「よぅ…偽母ちゃん!!!!」

列車の窓枠を足場はしご替わりに現れたノリは、ほぼ垂直になった列車を駆け上がります。十秒もかけず、レディ・スパイダーの背後に回りました。Σ(´∀`;)凄

「そらよ!!!」
「は、離しなさい!!」

重力のまま背後からレディ・スパイダーを突き落とすノリ。その先で待ち構える団長とヒロの”ナイフ”に、レディスパイダーは貫かれました。

「うああああああああああ!!!!!!!な、なぜこんなことで死ぬのです…!?どのみち人間はお姉妹なのよぉ!」
「へっ!本物の母ちゃんが言ったんだ!」

サーカスは最後までちゃんとやるもんだよ、と。

「ははは!うちの息子どもはちゃんとやり遂げやがったぜ!!(なぁ、フサエ―――…)」

団長、ノリ、ヒロは偽物の母を道連れに落ちていきました…。(´;ω;`)

「ひゅ~~!派手なショーだったすね~!でも列車は進んでいく~~!ということはオレッチたちがあれに乗せられているスペースシャトルを破壊しなければならなぃ~!」

少し離れたところから戦いを見ていたブリゲッラとハーレクイン。
彼らの前にアルレッキーノとパンタローネが現れたのはそれからすぐ後のことでした。

ブリゲッラとアルレッキーノ、ハーレクインとパンタローネの戦いが始まります!!

ブリゲッラVSアルレッキーノ

「私は人間の格闘技を極めた!それを使って敵を仕留めるのは私の誇りであり喜びの全てなのだ!!」

そんなブリゲッラを前に劣勢になる…かと思われたアルレッキーノですが。

「あの時は人間の娘がいた。だから今なら思う存分この技をくれてやれるのだ!!」
「!?」
「見よ、このアルレッキーノ、真夜中のサーカスの楽士たる所以!!」

アルレッキーノが奏でる音から衝撃波が発生!こういう使い方もできるんですね。

ブリゲッラは距離を取らざるを得なくなります。そしてそれは格闘技を誇りとする彼の弱点でもありました。

遠距離攻撃と近接攻撃は相性が悪い!

「以前、鳴海と戦った時にはどうしてもこの技は使いたくなかった」
「お、己…」
「お前には負けるわけには行かなかった!」
「己…!」
「さらば、ブリゲッラ!」
「おのれぇ―――――!!!!!!!!!」

「ブリゲッラ…お前…!?」

ブリゲッラが激昂したのと同時に、アルレッキーノの半身が吹き飛びます。ウワ━(。・言・)ァァ━・゚・

「こんな面白くないものは使いたくなかったからこそ封印し、人間の格闘技を追求してきたのだ!恨むぞアルレッキーノ…!!」

そこにあったのはブリゲッラの真の姿…。
これは弾丸、ですかね?(・ω・`)

アルレッキーノはその場に崩れ去ります。

ハーレクインVSパンタローネ

一方、離れたところで戦闘を繰り広げていたハーレクインとパンタローネ。

「あははははっ!一発で決まっちまったよぉ~~!」

性能の差なのかパンタローネが追い詰められていました。

「局地気象コントロール装置…お前自在に天気を操れるのだろう?」
「ご名答~~~~~っ!!」

パンタローネを応援したいんですが、ハーレクインのことも嫌いになれないんですよね…。むしろ大好きだこのキャラ(笑)

ハーレクインは自らの夢を語り始めます。余裕ですね。

「じつはさぁ、オレっち~、フランシーヌ人形に惚れてんだぁ」
「な、なんだと?!」
「あんたらおんぼろは人間の真似してフランシーヌ人形を芸術作品にしてただろう?」

そんなことしてたの!?
ギャラリーみたいなものまで建設されてました(笑)

「オレッチはそんなものを見ているうちに、なんか、頭の歯車が、甘ぁ~~~茎染み出してきてさ。あぁ、これが人間の言うとこの、恋っていうやつだと気づいたのさ。でもフランシーヌ人形はとっくにこの世にいないってフェイスレス様に教えられて、オレッチはがっかりしたねぇぇ~~~~~…。それがよぉ!フランシーヌはまだ地上にいると来たもんだぁ!」
「エレオノール…」
「あっははぁ~!そーとも言うねぇ!」

「そうとも言う」っていうかそうなんだけどな!

「それからはずーっとオレッチは、人間みたいに夢を見続けたよぉ!?サーカス芸人だった彼女と無限に踊り続ける夢をねぇ~!でもっさぁ、フランシーヌはフェイスレス様のもので、だからオレッチは諦めてたんだァ…。とこおろがぁ!どんな手違いがあったか知らんけどぉ、フェイスレス様は今や宇宙ステーション!フランシーヌはあの列車の中ぁ!じゃぁいーよねぇ!?フランシーヌはオレッチが貰っちまってもいいよねぇ!?フェイスレス様はきっとなんかの事情でフランシーヌがもういらなくなっちまったんだろうからよぉ!」

「オレっちとフランシーヌは二人きりでずーっとコメディを演じるんだァっ!!人間の居ない世界でねぇ!?」

守りたい、この笑顔(棒)

「さー、パンタローネ。早くあんたをぶっ壊さないとなぁー。フランシーヌをオレっちのものにするのさぁ!!!」

その言葉を聞いたパンタローネは、微動だにしなかった顔をようやく緩ませます。

「あははは…」
「なんでぇ。オレっちなんか面白いこと言ったかい?」

彼の場合、存在自体が面白いですけどね。

「我ら最古の4人は、いつもフランシーヌ様を笑わせて差し上げようとしてきた。だがフランシーヌ様は少しもお笑いになられなかった…。っふ!今分かったよ、それは私が一度も本当に笑ったことがなかったからだ…。ありがとうよハーレクイン。お前は私にそれを気づかせてくれた…!お前は大した道化だということさ。ふふふ。あはははは!はーはははは!!!」

パンタローネ大爆笑じゃないですか(笑)

彼が面白がったのは、オートマータであるハーレクインが「恋」をしたこと。「笑ってくれる客(人間)もいない世界でコメディ」をしたいと言ったことでした。

「馬鹿だなハーレクイン!たとえ何があってもあの女性は貴様のものにはならぬわ!」

パンタローネはここへ来る前、客車でとある発言を聞いていました。
エレオノールが鳴海に「わたしはあなたのしろがねです」と言ったのを。

激昂し乱心するハーレクイン。

「黙れ、黙れ黙れパンタローネ!フランシーヌはオレッチのものだぁ!!!笑うんじゃねーよ!!」
「フランシーヌ様ではないわハーレクイン!」
「あぁ!?」
「あの女性は、フランシーヌ様ではない」
「うるせぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
「おや?マジにはならんのではなかったか?」

ハーレクインは怒りをぶつけるようにパンタローネを破壊しました。
残ったのは首から上だけ。それもけり飛ばされてしまったパンタローネ。
生きている…とは思えないですがまだ希望は捨てないでおく(現実逃避

「あはは!フランシーヌ!やっと追いついたァ!!あははははは!」

窓から見えると煙と後続客車が無いことに気づいた鳴海、エレオノールの前に現れたハーレクイン。完全にヤバイやつだ(笑)

「ふふふふふふふふふふふふ!!」
「来たな…!」
「まて加藤。下がれ」
「どけぇ!」
「あなたは、私が守る…!」

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次回、ハーレクインVSエレオノール来るか!?
怒り狂った挙句、待望の”フランシーヌ様”を前にハーレクインの理性がついに吹っ飛びそうです。いや、もう吹っ飛んでるか(笑)
エレオノールの「加藤」呼びが寂しいな。馴れ馴れしくならないように元に戻したのか…(・ω・`)
アルレッキーノとパンタローネもあの状態では戦うのはもう無理ですね。最古のメンバー好きなだけに辛い(´;ω;`)
最後の最後でパンタローネが楽しそうにしてたのが唯一の救いか…。
仲町サーカスの連携プレーと散り際もお見事でした。3人とも最後までフサエと共に戦ってたような、そんな気がします。
勝の戦況が全く分かりませんが、大丈夫でしょうか。オートマータとの戦いはまだまだ続きます…!
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