前回のあらすじ
内容をカンタンに説明すると…
- 封鎖地区内にある希望の光養護学園に潜入したタクヤ達は、タマシイが生み出す過去の世界に囚われてしまう。この世界を生み出した女性・ヒナコの無念を晴らし、無事元の世界に帰還するのだが…。
- ヒナコの言葉を手がかりに、学園と組織の取引を記した裏帳簿を見つけたタクヤ。すべてを公表するにあたり、生き証人はヨシアキが引き受けることに。タクヤに潜入調査の中止を命じたカイバラという探偵の正体は?施設の写真を見たユキは園長の姿に反応し、彼が組織の施設で匿われていたことが発覚する。
- 今回は…今からラクーナケミカル研究所を消してみせる。そんなヨシアキのマジックショーと連動して、タクヤたちは本社に潜入!ギークはネットの生配信で研究所の「黒い噂」を暴き出す!ついに警察の任意同行に応じた所長。一方、隠れ家で昏睡状態になっていたソウマに異変が起こる。それはロストの前兆でもあった…!
【消滅都市 8話 アニメ感想】選択
ラクーナの真実を暴け!
「今宵最後はなんと建物を丸ごと消してしまうという奇跡をご覧頂きます!」
生放送に出演中のヨシアキ。観客のボルテージは最高潮です!
「これからターゲットを選びます!そのターゲットは僕自身も知りません!」
そう言いながら、空に舞うカードを無差別に選びます。
「今宵最後のターゲットはこちら!ラクーナケミカル研究所です!」
ですよね!( ̄▽ ̄;)
「お近くにお住まいの方も是非現地に行ってみてください」と(笑)
『こちらから乗りこむ?』
『すべてを知っている園長を探し出しすべてを吐かせる』
タマシイとの戦いになるかもしれません。ユキは容態が安定したソウマと離れて、タクヤに同行します。この選択が間違いであったと判明するのは、もう少し先の話…。(´・ω・`;)
一方、ラクーナケミカル研究所にはメディアや野次馬が殺到していました。混乱に紛れて忍び込むタクヤたち。
「ネットの皆さん!見てますかぁ~!今回はヨシアキの特番に便乗して潜入しちゃいました!ラクーナケミカル研究所!実はここには黒い噂が流れていまして、これから検証してみたいと思います!」
ギークはネット生配信で生き生きしてます(笑)
潜入っていうか不法侵入だけど(
「今、ラクーナケミカルの内部の様子がネットで配信されています。みなさんにお伝えしたい真実がご覧になれるはずです。会場の皆さん、TVの前の皆さん、ぜひご自身の目と耳でご確認ください」
視聴率欲しさか、プロデューサー達はヨシアキの暴走を放置しました。
「おや!?こちらをご覧ください!これはどう見ても人間をこうするための装置ですよ!これはヘットギア!?ここ製薬会社ですよね!?なんでこんなものがあるの~!やっぱり人体実験の噂は本当だったんだぁ!」
組織が見られたくないであろう物証をギークはカメラに捉えていきます。
自分の生い立ちを話すヨシアキ。ギークの生配信と合わさってヤラセとは思えないその内容に、警察も動き出します。
「仕方なかったんだ。学園を維持するためには金が要る。子供たちを路頭に迷わせるわけには行かなかったんだ。仕方なかった、私は悪くない、本当に子供たちの事を思ってのことだったんだ…!」
園長の証言も引き出しました。
癒着!
研究所前に刑事が現れ、所長と副署長は任意同行に応じます。
「余裕ぶっていられるのも今のうちだ。次期に逮捕状が出る」
「罪状なら山ほどあるんだ」
「…そろそろだな」
「?」
所長が意味深な発言をした頃、本社から出たユキ達の前にユミコが現れます。
「すぐに戻れって!ソウマの容態が変わったらしいの!」
「!!」
嫌な予感です!
「君たちは下がっていなさい」
「しかし…!」
「聞こえなかったかね?」
取調室に警視総監がやってきました。刑事達を強制退出させると、総監は所長に深々と頭を下げます。
「申し訳ありません。後のことはお任せ下さい」
癒着だ~~!!!(´Д`;)うわぁ…
部下の苦労が台無しだよ…。最低ですね。
所長の余裕はこうなると分かっていたからこそなのか…。
「ソウマを中心に重力の歪みが発生しているわ!」
「タクヤくん、これはロスト発生直前と同じ現象だ!」
「またロストが起こるってのか…!?」
隠れ家の研究者と車内のタクヤ達が情報交換を行っています。
「ウウウウウゥゥゥ…!!!」
ソウマが放つ青い光は隠れ家と、次第に街をも破壊していきます。
「ソウマを助けなきゃ!」
「残念だが…。既にもう、そんな段階じゃない」
ソウマの姿は既に人間のものではありませんでした。
研究者たちに出来るのは一帯に避難勧告を出し、現場を離脱することだけ…。
ロスト発生!?
「そんな計画だったなんて聞いてないわよ」
「無能なソウマの使い道としては最適じゃないか?アーティファクトがなければ自分自身を制御することもできない失敗作だ」
スズナが運転する車内。所長と副署長は釈放されたようです。くそぅ…。
全ては所長の筋書き通りだったんですね。
「しかし月の涙を破壊されたあともソウマは暴走しませんでしたが?」
「あれがそばにいたからだよ」
ソウマにとってのアーティファクトは姉のユキだったのだ、と。今回彼女が離れたことでトリガーが起動したそうです。
仕組みがよく分からないのですが…。兄弟だからかな?
「そのエネルギーは3年前のロストの比ではない。楽しい余興だ。結局どう転んでもロストは起きることになる」
いや、そもそもなぜそこまでしてロストを引き起こしたいのか…。理解に苦しみます!!
「拓哉くん、ここは危険だ!今は我々も退避するしかない」
研究者たちと車中で流しました。ソウマはもちろんいません…。
「どうすればソウマを止められる!?」
「今のソウマは爆弾そのものだ。唯一の救いがあるとすればあれが有機体であること。ソウマの生命活動を停止すればあるいは…」
「そんな!」
タクヤもできることならソウマを助けたい、と思っていました。
「私、行かなきゃ」
「!」
「行けるわけねーだろ!?」
「私がソウマを受け止めないと」
「そんなことできるわけない!」
「分からないじゃない!!」
「やってみなきゃ分からないって、あなたそう言ったでしょう?」
ソウマの最期
「しっかりつかまってろ!」
タクヤは後部座席にユキを乗せてスクーターを走らせます。その間もソウマが放つ青い光は容赦なく放たれ、死と隣り合わせの状況です。
「ユキ!!」
転倒したスクーター。タクヤは地面に叩きつけられます。こんな中でもユキを真っ先に心配するのが彼らしいです。
「人の心配してる場合じゃないっすよ先輩!」
コウタ生きてた――(゚∀゚)――!!
どこで何してたんですか!
彼はタクヤの体を支え起こします。
一方、放り出されたユキを救ったのはアキラでした。
青い光に反撃しながら、少しづつソウマに近づいていきます。
やがて光の直撃を食らったアキラは消滅。
アキラさん登場するタイミングは抜群なんだけどな…。退場するのが早くて残念だ( ̄▽ ̄;)
ユキはひとり、変わり果てたソウマと対面することに。
「見ルナ、見ルナ、嫌イダ、嫌イダ・・・!」
「ソウマ、ごめんね・・・」
「(怖いよ、嫌だよ・・・。姉ちゃん。死にたくないよ)」
化物と化した体の中からソウマが現れます。
「姉ちゃん、姉ちゃん、僕・・・・・・」
ユキが抱きしめた直後、ソウマは消滅しました。ソウマが「やめて姉ちゃん」と言った事から察するに、ユキがソウマを消した、と思っていいのでしょうか?
「発動しなかった、だと?」
「私の力でもこの可能性は観測できませんでした」
「・・・ダイチ。どこまでも私の邪魔をするか・・・」
ダイチ、はユキとソウマの父親です。所長と因縁があるようですが。
ソウマが消え、ユキはまた一人になりました。強い雨が彼女の涙をかき消していきます。
所長の表情を見るによからぬ計画が裏で進行しているのだろう、とは思ってましたが。
母親、父親、アキラに続いて弟も失ってしまったユキ。可哀想すぎる…(´・ω・`;)
しかしロスト発生による多くの犠牲を出さないための最善の選択だったとも言えます。おかげで所長の計画にも狂いが生じました。
お偉いさんと癒着してるとなると、国民大勢を味方につけるしかない。
ヨシアキの能力に関しては承知してますが、研究所を丸ごと消すのは容易ではないはずです。
作戦がうまくいくといいのですが…。
そして所長とダイチの間に何があったのか…。