内容をカンタンに説明すると…
- 組合(ギルド)との抗争の際、密かに白鯨(モビー・ディック)墜落を図った盗賊団「死の家の鼠」の頭目・フョードルが拘束されていた。
- とらえたエースは仲間に引き込もうと策略するが…。カードゲームでフョードルは全勝。全ては彼の仕組んだ細工によるものだった。
- 今回は…組合(ギルド)戦を終え燃え尽き症候群になっていた武装探偵社の面々はよく行く一階の喫茶店が何者かに襲われたことで犯罪組織を瞬時に叩きのめしに向かうのだった。凄腕ハッカー田山花袋に依頼をかける国木田。しかし異能力が使えなくなっている花袋。その理由は…。
【文豪ストレイドッグス 30話】Slap the Stick & Addict【アニメ感想】
「新しいお仕事です。どなたか希望者は…」
いつもの一階の喫茶でのひととき。腑抜けになった面々が…。
「反動だね」
「燃え尽き症候群だよ」
「ギルド戦は創立以来の大激戦だったからねぇ」
「いつもご迷惑をおかけしております」
「いえいえ。迷惑なのは太宰さんがツケを溜めてることくらいですから。
死ぬ前に生命保険だけには入っておいてくださいね」
「軍警から報告がありました。ギルド壊滅後。その遺産を狙った海外の組織が流入しているようです。
僕も昨日このへんでギルドの残党を見かけたんです。
逃げられてしまいましたが彼女はなにか金属の箱のようなものをもっていました。まさかこのビルに爆弾か何かを…」
「危険はコーヒーの苦味と同じです。覚悟ある者にとってはそれもまた風味。」
「さすが店長、コーヒー一筋30年」
「他に取り柄がありませんから…」
「店長渋い!」
ドアのあたりになにやら人影が…。そして後日…。
「毎日来てしまう…やはり一階にこんなくつろげる店があるのが悪いのでは…?」
ボロボロの店内。
「一体何が…」
奥に人影…店長です。手を負傷してました。
探偵社のメンバーの目つきがガラリと変わります。
「今回の獲物は上等だ。コーヒーの香りだぞ」
犯罪集団は爪を剥ぐ性癖の持ち主でした。マスターの爪が!
「馬鹿な!この隠れ家を見つけられるはずが!」
「乱歩さんが5秒で割り出したよ」
敦くん本気の顔も見えます。
「君たちにはお礼を言わないと。おかげでやる気が出た」
太宰さん本気だ!
与謝野先生のチェーンソーが火を噴きます。
後日…平和な喫茶店に入り浸る面々。
探偵社を敵に回すと怖いんですね。
「結局ギルドの遺産ってなんだったんでしょうね」
「そんなものはないよ。あったとしてもすでに他の奴らが回収してる。今回の奴らは大方その偽情報に踊らされたのだろう」
喫茶店に入ってくる者が…。
「皆さんにも紹介しておきましょう。うちの新入りルーシーです」
敦が見つけた残党!
「なんでここにいんの?」
「なんとなくよ!」
出前に行ってたんですね。岡持ち持ってただけでした。で、なんで岡持ち投げた!(笑)
凄腕?
「ハッカー?」
「これから凄腕の情報屋に会う」
国木田と敦が一緒に用事をしに行きます。
「奴は元探偵社員だ」
「お知り合いなんですか?」
「ま、腐れ縁だ。今日はこいつにこれを調べさせる」
遠隔干渉チップ。
モビーディックの制御を失った原因。
「こいつを仕掛けたやつはギルドすら利用しヨコハマ壊滅を目論んだわけだ。
手かがりはこのチップのみ。次の手を打たれる前に黒幕を闇から引きずり出さねばならん」
到着したところは…ゴミ屋敷?
に引きこもる田山花袋。
「花袋の異能力は視界内にある電子機器を触れずに操る、その処理速度は常人数十倍」
花袋の部屋の洗い物を始める国木田。
異能力が発揮されるのはその布団の中。
しかも今は異能力が使えない。
その理由は恋煩い。
相手は黒髪のなでしこ。
500M先からでも心を奪われたと言う花袋。
「500M…遠いな」
「それ出会ってません…」
盗み撮りまで。美人さんです。
「女性との会話、もぐらと漫談するほうがまだマシじゃ。やはりわしにはよしこしかおらぬ!」
よしこ=布団の名前です。
「この現状では調査は進まんな」
花袋なにか思いついたようです。
「わかったこうしよう。探偵社に黒髪のなでしこ探しを依頼する」
その頃…樋口一葉は芥川の傍にいる黒髪の女性にショックを受けていた。
「あの女…だ…れ…」
(芥川先輩が女性と逢引し共に自宅へ。絶対になにか事情がある)
陰謀論に結びつけ無理やり任務にする。至って個人的な調査なんですがね。
双眼鏡であたりを見回すと武装探偵社を発見しました。
彼らのもつ写真は樋口が捜査を始めた女性そのもの。
「今探偵社と事を構えるわけには…」
それはボスからの命令でした。
『武装探偵社との敵対を禁ずる、当面の間はね』
「俺達になにか用か?」
国木田から声をかけられます。居ること速攻バレてました。
武装探偵社側も社長から敵対を避けるように言われていました。
(いかなる手段を用いても情報を聞き出す!)
樋口の決意は固い!
「教えてください!あなた方の持っているその写真の女性について!」
土下座です!
恋文を渡すために探していると説明。
敦が渡すと勘違いされてますね。
そうすると芥川と黒髪の女の人が別れてなんか都合がいいのでは?
と勝手に想像する樋口
「恋文を渡すのは彼ではないぞ!」
田山花袋が布団ごとキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
熱く語りますが明後日の方向を向いています。
女性としゃべるのがほんとに苦手なんですね。
そして噂をすれば…
コインランドリーから出てきたのは黒髪のなでしこ
「もはや恋文作戦などあてにならない!私が直接天誅を!」
樋口の殺気に気づいた黒髪の女性、慌ててにげます。
花袋、布団を脱いだ!?どてらみたいな服は着たままですが追いかけていきます。
黒髪の女性、すごく身軽。
樋口の邪魔をするかのように田山花袋が異能力を使います。あれ布団なしでもいけるんですね?
信号をあっという間に変えれるのすごいけど危ないです…。
花袋、引きこもりだったのに身体能力すごい…樋口に追いついてます。
美女の正体は…。銀。今までが変装してたんですね。
「芥川先輩の…」
「「妹!?」」
「どうする花袋、おまえポートマフィアは嫌いだろ?」
「あなたをひと目見た瞬間、わしは美しさの意味を知った」
花袋、恋文を渡しました。
結果は…敗北。部屋から泣き叫ぶ声が…。
「花袋さん大丈夫でしょうか」
「ああ、そのための恋文だからな。元来岡惚れした相手に思いを告げる度胸など花袋にはない。
だけどいつまでも片思いに拘っていては調査ができずオレが困る。だから奴は進んで玉砕したのだ。
泣くだけ泣けば、仕事を始めるだろう。奴が探偵社に戻れば少しは楽なんだがな」
泣き止んだ花袋、窓を開け夕暮れの彼方を見つめていました。
ちょいちょいコミカルな部分をはさみながらもAはシリアス。Bはギャグ?って感じでしたが。
憩いの場を壊された怒りはすごいんだなと。わかります。
そして花袋さんの汚部屋っぷりにびびりました。
あの最後の黄昏…吹っ切ったと見てよいのでしょうか。
あと銀ちゃん、ほんと美人。